Koichiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Koichiro

Koichiro

映画(443)
ドラマ(4)
アニメ(0)

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

余命宣告され、自分の鬱憤を晴らすように生きる大学教授のお話。
5部構成になっていて、病状の進行とともにリチャードが弾けていく様子が爽快。
ジョニー・デップが好演です、よい。特に意欲のない学生たちを教室
>>続きを読む

2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

3.7

妊娠・出産が女性のキャリアをどんな風に規定するかを、2パターンで交互に見せる構成。
アメリカ特有という印象は薄くって、「予定しない妊娠出産でこんな風に人生変わっちゃうよねぇ…」と気づかせてくれた。
>>続きを読む

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.3

「結婚」「家族」というものを捉え直すきっかけになる映画!
ストーリー進行が好みでした。離婚調停のプロセスで関係者の見解が食い違う様子は、リアリティたっぷり。

スカーレット・ヨハンソンについては、普段
>>続きを読む

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.3

アクションはやや落ち着きあり。
ニオとトリニティーの再会のシーンはドキドキする。
なんでトリニティーをそこまでして助けなければいけないのか、よく分からなかった。
ちらっと日本が出てきたけど特に日本であ
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.3

歌が綺麗な、優しい映画。
内面を抽出してAIがASをつくるのは、新時代のSNSっぽくて面白い。
「鈴が悪い男に恋してる」のところは観てても納得のコメントだった。中盤は楽しい。
unveilの話はおもし
>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

実話映画、かつ、サイコスリラーの要素も楽しめる一作。

「ナッシュ均衡」に名前を残す数学者が、統合失調症に苦しんでいたなんて…!
献身的に支える元生徒で妻のアリシアに共感しながら見た。ジョンの台詞にあ
>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

4.1

パキスタン系移民が差別や父親の強制力と闘いながら、好きなことを貫く胸熱ストーリー。
希望を与えてくれる音楽がいっぱいで、元気が出るお話。
ジャビドがどうしてマットと仲良くできたのかは気になる、近所だか
>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

3.9

セクハラと闘い続ける女性たちが主役の映画。同じ職場の世代間・派閥間での女性たちの分断が、見事な対比で描かれているように思った。脇役の女性社員もキャラがあり、生活が見えてきそう。

アメリカ保守系ケーブ
>>続きを読む

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.6

中年のラブストーリー。
パリにそれほどよい思い出がないからか、いまひとつ心に響かなかった。

だけど、福山雅治がギター弾くのは非常に魅力的だし、ジャーナリストとして現実に直面しながらまっすぐ生きる洋子
>>続きを読む

アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.5

小説の再現度が非常に高かった。
情感を増しすぎなのと、小説から抜けちゃっていてもったいないストーリーがいくつかあったのが残念😭

入行直後の研修のヒリヒリ感は小説以上。特に山崎瑛(竹内涼真)の堂々とし
>>続きを読む

13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.0

13歳から30歳への未来へのタイムスリップもの。
アメリカの13歳の女子グループにも、嫌な性格の子どもやグループがいるんだねぇ。

過去に戻って、ラストで略奪になっちゃうのはモヤモヤしたな笑
「私、あ
>>続きを読む

幸福の条件(1993年製作の映画)

3.9

「『愛は金では買えない』は本当か?」が最大のテーマ。一晩100万ドルで、億万長者に結婚相手の肉体を許してしまうと、夫婦の間に溝ができてしまう…

デイビッドの感想。最後は急に良心を取り戻すけれど、嫉妬
>>続きを読む

ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.7

「多少お下品だとしても笑いたい」ってときに見ると楽しそうなラブコメ。

パーキンソン病や薬剤治療と向き合う映画◯
ファイザー社にジェイミーが勤めているのは、コロナワクチンのことを考えると想像力膨らんで
>>続きを読む

真夏の方程式(2013年製作の映画)

4.0

美しい話だと思った。
海の美しさの力か、杏さんが演じた成美のエネルギッシュな生き方に震えたからか、どっちだろう。

過去の大きな罪と秘密を守るために、新たに罪を犯してしまう、わけありの人たち。
湯川が
>>続きを読む

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

4.0

理想の生活を夢見ていながら現実の生活に満足していない夫婦のお話。
深いセリフがあったから評価は高い!一番最後にメモしておく。

現実から逃げたいと願う専業主婦家庭のダーティな部分が、これでもかと詰め込
>>続きを読む

ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.2

ドミニクの手下の男が、頑張って勝負挑んで負けちゃうの、悲しかった。
ほんの少しの差で勝ち負けが決まっていても、相手より一瞬早かったら相手を罵倒してもよい、ってのは怖いな……

イノセンス(2004年製作の映画)

3.3

キムの館のシーンだけおもしろくみた。
サイボーグたちが使うことわざの意味を考えながら見ていたらとても疲れた、、、

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.1

「シン・ゴジラ」を観たうえで映画館で見れば、存分に楽しめる!庵野ワールド!

人類が原子力を乱用したために生まれた生物がゴジラだという話だけでも、十分にややこしかったのに、ウルトラマンを含めたくさんの
>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

資金力で負けているとき、どうやって勝つか。データと組織再編で解決した実話。

ビジネスマンの視点で見てみたら刺激が大きかったので高評価。

顔やホームラン数にこだわるスカウトたちを振り切って、得点数・
>>続きを読む

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.8

ママ2人の過去を暴きながら進むサスペンス系!
結局どういう共犯なのか、複雑で大変な話でした。
売れない作家で妻の親友とも寝てしまうショーンが、アホでありながらずるく立ち回っててモヤモヤした笑

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

2回に分けて鑑賞。
ビートたけしという大御所芸人には興味を持っていなかった。だけど、この映画を観たことではじめて、その師匠・深見千三郎を知ることになってよかった。大泉洋が演じた深見は、ビートたけしより
>>続きを読む

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.8

男たちの絆が強調される戦争映画!
2時間50分を一息で見られる、迫力の作品。

ジョン・ミラー大尉が部下を失いながら、大きなミッションを成し遂げる生きざまがかっこいい!
「犠牲は仕方ないことだった」と
>>続きを読む

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.6

期待を超えてきた傑作!
イタリアの映画って、サントラがずっと耳に残るねぇ~

グイドがユダヤ人への迫害をはねのけていく明るさに、何度も笑わされた!
冒頭の明るい牧歌的な雰囲気が、エンディングではあんな
>>続きを読む

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

蜷川実花監督ワールドだった!
雪・花・音楽が特にユニーク。
全体を通して、太宰が抱えた肺炎をほのめかす咳が聞こえすぎて、脚色とアピール強いよ…って思ってしまった。

・美知子
宮沢りえさん演じる太宰の
>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.0

タイムループもので展開を読みやすい。
クライマックスまでに、数えきれないほどの失敗を積み重ねたことが伝わってくる。
オメガが幻影を見せてきている、人類はぬか喜びさせられている、という話の深みがほしかっ
>>続きを読む

ミート・ザ・ペアレンツ(2000年製作の映画)

3.3

同居人のアメリカ人と見た。
「彼女の両親に挨拶に行く」というイベントが、こんなに波瀾万丈の数日間になるなんて!笑
ロバート・デ・ニーロはどんなイケオジの役でもいけそうだけど、2000年のこの時点では頑
>>続きを読む

バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.2

村上春樹原作『納屋を焼く burn barn』の韓国での実写作品。
男性学の本に登場しているから鑑賞してみたけれど、関係性のなかでどんな風に女性を傷つけているのか、はっきりしなかった。理解不足?

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.4

アメリカという国の問題とユーモアを大胆にさらけ出した、ブラックコメディの真骨頂だと思う。まず、笑える。加えて、核戦争のリスクすら感じる今、非常に示唆的👍️
つまり、「ディビアスキー」をウイルスや核兵器
>>続きを読む

アザーフッド 私の人生(2019年製作の映画)

3.7

母親たちの「子離れ」がテーマ。自立、と呼ぶに満たない、一見だらしない母たちのやりとりが軽妙で楽しい!
こういうおばちゃんたちの友情って素敵だな、と確認できるストーリー。三者三様の家族のスタイルと問題が
>>続きを読む

RED/レッド(2010年製作の映画)

3.0

俳優が豪華なアクション映画。
サラとフランクが恋仲なのがいい。それがなかったら一本道の展開になりそうだけど、物語の凹凸が熟年の愛情によってもたらされているのがしみじみ。
アクションのおもしろさとか、脇
>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.7

安心感が別格。時系列を入れ替えながら飽きない展開で満足。
自分が興味をもつのはエイミー。ジョーに対して劣等感があり、結婚願望がはっきりあり、凡人なりに生き抜こうとする女性の姿。天真爛漫な末っ子に見栄て
>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後にキスしたくさせる映画(笑)。

メインストーリーは秀逸。映画好きな子どもの成長物語で、恋や離郷の切なさが音楽とともに引き立てられて素晴らしい。
何度リフレインしても涙を誘う音楽は最高。アルフレー
>>続きを読む

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

2.9

おぞましいだけの映画…。
トム・クルーズの弱さが「バニラ・スカイ」以下で悲しい!後半の性描写は興奮もしないし、「狂言」みたいな話もよく分からん。
性的なことに目的はないんか?人間についてよく分からなく
>>続きを読む

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.7

ブラピとトム・クルーズがただ美しくって、ヴァンパイアのイメージが変わる。火と血が苦手だと厳しいけど、美しさと残酷さの共存が可能だと分からせてくれる◎
アメリカ大陸がまだフランス領だった頃って歴史の設定
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

菅田将暉と有村架純だからいい話って感じ。
価値観が近いからって、対話を怠ってエモだけで一緒に暮らしちゃダメって話ですね。
コミュニケーションがろくに取れない若者の恋愛に対して、鈍く幸せにはなれるけども
>>続きを読む

キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

3.2

ストーリー展開がかなり読めちゃうから大満足じゃないけど、元気が出る楽しい映画!

エメットが効いてくる構成は好き、キャラハン教授の裏側が描かれるのもいいね。業績第一かつ男性優位の構造にある法曹界に、エ
>>続きを読む