Knagayamaさんの映画レビュー・感想・評価

Knagayama

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アウトポスト(2020年製作の映画)

3.5

多くの太尉が代わり行く中、大一番の決戦では長年部下と時を同じく過ごしてきた中尉が指揮を取る展開が胸を熱くする。
エンディング中の本人たちへのインタビューからも、どれだけ過酷な状況だったかが感じ取れる。

モービウス(2022年製作の映画)

3.5

同じ能力者と戦うという点において、話の構成的にヴェノムとほぼ変わらないが、ジャレッド・レトのモービウスとしてのマッチ感が半端ない。

凶悪(2013年製作の映画)

3.8

現実として起きた事件だというのも驚きだが、リリーフランキーとピエール瀧の狂いっぷりがより怖さを引き立てる。
山田孝之が檻を覗いている最終場面において、実際は自分が囚われていると見える描写はさすがである
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パール・ハーバー(2001年製作の映画)

4.5

イヴリンがとても綺麗で本当に美人。
これは戦争映画ではなく恋愛映画である。この三角関係を映画的にどう決着をつけるのかと思い見ていたが、これしか無いというような幕引きを迎える。

アンビュランス(2022年製作の映画)

4.0

いつも通りのさすがのマイケルベイ監督。トラブルが尽きず一瞬で時間が過ぎていき、気付けば映画が終わる。
緊張感のある車内での手術シーンに手に汗握り、終始兄弟愛を描写した終わり方はとても綺麗。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

ロバート・パティンソンの闇に埋もれた感じがめちゃくちゃカッコいい。今までのバットマンシリーズより未成熟で若いブルースの荒削り感がたまらない。
ゴッサムシティのアングラ感もとても上手く表現されている。今
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ブラック・クラブ(2022年製作の映画)

3.0

ずーっと氷の上なので見栄えが良くない。
最終的な幕引きも何も解決せず終わってしまっている。ただ、ストーリーは視聴者の予想を裏切る展開もあったりして惜しい。

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

3.5

今でこそロシアと言えばだが、本作は「正義が勝つ」をしっかりと表現し、ロシアでは国民的な映画であるというのも納得がいく。

AK-47 最強の銃 誕生の秘密(2020年製作の映画)

3.5

実際の物語であるところも然り、本来はいかにAK-47が優れた兵器であるかを今一度思い出させてくれる。

オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.5

フィクション要素が強めだが、リアルな映像がしっかりと緊張感を生んでいる。
グロテスクな映像が多いがすっきり終わるので、後味は良い。

ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

繰り返される未来の映像が、段々事実と繋がっていく。未来を覆すのかと思いきや本当に予知通りとなるが、断片的にしか得られない情報と繋がるため、結果的には観る者を騙すという構造。

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)

3.5

マーク・フェルトの正義感が強く伝わる。
歴史上の事実として実際の映像も使われ、ディープ・スロートであることをフェルトが生前に告白しているからこそリアリティのある仕上がり。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

4.0

映画としての見せ方が上手い。観る側に不安を煽るだけ煽り、安心させておいて一気に落胆させる。
映像面では昔のエイリアンに比べれば技術の進歩でよりリアル。特に、人間に近いネオモーフは言い表しようのない怖さ
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プロメテウス(2012年製作の映画)

4.0

エイリアン一作目に通ずる描写が多い。
完璧な解答は用意されていないが、エイリアンが作られた意味や、スペースジョッキーと呼ばれていた彼らの存在を知ることが出来る。

エイリアン4(1997年製作の映画)

4.0

全体的に見やすい。エイリアンの姿が最初から見えているので恐怖感は少なく、分かりやすい個性を持つ登場人物に加えて善悪もはっきりしている。設定上環境の変化もあり、極論この一本でも話がまとまる。
オリジナル
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エイリアン3(1992年製作の映画)

3.5

二度の戦いを経ているリプリーの「今度こそ根絶やしに」という必死の覚悟が伝わる。
続編等で、この時のリプリーが本当に彼女の最後だったと分かれば、より感情移入できる。

エイリアン2(1986年製作の映画)

4.0

前作と比べて圧倒的に体感視聴時間が早く感じる。
それだけアクション寄りではあるが、そもそもの恐怖感や閉鎖的空間を残した作られ方。
ひと段落からのラストバトルもエイリアンシリーズが生みの親だと言える。

エイリアン(1979年製作の映画)

3.8

今見ても全く見劣りしない鮮やかな映像。
昨今のあらゆるエイリアン像を創出した祖。
宇宙船での場面展開や人間関係、時間をかけて少しずつ知らされる恐怖。今では王道とされる要素を初めて作った先駆者。

ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

4.0

複数の人物をまとめたノンフィクションということだが、とても上手く表現されている。
主人公1人の存在感を登場人物それぞれの目線や捉え方により、少しずつ暴走していく様が見て取れる。
必要悪だと証明される形
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スヘルデの戦い(2020年製作の映画)

2.5

最終的な終わり方は綺麗だが、それまでの道のりがとても長く感じる。
3視点それぞれの立場を交差させたいのは分かるが、長い。

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.0

3視点で物語が紐解かれていく。
時系列を前後させることにより、段々と明らかになっていく本筋が面白い。
主人公以外全員死ぬ振り切った展開により、せっかく理解した登場人物が一掃され、逆に爽快感のある終わり
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

必ずエンドロール後にもう一度冒頭シーンを見返したくなる。
フィクションとは言え話の構成が素晴らしい。結果的に大和が建造されることは誰しもが分かっているが、主人公の使命はそれを止めること。
じゃあどうな
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ずっと独身でいるつもり?(2021年製作の映画)

3.0

田中みな実の演技がとても自然で綺麗。
登場する女性たちの本音と建前が上手く表現されている。男性視点の描写は一切無いが、そのおかげで女性が感じる男性へのジレンマを絶妙に理解できた。
ただ、映画館で見るほ
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

敵味方が超はっきりした頭空っぽで観れる良作。やっぱりヴェノムはこの2人でないと

キングスマン(2015年製作の映画)

4.0

スパイアクションの王道を行きつつも、飽きさせない展開。
まさに「マナーが紳士を作る」主人公の成長が嬉しい。

散り椿(2018年製作の映画)

3.0

親兵衛と采女の一騎打ちは一見の価値あり。
時間をかけて斬り合うのではなく、ほんの数秒で緊張感と美しさを兼ね備える殺陣は唯一無二。
音楽の既視感と余りなセリフの堅苦しさは黙殺するしかない。

燃えよ剣(2021年製作の映画)

4.0

新選組を通して見る幕末の荒波。
端的な背景描写により、長々と説明されないストレスフリーな時代展開。
豪華な俳優陣の演技力(注目はダークホースのウーマン村本)と真っ向から挑む映像。殺陣の迫力はもちろん、
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

ダニエル・クレイグのグランドフィナーレ
マドレーヌと娘への愛に溢れる納得の終わり方。ヴェスパーを忘れられず、散々脇見運転してきた彼が、最後は家族のために散る姿は涙無しには見られない。

007 スペクター(2015年製作の映画)

3.5

秘密結社スペクターによる種明かし
Mの遺言、ミスターホワイトの再登場などの前作からの引き継ぎから入るため、前作同様ストーリー展開が分かりやすい。
列車でボンドとマドレーヌが共闘し一気に仲が深まり、ラス
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

50周年に相応しい仕上がりとなっている。
前作に比べ非常にシンプルで明快な展開。
簡素というわけではなく、007の醍醐味であるボンド・カーや美女、おそらくクレイグシリーズ初劇中でのメインテーマBGMな
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007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.5

初見では内容を完全に把握することが難しい。
ただ、前作からそのまま繋がっているので、ヴェスパーを失った復讐という側面でボンドを見ると楽しい。
1時間ほどなので、解説を読んだ上で各シーンをすぐ思い出せる
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007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.5

高級レストランのフルコースのような映画。
起承転結それぞれがとても丁寧に描かれている。
分かりやすくも複雑で魅力的な登場人物が、スムーズな感情移入を生んでいる。
アクションも一切手を抜いていないが、誇
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インデペンデンス・デイ(1996年製作の映画)

4.0

登場人物がカッコいい。それぞれが綺麗な形で役割を果たして行く。ご都合展開もあるが、そんなものはこの映画に持ち込むべきではない。
こんな大統領の支持率が低いわけがない。

シンデレラ(2021年製作の映画)

2.5

社会に配慮しすぎたシンデレラ。
人種や性差に最大限気を使って作られているため、それに気付くと展開が全て読める。
2択がある場合、現代社会的に推し進めるべきとされている方向に物語が進む。

アルマゲドン(1998年製作の映画)

4.5

テンポが良くトラブルが多発するマイケル・ベイ節大炸裂展開なので、あっという間に2時間が過ぎる。
お約束の展開が胸熱であり、主題歌が盛り上げる。何とも清々しい気持ちになれる。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.5

いかにサマーが魅力的かつ単純な「Bitch」では表せない女性であるかが伝わる。
サマー視点の描写がほとんど無いまま終わるところが良い。これにより参考にした事実に近い、何も理解できないが惹かれてしまう彼
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