和哉さんの映画レビュー・感想・評価

和哉

和哉

  • 61Marks
  • 0Clips
  • 0Fans
  • 0Followers
  • 0Followings
  • List view
  • Grid view

処刑人(1999年製作の映画)

4.5

ノーマン・リーダスといえば「ウォーキング・デッド」ウィレム・デフォーといえば「プラトーン」というのが一般的だと思いますが、自分の中では両方とも「処刑人」です。
特にウィレム・デフォーの怪演は最高すぎて
>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.5

「これで最後だ、全てを出し尽くした。もうこれで勘弁してほしい」と言わんばかりに今まで以上に体をはりまくり生々しいアクションシーンを演じたキアヌに脱帽です。
キアヌ自身はジョン・ウィックはこれで終わりに
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.0

相変わらずトム・クルーズのアクションにかける本気度は凄まじいですが、今作はコメディ要素を取り入れているのでジャッキー・チェン全盛期の映画を莫大な予算をかけて作り直したような雰囲気というか、大真面目に作>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.5

あたたかい心を持った土地の人々との触れ合いにより、自分の居場所を見つける事が出来た主人公という描写が心にじんわりと染み込んできます。

ジョン・ウィックと比較される事が多い印象のマッコールですが、マッ
>>続きを読む

ティーン・エージェント(1991年製作の映画)

4.0

若い頃に見て妙に記憶に残っているスパイコメディ映画である「ティーンエージェント」をサブスクで発見したのでもう一度見直してみたらやっぱり面白かったです。
シリアスとコメディのバランスが良い+映画中にかか
>>続きを読む

ピクセル(2015年製作の映画)

4.5

レトロゲームに触れた事がある人達なら細かいあれこれは気にならないでしょうし、単純に「◯◯が実体化してる!」と笑顔になれるでしょう。
子供向け映画と書いている人もいますが"完全な子供向け作品"にするなら
>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

4.5

今よりもエンタメ映画が純粋な楽しさに満ちていた頃の気持ちが蘇ってくるような映画でした。
現実社会の陰鬱とした雰囲気の描写が足りないのは確かにその通りなのですが、そういった部分を含めて原作と同じように描
>>続きを読む

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)

4.0

大作・名作と呼ばれるような映画ではないものの、シンプルに面白いエンタメ映画だと思います。
個人的には最後にしっかりと黒幕達に鉄槌を下すところが好きでした。(日本のドラマの「相棒」のような道徳の授業エン
>>続きを読む

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

3.0

純粋に刑事と犯人との緊迫感のある描写をメインにすればいいのに、無駄に登場人物のプライベートな部分を付け足したせいで飽きてだるくなる典型例になっています。
そういった要素を効果的に映画に詰め込むのはよほ
>>続きを読む

マッド・ナース(2013年製作の映画)

2.5

実際の社会における医療従事者の犯罪などを例に挙げて「人間は厳しく管理統制されないといけない、困るのは悪い人間だけ」なんていう「それはそれできっと後で困った事になりますよ・・・?」とツッコミを入れたくな>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.5

劇場版らしいというか・・・派手なアクションシーンがメインの作品です。

格闘の描写がリアル路線なのですが、ヌルヌルしているのですが微妙にスローモーションのようなモッサリ感があるのと、ドミネーターのバリ
>>続きを読む

パージ(2013年製作の映画)

2.5

あんな世界観にしたならB級映画らしくもっとぶっ飛んだ映画にすればいいのに、驚きの要素がなくて突き抜けていない内容な上に安っぽい社会風刺が相まってかなりつまらないです。

個人的にはサブスクを利用してい
>>続きを読む

ソウ(2004年製作の映画)

4.5

シリーズを通した謎諸々などの要素はありますが、基本的にはもっともらしい大義名分を盾にアンフェアなゲームを押し付け最悪にも程がある八つ当たりを繰り返すお爺ちゃん”ジグソウ”の趣向を凝らした装置の数々・タ>>続きを読む

バタリアン(1985年製作の映画)

5.0

「バタリアン」が成功した理由として怖いだけではなくジョーク要素を上手く取り入れたからだという考察をどこかで見ましたが、まさにその通りだと思います。(日本におけるギャグ的な宣伝方法も大成功でしたね)>>続きを読む

アナザヘヴン(2000年製作の映画)

4.0

他の人も書いていますがSF系の展開に対して意見する人がいるのは理解できるものの、自分もそういう部分も含めて好きでした。(というか、この作品はそういう部分が人気の理由の一つだったような・・・)
出演して
>>続きを読む

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

4.5

グロさばかりがフォーカスされる映画ですが、意識高い系・自身の理想が絶対だと信じる左翼系の学生達がいかに愚かでいかに視野が狭くいかに傲慢でいかに押し付けがましいかが分かる良い映画です。

ちなみに、イー
>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.5

クライムサスペンス系の映画としての出来もいいですが、それだけではなく「癒し」を感じる内容+自閉症への理解を促すような内容になっているので底の浅さや単調さを感じず最後まで楽しめました。
エンタメとしても
>>続きを読む

ヒミズ(2011年製作の映画)

3.0

この監督の映画は相変わらず押し付けがましいというか歪んでいるというか屈折しまくってますねぇ・・・。
それぞれ価値観が異なり好みも違うので、この映画に希望や元気を貰った的な人がいても全然おかしな事ではな
>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

4.0

ドロドロした復讐劇としてはなかなか良い出来ですし、原作をかなり大事にしている作り方のようなので好印象です。(ラストは異なりますが)
ただ、邦画にありがちですが特殊効果がお粗末なのでグロい場面でいちいち
>>続きを読む

パズル(2013年製作の映画)

3.5

相当にカオスで様々な要素を混ぜすぎて粗が目立つ部分が多々ありますが、ラストシーンも含めて個人的には十分に楽しめました。
こういう映画は深く考えずに何となく感覚で楽しんだほうがいいでしょう。

まず、夏
>>続きを読む

惡の華(2019年製作の映画)

4.0

原作未読の状態のレビューです。
まず役者陣の演技が相当に気合いが入っていて物語に没入する手助けをしてくれています。
そして、ストーリーも思春期の苦悩と心の成長を見事に描いていて、自分も思春期に様々な苦
>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

5.0

サスペンス・復讐劇として相当に面白かったです。
主人公の最後のセリフである「なーんてね」は少年Aにとっては最高に皮肉な言葉でインパクト大でした。

主人公の事を「サイコパス」と表現する人がいますが、む
>>続きを読む

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

5.0

諸外国の工作活動でしかない共産主義・全体主義に毒されまんまと道具に成り下がり「革命ごっこ」の果てに悲劇を起こした「自称インテリ」とそれらに扇動され感化されたお花畑さん達の末路を描いた作品です。

この
>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

3.5

記者の家庭の問題が蛇足としか感じませんでしたし、そこだけ普通のドラマを見ているようでチグハグな印象を受けました。
そして、事実がベースとはいえ創作物なので先生ことリリー・フランキーさんの演技も彼らしい
>>続きを読む

自殺サークル(2002年製作の映画)

2.5

社会的メッセージを込めた映画という事ですが、ギャグとB級ホラーテイストと変に真面目な部分がぐちゃぐちゃになっていて、酔っ払いながら(自分に酔うという意味合いも含めて)脚本を書いたのかと思ってしまいまし>>続きを読む

夕方のおともだち(2022年製作の映画)

4.0

題材となるのがSMなので敬遠する人もいるかもしれませんが、食わず嫌いせずに見てみると最後に優しく微笑んでいる自分がいるかもしれません、そんな掘り出し物的な映画です。
個人的には主人公と友情的なものを育
>>続きを読む

どんずまり便器(2012年製作の映画)

3.5

荒削りな部分が多々あるものの主人公の自分ではどうしょうもない制御できない切なさのようなものが強烈に伝わってくる映画でした。(感覚的なものなのでうまく言語化できなくて申し訳ないです)

そう言えばどこぞ
>>続きを読む

子宮に沈める(2013年製作の映画)

2.5

子役の演技は確かに良いですが「実話に基づいた映画」にありがちな実話とは違う設定になっているようで、映画では「最初は良い母親だった」ように描いているという文章を載せているサイトがありました。

以下は引
>>続きを読む

劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編(2022年製作の映画)

3.0

戦闘シーンが単調で見ていて面白さを感じませんでした。(高速で動く光の線と爆発ばかりで詳細をあまり描かない手法の多用)
それに加えてこっちが死んだら生き返るあっちが死んでも生き返るというご都合主義どころ
>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

2.0

昔のホラー映画のオマージュが満載!みたいなキャッチコピーがついていますが、ぶっちゃけ悪い意味でB級映画のような作品です。
ここまで怖さも気持ち悪さも感じず笑えもしないホラー映画は初めてかもしれません。
>>続きを読む

ヘル・レイザー(2022年製作の映画)

1.0

ヘルレイザーシリーズは好きなのでリブートするのはいいですが、何でもかんでもポリコレで冗談抜きでいい加減にしてほしいです。
サブスクの新作枠で別料金を支払い視聴したのですが、作品について調べてから視聴す
>>続きを読む

劇場版 幼女戦記(2019年製作の映画)

3.0

読む・見る者に嫌われるキャラを作るのは注目を集める手法としては王道中の王道ですが、主人公との対比としての意味合いがあるとしても「メアリー・スー」は個人的には嫌われる要素があまりにも安直・あからさま・過>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.5

「たまにはああだこうだ考察しないで素直に楽しめる映画を見たい」そんな人にぴったりな映画です。
「全てのRPGの元祖」と呼ばれているD&Dという世界観を元にしてはいますが、万人が楽しめるようなエンタメ作
>>続きを読む

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.5

「死霊のはらわた」は森の中+廃屋じゃなきゃ的な気持ちも理解できますが、サム・ライミ(オリジナルの監督)&ブルース・キャンベル(オリジナルの主演)が製作総指揮でリブートした作品というだけあってきちんと「>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

2.5

世界観も設定もストーリーも”悪い意味で”B級映画としか言い様がないですし、チャイナマネーをつぎ込んだ幼稚な駄作以外の何物でもないです。
マーベルは何やってんだか・・・と溜息が出ますよ。
(チャイナマネ
>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.5

様々なレビューで書かれているように現代社会のSNSにも通ずるいかに自分をよく見せるかいかに他者より勝っているかを示すかだけに執着している「自己愛」の醜さや滑稽さ+「自己愛」しか無いが故に本当の意味で他>>続きを読む

>|