justiceviceさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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ジャームッシュのデッドマン(ウィリアムブレイクの詩がリードとしてドロップ!)アルトマンのギャンブラーのヴァイブス。
西部劇にしては銃撃無くて、逃避行にしては短過ぎる、オリジナル。
現代パートの川の流れ
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バットマン:ダークナイト リターンズ Part 2(2013年製作の映画)

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まぁ、原作にも出てくるから忠実にしたんでしょうけど、スーパーマンや米ソ冷戦のエピソードは風呂敷広げ過ぎてると言うか、ゴッサム内、ジョーカーでタメを効かせれば充分なのでは?個人的な興味はスーパーマンより>>続きを読む

バットマン:ダークナイト リターンズ Part 1(2012年製作の映画)

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OG/オリジナルギャングスタではなく、OV/オリジナルヴジィランテ。
ここまできっちり描くのは誠実だと思う。
悪役のミュータントに華が無さすぎる。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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(チャプター含め)B&Wのパートはテリーギリアムぽくって好き。カラーパートはジャン・ピエール・ジュネぽい。美術や雰囲気は好き。お話は文学的なジェスフランコ(この時点でもはやジェスフランコではない)みた>>続きを読む

唐獅子仮面/LION-GIRL(2022年製作の映画)

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「泣かすぜ!」
ハズレのない間違いない光武作品。
相変わらず女性を撮らせたらピカいち!(藤川れいな嬢に似ている)
作りはバック・トゥ・ルーツとも言うべき2作目のサムライアベンジャーに似てるが、今回はト
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フレッシュ(1994年製作の映画)

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バスケコートと犬で涙。
チェスとドラッグと復讐。

ホットシティ(1996年製作の映画)

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ゲットーボーイズやスカフェが出ている位の予備知識で鑑賞したらブラックスプロイティション同窓会にビックリしたが、監督が、ラリーコーエンでもっとビックリ!

ネメシス(1992年製作の映画)

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長年vhs止まりだった偏愛作品がBDで!しかも2.0として!オリジナル版はハイビジョンサイズ版とシネスコサイズ版を収録!ザ・できる仕様。即買い間違いないのだが、モタモタしている間に監督は亡くなってしま>>続きを読む

ミディアン ディレクターズ・カット版(1990年製作の映画)

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vhsがプレ値で入手出来ず、ずっと見たかった作品。クローネンバーグが監督ならテイストは変わっていたと思う。似たクリーチャーが出てきたアメリカのドラマシリーズのタイトルが思い出せない………。

続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)

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見せ方、撮り方、キャラの付け方が上手い。話しはDQNバカップルの逃避行(これが実話と言うのも凄い)なんだけど、前述した上手さで映画になってる。
強奪した車にスピード感なくても、巻き込まれた車がクラッシ
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みな殺しの霊歌(1968年製作の映画)

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紫煙と私怨
one fuck one kill.
イギリス盤のBDを12/24に入金して1月中旬に届く予定が、届く気配がないので催促のメールを送ったら長文の言い訳が届いた所。見たような、見てないような
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ザ・ガーディアン/守護者(2022年製作の映画)

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雑!ザ・ロックのファースター怒りの銃弾(だったけ?男女の殺し屋が出てくるの。)のリメイクかと思った。それ+ジョン・ウイックやらレオンやら。

理想郷(2022年製作の映画)

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陰鬱。効果音も拍車をかけストラングル的重層。アジアの田舎ホラーの様な土着的な儀式とかはなく、スピリチュアルより人間の恐ろしさが際出る。村八分や誘致による交付金など日本でもゴロゴロしてるだけにno wa>>続きを読む

文化果つるところ(1951年製作の映画)

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コンラッド原作。奥地に入っていく所から「らしくなる」
真を含めた地獄の黙示録感もあるのだが、食人族などの現地人へのバーバリアン扱いなどにも通ずる。鑑賞後は疲れに取り憑かれる作品。

オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)

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文化果つるところと同じ様な話しだが、コンラッドの別の小説。こちらは本作と同年にマレーシアでHanyutと言うタイトルで映画化されているらしい(未見)雨や川の流れ、水上のリズム、光を取り入れた長回しには>>続きを読む

獣人(1938年製作の映画)

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てっきり制御不能になった暴走機関車と衝動が効かない自分を比喩として表現するのかと思っていた。遺伝子的な繋がりで衝動から逃れられない自分と決められたレールを走る機関車とかけているのか?獣人みたいな奴は他>>続きを読む

地の果てを行く(1935年製作の映画)

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冒頭のフィルムノワールから部隊モノへ。こう書くと緩急が凄いと感じるが、それが強引ではなく、そこそこにフラットに、シームレスに繋がっていく。

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

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とりあえずケネスアンガーはレフ(ィ)ンの脳天かち割る権利はあると思う。

VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

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多分、ナウシカ超えを意識してると思いますが、お話が何か言いたげなんだけど、全く伝わらず。この壮大な世界観に呑まれている感じ。とは言え、ポスターヴィジュアルなど好きなので、一応パンフは購入しました。

絶壁の彼方に(1950年製作の映画)

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ポリティカルサスペンスで相当面白く、次から次へと出てくる仕掛けやピンチ感に目が離せなくなる。テーマの着目点も新鮮。

暗黒街の弾痕(1937年製作の映画)

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様々な重圧から逃れられる死もまた自由である。
邦題はかっこつけすぎ。自暴自棄になり自業自得のチンピラの話し。ついて行く女も頭悪そう。ただ、画は神がかり的。霧、毒ガス、雨、牢屋の影。

ギャンブラー(1971年製作の映画)

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西部劇解体映画。リアル。ただ、それだけではなく、景色のカットも凄い!人間の愚かさ、それでも生きていかなければならない厳しさ、その一方で突然過ぎる死の儚さ。人生とはギャンブルである。

ゴングなき戦い(1972年製作の映画)

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冒頭で映し出される解体された家、家はいくらでも作り直して新築されるが、人生はどうだろうか…………。
これは、すかんぴんウォークやにも通ずる話しで、夢を現実に出来ない人の方がマジョリティなんだと思う。

タブロイド紙が映したドリアン・グレイ(1984年製作の映画)

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寺山修司的映像展開。洗練されてない生々しいシュールレアリズム。半分くらい寝たけど、起きていたとて意味は理解できなさそう。

ボディ・アンド・ソウル(1947年製作の映画)

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ノワールだけどあるカタルシス!ハイアングルからのショットが決まり過ぎてヤバい。ラストは安藤昇の我が逃亡とSEXの記録に引けを取らない位の皇帝感。

深夜復讐便(1949年製作の映画)

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林檎と言う禁断の果実のメタファーの変化球。聖書的なモノではなく、強欲な行き過ぎた資本主義モノ。現代社会にも通ずる。物流的には2024年問題もあるし。しかし、当時はバーストしたタイヤを一つ直すのも命懸け>>続きを読む

裏切りの街角(1949年製作の映画)

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トライアングル・ノワール/ガスマスク・イズ・デスマスク
ソダーバーグのリメイクより、こっちが好き。襲撃前の輸送車が構内に入ってからのハイアングル!移動中の輸送車と列車を上から撮る!そこからのタタキ!ヤ
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月光の女(1940年製作の映画)

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未亡人の方がキャラ立ち(フーマンチューの妻という作品で映画化出来そう)しているが、発砲の際の見開いた眼!意外にこれが難しい。カミュや平塚らいてうの太陽の話と狼男の月の話しを繋ぎ合わせてようとしたが、文>>続きを読む

ギルダ(1946年製作の映画)

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見ていたら、凄まじい長い地震が!
引き続き見ていたら、こんな歌が!

♪サンフランシスコ大地震/確か1906年だったかしら/母なる大地がいつものイタズラをした/でも、それはただのデマ、こっちが本当の話
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リアリティ(2023年製作の映画)

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世界一穏便な逮捕にも関わらず世界的なスキャンダル。
彼女にはスノーデン、アサンジみたいなジャーナリストや正義感を全く感じない、と言うか感じさせない。
ロシア疑惑そのものには触れてなく、あくまでも会話〜
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

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面白かった!バカ騒ぎからの悲劇。グラインドハウス・フェイク予告からの新たな刺客。果たしてロブゾンビは作るのだろうか?

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

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テオレマ!+下女!!+スポンティニアスコンバッション!!!最高❗️
オンゴ(シャーマン)だけで成立させる土着ホラーに舵を切らず、ポリティカル要素(確か、アメリカで実際にあった事件)を入れつつ、一代女復
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続・世界残酷物語(1963年製作の映画)

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ユニオンで安かったのでサルベージ。冒頭からイギリス政府への煽りから始まる。そのスキル、まるで2ちゃんネラー。ラストのビンタコンサート、ブニュエルぽいっ。

世界残酷物語(1962年製作の映画)

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昨日寄ったユニオンにてサルベージ。安かったので。カーゴカルトを取り入れていたのが新鮮。初見時には気づかず(或いは忘れていた)真実の画と言葉の嘘。捕まってない詐欺師。映画界のマルコム・マクラレン。人間の>>続きを読む