ジョニーJoeさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

フェノミナン(1996年製作の映画)

4.2

これからの時代、より価値の上がりそうなコンセプト。

当時ならではの描き方はあるにせよ、個人的には陳腐には感じなかった。
沁み入りました。

もっと評価されていい作品。

つみきのいえ(2008年製作の映画)

4.2

ナレーションなしバージョンで鑑賞(言葉が入らないことが重要な気が…)。

味わい深さ、ハンパない。

僕の大事なコレクション(2005年製作の映画)

4.3

これ、もっと評価されるべき!
予告編や作品説明では絶対に分からない魅力あり。

…この日、偶然、イライジャ・ウッドの誕生日だったらしい(驚)

ジェイン・ジェイコブズ ニューヨーク都市計画革命(2016年製作の映画)

4.0

普段 何となく抱いていた違和感(鳴り物入りでオープンした再開発の複合施設に足を踏み入れた時に感じる、妙な “活気のなさ”)をまるっと説明してくれた感じ。
目が開かされた。

その“革命”を、専門家じゃ
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1941(1979年製作の映画)

3.0

過ぎたるは及ばざるが如し(笑)。
テーマ曲は大好き。名曲。

メトロポリス 完全復元版(1926年製作の映画)

4.5

2010年発売の完全復元版を鑑賞。

圧巻。
2時間半、夢中になって観た。

モノクロな上、語り口(演技や映像表現含めて)が 演劇的だったことが、むしろ よりイマジネーションを掻き立てながら味わうこと
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マローナの素晴らしき旅/マロナの幻想的な物語り(2019年製作の映画)

5.0

こんなにスゴいものとは!
可愛らしさの皮をかぶった “悟り” ムービー。深淵さと奔放さと必然性がポップなアートヴィジュアルに奇跡的に同居。かと言って、難しさは皆無。
人間より人間らしいワンコ映画。
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

4.5

静かに染み入る、人の生き様と、交わる物語。
あまりウェットな語り口ではないにもかかわらず惹き込まれてしまうのは、そこにいるだけで味わい深いショーン・コネリーをはじめとしたアクター陣の魅力だろうか。
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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

4.5

終始ニヤニヤが止まらず ^ ^

御多分に洩れず、アニタ・オデイ姐さんには、ハート丸ごと射抜かれた♫(この映画のポスターにも写真が載ってる女性シンガーです)

他の出演者もすこぶる魅力的なんだけれど、
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トロールズ(2016年製作の映画)

4.0

予定外で観ることになったけど、観前イメージを覆して、かなりイイ映画だった。
音楽シーンのハジけ具合とか、人物ストーリーの ある意味 愚直な展開とか、他の映画ではバランスを取って控えめにするところを、あ
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あの夜、マイアミで(2020年製作の映画)

4.2

"前夜" の価値。
こういう物語が増えて欲しい。

派手な出来事は人々の記憶や歴史に残るけど、重要なのは、その寸前の何気ない日常で、真に信頼できる同志と時間を共にして、いかに自分に嘘をつかない選択・決
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.5

すごい映画 観たなぁ... というのが第一声。
何といっても、ゲイリー・オールドマンの怪演。魅力あるアクター陣で飽きさせない。
表舞台に出ず、己に従って世の中をひっくり返す、っていうのも、これからの時
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魔法にかけられて(2007年製作の映画)

4.8

まんまと大満喫。これは好きなヤツだ ^ ^
事前のメルヘン過多そうな先入観イメージに反して、序盤の まだ何でもないミュージカルシーンで早くも涙腺緩む(笑)。
ストーリーが本筋に入ってからも、現実とファ
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

4.5

これ、観る前の期待イメージを あり得ないレベルで超えてくる深さだった。観てよかった。

一級品の、そして大規模で大掛かりなクリエーションを生み出す時に起こっている、それぞれ一流の個人の内面やコラボレー
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.5

やっと観れた。やっぱり泣けたよ;;
繊細な機微の原体験。
原題 "The Cure" も深い。

ファンダンゴ(1985年製作の映画)

4.3

最高。
おバカさ と ロマンチシズム(そしてハラハラ感)の振り幅がスゴイけど(笑)、どこか映画らしい詩的さ(すべてをワザワザ分かりやすく語らない)が貫かれていてイイ。
最後のアウトロ曲 "Can't
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世界で一番ゴッホを描いた男(2016年製作の映画)

3.9

タイトル&あらすじからの期待に違わない興味深さ。まだまだ世界は知らないことだらけ。
主人公男性の "新しい挑戦" に ちょっとしたワクワク感もあったが、全体としては、何ともし難い やりきれなさの方が優
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ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(2019年製作の映画)

4.2

生き様が圧倒的。

「音がうるさい、って思うのは、(聴いてる自分が) 逃げてるから。滝を突っ切って向こう側に出れば、そこに静寂がある」

撮り下ろしされた実際のベイシーでのライヴは、「こんな豊かな音を
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リュミエール!(2016年製作の映画)

4.2

やっぱり"奇跡"だったものを観させてもらっているという尊い感。
意図して頭を働かせて創っていった部分と、技術的・状況的条件の制約や偶然から生み出されたものと。
こういう原始的な驚嘆や直感に出会いたくて
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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

4.5

驚愕。クラクラした。
説明もほとんどなく、ただ起こってることを静かに長回しで映してるだけなんだけど、その情報量の多さたるや。
大画面で もう一度観たい。

…僕らって、何で毎日 生きてるんだっけ?(笑
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ソング・オブ・ラホール(2015年製作の映画)

4.3

いやぁ、こりゃすごい。
今こうして自分が生きている時代に、自分が知らない別の場所では、音楽でこんなことが起こってるなんて。
『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』に出会った時とは、また一味違った開眼。