ィヨシナリジュンさんの映画レビュー・感想・評価

ィヨシナリジュン

ィヨシナリジュン

40歳東京生まれ。
4.0点以上がおすすめの映画です。

2017年の映画ベスト10
甘き人生
未来よ こんにちは
パターソン
希望のかなた
アトミック・ブロンド
バーフバリ 伝説誕生
夏の娘たち
TOMORROW パーマネントライフを探して
三里塚のイカロス
もうろうをいきる

映画(685)
ドラマ(0)

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

唐田えりかの海辺の心変わりが唐突過ぎた(せめてもう少し助手席でのクローズアップショットが長かったらとおもう)。
もっとも、猫の天才的な使い方からして濱口竜介監督の才能は明らかなのだから、私の感性が至ら
>>続きを読む

昭和残侠伝 死んで貰います(1970年製作の映画)

4.8

演出ないし脚本の無理(ex.高倉健と藤純子の出会いのシーンの悲鳴のタイミング)が散見されるため、マキノ雅弘の最高傑作ではないと断言したい。
実は長門裕之のキャスティングが大きいとおもう。

結婚演出家(2006年製作の映画)

4.7

かくも完成度が高い作品が単品ロードショー上映されないのが無念。

フェリーニ『8 1/2』が対象に接近し過ぎたがゆえに却って白けてしまった者としては、同じように映画監督の苦悩を描くにしても、逆に映画監
>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

5.0

プーの声がしわがれていておじいちゃんにしか聞こえないことや音楽の使い方がややだらしないといった不満はないではないが、本作が提示する価値観には大いに賛同したいため大人になれないやっかみも含め満点献上。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.9

人類遺産的映画。
日本人は平均して年に一本しか映画を観ないらしいので、そういうひとにうってつけの作品であることだろう。

根本的不満は、あと15分、が30分くらいかけて描かれることで、これは画面分割を
>>続きを読む

続・図々しい奴(1964年製作の映画)

4.1

煮え切らなかったり肝心のところで上手くいかない登場人物をちゃんと魅せるのは、やはり演出の腕なのでしょう。
長門裕之がエリートの鼻持ちならなさを体現していて良かった。

図々しい奴(1964年製作の映画)

4.2

冒頭の子供時代の主人公の健気なさまにヤラれ、体感時間40分ぐらいで観終わり続きを早く観たいとおもいました。佐久間良子の肌荒れがやや気になりましたが。
ラテン調の主題歌も◎。

あみこ(2017年製作の映画)

4.3

鼻持ちならないサブカルクソ女子高生を魅力的に撮る、という相反する命題を絶妙なバランスでクリアしているのは、まぎれもない才能でしょう。
撮影当時監督は若干20歳(まさに!)ということもあって、+0.1

ウルフなシッシー(2017年製作の映画)

2.1

カット割りやテンポが稚拙過ぎるし、なにより整音がお金をとって公開するレベルではない。

脚本は下品すぎるものの光るものはあるし、演出力のない作品にありがちな音楽を鳴らし続けることでムードだけはつくっと
>>続きを読む

ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.9

ダサい。


の一言で終わらせたいところだが、癖になるダサさかも。
細かいことはいいんだよ的な勢いで94分を押し切っているのは良い。
最後の歌はエンドロールの脇にすれば90分に収まって+0.1だったの
>>続きを読む

私の奴隷になりなさい第2章 ご主人様と呼ばせてください(2018年製作の映画)

4.6

ヒロインの初見が「?」とおもうのも演出の計算のうちなのだろう、エロ要素を除いたらほとんど何も残らない催淫映画の傑作。体調を整えてから見るべし!

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

4.1

ホン・サンス×キム・ミニ4作連続上映のなかで、本作がいちばん魅力がわからなかった。

酔って性質悪くキレるキム・ミニは可笑しくてかわいいけど。

柔らかい檻(年製作の映画)

-

(開始約7分後のラーメン屋での初顔合わせ前の絡みのシーンから見始めたので採点はしかねるが、籠城の理由が途中でなくなるようにおもえ、物語上不経済なセックスシーンと同等に無理が感じられた。
まあピンク映画
>>続きを読む

つないだ手をはなして(年製作の映画)

-

本サイトでも使用されているスチール写真の、川上奈々美の笑顔にピンときたら、鑑賞後に後悔はしないはず。

冒頭数分を観逃がしたため(ゆえに採点不能)主人公がなぜ川上奈々美にひどく冷たく扱うのかがわからな
>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.9

序盤のデパートでの万引きや、クラブシーンでのゴダール『はなればなれに』のフッテージの引用には目を見張ったものの…。

これだけのスターを集めたにしては展開が地味過ぎる。
ああそういうことか、といった終
>>続きを読む

若い女(2017年製作の映画)

4.4

頭突きした傷が自然快癒するまでを描く、というのが本作の要約として正しいかは、ラストカットで傷のことを忘れてしまったのでもう一度観たい。

パンフレットで松岡茉優初主演映画の監督がしゃしゃり出ているが、
>>続きを読む

怪談 呪いの赤襦袢(年製作の映画)

3.0

さほどおっぱい好きを自認していない自分でも、浜崎真緒のおっぱいに魅せられたので、ますます存在意義が小さくなってきているピンク映画としてはそれで次第点なのかもしれないが。

古の大蔵怪談のオマージュとの
>>続きを読む

みんなわが子(1963年製作の映画)

4.5

空腹の子どもたちがリアルで余計に悲しくなった。
登場人物はほぼみんな平凡な性格なのに、群像劇として魅せる脚本と演出が凄い。
でもまあ実際にあったことなので、こんな映画は撮られるべきではなかったと言うべ
>>続きを読む

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

4.6

確か開始から3カット目の、花火を呆然として見る主人公の表情でやられてしまった。設定上、花火を見たことがはじめてとは考えづらいのだが、子供って凄いものに圧倒されて気持ちが奪われたとき、ああいう、たまらな>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

5.0

これだけ拡大上映されているのであれば満点をつけるよりほかありません(当初の都内2館で上映が終わっていたとしても4.5を付けていたことでしょう)。
そこそこ上手くやってるけどいかんせん演出の不備?と低予
>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.6

個人的には表現の自由を締め付けられるばかりやんとかおもっていたポリティカルコレクトネスとかいうやつに反していなくても、これだけの娯楽映画が出来るのだという見本を見せられたようで、ぐうの音も出ません。

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.8

邦題から抱く期待は開始から40分くらいで終わるので、終始退屈はしないのですがおすすめしかねます。
密室ホラーがやりたいなら独自設定の企画を立ち上げろよ、と言いたくなる。なぜこれをジュラシック・ワールド
>>続きを読む

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

5.0

終盤近くまで涙が出るほど笑い続けた。こんな経験は邦画では前代未聞なので少なからず不満はあるが満点献上。
一流役者をそろえてことごとく怪演を見せるのも凄い。
たぶん原作の力も大きいのだろうが、それを殺さ
>>続きを読む

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

4.2

本作については、『ゴダール伝』の翻訳者である堀潤之氏の連投ツイートが的を射ているとおもう。

が、そう短所ばかり指摘しないでも、と一方でおもう。衣装はどのシーンもさりげなく凝っていて良く、今巷に蔓延る
>>続きを読む

夜明け前(1953年製作の映画)

3.8

大長編が原作(とはいっても史実の記述が多い)だけあって、140分では名脚本家新藤兼人の腕をもってしても原作の到達点にはだいぶ及ばない。独立系製作ゆえの予算の関係か上京時のエピソードが台詞でしか処理され>>続きを読む

空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

4.5

「空飛ぶ」と題名にあるからついコメディ要素を期待してしまうモンティ・パイソン脳で、その期待は裏切られたのだがそんなことはどうでもよくなるくらい、巧みに描かれたサラリーマンの意地に感動しました。

宇宙貨物船レムナント6(1996年製作の映画)

3.8

宇宙船の外観CGは今でも見るに耐えられるクオリティのようにおもう。
説明的台詞を極力排しているのはけっこうなのだが、いかんせん状況がいまいちわかりにくく、また芝居のテンポが独特で緊迫感がわかりやすく演
>>続きを読む

ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

3.9

ホアキン・フェニックスやジョニー・グリーンウッドのミニマムな劇伴は良いのだが…。
これだったら韓国のノワールのほうがよっぽど志しが高いとおもう、比較するほうがおかしいと言われそうだが。

ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

4.2

ほとんどバットマンについて知識がない者でも、レゴバットマンより楽しめた。あの電子レンジを待つシーンに匹敵するようなギャグもあるし。

青海波文の空等シーンによって変わる画風も楽しい。

海外での反応が
>>続きを読む

5TO9(2015年製作の映画)

4.0

宮崎大祐監督作品のみ来るべき長編のティーザーとして見応えがある。長編化を切に願う出来。
他はぐっとレヴェルが下がって、中国>シンガポール>>>タイ といったところか。

30年後の同窓会(2017年製作の映画)

4.5

邦題の酷さは本年度公開海外映画の上位に入ることだろうが、それが実にもったいない秀作。

『エブリバディ・ウォンツ・サム!!』のバカ騒ぎのあとの空しさに不満を抱いたものとしては、こういうのが観たかったん
>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

安藤サクラと松岡茉優は主演映画が厳しかったので個人的に大の苦手だったはずが、映画がすすむにつれいつのまにかいいなあとおもうようになり、安藤サクラにいたってはリリー・フランキーの「美人だな」という台詞に>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.2

小松菜奈の走る姿だけで十分観る価値はある。
伊藤ゴローの劇伴も実に優美。

が、清野菜名が担任の先生にしか見えないのが大いに興を殺ぐ。

>|