junさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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傷だらけの掟(1960年製作の映画)

3.3

フィルムノワールっぽい雰囲気に日本らしい兄弟愛が絡むアクション。葉山良二と長門裕之は実年齢では2つしか違わないようだが本作だと年がかなり離れているように見える。若者らしい直情的で無鉄砲なキャラクターを>>続きを読む

クルーゾー警部(1968年製作の映画)

3.1

アラン・アーキンがクルーゾー警部を演じた番外編的作品。もともとシリーズ第3作として製作されるはずがブレイク・エドワーズ監督と仲違いしたピーター・セラーズが出演を拒否し、ブレイク・エドワーズもまた監督を>>続きを読む

スーパー・マグナム(1985年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

「デス・ウィッシュ」シリーズ第3作。1作目の闇にまぎれた孤独な闘いはどこへやら。本作では市民対悪党による白昼の市街戦の様相を呈す。かなり大味なアクションで大傑作「狼よさらば」には及ぶべくもないがこれは>>続きを読む

ひろしま(1953年製作の映画)

3.6

原爆投下から8年後にこれだけ力の入った原爆映画作品が作られていたことに驚く。投下直後の被害者たちの惨状を描くシーンは本物かと思うほどの迫力で背筋が寒くなる。

キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー(2008年製作の映画)

3.4

「アメリカン・ガール」シリーズ第4作。もともとアメリカン・ガールという商品名でさまざまなキャラクターの少女の人形が売られていてそこから派生して少女たちが活躍する小説が発売され、さらにそれが映像化された>>続きを読む

デッドキャンピング・ザ・ライブ(2022年製作の映画)

3.3

妹を殺したネット配信グループに復讐するためソロキャンプ配信者の振りをして敵をおびき寄せ血祭りにあげていく姉の姿を描くリベンジアクション。クソ野郎どもをひとりずつ残忍に殺していくところは爽快感がある。た>>続きを読む

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.7

前日に「ホーンティング」でブルース・ダーンを観て他の作品も観たいなと思い本作を鑑賞。インチキな当選通知を信じて賞金をもらいに行こうとする頑固な父親と嘘と知りつつそれに付き合う息子の姿を描くロードムービ>>続きを読む

006は浮気の番号(1965年製作の映画)

3.0

音映が製作、日活が配給したコメディ。近江俊郎といえば新東宝のイメージだが日活配給の作品でも今作を含め3本の監督作があるようだ。日活色のほとんどないキャスティングが逆に新鮮で主演の由利徹はじめ佐山俊二、>>続きを読む

ホーンティング(1999年製作の映画)

2.8

ロバート・ワイズの「たたり」と同じ原作の映画化とのことでゾッとする重苦しい雰囲気を想像していたがCGで描写される霊の姿がファンタジー映画のようで重厚感に欠け、舞台装置の重厚感とミスマッチで心霊的な恐怖>>続きを読む

喜劇 駅前飯店(1962年製作の映画)

3.1

「駅前」シリーズ第5作。主役3人が中国人に扮し珍妙な中国訛りの日本語が飛び交う。といっても実際に中国人がこんな日本語を話すのを聞いたことはないが。全体的に笑いどころがちょっと少ない感じ。王貞治が本人役>>続きを読む

ガバリン(1986年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ウィリアム・カットというと一般的には「ビッグ・ウェンズデー」や「キャリー」の俳優という印象が強そうだが個人的には「アメリカン・ヒーロー」とこの「ガバリン」がウィリアム・カットのイメージ。コメディタッチ>>続きを読む

ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.5

幽霊は出てくるがまったく怖くないハートウォーミングなファンタジー。登場人物たちが個性的かつ魅力的でよかった。

紅い服の少女 第一章 神隠し(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

映画の雰囲気自体は悪くなかった。序盤の家の中で名前を呼ばれるシーンや映像に映った少女など背筋が寒くなる感じはなかなか。ただ魔神仔(モーシンナア)がはっきりと姿を現すシーンでまるでエイリアンもののクリー>>続きを読む

BMXアドベンチャー(1983年製作の映画)

3.0

オーストラリア時代のニコール・キッドマンが出演しているティーン向け映画。BMXに乗る少年少女3人組が強盗団のトランシーバーを盗んだことから彼らに追われる羽目になるというコメディタッチのアクション。スト>>続きを読む

大暴れマドロス野郎(1961年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

和田浩治主演作の中でも冴えない一本。ストーリーがつまらないうえ、もともと上映時間が70分強しかないのにキャバレーのコサックダンスシーンに妙に尺を取っていたりラストの船出のシーンもしつこかったりと全体的>>続きを読む

喜劇 駅前温泉(1962年製作の映画)

3.5

U-NEXTに駅前シリーズが数本入ったのでひさびさに鑑賞。本作はシリーズ第4作で磐越西線の岩代熱海駅(現在の磐梯熱海駅)前の温泉街が舞台。森繁、伴淳、フランキーのトリオに初登場の三木のり平も加わって恒>>続きを読む

ピンク・ノーベンバーを追え!?(1990年製作の映画)

1.9

「レッド・オクトーバーを追え!」のパロディのようなタイトルは適当に付けた邦題で実際は何の関係もないドタバタコメディ。どうやら本国でも劇場公開されることなくビデオ発売された作品のようで、たぶん出来の悪さ>>続きを読む

怪特探 KAITOKUTAN 岸部町奇談(2013年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

前作が面白かったので期待したが残念ながら今ひとつ楽しめず。前作の素人っぽさと脱力感がいい感じだったのが今作は監督の欲が出たのか? 妙な方向に力が入ってしまった感じがした。ストーリーが面白みに欠けるし物>>続きを読む

岸部町奇談〜探訪編〜(2012年製作の映画)

3.4

懐かしさを感じさせるような独特の自主製作映画テイストがユニークで自分は面白かったが観る人によってかなり好き嫌いが分かれそうな感じ。

X エックス(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ソフトコアのポルノとスプラッターホラーが融合したような作品。主役のミア・ゴスが老婆も二役で演じていたとは全く気付かなかった。老夫婦のまぐわいは正直グロテスクでおぞましいという印象しかなかった。裸にショ>>続きを読む

BG・ある19才の日記 あげてよかった!(1968年製作の映画)

3.1

TACの美川隊員こと西恵子とマイティジャックの当隊長こと二谷英明という円谷つながりの2人が絡む品のない風俗ドラマ。西恵子にさんざん振り回されたあげく衝撃的な事実を告げられ捨てられる和田浩治が気の毒過ぎ>>続きを読む

透明人間現る(1949年製作の映画)

3.1

透明人間をテーマにした大映の特撮映画で東宝の「透明人間」より5年ほど早い。ストーリーは凡庸だが円谷英二の特撮は見もの。透明人間が服を脱ぎ捨てて完全に見えなくなるシーンは見えないとはいえ人前で全裸になっ>>続きを読む

ロード・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.1

家族で帰省する道中に煽った相手が超危険なイカレ野郎だったというサイコ・サスペンス。襲いかたが車で轢いたり刃物や銃を使わず噴霧器で毒物をかけるというのが変わっている。しかもわざわざ時間をかけてマスクや前>>続きを読む

リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.1

幼稚園の子供たちとゾンビというユニークな組み合わせのホラーコメディ。幼児がたくさん出てくる映画にしてはグロい描写もけっこうありシモネタもキツい。全体的にもっさりしたテンポで緊迫感に欠ける。

赤い靴とろくでなし(1963年製作の映画)

3.2

「ろくでなし」シリーズ第2作。宍戸錠と井上昭文のコンビに水谷良重が絡むアクションコメディ。「稼業」シリーズで二谷英明や長門裕之とコンビを組んできた錠さんだけに井上昭文では格落ち感は否めないがトントンと>>続きを読む

俺たちスーパーマジシャン(2013年製作の映画)

3.6

ジム・キャリーが敵役で出てくるコメディー程度の知識のみで観たが思わぬ拾い物だった。スティーヴ・ブシェミ、アラン・アーキンといった個性派や本物のデビッド・カッパーフィールドが出てきたりと顔ぶれも楽しいし>>続きを読む

忍者部隊 月光(1964年製作の映画)

3.1

同名の人気テレビシリーズの劇場版。主題歌も月光が部下に指示をするポーズもひたすら懐かしい。テレビ版の内容はほぼ忘れてしまっているので比較することはできないが荒唐無稽な展開が楽しかった。あけぼの機関長が>>続きを読む

スパイダー・シティ(2012年製作の映画)

2.5

突如出現した巨大な殺人クモと対決する人々を描いたコメディタッチのアニマルパニック。劇場用映画ではなくテレフィーチャーなので全体的に安っぽい作り。登場するクモが見た目も動きもアニメチックでリアリティがな>>続きを読む

ポリス・アカデミー'94 モスクワ大作戦/ポリスアカデミー777(1993年製作の映画)

2.9

「ポリスアカデミー」シリーズ第7作で最終作。シリーズを追うごとに初期メンバーが減っていき今作ではとうとうラサール校長とハリスを除くとジョーンズ、タックルベリー、キャラハンの3人だけに。内容的にもお寒い>>続きを読む

浮気の季節(1959年製作の映画)

3.2

人事課長と彼の3人の娘を巡るてんやわんやの恋愛騒動を描くコメディ。内容的にはたわいないが出演者が多くにぎやかな雰囲気が楽しい。スターになる前の赤木圭一郎が社長の息子役で出演。

脅迫の影(1959年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

悪党のボスを殺して大金を奪った4人組がひとりずつ殺されていくミステリアスなサスペンス。短尺、弱小キャストの併映用作品だがかなり楽しめる一本だった。清水将夫、山内明が変わったメイクで一風変わった容貌にな>>続きを読む

リオの男(1964年製作の映画)

3.4

サイレント映画を思わせるテンポの速さで魅せるアクションコメディ。ベルモンドの身体を張ったアクションのすごさに感嘆。ヒロインのフランソワーズ・ドルレアックが後半になると登場シーンが減ってほとんど活躍しな>>続きを読む

“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

アマプラでしきりに宣伝が流れるので興味を持って鑑賞。相葉雅紀主演の大人向けの作品だと思って観たが小学生が主役でどことなく「学校の怪談」シリーズを思わせるような低年齢向けの作品だったので拍子抜け。森の中>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.9

何才になろうとも監督として、また俳優としてひたすら魅力的であり続けるクリント・イーストウッドに乾杯。ひょうひょうとした雰囲気ながら肝の座った主人公のキャラクターがよかった。劇中バイカーたちと出会うシー>>続きを読む

スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

3.5

俳優としての斎藤工しか知らなかったが監督としての落ち着いた演出ぶりに感心。原作を知らず映画の情報もほぼなしで観たのでスピリチュアルなものかカルト系かなどいろいろ考えながら観られてよかった。派手な展開は>>続きを読む

事故物件 歪んだ家(2022年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤は比較的いい雰囲気で面白くなりそうな気がしたがだんだんわけのわからない展開になってスピリチュアルな恐怖が最終的には暴力的な恐怖に変わってしまったのが個人的にはあまり面白く感じられなかった。