あちゃラカモクレンきゅーらいすさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

あちゃラカモクレンきゅーらいす

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映画(1382)
ドラマ(0)

クィーン・ケリー(1929年製作の映画)

5.0

9割内側からの切り返し、照明もズレズレ、超個性的な監督シュトロハイムの伝説級の映画としてせせこましいポータブルプレイヤーから一部分を受け取った。本作を見ずして書かれた映画評は価値がないと思わせるほど凄>>続きを読む

光に叛く者(1931年製作の映画)

-

寝ちまった。テッドテズラフのキャメラの特性というか、絞りは開放気味にして背景をボヤかすけれど、それは決して露出オーバーにはならずにしっかりとした濃淡のある画面を作るというのが伝わった。ボグダノヴィッチ>>続きを読む

暁の偵察(1930年製作の映画)

4.1

リチャードバーセルメスが泣きすぎで後々コンドルでチラッとケイリーグラントの瞳から涙を零すショットに比べると落ちるものの、死んだら次のやつが引き継いだり、遺品がチャチなキーホルダーだったり、敬礼して死>>続きを読む

港々に女あり(1928年製作の映画)

4.6

指を引っ張って治してやる、酒を二人分頼んでやる、女には既に手がついている、ラストは二人がお互いの腕をガチッと掴んで終わるところが素晴らしい

無花果の葉(1926年製作の映画)

5.0

メチャクチャ面白い。アダムとイヴを現代にオーバーラップして置き換えちゃう感じが、物語なんざパターンで問題は切り口なんだよという意識がメチャクチャ伝わる。
ロングからアップへ移行するのもうまいし、ベッ
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奇傑パンチョ(1934年製作の映画)

4.0

ギャグの反復や、ジェームズウォンハウの作った光によってできた物凄い大きな影があたりに降りるなか人が殺される場面や大勢のエキストラかワンチャカやってるところは楽しい。駆潜艇と違いホークスはあまり監督して>>続きを読む

青髭八人目の妻(1938年製作の映画)

5.0

クーパーがパジャマの上だけをくれという。店員は「すみません、上司に聞いてきます」と階段をワンシーンワンカット、クレーンショットで上がっていって、また上の上司のとこへ行くのをワンシーンワンカットクレーン>>続きを読む

ゾンビコップ(1988年製作の映画)

-

照明は悪くはない。ラストなんかカーペンターみたい

西銀座駅前(1958年製作の映画)

3.0

理屈っぽい脚本家の映画。照明は濃淡が濃いし、反復のギャグもあるが、タガが外れていない

駆潜艇K-225(1943年製作の映画)

5.0

どう考えてもハワードホークスが監督したとしか思えない。
まず、ランドルフスコットがバー訪ね、奥のキッチンへ行くと、女がエプロンきて炊事をしている、というのをカメラがトラッキングの横移動で納めるわけだ
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.1

泣きました、岸井ゆきのがひたすら献身するところのひたむきさに。恋人の成田凌にすがっているため、シャワー中であれ電話に出るし、家にいようとわざわざ寄ったりする。ぶ神経極まりないこの男はまったく気づかず>>続きを読む

ファンハウス/惨劇の館(1981年製作の映画)

3.3

クレーンは二回。よくできてるけどもうちょっとショットで推してくれると好き

知られぬ人(1927年製作の映画)

3.1

それなりだが、神格化されるようなものではない。確かに話は面白いが、演出がさして細かくない

イメージの本(2018年製作の映画)

-

ようわからん、マジで。一部心惹かれるところもあるけど、言葉にしがたい、もどかしさ。

多十郎殉愛記(2019年製作の映画)

3.7

忍び寄るようなキャメラワークからはじまるこの作品は、多部未華子と高良健吾の合わない視線、つまりは盗み見ることが繰り返されることを予期させる。彼らが瞳を合わせようと見つめ合うとき、抱き合うときの感動った>>続きを読む

サンライズ(1927年製作の映画)

5.0

ただ一つ言えるのは、霧がかった月夜の中、都会の女にのしかかられながら接吻するところがもうたまらない。雨月物語の森雅之と京マチ子のピクニックと物凄い似てる、あれも田舎の男が高貴な幽霊の女にたぶらかされる>>続きを読む

ローラーとバイオリン(1960年製作の映画)

4.3

タルコフスキーもこんなに人物や物を緻密に動かしていたことがあったのを見て、驚き。惑星ソラリスとかベルイマン的演劇の延長にしか見えない。
バイオリンを持った少年が扉をあけて階段をだっだっだと降りて、扉
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

4.5

記憶喪失の男を巡った逃避行。単純だが丁寧なカットバックで、切り抜いていくところが気に入った。俳優の輪郭が素晴らしく収まっており、ひどく心に残る。明らかにゴダールのはなればなれに、とか勝手にしやがれの>>続きを読む

合衆国最後の日(1977年製作の映画)

4.8

猛烈な視線劇、スプリットスクリーンという技法がそれぞれの登場人物が様子を伺うことを一挙に凝縮する

白熱(1949年製作の映画)

5.0

ヒッチコックのエロチックなゆったりと流れる時間が起こすサスペンスと違い、もう息つく間もなくドンドン乾いた暴力的なキス、セリフまわし、カッティングがおぞましいまでに活劇をあらわにしている。終始興奮の2時>>続きを読む

ハロウィン(2018年製作の映画)

1.9

時計、目、レコード、ヘッドホンと冒頭から円環が連鎖した狂気の領域を描こうとするも、そんなことをしたからといって映画にはならない絶望を押しつけてくる。ここら辺のショットがそもそも繋がってないから、汚い。>>続きを読む

殺人鬼を飼う女(2019年製作の映画)

2.1

ダメな部分と面白い部分の差が激しい。
タバコを吸いながらやってくる借金取りは最高

巨人と玩具(1958年製作の映画)

4.7

YouTubeで見たところ画面が荒く完璧にノることができなかったが、これはスゴイ。いままでに見た増村の中で1番トラッキングが見事に持続を作っている。
ラスト、川口浩が夜の中消えていくところに、いわ
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黒の超特急(1964年製作の映画)

4.0

冒頭とラストを横切る超特急が示すように、ひたすら水平線の映画であり、俯瞰のショットは取引所であったり、勾配を描くためや、田宮二郎がゆすりをしてやると決め込んだときに上がる階段のみに留められる。また、彼>>続きを読む

グレイト・ガッボ(1929年製作の映画)

2.5

A級心理劇、セリフの応酬で、それも殆どが説明ゼリフ。腹話術の話はなんでもできる映画だとあまり芸としてありがたみがないのでは?
シュトロハイムがモノクルをくいっとやると、客席にかつての妻がいて、カメラ
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黒の試走車(テストカー)(1962年製作の映画)

4.0

車の横っちょが映されたかと思えば、すぐに正面、後ろを映し、それから引きのカットになり車が二台山道を走っているのがわかる。あたりキョロキョロと伺い、尾行車がいないか調べると無線で指示を出し、テストカーは>>続きを読む

セックス・チェック 第二の性(1968年製作の映画)

4.8

キチガイすぎて笑える。
この頃の増村になると、縦の構図が作れなくなり、一部分にだけフィルムノワールのような照明を作って、ショットを作ってる。カメラも動きを止める。それでも、ひたすら惹きつける演出がや
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最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.3

ラストカットが、顔面で終わる映画(接吻、肉屋、引き裂かれた女、刑事キャレラ)はだいたいがモーションピクチャーだと相場は決まってる。
川口浩と若尾文子がバーカウンターを挟んで、俺は好きなんだ、君が、え
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二重結婚者(1953年製作の映画)

4.0

アイダルピノ二重結婚。加藤幹郎的に神格化されるもんではないが、やはりこの頃の脚本の練りがすごい。ロスという斜面に溢れた街にある、いかがわしい中華料理屋に誘い込まれ、かつルピノの家の階段できっかり3回逢>>続きを読む

メビウス(2013年製作の映画)

3.8

ノレズ。70-80ぐらいか。
撮影は上等、携帯電話のサスペンスのところの濡れた舗道のロングショットはうつくしい。
カットバック祭りで飽きる、脚本もセリフや物語の流れが強く理屈っぽい。ヒッチコックを
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青空娘(1957年製作の映画)

4.9

動く、動く、動く、とにかく動く。背景のエキストラまでぐいぐい動くぞ
若尾文子が青々とした海を背景に、胸元の切り込んだセーラー着て、葉っぱをいじり、投げる仕草の無常の可愛さ。先生に電話して、不幸せです
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