バンタム級さんの映画レビュー・感想・評価

バンタム級

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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

9割の人は「割り勘で良いか、ウルトラマン」に夢中で、大将が白石和彌監督なのに気付いていない…(キリッ

空白(2021年製作の映画)

4.2

渋谷ユーロスペースにて。
男は一人で泣くもんだと育てられた人前で泣くのが苦手なおいらだが(嘘)、映画館で初めて泣いたかもしれない(本当)。
ヒメアノ〜ルに衝撃を受け、同監督作品とのことで期待し鑑賞。普
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

我らがジェームズガンがまさかのDCで・・・
てなわけで色々あってディズニーをお役御免になったガンを引き取ったワーナーが、「好きにやったってー」という破格のオファーを申し出たわけで。
「好きにやっていい
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

俺らの大好きなガイリッチーが帰ってきた!!!
売れ線映画ばっか撮りやがって、俺らはロックストックやらスナッチやら作ってた頃のあんたが大好きなんすよ・・・とこちらを飢えに飢えさせといて、からの

ジェン
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

ハードコアのイリヤナイシュラー、第2作目。
流石に前作よろしく全編主観とは行かないまでも、アクション映画として満点に近い。何よりスマートじゃない。主人公も殴られる。そのヤラレ加減がまたリアルでアガる。
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.6

出す作品がことごとく叩かれるザックスナイダー。俺に言わせりゃストーリーなんざそっちのけ、世界観なんだよザックスナイダーは!
てな訳で愛すべきバカゾンビ映画。主人公たちバカすぎ?ゾンビキングダム興ざめ?
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

この熱量は、他の映画と同列に並べて点数をつけるのが難しい。んでただただ熱量がすごいというだけでなく、架空の言語を持ち出して日本語字幕と合わせて笑わせてくるセンス(「カピカピじゃねーか!」)、キモさと可>>続きを読む

ダニエル(2019年製作の映画)

3.6

インディー映画の良さが詰まってる。
サイコスリラーにオカルトスリラーを混ぜちゃったもんで評価は割れてるが、
それよりも極彩色と前衛的な映像、クラークの音楽と、インディー映画的な挑戦と魅力がいっぱいなの
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.7

ドライブを観て大好きになったキャリーマリガンも、歳をとったなあ、と。でもそのシワが哀愁を感じさせる大人の女性として見事に役とマッチしていた。
男たちの外道な行為がテーマでも、ヴィヴィッドな色使いとポッ
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ブラッド・レッド・スカイ(2021年製作の映画)

3.0

まあ、悪くはないんだけどね。というか普通に飽きずに観られる。ただちょっとドライというか、起伏に欠けていたというか、、。

オールド(2021年製作の映画)

3.8

やっぱりシャマランが出てきた。
限られた場所で一生が1日のうちに過ぎて行くという設定、これだけで勝ち。映画という限られた時間フォーマットの中で、一つの場所で人の一生を連続で描けるというある種の発明。と
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.9

モノクロ、圧迫感をもたらす縦横比。喋る役者はほぼ2人だけ。
ウィレムデフォーとロバートパティンソンの演技合戦。
聖書的な香りと終始引き摺られる不穏な空気。
んでもってシコるパティンソン。人魚の人形持っ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

なんてことはない、一人の女性が自立していく、真っ当なヒューマンドラマ。

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.5

自分としてはもっとマッドマックス方面に振り切っても良かったかなあと思った。中途半端にお涙シーンを入れちゃったのが評価の分かれ目になってるかな。
とはいえそれでも充分すぎるくらい楽しめるエンタメ映画、韓
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.6

あまり前知識無く観たが、それでも楽しめた。
あとはトレントレズナーとアティカスロスの音楽。こんな作風にも対応できるのかと驚いた。

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.6

ツッコミどころしかない筋書きを真面目に作りきっちゃう清々しさ。これぞB級の醍醐味
ダニエルラドクリフはほんとに良い役者人生を歩んでるなあ

ビバリウム(2019年製作の映画)

4.3

こういう、流行りには目もくれずひたすら自分のやりたいことをシコシコ突き詰め尖りに尖ったインディーズ系映画に弱い。プラットフォームに続き個人的な好みに突き刺さった。

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.6

超ド直球クラシックのサスペンスを、これだけのキャストで作ればまあハズレなわけがなかろうという安定保証作。
個人的MVPはトニ・コレット。へレディタリーで爆発させた顔面力が、脇役に徹することで却って抑揚
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クローバーフィールド・パラドックス(2018年製作の映画)

3.2

オチで笑った。もうあのオチだけで星2つ分。
JJエイブラムスはこの調子で、オチだけそろえればあとはもうなんでもオッケーなB級SFを量産してって欲しい。

太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.5

エネルギーと狂気と昭和。時代を味方につけてる。この頃の東京に行ってみたいもんだ。

回路(2000年製作の映画)

3.7

ホラーにありがちなお化け屋敷的演出は一切なし、画の暗さと重厚さで構築された奥行きのある怖さ、更に謎を残しつつ軸の通ったストーリー。
科学が当たり前となった今時、何でもかんでも明快な答えを求められる。一
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透明人間(2019年製作の映画)

3.5

アップグレード然りこれ然り、ブラムハウスのSFスリラーの安定感は素晴らしい。
攻殻機動隊の光学迷彩と本作の光学スーツ、どっちが良いんだろう。多分着易さは前者、性能は後者だろうな。

マスターズ・オブ・ホラー(2018年製作の映画)

3.2

多分配信やレンタルで自宅で観てもあんまりなんだろうけど、公開時に小さめの映画館で観たのがよかった。
B級オムニバスの寄せ集めを小さなハコで皆で共有してる雰囲気が非常に良い思い出。
内容はザ・B級。4つ
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.2

構成の素晴らしさと可能性を教えてくれる映画。

原作とは別物にして一級品。
原作と比較してストーリー設定の差異があれこれ言われることが多いけど、個人的には映画としての構成の作り方が断トツで素晴らしいと
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アンダーウォーター(2020年製作の映画)

3.5

超ド直球深海モンスターパニックSF。皆さん仰る通りストーリーほぼなしでひたすらクリーチャーとの闘い。そこが清々しい。

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.6

思ったほど狂ってはいないというか、むしろ真っ当な復讐劇。
薬をやってはいるが、所謂ドラッグというよりも村に伝わる風習的な要素として描かれている。全裸なのも村のど真ん中に停めた車内で売春してるのも、彼ら
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.7

アトラクション系ホラーとしてはかなり高水準だと思う。そもそもこういう系譜の映画であるから恐怖演出に全振りしてるのは当然で、むしろストーリーなんざ(あえて)こだわらないからこそ演出部分の純度が高くなって>>続きを読む

哀しき獣(2010年製作の映画)

3.7

ハジョンウすげー
キムユンソクえげつねー
ナホンジンやべー(語彙力)
1人の女を巡って男達がもつれ合い自爆していく様はタランティーノをシリアスに味付けしたようでもある。

ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.4

このバカバカしさ、中身の無さ、しょうもなさが本作にとっての生命線なので、それを楽しめるかどうかで好みが大きく分かれそう。
個人的に好みではあるけど、スイスアーミーマンには適わない。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.2

2回目でやっと楽しめた。硬派。渋い。とにかく渋い。ともすれば退屈になりそうなプロットをギリギリのバランス感覚で絵画的映画に纏め上げたヴィルヌーヴの力量勝ち。

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