この監督のベストではない。日本でこれが代表作的な位置付けで出回ってしまったのは不幸過ぎる。
国内の若手批評家?がノーラン周辺で止まってしまうあの感じ、どうにかなりませんかね。
映画としてはシリーズで一番完成度が高いと思いますが、それゆえに「らしくない」感じも。
国内青春モノでこれより上があるのか、という感じの傑作。非モテこじらせ女子とヒップホップの全然いけてない関係。
「インディー・ロック中心だけどPerfumeとかもジャンル関係なく聴くよ」的な男子が観て満足ならそれで良い。
難病の子どもを抱えた時に、2人が聖なる父にも聖なる母にもならないのがいい。ストレスが溜まればタバコも吸いたくなるし、叫びたくもなる。遊園地のシーンは夢のように美しい。
田我流のフリースタイル・ラップと、ラストの商店街で流れるあの曲がもう、凄すぎて。見終わって映画館を出たら、夜の県道を改造単車が走り去って行きましたとさ。そんな地方のリアル。
いい映画だが、主題をすり替えるような売り方が良くない。日本での同性愛文化の扱い方がよく出てるよな。エンディングはルーファス。
極めてローリング・ストーン誌的な映画。黒人音楽が好きなら見逃せない。ソウル・ミュージックとは。首吊りのシーンが圧巻。
音楽好きなら必見。厳しい現実の中を淡々と生きる人たち。真面目であるほど喜劇に見えてしまう滑稽さ。
同年代の男子よりも頭が良く生まれてしまった女子は、恋愛的にも社会的にも、どうやって生きていけばいいのか? 早熟さと傲慢さの間で。
EDMとdrill。2010年代のポップ・ミュージックをザックリ把握してからだとまた感じ方が違うと思います。どこにでもいる誰かのどうでもいい物語。むごい。
恐ろし重厚感。2010年代におけるリアリズムの手本でしょう。『冷たい熱帯魚』なんかと続けて観ればいろいろ考えることがありそう。
サブカル女子の自意識のあり方を考える上で半永久的に参照されるであろう古典。誰しもが「ここではないどこか」を求めている。
ポルノ男優の栄光と挫折というテーマで、このはち切れんばかりの熱量。今のところのオールタイムベストな一本。