JUNさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

母と娘、そして青春。
若いって素晴らしい。恐怖や不安に鈍感だからこそ興味ある事に全身でぶつかっていける。それが母親の心配を煽るのは言うまでもなく、クリスティンのように母親と喧嘩する日々。
反抗期、自立
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.5

人工知能型OSのサマンサに恋したおじさん(セオドア)の話。
近い未来にこの世界は訪れ、人工知能型OSは今の携帯のように生活に必要不可欠な物になるだろう。
実体がない以外人間と変わらないサマンサだが、そ
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.5

リンチワールド炸裂。
本日2回目の鑑賞。かなり前に1回鑑賞して「?」てなったのでリベンジしたけど、やはり複雑怪奇な作品。わざとラストですべてを明らかにせず、見た者に考えさせるところがこの作品の良さだと
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.5

ジャケットは以前から知っていたもののスルーし続けてやっと観賞。何でもっと早く見なかったのか…そう思える程良かった!
アスペルガー症候群のシモンが大好きな兄のために新しい恋人探しを始める。
アスペルガー
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50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

4.5

若くして癌を患い余命宣告を受けたアダム(ジョセフ・ゴードン= レヴィット)の闘病生活を描く。重い話のはずがコメディ様子ありで笑える。クソ過ぎる友達、しかし根はいい奴。
もし自分が余命宣告を受けたら…周
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

5.0

素晴らしい!コミュニケーションにおける言葉の重要性と、言葉は国や文化を越えることを教わった。初めてニューヨークへ行った時を思い出し共感。これを観ると英語教室に通いたくなる…。
インド映画の中でも非常に
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.5

迫力大。遺伝子操作で巨大化した動物たちが街で大暴れするのを阻止する話。極めて単純だが面白い。
ゴリラのジョージ、こいつがなかなかかわいい。

ル・アーヴルの靴みがき(2011年製作の映画)

3.5

ル・アーヴルで靴磨きをしながら生計を立てるマルセルは尽くす妻と愛犬ライカと平凡な暮らしていた。 ある日妻が病気で入院した後、アフリカからの難民の少年を警察の追跡からかくまうことに。
出演者全員の不器用
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

卵が先か鶏が先か。
衝撃の結末とタイムパラドックスによる心地よい後味の悪さ。ツッコミどころはさて置き、よく作られている。何度もこれを繰り返しているのか?それともラストで断ち切れたのか?是非事前情報無し
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.5

1通の手紙に返事をしたことから始まる50年前の恋人を捜す旅。
お決まりのラブストーリーだけあって安心して見られる。賛否両論あると思うが個人的には好きな展開。Taylor SwiftのLove Stor
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

4.0

ずーっと緊迫感。
肩凝った。でも嫌いじゃない。
終始生死をかけた駆け引きが繰り広げられる。船長(トム・ハンクス)と海賊の背景にある生活や家族の存在が、互いに譲れない戦いである事を演出。

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.5

アメリカに住むマリア・アルトマンが、第二次世界大戦時にナチスにより略奪された名画の返還をオーストリア政府に求める実話。
“黄金のアデーレ”その物の価値も相当なものだが、現在と過去を行き来するストーリー
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グッド・ライ いちばん優しい嘘(2014年製作の映画)

4.5

1983年アフリカ大陸のスーダンでの内戦により、両親や住居を奪われた10万人以上の子供。それから10数年後、“ロストボーイズ”と呼ばれる彼らを全米へ移住させるという実話。電話の使い方を知らず、街中にラ>>続きを読む

オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

3.5

誰からも理解されない、理解されなくたっていい。いつしかそう思うようになり気付くともう43歳。そんな女の前に英会話スクールで突如現れたジョンは、人との“壁”など御構い無しにハグによって女の中の何かを変え>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

2.5

意図的にこれほど不愉快にさせられる作品は久しぶり。ブラックユーモアな世界観。「アート」と言ってしまえばそれっぽくなる?いや、仮にそうだとしても認めたくない。
「思いやりの聖域」と聞いてスクエアの中に身
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.5

収まりがつかない怒り。女の決断は果たして正しかったのか。平和ボケした日本人が感情移入するのは難しく、ネオナチの存在もリアリティを帯びない。しかし、不条理な判決や肉親の死に対する苦悩や葛藤は傷口に染みる>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

VRの近未来的世界に圧倒。瞬きしてると見逃してしまうキャラクターたちに昭和男子はテンション上がること間違いなし。さすがスティーブン・スピルバーグ、まさしくエンターテイナー。特にデロリアンと金田バイクの>>続きを読む

アンコール!!(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽の力はすごい。
歌を通して、人を笑顔にし、人に勇気を与え、人に愛を伝える。妻であるマリオンを心底愛するその気持ちは、言葉にしなくとも滲み出ているが、それを歌にして全面に出しきるラストは感動する。マ
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

2.0

パリの魅力を全面に押し出した作品。パリが生んだ偉人たち、パリの街並み、文化、歴史、一度訪れてみたいとは思うものの、作品の面白さは伝わらなかった。知識不足が原因か…。

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.5

メリル・ストリープとトム・ハンクス、それに加え監督がスティーブン・スピルバーグなのは見る前から素晴らしい事が予想され、しかも実際それを裏切らない。
国家権力に立ち向かうのは報道の自由。このタイミングで
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

如何に子供が純粋であるかを痛感させられた。子供が見る世界と現実とのギャップが胸に刺さる。そして、母親であるという自覚と責任の無さが痛い。
子供の視点で描かれるシーンが多く、ムーニー(ブルックリン・プリ
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.0

こんな事がほんとにあっていいのか…
そう思わざるを得ない。
冒頭に結末の悲劇を見せておきながらも、幸せが崩壊するまでの時間を緊迫感と共に飽きずに見せる技は、実話であるからこそ活きてくるように感じる。
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

生と死。
いつもと変わらない平凡な日々の終わりを悟る。ふと自分の歩んできた人生を振り返る。望んでそうしてきた訳ではないが、結果的に後悔のない素晴らしい人生であり、死という新たなスタートを切ることを受け
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

想像を超えてきた!
なんと言ってもゲイリー・オールドマン圧巻の演技。もはやチャーチル本人と思ってしまうほど没頭させられた。場面展開に派手さがないため、より一人ひとりの演技力が生える作品であり、葉巻と酒
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.5

やはり実話なだけあって最後の表彰シーンは感動。
スペンサーの訓練はすべて無駄ではなく、あの事件でとった行動に繋がっている。
しかし、余分な部分(?)も多く、前置きが長いと感じてしまう場面も。
列車の中
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.5

アベンジャーズそれぞれのキャラや強さを思う存分観れて満足ではあるが、やはりヒーローものは展開がありきたりなのと、結局核兵器で倒すんかい!って感じでした笑
あとは、ロキのダサさ(特にツノ)が終始気になっ
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ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

3.5

メリーポピンズを観てから観るべきだった!
ディズニーがすごい美化されているように感じたが、ディズニーらしい温かさを感じれる作品に仕上がっている。
最後のパメラ・トラヴァースの録音された実際の声を聞くと
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.5

色鮮やかさに感動。
“死者の日”と聞くと日本なら暗と静のイメージを持つと思うが、この作品で描かれるメキシコの独特な文化はその真逆。
家族の絆と死者を尊ぶ気持ちという泣かせにかかるようなありきたりなテー
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.5

深く暗い水の底に光る静かで僅かな光がとても美しく見える。イライザの恋がそんな光のように感じた。
発話障害を抱え人に気持ちを伝えられない孤独さ、映画館の3階にひっそりと存在する部屋、日々変化のない淡々と
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