純さんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

純

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硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.7

戦争映画はやはり重く苦しい。硫黄島に焦点を当てた映画なのが良かったと思う。本土のために、国のためにという信念が辛く悲しかった。当時の日本人は世の風潮で国に全てを捧げることが使命であり、死を避け生きよう>>続きを読む

サンシャイン 歌声が響く街(2013年製作の映画)

4.0

歌がパワフルで良いミュージカル映画。割とネガティブな意見が目立つが、私は好きな作品だった。スコットランド版『マンマミーア』と言われている今作だが、私は『マンマミーア』よりずっとこっちの作品の方が良いと>>続きを読む

レインマン(1988年製作の映画)

4.2

レビューを書き忘れていたことに気づき、衝撃。10日に観たのを思い出しながら書いていくことにしよう。

とても好きな映画だった。ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ共にはまり役だったんじゃないだろうか。
>>続きを読む

メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

5.0

最高のディズニー映画。キャラクターの愛らしさ、ストーリー、歌、パフォーマンスのクオリティ、どれをとっても一級品だ。何歳で観るかによって受ける印象はがらりと変わるだろう。全体的にファンタジーと風刺が入り>>続きを読む

P.S. アイラヴユー(2007年製作の映画)

3.6

ロマンチックで素敵なお話。亡くなった夫の手紙の届け方が毎回素敵で、それに伴い回想シーンが温かくてたくさんの愛に満ちていた。2人の出会いも自然いっぱいのアイルランドの地で美しく描いてあって、若い頃自分の>>続きを読む

ローラーガールズ・ダイアリー(2009年製作の映画)

3.8

一言で言うと、爽快な映画。たくさんの青春が散りばめられていて、綺麗だけど激しくて、身勝手だけど飾らない等身大の気持ちが描かれている。親の望む将来と自分が目指したい未来が食い違ったらどうすればよいのか。>>続きを読む

ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.9

素敵なラブストーリーに出会えた。イタリアが舞台の映画ってロマンチックで純粋な気持ちになれるものが多いなあ。綺麗な景色も素敵な俳優陣もこの映画の雰囲気にぴったりで、ストーリーだけでなく、彼らの違和感のな>>続きを読む

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.6

前々から観たいと思っていて、ようやく鑑賞できた作品。人間の心の弱さ、若いゆえの脆さなど、深層心理を丁寧に描いたヒューマンドラマだった。印象的なのは綺麗な比喩の多かった台詞。その時その時だけの言葉なので>>続きを読む

思い出のマーニー(2014年製作の映画)

4.3

ジブリファンの中では様々な見解に分かれている今作だが、私は綺麗な映画だなと思った。それは映像美だけではなく、ストーリーや登場人物の丁寧な心情表現にも言えること。青空が印象的なこれまでのジブリ作品に比べ>>続きを読む

マルタのやさしい刺繍(2006年製作の映画)

4.0

とてもほっこりする映画。夢を追うのに年齢は関係ないんだってこと、夢の実現のために努力するのに遅すぎることなんてないことを教えてくれた。初めマルタの周りにはマルタがランジェリー店を開こうとするのを村の恥>>続きを読む

噂のモーガン夫妻(2009年製作の映画)

3.1

軽いラブコメを観るのは久しぶりだったんだけど、それなりに楽しめたかな。ラブコメだからところどころ笑える箇所があって、夫婦の隔たりをユーモラスに描いていた。確かにそこまで笑えるわけではないんだけど、私は>>続きを読む

キャット・バルー(1965年製作の映画)

3.2

若くて美しいジェーン・フォンダと存在感たっぷりのリー・マーヴィンが印象的な1本。西部劇はあまり観ないからだいぶ久しぶりな感覚を持ったけど、コメディ要素のある観やすい映画だった。変に固いイメージを持たず>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.4

とにかくパワフルで楽しい作品!ミュージカル映画ということを考えても曲が多めなんだけど、明るくて元気になれるものが多いから観ていて元気になれる。良い曲ばかりだし、歌う役者も本当に上手な人たちばかりであっ>>続きを読む

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.8

オリジナルの世界観と映像美に思わずはまりこんでしまうような映画だった。主人公セオドアの職業が代筆ライターっていうのが、まず挙げておきたい私のお気に入りポイントで、1つ1つの言葉がすごく綺麗。台詞の美し>>続きを読む

マレフィセント(2014年製作の映画)

3.5

アナ雪と同様、真実の愛がテーマのディズニー作品だけど、私ははマレフィセントの方がストーリー的に好きだったかな。主人公が悪役という設定を逆手にとって、マレフィセントの複雑かつ繊細な心情の変化を上手く描い>>続きを読む

愛のあしあと(2011年製作の映画)

3.3

フランス映画らしく、お洒落で静かな美しさがある作品。ストーリーのテーマは一貫して、愛。身内内で繰り広げられる様々な愛の形が深く丁寧に描かれている。少しアブノーマルな関係にも思えるが、私はある意味超現実>>続きを読む

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.8

最高に可愛らしくて心温まる北欧映画。あの独特な世界観は本当に好みだなあと実感。優しい雰囲気や空気感も心地良く、何よりアスペルガー症候群の主人公、シモンの言動が愛おしい。自分勝手なようで憎めない優しさが>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

5.0

2014年残り半年あることを考えても、今年の最高傑作といっていい作品だったと思う。薬物依存の母親から育児放棄されたダウン症のマルコと、同性愛者のルディとポールの物語。障害者だから、ゲイだからという理由>>続きを読む

マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

3.4

生き方が違えば何を幸せと考えるかは違うし、それぞれが自分の置かれた場所、選んだ場所で目標を持って生きている。主人公は自分の仕事に誇りを持って、自分のスタイルを貫いていた。しかし様々な人々との交流を通し>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.7

本当に素敵な映画。描かれているすべてのシーンが愛おしく、こんな恋愛がしたいなあと思わせてくれる。ノアの一途でまっすぐな思いと、自分を抑えてきた不器用なアリーが居場所を見つけた本当の愛が綺麗でピュアで美>>続きを読む

ダーク・ブラッド(2012年製作の映画)

3.7

ついにリヴァーをスクリーンで観るという夢が叶った映画。確かに作品としては未完成。だけど、この世を去って尚、彼の演技は私たちを魅了し続けるし、リヴァーを好きな人達の心の中に、彼はいつまでも生きているんだ>>続きを読む

ムーラン(1998年製作の映画)

3.8

中国を舞台に、かつての男尊女卑に近い思想の下で、型にはまらず、ありのままの自分でいたいと願うムーランの素の魅力が良かった。中国の伝統文化を感じさせる描写も好きだし、ファンタジー要素はドラゴンのキャラク>>続きを読む

RENT/レント(2005年製作の映画)

4.1

生きる力を与えてくれて、問題から逃げずに前進するように背中を押してくれる映画。当時のダークな社会問題を堂々と扱っており、様々な偏見や先入観と真正面から向き合っている。エイズや麻薬、ホモセクシャル、貧困>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

4.8

とても今更感があるけれど、先日友達と観る機会があったので、大学生になった私が感じたことを書いてみようかな。多分初めて観たのは小学生の時だと思うけど、やっぱり中学時代を過ごしてから観ると全然違う。無意識>>続きを読む

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

3.6

ABBAは小さい時くらずっと聴いてて思い入れのある曲ばかりだから、どの曲も楽しんで聴けました。確かにもう少しパフォーマンスの完成度を上げることはできたんじゃないかなと感じたけれど、ABBAの曲を上手く>>続きを読む

ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

4.7

人種差別をテーマとした、深く重みのある内容を持ちながらも、明らかに残虐な描写はなく、優しく心に訴えかけてくる映画だったと思う。あからさまに黒人を差別し、人権無視が行われていた時代。その風潮に乗っかった>>続きを読む

8月の家族たち(2013年製作の映画)

4.0

ハートフルな映画と予想していたけど、見事に裏切られる結果に。ただ、良い意味で。人が目をそらしがちな家族の問題を真正面から取り扱っている。家族といえど完璧に互いのことを知って理解しているわけではないし、>>続きを読む

トスカーナの休日(2003年製作の映画)

4.3

すごく好きなタイプの映画。自分を見つめ直して、新しい生活を始めて、新しい人生に一歩踏み出す。とても前向きになれるし、主人公が語る言葉がとても綺麗。未公開シーンの壁画の描写、残して欲しかったなあ。心温ま>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.1

とても奥行きが深く、全ての表情言動に二重の意味が隠されている。1回目と2回目以降の鑑賞では、180度違った見方ができるだろうし、よって誰の視点で観るかによって大きく物語の筋道が変わりそうだ。今作ではテ>>続きを読む

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

3.7

恐慌前のアメリカを背景に深い人間心理が描かれた大作である。ナレーションの言葉もまさに教訓にすべきものが多く、捉え方も何通りでもあるだろう。実は私はデイジーが悪者だと感じたことはなく、ナレーションでギャ>>続きを読む

アビエイター(2004年製作の映画)

3.8

ずっと観ようと思いながら未鑑賞だった作品。だけど、今までとっておいて良かったなと思う。退屈に感じてしまうかもしれなかったから。ストーリー自体は実在する人物の半生を描いた単調なものだけど、その波乱万丈さ>>続きを読む

ジェイン・オースティンの読書会(2007年製作の映画)

4.7

これ、すごく好きな作品!人の温かさとか変化の怖さや尊さとか、人生に大切なものが詰まってる。オースティンの作品を軸に現実の女性達の等身大の問題を扱ってるわけだけど、文学要素が入ることで深さが増すし、全部>>続きを読む

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.5

バズラーマン監督らしく、舞台のセットや衣装の映像美と大胆かつ繊細な音楽の使い方が秀でている。更にニコールキッドマンの美しさが観る人を惹きつける。色鮮やかな映像にめまぐるしく変化するカメラワークも独特の>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

5.0

最高。12歳って本当にこんな感じ。ちょっと背伸びしたくなって、友達とたわいのない会話で笑って本気で喧嘩して、でも悔しい時には泣いちゃって…。あ、やっぱりアメリカの男の子だな、という感じの悪ふざけや言動>>続きを読む