justiceviceさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

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これまた、現代社会問題をテーマにしているものの、激安人間による激安犯罪をワンカットで観せ付ける嫌がらせの様な作品だった。

TAR/ター(2022年製作の映画)

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現代社会問題の一つであるキャンセルカルチャーを軸に、その他諸々の問題も取り入れているが、明確な答えなど提示せず、現実に寄せたリアルな作り。ケイトブランシェットの凄味は如何なく発揮されており、テーマすら>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

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実録・ポリティカル・スリラー。宗教と言うか、ドグマディズムが張られた街、或いは支配された人々。福音派の傲慢さにも通ずる理屈が常識。ラストもこのまま行けばメシマズ展開だったのが、急転しても、それはそれで>>続きを読む

影なき淫獣(1973年製作の映画)

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口を開けばセクシズム丸出しの発言。下衆の極みオトコが村の半分を占める町、正に(いろんな意味で)無防備都市!でも、撮り方としては、当時のカルチャーや街の雰囲気を取り入れてネオリアリズモ的でもある。ネオリ>>続きを読む

劇場版 センキョナンデス(2023年製作の映画)

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個人的にマイケルムーアが面白かったのはテレビ時代だと思う。映画になってから、随分とユーモアがなくなり、代わりにプロパガンダが入って来た気がする。本作はユーモアはそのままで映画化されており、尚且つ、シビ>>続きを読む

世界の終わりから(2023年製作の映画)

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カラーとモノクロに分けられた物語。B&Wのフッテージは単に過去のパートだからではなく、未来は今だから、光輝く未来だからこそ、現代パートをカラーにしてると思っていた。knockが福音派の頭の中だったのに>>続きを読む

霊魂の不滅(1920年製作の映画)

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字幕が自動翻訳のせいで数分で断念した作品ではあるのだが、シャイニングで完コピしている元ネタがあるらしく、凄まじいペラい鑑賞理由で再チャレ。二重露光にまんまと鷲掴みにされる。最後にはオマージュの元ネタ云>>続きを読む

裏切りの季節(1966年製作の映画)

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若松感が隠しきれてなく、ダダ漏れ。WAR ALL THE TIME,WAR ALL THE PLACE.といった所でしょうか。リップヴァンウィンクル程の狂気もなく、メインの戦場写真がシットリッカーズの>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

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暫く見てない間に随分と変わったなぁ〜と。攻殻機動隊にも近付いて来て、そっちに行くかぁ〜と思いダレていた所でラスト!これには吃驚!一気に持ってかれる。長い助走を終えると驚愕のラストが待ち受ける。あの長い>>続きを読む

私、オルガ・ヘプナロヴァー(2016年製作の映画)

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「マイケル・ムーア:コロンバインの生徒やあの街の人々に話すとしたら何と言う?

マンソン:何も言わない。黙って彼らの話を聞く。誰もそうしなかった。」
ボーリング・フォー・コロンバインより

冷めた目付
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闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

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1と3しか見てなかったので2を年間費更新特典でレンタル。全てにおいて薄い。金の怖さも人間の闇も、緊迫感も無い。ホストクラブのシーンのセリフなども聞き取りにくいし、演者の演技も酷い。いいと思える所が一つ>>続きを読む

アッシャー家の崩壊(1948年製作の映画)

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恐怖と幻想の世界のBOXより。物語とは別に狂言回しというか司会がいるの、イギリス映画好きだよねぇ〜。

闇金ウシジマくん Part3(2016年製作の映画)

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アマプラに2が無かったので、3を。もうバブルと寝た女でしかない気も。あと、白石〜さくらゆらのシームレスな編集とかも、この作品自体が、いかにもそう見せる情報教材の様な。見た人はマルチの養分?ハマケンのヨ>>続きを読む

黒の斜面(1971年製作の映画)

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隠と陽のファムファタ(ー)ル合戦。岩下志麻、恐ろしすぎる!こんな破壊力のある電報初めて観た!

映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

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YouTubeで公式が楽園編を上げており、面白かった事から拝見。コンゲームとしては弱いが緩急が凄いので見てられる。あと人脈の儚さお金の恐ろしさなども。ミナミの帝王よりバブルと寝た女たち感が強い。

故郷の便り/家からの手紙(1977年製作の映画)

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手紙が理想で車や地下鉄の音、ノイズまみれの現実。映画を作ろうとしたが、出来上がったのはアンディウォーホルのファクトリーに出入りした人間が作った様な実験映像。ただ当時のニューヨークが見れるのは貴重な資料>>続きを読む

街をぶっ飛ばせ(1968年製作の映画)

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ブリュッセル1080〜よりセブンスコンチネントのヴァイブス強め。(本末転倒なたとえ)素っ頓狂なメロディは彼女の精神状態のメタファー。あとラスト、ラッパー慕情!

死の接吻(1947年製作の映画)

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アマプラだと謎の電子音が定期的に入るので盤で欲しいと思う。演技合戦。

ダークグラス(2021年製作の映画)

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ゴダールの赤、アルジェントの真紅。
見終わった後、21世紀にもなって、何のヒネリもないジャーロで既視感あり過ぎて………と思っていたのだが、地に足がついてないアップデートをして孤軍奮闘しているデ・パルマ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

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あのエスターの前日譚。予想を裏切る上手い作り。お金ではなく生存を賭けたある意味コンゲーム。毒をもって毒を制し、より強力な毒が培養された、サイコパスイニシエーション。主人公の娘、昔のノニーに似てる。

影の軍隊(1986年製作の映画)

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国際諜報局やパーマーの危機脱出の様な地に足がついたスパイもの。原題は笛を吹く人でホラの意味もあるみたいなので、こちらの方が良いのでは?何でこの有名過ぎる邦題を使ったのは悪手。

影の軍隊(1969年製作の映画)

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重量のある寂寥、皺よる眉間、迫り来る危険。抵抗道とは組織的な処刑である。
煙が霧に見えるが如く。

メナース(1977年製作の映画)

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「ワンチャンオジさん危機一髪!a.k.a.早過ぎた勾配ニキ」
ずっと見たかった作品だけど、DVDがプレ値でゲトれず、vhsが安く出ていたのでサルベージ。助走シーンが長く、ダレる所もあるのだが、恐怖の報
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ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

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続ける必要も無いのに、無理クリ終わらせる為に強引に作った感じ。

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

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「不吉な兆しの空の下、貴方と私、仲良く無間地獄。」

スラッジとドゥームのインダストリアルにノイズが加わった様な映画。
冒頭のバッタから感じさせる
闇堕ちしたテオレマのメタファー。
或いは
悪気のない
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コルト45 孤高の天才スナイパー(2014年製作の映画)

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「もがきとあがき、つまりは不信と疑惑の蟻地獄」

邦題が接続詞から始まるフレンチノワールと同じ枠ながらも、(演者もその界隈の方々)何故か邦題がスナイパーと言う事実無根なつけられ方をされて地味なタイトル
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L.A.バイス(1989年製作の映画)

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昨日見たジョセフ・メルヒつながりで。
裏ジャケに前作L.A.ヒートをスケールアップと記載されており、見る順番間違えたかな?と思いつつ見た後には、前作を特に見なくてもイイやと思わせる作り。でも、世の中に
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刑事ベルモア/共謀者(1995年製作の映画)

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昨日から続く邦題刑事つながり。結構身体を張ったアクションシーンがあるのだが、全体的に活かされてないのが残念。無駄に景気の良い爆破シーンにかき消されている。お話しも既視感あるのだが、エルロイの世界観とセ>>続きを読む

刑事エデン/追跡者(1992年製作の映画)

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♪聴けるのはオンリーカニエバース(TERIYAKI BEEF)
「見れるのはオンリーアクションシーン」
今、見るとブルタニーマーフィーに似てますね。他者が入り込む事で起こる化学反応、要は映画テオレマの
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悪魔の赤ちゃん(1973年製作の映画)

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イレイザーヘッドのベイビーは殺人しないだけマシなのかもしれない。

ラルジャン(1983年製作の映画)

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ジム・モリスンが知覚の扉に影響されドラッグで精神の扉を開けようと試みた様に指先とつま先で共同幻想の扉を開ける。その先の答えは………黙示録な慟哭!

薔薇の標的(1972年製作の映画)

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狙撃三部作のスピンオフ的なものを勝手に想像していたのだが、結構甘々。武士道的なメタファーを蒸気機関車にしたせいで撮り鉄パートまである始末。

電撃脱走・地獄のターゲット(1972年製作の映画)

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脱獄理由がトホホで、そりゃ浮気されるわ!と思っていたが、最後にはハリーを応援してた!感情の緩急は正にハリーと同期。

セルラー(2004年製作の映画)

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映画体脂肪率10%切ってる。フィルマのクレジットには無視されてますが、ストーリー(原案になるのか?)はラリーコーエン。
壊疽からのアボカドパック、2度と電話して来ないでくれなど笑い所もしっかり取れてる
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