moviefrogさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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落語娘(2008年製作の映画)

3.0

うーんこれは・・・・。

序盤の一連の前座修行描写は正確だし、主演のミムラの演技も小気味よい。2000年代の女性噺家の位置もよく描かれている。津川雅彦も面白い。

しかし。肝心の「呪いの落語」がどうに
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マイ・ボディガード(1980年製作の映画)

4.6

良作なのにあまり観られていない作品。2004年の同名映画とは全く違うジュブナイル・ムービー。

母を亡くし、祖母、父と暮らすクリスは、シカゴの公立高校に転校早々、クラスの不良に目をつけられ、いじめの標
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.8

エルトン・ジョンの半生を描いたミュージカル。

最近ほとんど制作されない映画オリジナルのミュージカルで、本人の心の中は「幻想」としてソング&ダンス、「現実」はオーソドックスなドラマとして描かれている。
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.3

自分が繰り返し観た『ブレードランナー』のレンタルVHSは「アメリカ劇場公開版」。暴力描写はカットされ、デッカードのナレーションが入り、鳩が青空を飛び、レイチェルとの逃避行場面があるバージョン。監督に編>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

3.8

ヒットガールの流麗なガン・アクションが最高。マーク・ストロングは何をやっても最高。ニコラス・ケイジは安定のニコラス・ケイジ。

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.3

金魚鉢を被った宇宙人ミステリオはマルチバース「アース833」からやってきたヒーロー、という序盤に「SFあるあるのパラレルワールド設定か・・・」と違和感を覚えるも、映画はどんどん前へ進む。

別の地球上
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アラジン(2019年製作の映画)

3.4

ディズニーアニメ「アラジン」発表(1992年)から27年。

この約30年の間に、ディズニーは「ポリティカル・コレクトネス」を意識した作品を次々と発表。今回の実写版「アラジン」も、ジャスミンという「デ
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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

3.5

搾取されるアフリカを描いた作品。

原作は2001年発表のジョン・ル・カレの The Constant Gardener。

全く予備知識なく見始めて「あれ?これなんだか展開がジョン・ル・カレものにそ
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祭りだお化けだ 全員集合!!(1972年製作の映画)

3.0

松竹のドリフ映画は、暴君いかりや長介がメンバーをいじめ倒す、というのが常に基本プロットになっていて、ブラックでダークな作品が多い。

「祭りだお化けだ全員集合!!」も全体的にトーンが暗く、後味の悪さは
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シャザム!(2019年製作の映画)

4.5

マーク・ストロングの無駄遣いな気もしますが、いい映画でした。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

映画の最初から最後まで、一つの部屋の中で物語が展開されるワン・シチュエーション映画。アナトール・リトバーグの「私は殺される」の逆パターン的な、ものすごい低予算作品なのに音と演技だけで全く弛むことなく8>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2019 ヴァージニア・ウルフなんかこわくない(2017年製作の映画)

4.0

一種のスリラーというか、謎解きの要素を大いに含んだ作品。

「なぜこの人達は言い争っているのか」を観客として俯瞰して見ているつもりが、最終的にはまんまとこの人達に騙されていたことが分かる、という構造に
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.7

ジャマイカ系アメリカ人のピアニストと、彼に雇われたイタリア系ローディーの1962年11月からクリスマスまでの8週間の旅を描くロードムービー。

肌の色によってトイレ、ホテル、レストランまで区別されるこ
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恋人を家に送って歩く道(1953年製作の映画)

3.5

刑事コロンボ・第32話「忘れられたスター」に、往年の大女優グレース・ウィラー(ジャネット・リー)の主演映画として、この作品の一部分が使われている。

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.6

これは現代の「橋のない川」。

ギャグ満載で大笑いしながらも、ゾッとする部分があり、実はとても恐ろしいテーマを扱っている。

二階堂ふみが素晴らしい。

ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)

2.8

これがゴジラ・ミレニアムシリーズの最終作。この1か月「ゴジラ」第1作から全作品を順に観てきて思ったことは、「ゴジラ」第1作は「監督が描きたいこと」のメタファーとしてゴジラが存在したのに対して、ミレニア>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

楽しい!演劇的なことをやったことがある人なら、あるある要素に大笑いすると思う。「理屈ばっかり言ってんじゃねぇ!」と小生意気なイケメン俳優を監督が引っ叩くシーンに一番笑った。分かるわぁ、その気持ち。物を>>続きを読む

ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年製作の映画)

2.6

ミレニアムシリーズ初の前作からの続き。前作で壊れた対ゴジラ兵器・機龍を修復する整備士が主人公。その叔父が小泉博。素晴らしい小泉博とモスラが出ているだけで自分はもう充分。というか他はもうほぼ関心が持てな>>続きを読む

ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)

3.2

ミレニアムシリーズは、なぜ一作終わるごとに設定をチャラにしてしまうんだろう。いい加減にしなさいよ、とグチの一つも言いたくなる。今回も1954年以降ゴジラが現れていない設定。何度それをやれば気が済むの。>>続きを読む

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.1

前作「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」の翌年製作の今作で、またもや前作の全否定。積み上げたプロット全消滅作戦(笑)。しかも「エメリッヒ版ゴジラ」まで「アメリカに出たのはゴジラに似てるけどゴジラじゃない>>続きを読む

ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(2000年製作の映画)

3.2

前年の「ゴジラ2000ミレニアム」がなかったことになっているというか、1954年のゴジラ東京上陸を冒頭に持ってきて、その後もゴジラは生き続け、大阪に首都移転したという「パラレルワールド」設定であること>>続きを読む

ゴジラ2000 ミレニアム(1999年製作の映画)

2.0

1995年に終了した平成ゴジラシリーズから、四年後の1999年、ミレニアムシリーズとしてリブート開始。しかし‥‥。

リブートだからとはいえ、これはない。ゴジラが出没する日本が大前提となっていて「ゴジ
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ゴジラVSデストロイア(1995年製作の映画)

3.9

これが最後の平成ゴジラ映画。
前作、前々作とパワーが落ちていたのが、ここにきて一気に最高潮へ。

1954年「ゴジラ」をしっかり踏襲した、ラストにふさわしい作品。これまでの安さを感じる画面設計から一変
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ゴジラVSスペースゴジラ(1994年製作の映画)

2.5

うーん、なんだろうな、とにかくスペースゴジラがイケてない。何をしたくて九州へ来たのか全く分からずじまい。前作のベビー、リトル・ゴジラとしてバース島でスクスクと成長するも、面影まったくなし(笑)。何を食>>続きを読む

ゴジラVSメカゴジラ(1993年製作の映画)

3.1

1991年の「ゴジラvsキングギドラ」で海底に沈んだ、23世紀人が作ったキングギドラのロボット頭部を海底から引き揚げ、研究に研究を重ねて作った、対ゴジラ兵器・メカゴジラ。Gフォース司令官の中尾彬、「こ>>続きを読む

ゴジラVSモスラ(1992年製作の映画)

3.2

冒頭から「インディ・ジョーンズ」のパク‥‥オマージュから始まる今作。人間のドラマパートは‥‥薄っぺらい(笑)。トレジャーハンター、その元妻、観光会社の社員のトリオはインファント島から出たモスラの卵を日>>続きを読む

ゴジラVSキングギドラ(1991年製作の映画)

2.9

「ターミネーター」と「バックトゥザフューチャー」の影響をド直球で受けたと思しき「ゴジラvsキングギドラ」。

2200年からやってきた未来人、最初は親切そうだったけど実は日本にダメージを与えるためにや
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ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

3.6

平成になって初めてのゴジラ映画「ゴジラvsビオランテ」。前作「ゴジラ」の5年後を描く。

正直、ストーリーは色々と言いたいことがあるというか、なんだこりゃという部分が多すぎる。ドラマパートが好きじゃな
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