みさおさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

みさお

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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

1968年。大統領選挙を控えた8月28日、イリノイ州シカゴで民主党の全国大会が開かれていた。それに合わせて全国から反ベトナム戦争派の若者たちが集結し、集会やデモを繰り広げていた。そして、会場近くのグラ>>続きを読む

戦火の勇気(1996年製作の映画)

4.0

デンゼル・ワシントンとメグ・ライアン共演のサスペンスドラマ。

約20年ぶりに、大好きなデンゼルの作品を再鑑賞した。

戦時に身を挺して傷病者を救う勇気、人間を変えてしまう戦争の醜さ、自身に不都合な真
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.7

151分という長い上映時間だったけど、あっという間だった。
希望をもらいました。
ガル・ガドットは美しい。
久々の大作をIMAXで観て凄くリフレッシュできたし、コロナ禍だからこそ考えさせられる命題もあ
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.9

ウィリアム・カムクワンバの同名自伝(ブライアン・ミーラー共著)を基に映画化した作品。

2001年、世界最貧国の1つであるアフリカのマラウイが干ばつに襲われた。当時14歳のウィリアム少年は、一家の収入
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ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.5

割と面白かった😄

日本の視点から見ると、昨日読んだwikiでは、日本は図上の検討じゃアメリカが優勢になるなど問題が指摘されていて、戦略、戦術、用兵など全ての拙劣さにより喫した敗北であり、持てる戦力を
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

[2回目鑑賞後の感想も下の方に追加しました。]

これまで見たことのない時間逆行のストーリーは、もの凄く斬新だった。タイムトラベルでもタイムループでもなく逆行と順行の挟み撃ちとか「えっ?」「えっ?」「
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

4.2

1960~70年代の米国で、男女平等を求め法曹界で闘った女性弁護士「ルース・ベイダー・ギンズバーグ氏」の姿を描く映画。

その頃アメリカは、「女性だから」という理由だけで、ロースクールを主席で卒業して
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ダークナイト(2008年製作の映画)

4.2

『人々はあなたを嫌うでしょう。しかし、それがバットマンですから。バットマンは「はみ出し者」になることができます。そして、他の誰にもできない選択をすることができます。正しい選択を』
良き理解者アルフレッ
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

4.0

実話なので、結末はわかっている。
でも結末に向けてワクワクと感動が止まらない。
そして涙も止まらない。そんな映画だった。

乗馬というスポーツで、ミシェルが困難を乗り越え勝ち抜く映画だけど、ミシェルが
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

二人は「もう愛していないから」離婚するのではなくて「もっと自分らしく生きるため」に離婚するんだね。愛情があり、相手のことを誰よりも理解でき、子供も深く愛している。分かち難い程に結びついた二人が離れるこ>>続きを読む

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.9

自閉症の若い女性ウェンディは「スター・トレック」の大ファン。現在は唯一の肉親、姉オードリーと別の家で暮らしていた。そんなウェンディは「スター・トレック」の脚本コンテストのために全力で脚本を書き上げるが>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

『若草物語』は自分らしく生きようとする少女たちの成長物語。希望に輝く少女時代、成長して向き合う現実の厳しさ、家族の愛や絆、女性として生きることの息苦しさは、いつの時代も変わらないものですね。

とても
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ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.6

最後まで注意深く観ると、まあまあ面白かった。

バトラー演じる「ニック」の人間性が、いまいちわからない。そして、少しばっちい感じ。
まあそういった設定なのかと観ていたが、あの家族とのエピソードは必要な
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

4.0

2009年に発生した「マースク・アラバマ号」乗っ取り事件でソマリア海賊の人質となったリチャード・フィリップスを描く伝記映画

この映画、観たかったんです。
題名を忘れてしまって、すっかり忘れていたとこ
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暁に祈れ(2017年製作の映画)

3.6

イギリス人ボクサーのビリー・ムーアは再起を期すべくタイに移住したが、結局はドラッグに溺れてしまった。やがて、ビリーは窃盗で逮捕され、刑務所に収監されることになった。しかし、その刑務所の環境は劣悪極まり>>続きを読む

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.1

ブライアン・スティーヴンソンが2014年に発表したノンフィクション『黒い司法 黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う』を原作とした映画です。
制作総指揮もブライアン・スティーヴンソンです。

「万人に正義を
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.0

まもなく007/ノー・タイム・トゥ・ダイの上映開始なので、おさらいのために鑑賞。

はじめに申し上げますが、ダニエル・クレイグの大ファンとして観ますから、評価は自ずと高くなります。ご了承下さい。

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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.9

映画が終わって感じたことは、胸くそ悪い映画だったけど、面白かった。
どっちやねん?🤪

加害者論理に被害者が支配される「女達も自分のキャリアを掴むために、あえてセクハラされたんだろう」という胸くそ悪い
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

まるで自分が、スコフィールドとブレイクとともに伝令係として一緒に走り続けているかのように、2時間ずっと肩に力が入り、マラソンしているように、呼吸は浅く早めだった。
ドリンクに手を伸ばすと、隣の女性客は
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.9

めっちゃ面白かった。

ダニエル・クレイグのファンだけど、割とコメディ色が高いので、007の寡黙な英国紳士からのギャップが良かった。
名探偵ブランはドーナツが大好きなんだな。

クリス・エヴァンスもキ
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リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.6

全体的には、なかなか面白かった。
この映画を観て感じたことは、「人は見たいものしか見ない」そして「メディアによる罪のない者に対するリンチ」です。
松本サリン事件で無実の被害者を糾弾したメディアを苦々し
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.2

10歳のジョジョは、空想上の友だち、アドルフの助けを借りながら、ヒトラーユーゲントで立派な兵士になるために奮闘する靴紐も結べないナチスかぶれの少年。靴紐結びの場面が何回も出てきて、靴紐結びを通して少年>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.1

どうして会社組織には、人の成功に水を差す、自己承認要求の高いクソがいるのでしょうね?
色々と理由が、あるんでしょうが、ムカつきますよね。
まあ、映画や実社会でも、とんでもないクソがいるからこそ、逆に盛
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彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

3.5

抗NMDA受容体脳炎についての医療記事を読み、観ることにしたんだけど、医療者として凄く興味深かった。
この映画は、抗NMDA受容体脳炎の臨床記録だね。

抗NMDA受容体脳炎を見逃され、精神疾患として
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.1

色々な評価がありますが、私は凄く楽しかった。

確かにベタではありますが、こうなるんだろうなと考えていた通りになりました。

凡人だから、こういうのが見たかったから、全然OKです。
だいぶ泣きました。
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エンド・オブ・ステイツ(2019年製作の映画)

3.8

世界を未曾有のテロ事件から救ったシークレットサービスのマイク・バニングは英雄として名を馳せ、副大統領から大統領となったトランブルからの信頼も絶大だった。しかし、歴戦の負傷によって肉体がむしばまれ、近頃>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.9

アメリカじゃ大コケって聞いて期待しないで観ました。
無理やり感があるとか、お約束過ぎる、などなど意見があるけどね、Marvel 観て喜んでる私からすれば、凄く面白かったし、アクションが凄くて、気付いた
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

2008年に起きたムンバイ同時多発テロの際、タージマハル・ホテルに閉じ込められた500人以上の宿泊客と、プロとしての誇りをかけて彼らを救おうとしたホテルマンたちの姿を描いた作品。

「お客様が取り残さ
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

4.0

アド・アストラ

上映が始まってからの評価がイマイチだからどーなんだろう?と思って見たけど、凄く良かった。
ブラピの最高の演技を見たと思う。
ロイの心の旅だね。
宇宙の旅とロイの心の旅が重なり、圧倒的
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

1969年、ハリウッドの光と闇。
親友2人が事件に遭遇し運命が変わる。

俳優としてのピークを過ぎ、これからの身の振り方を思い悩むリック(レオ様)、イタリア映画(マカロ二ウエスタン)への出演で再起を図
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.7


地球温暖化による気候変動で農耕地は壊滅状態となり、未曾有の食糧危機から人類を救ったのは収穫量を増やした作物でした。しかし、その食物が人体に影響を及ぼし、多生児出産が激増。再び起きた人口爆発に対応する
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.3

普段は邦画を観ないのだが、菅田将暉くんのファンですし、評判も良いので鑑賞した。

菅田将暉くんは、エキセントリックでとても良かった。
戦艦か?空母か?を争う平山中将と山本五十六の最終会議までは、展開も
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.0

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』

前半は、めちゃくちゃ楽しい!
『ホームカミング』のキャストが例によって、愉快でエキサイティングでロマンティックでバカバカしくて、ホント楽しーい!

後半は
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

3.5


実在の天才少年チェスプレイヤージョシュ・ウェイツキンの父親のフレッドが出版した同名の本を原作にスティーヴン・ザイリアンが監督・脚本を務めて映画化した、1993年公開のアメリカ映画。

親から目線のお
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.9

この映画は、なかなか見応えのある映画だった。
タイムトラベルを扱った映画としては、これまでの作品と様相が違うと感じた。
序盤からから伏線だらけで、どんな展開になるのかよくわからないまま、どんどんストー
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.8

アベンジャーズ・エンドゲームを鑑賞して、エンドロールの「カーン、カーン、カーン」の音は、トニーが洞窟で、初めてアーマーを作った時の音だと知ってからの振り出しに戻るです。

凄い久しぶりに会った友達と、
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