あチャラかレインズさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あチャラかレインズ

あチャラかレインズ

性急だが、今年のベストを決めようじゃないか。これらを塗り替える作品が出てきてもおかしくはない。

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法隆寺(1958年製作の映画)

2.8

仏がクロースアップになる時、丁寧に照明で照らされていてフィルムの感じも鮮やか。

悪の階段(1965年製作の映画)

5.0

トーキー始まって以来の真の映画。

この監督の演出は、悪事を企てている時に扉、カーテンを閉めてから始まる細部から見ても明らかだろう。

タイトル通りに階段を23回昇り降りする。うち、正確に4
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その場所に女ありて(1962年製作の映画)

-

バカだからよくわからなかった。

俳優、撮影、照明、美術、編集完璧なのはわかるが、、。

宝田明と司葉子が朝帰りの時別れるカットバックは、その後の展開を予測させる素晴らしいものだったが。

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切られ与三郎(1960年製作の映画)

4.4

伊藤大輔が緊縛プレイ狂なのがよくわかる一作。あと、どんだけ生娘と極悪人が愛に生きる話が好きなんだろうか。

雷蔵と淡路恵子が吊るされてリンチされてる場面から、多々良純が冗談で首を絞められたりする
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弁天小僧(1958年製作の映画)

4.7

伊藤大輔のフェチズムというか強迫観念というか、緊縛への執念は並々ならない。

岡っ引きが投げるお縄もそうだが、ここでは雷蔵が青山京子を犯そうと、弓の弦を使って首を締めあげるショットが堪らなかった
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彼奴(きゃつ)を逃すな(1956年製作の映画)

4.0

ラジオ屋が向かいの家で起こった殺人事件を目撃し、警察にチクるかチクらないかのサスペンス。

ピューヒャララという笛の音色に、ドンドン太鼓を叩きながら歩いて回るチンドン屋が現れる。何気なく見ていると
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殺人容疑者(1952年製作の映画)

-

福しんの不味いラーメン&美味いチャーハンのセットが腹に溜まって寝てしまった。

いわゆるドキュメンタリータッチが、この映画の演出を弱くしていると思う。

引きの絵で、丹波哲郎が拳銃を構えて屈みな
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ニーチェの馬(2011年製作の映画)

1.0

人生ワースト、これ見よがしの極み。

風がビュービュー吹いてるわけだけど、画面の奥の木々や草木が全然揺れてないんだよね。で、役者が必死そうな顔で荷車引いてる様子が滑稽極まりない。

長回しの32シ
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ゾンビ/米国劇場公開版(1978年製作の映画)

4.1

アルジェント版のゴブリンのテーマ曲が流れまくる歪さとテンポも面白いが、ロメロが描きたかったであろうライフルを持ったゾンビだったり、ヘリコプターのプロペラに脳天ぶった切られるゾンビとか非常にユーモラス>>続きを読む

ハウス・オブ・ザ・デッド(2003年製作の映画)

2.0

ゲームのファンだが、マトリックスの真似事をしていた気がする。夜の照明は露出アンダーはしてなかったが、、。

銃でゾンビを撃つアーケードゲームは動体視力を鈍くは鍛えてくれたの、かもしれない。

一寸先は闇(1971年製作の映画)

1.0

シャブロルのワーストはこれだ。

つまらん、こんなもん映画になるわけがない。
主人公が心理的葛藤ばっかしてるだけの典型的な初犯の映画。

演出の理屈っぽさも抜きん出ている。

成瀬やホーク
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シライサン(2020年製作の映画)

1.0

馬鹿馬鹿しい理屈の映画というより、Vシネ。

低予算映画特有の安っぽい画面になんら感動も不思議も覚えない。デジタル技術の推進は、ただ粗製乱造のデフレを起こしただけだった。

いまのデジタル時代は
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スタートアップ・ガールズ(2019年製作の映画)

2.5

『スタートアップガール』、イマジナリーラインを跨いだカット割りやアクション繋ぎは小津だが、サービスで広角レンズで撮ってあげてる場面に撮影のムラがある。
脚本もいささか言語的で気になる。

ジェンガ
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スピオーネ(1928年製作の映画)

5.0

フリッツ・ラングの最高傑作、いや、映画至上最高の傑作と言うのもバカバカしい傑作。

・椅子の誘惑

ハギ一味が女スパイを、ドイツ政府、日本の間諜、ソ連軍に送り込み、破滅へと誘いだす諜報合戦がガツガ
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栄光(1926年製作の映画)

4.2

やはり、ここでも生脚が無造作に放りだされる。ドロレス・デル・リオの緩んだストッキングをめくってやるのが堪らない。サイレントから鍛えてる監督は常にこうした努力を怠らないのだ。

サイレントのウォルシ
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スミス夫妻(1941年製作の映画)

2.0

途方もなく詰まらないヒッチコック。

冒頭10分の夢魔的なカットバックの連鎖は紛れもなくヒッチコックだが、次第にセリフを追っていくだけの映画になってくる。

無論、スクリューボールコメディらしい
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

1.0

映画狂を自称する奴ほどタチが悪いものはない。

自称殺し屋に人が殺せるわけがないし、自称性愛の達人が異性を満足させることもできないし、自称映画監督が映画を撮れるほど世界は甘くない。底が知れてると
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.2

どうした三谷幸喜、途中までダイブ面白いぞ。

記憶が正しければ詳細は後ほど。

野獣死すべし(1969年製作の映画)

3.8

『ムーンフリート』、『救命艇』のパクリ。

すべての登場人物が嘘をついてばかり、デタラメ極まりない。演出も同じく、ズームや意図不明の移動やカットバック、思いつきとしか思えないクロースアップの挿入が目立
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帰れない二人(2018年製作の映画)

5.0

チャオ・タオがお腹に抱えたリュックサック、あれは赤ん坊なのだ。愛を孕んだまま生きる、そのひたむきな姿には涙するしかない。

カメラが、フレデリック・ワイズマンのドキュメンタリーかのように、ワンシ
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プリズン13(2019年製作の映画)

3.0

清順さんの亡霊を見てるような気分に襲われました。人間がモノとして扱われ、しかもぞんざいに扱われる細かな演出が、ひたすらに面白い映画を撮りつづけていたあの監督を思わせました。

ファーストシーンの
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また会う日まで(1944年製作の映画)

4.8

ナチに追われた飛行士が、修道女と夫婦のフリをして逃避行を始める。
脚本の練られ具合、撮影の素晴らしさ、『第七天国』同様椅子を用いた演出がつづく神作。

バーバラ・ブリトンを包むヴェールが剥がされ
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万事快調(1972年製作の映画)

5.0

わからない、どこが面白いのかさっぱりわからない。

ミスキャストとも取れるジェーン・フォンダとモンタン、タイミングがズレてるエキストラの動き、おかしな音楽のタイミング、ダブってばかりの意図的な繋ぎ
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第七天国(1927年製作の映画)

5.0

究極の純愛と言ってしまえば、最近のシネコンみたいだが、そうとしか言いようがないメロドラマの中のメロドラマ。

ジョンフォードや溝口のサイレントほど怖さがない分、突出したショットが際立っており、純白
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舞姫ザザ(1923年製作の映画)

4.8

完璧なアクション繋ぎの連鎖に驚く。小津の『非常線の女』はこの頃のアメリカ映画に範を取ったのだろうなと妙に納得しながら、あのギクシャクとした感じを思い出す。

この後に200本近くの映画を撮ることに
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野人の勇(1920年製作の映画)

4.4

ジョン・フォードイズグレイトと叫びたくなる一作。

窓枠や柵を使ったフレーミングもさることながら、いたるところに顔を出す大木の幹が優れてうつくしい。

バック・ジョーンズが帽子を取ってモジモジと
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エデンの園(1980年製作の映画)

5.0

泣いて泣いて、むせび泣いた『エデンの園』。

『くちづけ』、『遊び』同様、ウブな男女の愛の逃避行をより丁寧に職人的に撮った印象を受ける。

されど、そのカット毎の積み重ねと、演技の動線の導きかたや
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最も危険な遊戯(1978年製作の映画)

4.9

面白い、面白すぎる。

演出の緊密な持続は、田坂圭子が裏通りを歩いているショットの、入念な計算のもとに選ばれたと見られる完璧なロケーションの選択からそうだといえるだろう。

シネマスコープの画面
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薄桜記(1959年製作の映画)

4.0

やたらとモノが落ちるわけで、雪がひらひら舞い散るわ、雷蔵の腕は切り落とされるわ、何度もお雛様が地面に寝っ転がることから、雷蔵と真城の名高い場面に繋がるのである。

森一生がチャンバラ映画の監督など
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ある殺し屋(1967年製作の映画)

3.2

落ちることを愛してやまない森一生は、墓場に穴か掘ってあったり、ベビーパウダーの缶か落っこちる場面のためだけに映画を撮っている。

増村の脚本も良くできているから、アパートの窓を開ける仕草や料亭の
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たわわな気持ち(2019年製作の映画)

3.6

ホン・サンスの生ぬるい人間描写に比べ、ゲスい古澤監督の自作自演にノせられる。
録音の臼井勝(ご存知『接吻』の)のペッドボトルを開ける音や小銭のジャラジャラ、コップが落っこちる音の物質感が素晴らしい。
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戦争と平和(1919年製作の映画)

4.7

気が向いたら後で書くけど、一見説教臭さを漂わせておいてきちんと映画の力で終わる。

霊魂の不滅(1920年製作の映画)

2.0

超楽しみにして見に行ったのに絶望的につまらなくてビビった。

ベルイマンのお師匠だけあって極めて演劇的な間の取り方に、芝居のクセが際立つ。話もやたらに説教臭いし、心理的なお涙ちょうだいで苛立つ。回想
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アモーレ(1948年製作の映画)

5.0

敬愛してやまない増村保造&若尾文子のコンビも、このロッセリーニ&マニャーニコンビの素晴らしさにまでは遠く及ばないと思わされてしまうくらい絶対的な傑作。

映画は女性が瞳を宙に漂わせ、祈る姿を仰いで
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