I'm not in loveとAin't' no mountain high enough流れるだけで大傑作。
マリオがうだつの上がらない中年(25-26歳設定らしいが...)だという大前提を忘れたところから、新鮮さの連続!
というか、ここまで気配りが効いた「原作もの」観たことない!
主演2人の不倫も含めて、ある種の魔術が込められてしまった大傑作。今観ると、脇役の配役があまりにも適切すぎる。
普通ならスベる演出がことごとく気にならない、むしろ癖になる、90分強の魔法
ゴダールを観たことがない人が抱く「ゴダールっぽさ」が詰まった作品であるから、案外入門にちょうどいいのかもしれない。
そんでもって映画館で観ると普通に笑えちゃうのがいい。
学生時代にアイドルを「推す」ことができなかった自分にとって、中森明菜は唯一追い続けてきた存在だったんだと最後のメッセージで悟った。それゆえ鑑賞後は、「生まれてきてくれてありがとう....」という紋切り>>続きを読む
まったく正しい映画文法で、
まったく正しくない人間たちを描き切った2020年代のアメリカンニューシネマの傑作!
舞台設定をトランプ前夜にしたことで、圧倒的な同世代感を演出した。
宮崎駿の才能に魅せられた人間が集まり(時には反発しながら)、「言葉にできないこと」をアニメーションに封じ込めようとする様子がありありと描かれた傑作ドキュメンタリー。宮崎が、アシタカが転ぶいちしぐさのス>>続きを読む
観た直後めっっちゃ面白えってなったのに、1日経ったら何も思い出せないので、傑作です。
アクション版「コワすぎ!」シリーズのように愛され続ける作品なって欲しい。というか半分なってるのだけれど。
同じ予算感と徐々にデカくなる世界観で、最後は阪元監督バース希望です!
Time After Timeがいい感じのタイミングでいい感じに流れる作品全部名作説、をまた立証してしまった。『アメリカン・サイコ』と2本立てで観たい。
キム・スヒョンのキスシーンの唐突さ。あと日本語がカタコトすぎるが、誰か指摘する人いなかったんですか....
なにも考えなくていい、ただ見るだけでいい、それがいちばん気持ちいい。映画が満たす根源的欲求を久しぶりに思い出させてくれた、数々の奇跡が重なった大傑作!
YEBISU GARDEN CINEMA営業再>>続きを読む
相も変わらず身体性をなくして他者と精神性で繋がりたいという気持ちと、それでも身体性がもたらす多幸感も否定できないという気持ちの矛盾の中で物語を紡いでしまう庵野印の仮面ライダー!!
マイケル・キートンの根っからの虚無悪役感には毎回惚れ惚れする。偽悪的悪人だから素晴らしい。
考えうる最良のラスト。しかも150分あるのに無駄な時間が一瞬もないし、「自伝的」と謳ってるのに監督の引退感もないから、もはや畏敬の念すら抱いてしまう。
長くても112分まで短縮できてたら大大大傑作だった!
チャゼルの不快芸に磨きがかかってて、一周回って好感を持ち始めたら、ラストでやっぱり憤慨してしまった。強者。
正義と悪の二項対立が立ち行かなくったあとに、「ヒーローもの」を再起動しようとした意欲作。表象は真逆ですが、鑑賞後は『RRR』を思い出すなど。
大変贅沢な悩みなのは承知で、一曲の時間を延ばして3部作にして欲しかった.....
SNS上で散々っぱら切り取られて、何百回も見てるだろうあの2つのシーンが、通して観ることでやはり泣けてしまうのだから本当にショットというものはバカにできないし、考えていきたい。