そさんの映画レビュー・感想・評価

そ

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.8

派手な画はないけれど見やすくて心地好い映像だが、通りすがりの人物からの罵声やそれに対する反抗なども静かながらに描かれるため、ただ心地好いだけの映画にはならない(もちろん心地好いだけの映画を否定する訳で>>続きを読む

エル・トポ(1970年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

全編通して狂気と業が漂い、主人公もご多分にもれず極悪非道なガンマンだが、後半で改心した姿を見せるところがこの作品の魅力であると思う。

アンチクライスト(2009年製作の映画)

3.5

性的なものとそれに対する欲望への『嫌悪や恐怖』と『美しさ』が最近の自分に凄く合ってた。
あとは暴力的な場面も臆せずクローズアップで撮ることの凄惨さにも見入ったが、あまり見返したくは無いな。

メランコリア(2011年製作の映画)

3.8

様々な人間関係が破滅に向かう1部と、隕石衝突により地球が破滅に向かう2部両方を通して圧倒的な心地良さを得た。
ただ終盤とうとう隕石が墜落してくるシーンからでかい音楽がなる箇所があり冷めてしまった。

Studio 666 スタジオ666(2022年製作の映画)

2.7

バンド全員でするハイタッチを『パール・ジャム ハイタッチ』と呼称してた

パターソン(2016年製作の映画)

3.3

映画全体で名だたる詩人やミュージシャンへの言及がある中で、パターソン出身という理由だけだろうがフェティ・ワップの名が出てうれしくなった

マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

3.0

殺されて主人公の復讐の契機となるタイプの恋人の中で最も魅力的
スローでドラッギーな画の中に澄み渡った瞬間がある

フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.5

確かにこうして見ると後半盛り上がりに欠けるという意見もわかる
でもラストのミッキーマウスマーチ良いじゃんね

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.4

アクション、ライティング、音楽、日本の描写などとにかく過剰でそこが作品としての面白さに繋がっている
スーツにこだわるのやめたら?

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.0

世界が拡張されるにつれて、殺し方に創意工夫が見られるようになり楽しい
冒頭キートンが引用されてるのに気づいたけど2でもしてたらしい

HANA-BI(1997年製作の映画)

3.9

暴力すら彼岸のような穏やかさの一部分になっているのがとてもすき。
あとは花が沢山出てくるのもいい。
何度も監督自身が描いた絵を見せたり、ラスト実娘を出演させる所にイヤらしさを感じたりもするけど作品全体
>>続きを読む

タンジェリン(2015年製作の映画)

3.9

人間観察的な嫌な言い方にはなってしまうかもしれないけれど、主人公として映る事があまり無かった者たちの映画(物語)を観れるのがうれしい
当時の加工アプリなんかを彷彿とさせる色彩、jersey clubや
>>続きを読む

復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

オールドボーイはスタイリッシュなアクションがあり話の原因も私怨なのでそこまで辛い話ではないが、こちらは話の原因に構造的な問題が透けて見えたり誰も救われ無い点にやるせなさを憶える。
おもしろいです。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

意図的なのか分からないけど、逆再生でとことこ歩くところや何も無いシーンで音楽の音が急にデカくなったりダサい瞬間が多数ある。
おれはそれをお茶目さと捉えたい。
劇場公開当時2回くらい鑑賞して、今回は家の
>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

全体的には喜劇の筈なのに、投げ落とされた猫の死体や切り落とされた指、アップで生首を映すブラックな部分も存在するのがすき

S.W.A.T. vs デビル(2014年製作の映画)

1.7

試み自体は好きだし、たまーーーーにほんの少しだけおもしろい事言ってんだけど、字幕にはちゃんと反映されてなかったりすることもあり惜しい印象を受ける。
前もってどんな作品かは知っていたため、ある程度は耐え
>>続きを読む

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

デヴィッド・ロバート・ミッチェルって『青春(その舞台としてプール)』を前の2作でも描いていて、今作も『青春の終わり(夢中になった有名曲が爺によるただの金稼ぎといこと知る、陰謀の終わり)』を描いていると>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.7

比較的想像に容易い故に恐怖がかき立てられる設定、均整のとれた構図、チープながらも独特なシンセ。
あとプールにて蟻がついた腕を水に沈めるシーンを見て、この監督本当にプールが好きなんだと思った。
主人公を
>>続きを読む

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.9

想像に難くないこの時期特有の若干気持ち悪い人間関係、絶妙な音楽

「私たちと寝れば悩みが全部解決すると思う?」というセリフがパンチライン

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.9

主人公がクズ寄りのダメ男なの最高
というかほとんどのキャラクターが良くないところを抱えていてそこがこの作品の魅力に繋がっている
気恥しさを感じるような演出も含めて大好き

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.6

こう見ると演出や時間軸のずらし方が意外と堅実な気がする

ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行(2021年製作の映画)

-

「国ごとに映画見ていくこともできる
だが映画に境界線はない
政治家たちは自国が特別だと思わせる
だが多くの面で映画に国の違いはない
ボーダーレスだ
そう このストーリーもボーダーレス
映画を見るのは眠
>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

1.5

みんなfacebookを使ってくれてありがとう
これはぼくからの気持ちだよ

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.3

我々とは別の視点から見る東京の異質さとシューゲイザー等の音楽が融合した空気感にあざとい印象を覚えるけど、ぼーっと出来るので好き。

コンジアム(2018年製作の映画)

1.7

卓球が登場してきてなんか笑った
俺以外の人間がこの映画を小馬鹿にするの許せない

>|