あちゃラカモクレンきゅーらいすさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

あちゃラカモクレンきゅーらいす

あちゃラカモクレンきゅーらいす

素晴らしい女性映画のベストをとりあえずねつ造したい気持ちに駆られた。
映画を見に行くとスクリーンの大半を占めるのは何かというと女性に他ならない。実のところケイリー・グラントやハリソン・フォード、長谷川一夫や阿部寛は男性ではなく、クリクリとした瞳に輝く面、しなやかな体躯に身を任せ、唇を寄せたくなるような母親なのである。映画は性別を無効化する荒唐無稽な装置に他ならない。

映画(1420)
ドラマ(0)

ざくろの色(1971年製作の映画)

4.0

撮影100、不誠実な語りではなく、映像の力を信じてる

失われた楽園(1940年製作の映画)

3.9

アベルガンスが鉄路の白薔薇で見せたひたすら運動やショットのぶつかり合いを描くというところが、途方も無く煌びやかな女のクローズアップをぶち込んだり、光だけ繋がってる花火のシーンや水に反射してゆらめく光を>>続きを読む

ショタール商会(1933年製作の映画)

4.8

いつものルノワールだと片付けることをためらうあまりに面白すぎる作品。
まず、冒頭ショタールのラベルが貼ってある箱を運んでいる店員が現れて、ここがショタールの卸問屋だとわかる。店員がトラックに荷物を積む
>>続きを読む

有りがたうさん(1936年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト。併映されたともだちのほうがサイレント映画としての暴力があって好きだが、ここにはないので書けないのが残念

グランドショウ1946年(1946年製作の映画)

4.1

撮影はグレックドーラントレベルのディープフォーカス、床の反射、巨大な鏡。マキノも持続を描きたいらしく長回しを多用している。踊りにキレがないためあまり露呈しないが、エイゼンシュタイン的な集団の蠢きを撮り>>続きを読む

日曜日の人々(1930年製作の映画)

4.0

主人公の1人を掃除夫にして、ベルリンのゴミ収集をとらえるのを違和感なくさせていてまあそこらへんは面白いといえば面白い。まあ、ワイルダーが書いた脚本だからこういうドブ臭さも魅力。ポランスキーがフランティ>>続きを読む

赤い天使(1966年製作の映画)

4.1

若尾文子のブカブカの軍服のシーンがキチガイにもほどがあって笑った。「靴を履かせろ! 」ここで若尾文子の足の裏が見られるし、男が屈服して靴を履かせるというシーンがみられるので倒錯的な人にはオススメ。外で>>続きを読む

クローズ・アップ(1990年製作の映画)

4.5

噂には聞いていた通り、キアロスタミはちゃめちゃな映画を撮る。
ラストの方のカメラ位置の嘘臭さを見よ。わざわざロングから感動の再会を隠し撮りかのように撮っておいて、クローズアップする。バイクを追ったショ
>>続きを読む

バルバラ ~セーヌの黒いバラ~(2017年製作の映画)

2.6

こんな光でいいわけがない。アクション繋ぎやデクパージュがホークスか、ゴダールを真似てるかは知らないが教条主義的

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.7

最初の方の廊下へのトラヴェリングで、「あ、幽霊の視点だな」と思っていると、物音がしてアフレックが奥を探るっている最中、手前にいるがっしりとした背中をはだけさせたルーニーマーラがいるショットを反復させて>>続きを読む

鬼灯さん家のアネキ(2014年製作の映画)

3.7

長い、編集が監督自身でやってるからだと一目でわかる勿体ぶった間。それさえなければ1時間半になったろうし、すっきりしたと思う。
照明の長田青海は危ない。女性の顔への照明がおしなべで暗い。女性が女性を照ら
>>続きを読む

ストリート・オブ・ノー・リターン(1989年製作の映画)

5.0

キースキャラダインが喉を掻っ切られて喋れないがために、ビルデュークの前でメモに走り書くと、その文章に書き起こされているであろう情景が浮かびあがってくる。書くことすなわち撮ること、これまでライターとして>>続きを読む

PLANETIST(2018年製作の映画)

4.1

GOMAという人のエピソードというよりはショットに泣いた。クジラが音楽を嫌ってるのか好いているのか人間である我々にはわかることはないが、少なくともある一定のコミュニーケーションが取れたという瞬間が涙を>>続きを読む

あなたの顔(2018年製作の映画)

2.8

全ショット13、平均ショット時間5分で、ジジイやババアの顔面を並べた安易な映画。ツァイミンリャンはある程度才能はあるので、照明とか集めてくる顔は面白い

生首情痴事件(1967年製作の映画)

3.0

東海道四谷怪談に忠実。なんだろな、人間の顔が焼かれたと言うのにほとんど無反応なあたりが凄いと思う。塩と砂糖を取り違えるショック描写ってありなんだろうか

吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

3.0

シーゲルのボディスナッチャーと比べるとダメだけど、75点ぐらいの打点はある。黒と赤が良く出ているグッド照明と金子信雄のいかにもな役がバツグン。

幻土(2018年製作の映画)

3.1

ブレランと飾り窓の女、ジャジャンクーを何本か見ました、という感じ。監督は真面目くんだけど、ショットという概念を知らないんだと思う。

ガザの友人への手紙(2018年製作の映画)

1.0

ビデオテープで撮った国境の壁や人が処刑されるところを撮って、演劇調に手紙を読み上げるシーンで観客をなっとくさせ、ラストは暴徒と化した人々の写真を並べて、ゴリアテの比喩で終わる。こんな映画を撮る奴も褒め>>続きを読む

エルサレムの路面電車(2018年製作の映画)

1.0

くず、ゴミ、カス。ベルイマン並みのアップ地獄に後ろがぼやけた画面、役者がひたすらおしゃべりや熱演や涙を流したりを続け、政治や宗教的に意味深なシーンを盛り込んで、はい、国際映画のできあがり!

ショック集団(1963年製作の映画)

4.5

若干狂気が分節化してるが、そもそもフラーの頭が常人とは違うので、なんとか映画になってる。
リンチっぽいオーバーラップバーレスクダンス、雷雨降りしきる廊下、白人至上主義の黒人、オペラ歌手、南北戦争の士官
>>続きを読む

ミッキーの摩天楼狂笑曲(1933年製作の映画)

4.1

短編シリーズの中でエレベーターの表現や物を落っことす天丼とか、バスターキートンのように鉄骨を知らぬうちに渡ってるところが良く出来てて、面白い

ミッキーのバースデー・パーティー(1931年製作の映画)

3.5

赤ちゃん教育の歌をいきなり歌う。ネズミのカップルが同じ歌とピアノを弾くデュエットを泣けるものがある

ゲーリーじいさんのチェス(1997年製作の映画)

4.0

カットバックの時間が飛ぶという表現をアニメでやってしまう、その試みが可笑しい

共想(2018年製作の映画)

2.5

観念から先に撮ってるせいでノれなかった。間違えられた男のオーバーラップや台車の上に乗せた浮遊ショットもここでは、観念の説明になっている。慎んだベルイマンという感じ

恐怖のまわり道(1945年製作の映画)

4.0

アンサーヴェッジのガソスタの立ち姿とキッ!て感じでこちらを睨んでくるのが怖かった。