簡単にはマンネリ化だとか飽きたとか言えないくらい複雑なプロットで先鋭化していて、後半ぶち上がった。
音響が凄すぎる!!!!!!!!!
紛う事なきカルト映画をリアルタイムで鑑賞できて、鑑賞後は笑顔になった!!!!!!
ラスト近くのワインスタインと対峙するミーガンの表情が深く心に残る....劇伴の大仰な感じは少し食傷ぎみだったけど、役者を安易に怒鳴らせなくてもスリリングな会話劇は演出されることが証明されていてクールな>>続きを読む
基本その作品遍歴を追うだけでワクワクするけど、ワインスタイン事件の言い訳感が拭えなかったのは残念。イズムをとフェティシズムを混同してはいけない!
邦楽ミニシアター系のちゃんとした「佳作」。つまり最高。
ポスターから漂うエモ感は意外とない。古典的な(穂志もえかの)アイドル映画とも言えるし、文化系ワナビーの幻想打ち壊し映画とも言える。クラシックな>>続きを読む
公衆衛生とインフラ整備を舐めたらあかんという、まさかの道徳映画で笑った。
明らかにおかしな展開なのに既視感がすごいのは、多分バビロンとアンラッキー・セックスのせい。
『VIVANT』を後追い中にふと思い出して鑑賞。全編「取引」で構成されてるから中弛みしない、サスペンスの本質を理解しきったタランティーノからこそなせる歪かつ教材にも使えそうな完璧な脚本!
海外のコメディ映画・ドラマ好きとしては、キャストが最高だったけど、あんまそういう感想見かけない。
行動というのは何か一つのトラウマや大きな出来事で規定されるのではなく、さまざまな物事の集積で生み出される偶然の産物でしかない、という至極当たり前の事実を4時間かけてじっくりと描いたやさしい狂気。
雨の日だけ新宿御苑に行くのは流石にスノッブすぎるなと辟易しかけたけれど、編集がうますぎて気がついたら一夏が過ぎていた。
ライカートとカサヴェテス感があって、こんなん好きですよ!という感じだった。外から見るとパワハラだとかモラハラだとか言いたくなる関係性でも、2人の倫理が一瞬だけ噛み合う瞬間には文句が言えないし、物語を見>>続きを読む
「てか、しんのすけって強者男性じゃね?」と誰かが気づいたのだろう、ストーリーライン。かなり説教くさいけれど、「男性同士のケア」と「本人がやりたいことがたまたま利他的になる」描写はむしろ子どもにとって大>>続きを読む
代表作より過剰な自意識と憂鬱が色濃くて疲れるけど、その分ラストのロマンチシズムには抗えない。
『8 1/2』を目指そうとしても、理性がそれを止めてしまうのがウディ・アレンらしい。
ノーランが撮ったルパン3世といった感じで、エンタメと狂気のバランスの(実は崩壊スレスレだけど、)妙さ!
このレビューはネタバレを含みます
君たち=観客ではなく、スタジオジブリと分かった時の納得感。遺作かもしれんが(もう体力も残ってないが)、人生のまとめにはかからんぞという気概を感じるユング的集合無意識の集積!
頑なにパンツを脱がなかっ>>続きを読む
作画は当時最高のクリエイターたちが集結したことで最高な仕上がりなのに(だから)、話はシニカルというか半分冗談みたいで良かった。彼女の想いでのキザな感じがたまらん。
中盤に街中を2人で駆け回るシーンのなんとも言えない刹那が最高すぎる!!!!!!!
久しぶりに善人のマイケル・キートン観られてよかった。現実への向き合い方がややナイーヴでつらい。
中3ってキモかったよなと自分のことを振り返りつつ、梅ちゃんを見て、あ大1もキモかったっけなと思い出して、てかずっとキモいかもなと少し凹んだ。何気ない話をちゃんと映画として成立させるやばさ!
ちょうど小説版を中盤まで読み進めたところで、観てみたけど、大事なシーンがことごとくカットされてる。が、マーロウの造形としてはわりと完璧(ラスト以外)!
絶対好きと周りに散々勧められながら持ち前の自意識のせいで今まで観てなかった。けど、映画館で観るのをずっと待ってたかのように作品に迎えられた。これを超える劇場経験はあと人生で5回くらいしかないと思う、だ>>続きを読む
坂元裕二のトラックのエピソードが本作元になってることにクリエイターの矜持を感じた、ラストシーンがあまりに不安だが、あまりに眩しくもある。
ちょうどいい面白さ─程よく気楽にでも退屈にならないポップコーン映画─を邦画で久しぶりに観られてかなりテンション上がった!
ダイハード+ハングオーバー+激突!÷3みたいな作品で、だから年末に観られたら>>続きを読む
その人の思考は大きな出来事ひとつで全くもって決定されるのではなく、さまざまな、些細なものが複雑に入り組んで集積されるものであることを鮮やかに描き出した夏(バカンス)映画の新決定版。
Under Pr>>続きを読む
ドキュメンタリーチックな作り方ではあるものの、ショットがあまりにも的確で、劇映画だと気がつき直してハッとする、といった一連の流れが頭の中でぐるぐる駆けめぐる大傑作。そして、全くもって意外な方向からのラ>>続きを読む
大きな悪役が出てくるわけじゃなくて、全員が等身大の小悪党なのがいい。
北野作品らしく、ちょくちょく素晴らしいショットが混ぜ込まれてるのは癒し効果さえある。
劇場版 スカッとジャパン!死にそうで死なないけど死にそうな西野七瀬がアンニュイで完璧!!ラスト、拳銃を持ち変える松坂桃李は映画史に残る名シーン!!!
ヤクザ映画ほど、役者の魅力がモロに感じられるジャンルないよなーと思いながらゲラゲラ観た
もっと分かりやすく、安易なストーリーテリングができただろうにそれらをことごとく丁寧に押し除けた。押し除けた先には信仰にも近い、何にも変え難いラストが待っていた!