オオイタさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

グレイマン(2022年製作の映画)

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そりゃあジュリア・バターズを守るためなら本来のミッションすっ飛ばしてもしょうがないですよね....

跳躍の孤独と恍惚/彫刻家シュタイナーの大いなる陶酔(1974年製作の映画)

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本人は遠く跳びたいだけなのに、他の要因や人間によってそれを拒まれてしまう、天才の辛さが垣間見えるドキュメンタリー。

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

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高校時代の騎馬戦・棒倒しを思い出してエモすぎる傑作に。

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

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見どころそのものは何箇所かあるけど、社会的出来事のタイミング(婉曲表現)のせいか、あまりにまっとうすぎる気すらしてしまう。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

5.0

これは大豆田とわ子じゃないか??と観ながら思いつつ、むしろ坂元裕二的なセリフの難解さがないからこそ、ストレートに感情に浸れた....とにかくちょっと捻った恋愛映画はアイデンティティにまつわる話に直通す>>続きを読む

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.2

正直に話すと、PTAの映画は凄いとは思うけれど、好きではないというのが本音だった。しかし本作の素朴さ(過去作にあるようなテクニカルすぎる演出は形を潜めて)に、好感を持ち、またアメリカ文化に浸っていた人>>続きを読む

NO SMOKING(2019年製作の映画)

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日曜日の夜に何度も観たいと思えるのは、細野さんのユーモラスなステップによるところ。

エルヴィス(2022年製作の映画)

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「ボヘミアンもロケットマンも売れたので、次はやっぱエルヴィスでしょ?」的な始まり方と、「でも明るくできる場面少なくね?」という葛藤がラストに現れてて良かった。別に鬱映画でもいいんだよ!面白いんだから!

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

手放しで絶賛したい1作。おそらくあらゆるリメイク作が本作のようなものを志向したいだろうが、大体道半ばだったんだなと確信。まず何よりマーヴェリックが、引退することなく30数年間現場で活躍し続けていた設定>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

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各方面の奇才を集めて、何ができるのやらと期待して行っても全然問題ないくらい、全者の魅力がいい感じに混じってました。湯浅監督はそのサイケデリックな映像演出が特徴ではあるが、気を衒うことなく「作品の進行上>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

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近年ここまで演技派キャストで固めた(ることができた)邦画も中々ないのでは、と思わせる佳作。堅実すぎる脚本は、豊かな劇中アニメと対照的で少しノイズの要素になってしまったけれど、にしても柄本佑が良すぎるの>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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作品の強度は置いておいて、人物造形の核にぎりぎり踏み込めないことで、逆に気軽なエンタメとしてどの年代の人も楽しめるんじゃないかしら?と思ったり。

パリ13区(2021年製作の映画)

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この題材日本映画になると、途端にエモチルに逃げちゃうんだよなーと思いながら、そうならない気丈さのようなものを堪能できた。こういった映画が定期的に公開されることを切に願う。

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では(いい意味で)すでに破綻しかけてたマルチバースの広大さにトドめを刺したかのような怪作。魑魅魍魎な世界観を提示しながら、王道のボーイミーツガール性をしっかり残>>続きを読む

さくらももこワールド ちびまる子ちゃん わたしの好きな歌(1992年製作の映画)

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話のラストの展開には、昭和特有のグロテスクさを感じつつ、細野晴臣、大瀧詠一、筒美京平の音楽に抗えるはずもなく....アニメーションへの没頭感という意味では、かなり久しぶりにのめりこめた感覚があって最高>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

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対話や共感の時代を一歩進めた先にある社会を鮮やかに描き出していた....傑作。非常にパーソナルな叔父と甥の会話と、建築物としての広大な街のショットを交互に映し出すなど監督の演出も相変わらず冴え渡ってい>>続きを読む

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

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中盤からラストにかけて良すぎたなあ(ごめんなさい前半は寝てて良かったはわからないのです)

アネット(2021年製作の映画)

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さくらもち事件の現場にいました。最初の音声がミスなのか監督の意図なのか一瞬混乱させられるあたりにカラックス作品の魅力が詰まってる気がする。それとアダム・ドライバーはなんでも真剣にやるからやっぱり好きな>>続きを読む

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

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鑑賞中に「この映画面白いのかな、次の展開はこうなるのかな」etc.頭に割って入る嫌な批評家ズラが一才顔を出さないくらい、終始躁で楽しい作品。にしてもウッチャン適任すぎる。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

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絶対上映時間をこんな長くする必要がないのにそうしたことが本作の最も傑出した点。ヒーロー映画で観たことがない、この「どん詰まり」感。悪を倒そうとしても、悪は消えないし、自身の正義がふとした瞬間に揺らいで>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

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ここまでシンプルにベタなハリウッド映画久しぶりに観たなあと思いつつ、やっぱりラストの詰め込み多幸感はシリーズの系統を汲んでいて、映画はべらぼうに面白くすりゃいいんじゃないよ!と思った。とにかく最高。

ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

5.0

Get Back本編を予習して、本作を鑑賞したら、すっかり彼らのことが好きになって、一日中考えてしまうまでになった。

夜のIMAXで半分くらいが、白髪のおじいちゃんおばあちゃんだったのが新鮮で、終わ
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

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悪意も善意もその場限りで、それを受けた人間ののちの生活は一切無関係って感じで。そこを描いた後半部が出色の出来。原作があまりに良かったので、少し肩透かしを食らったけど、キューブリックの演出はもちろんキレ>>続きを読む

ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

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ラストの展開荒すぎて笑った。カーブを曲がる時に重心偏るシーンが最高にかっこいい!

さがす(2022年製作の映画)

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連続殺人犯の人物造形に平成後期のいくつかの事件をあからさまに引用しつつ、かと言って時代を切り取るようなルノワールになってるかといえばそうじゃないのが、話の強度としてなにより素晴らしいんじゃないかという>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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全ての関係者に感謝したくなる傑作!

音楽映画と言っても、有名曲をとにかくかけまくって物語に装飾させる役割しか与えないくだらない作品が乱発しているので、本作のように音楽なしでは成立しない脚本が成せる素
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