KKさんの映画レビュー・感想・評価

KK

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モスキート・コースト(1986年製作の映画)

4.0

天才発明家の男が自分を縛るアメリカの資本主義社会を抜けて未開の地に移り住み、クリーンかつ文明豊かな理想の国を作ろうとする姿を、狂気と純粋さの間にある絶妙なバランスで描いている。
理想郷を作ろうとしても
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ポルターガイスト(1982年製作の映画)

3.6

全体的に可愛らしいホラー映画。なんだけど、急に現実に引き戻すような冷めた終わり方がかっこいい。
80年代アメリカのファッションやインテリアの雰囲気がたまらない。

ドールハウス(2025年製作の映画)

3.6

金をかけたのにB級ホラー、ファミリー向け、そんな印象。
全然つまんないわけではないんだけど、「ここが良い!!」って刺さるシーンも一切ない。
全体を通してまんべんなく75点ぐらい。
「説明台詞を言うため
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キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.6

ちょっと私には分からない映画。
ユマ・サーマン、わざと鈍臭い動きをしているんだと思ってたんだけど、メイキングを観るにほんまに鈍臭いみたいだ。

ザ・コンサルタント2(2025年製作の映画)

3.7

1作目の主人公どこ行った!?ってぐらい、キャラクターの良さがどっか行っちゃってる。
自閉症設定は薄れ、ただの内気なマッチョに…。
ただ、ブラクストンと主人公の掛け合いは正直萌えた。スーパーナチュラルみ
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

4.0

昔見た時にすごく好きだった。今回は2が公開されたので復習のために観た。
こんなに戦闘シーン少なかったっけ!?とは思った。

サヴァン症候群の主人公が謎解きをするタイプの映画のように自閉症の特性を魅力的
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DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

3.6

迷惑系YouTuberのライブカメラに映る怪異!
良く出来てるし、他に無い滅茶苦茶さ。
最後の方の説明の付けられなさは、とにかく話題性重視のインディー系のホラーゲームみたい。
主観視点のカメラでぐるぐ
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無法の愛(2022年製作の映画)

4.0

荒削りだけどかっこいい。スマホでの鑑賞を推奨

エクソシスト 信じる者(2023年製作の映画)

3.9

元映画のエクソシストのオマージュみたいな始まり方をするちょっと退屈な映画だなと思いながら観ていたら、途中で1のキャラクターが登場!
そして流れるチューブラー・ベルズのアレンジ版!
関連作と思ってなかっ
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サブスタンス(2024年製作の映画)

3.8

正直映画が始まって1時間半ぐらいは「72点ぐらいの映画」と思ってた。
このシナリオが新しいと感じる人が多いみたいなのは不思議だ。とても古臭いシナリオだと思う。
背広のおじさんたちがニヤニヤと若い女を選
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無名の人生(2024年製作の映画)

4.5

「これは俺の、人生の物語だ。」
基本的にたった一人によって短期間で制作された作品。
紙芝居のようなアニメーション。
どうしてこのシンプルな作りで、映画として成立してるんだろう?
ほとんど無表情なキャラ
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.0

ASD当事者目線で、共感できる映画だった。
ASDには、相互性のあるコミュニケーションが難しい。
自分の見えている世界が全ての人の見えている世界だと思っていたりする。
あみ子が持っている、片方を紛失し
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ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.0

娘と再会するシーンの粋な計らいで距離を縮めるショーン・コネリーとニコラス・ケイジ、最高。
「ハリウッド映画ではこういうのが観たい」の欲求をパーフェクトに満たしてくれる名作でした。
アルカトラズ島に上陸
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岸辺露伴は動かない 懺悔室(2025年製作の映画)

3.9

原作のファンかつドラマシリーズのファンです。
小林靖子アレンジも作家性が最低限反映されている感じで悪くはない。です。(毒親モノ)
ただ、映画的な緩急のためなのか、語ってほしかった部分がボヤけている印象
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.7

感情がぐっと高まるようなシーンも無く、無機質な美術やアンビエント系のBGMで癒される。
SF的な設定がものすごーく希薄なので、記号的なフェミニズム映画としても観れると思う。
個人的には刺さらなかったけ
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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

エグくてめっちゃおもろいんやけど……え?何?これ?

終盤何を信じて良いか分からなくて、その読めなさが怖い。そういう意味では今までに無い怖さかも。
一度観ただけでは理解しきれなかった。
ただ、一度観た
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

3.8

スポーツと恋愛というそれぞれ私にとって理解不能なジャンルが組み合わさった映画なんだけど、腐女子だから楽しめたよ。

オン・ア・ボート(2024年製作の映画)

3.6

「お前たちはなんで結婚したんや」みたいな夫婦っているよね…

鹿の国(2025年製作の映画)

4.2

厳かな気分に浸れるドキュメンタリー!
神仏混淆が未だに行われてるの!?諏訪大社で!?と思ったが、どうやら2022年から行われている神仏習合プロジェクトで昔の儀式を復活させたらしい…
かっこよすぎる。
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今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は(2025年製作の映画)

4.2

「もう一回見たいと思う映画は4点以上」という基本ルールで採点させてもらってるんですけど
正直もう見たくはない…です。いや、ちょっと気分が落ち着いたら見るかもしれない…?

視聴注意系の作品だとは思わず
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キャンディマン(2021年製作の映画)

3.8

ゲット・アウトのジョーダン・ピールが脚本に携わっていると聞いて観てみた。
まさにそういう映画!

アメリカの現代アート…それも黒人差別をテーマにしたアート作品で名を売る若い男を主人公にしているという設
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オーメン(1976年製作の映画)

3.6

下劣さが無く、表面的には上品な感じ。それは上流階級の家の話だからというのもあるし、古い恋愛映画か感動モノみたいな古臭い劇伴がそう感じさせてるのかもしれない。
「変なものが観たい!」という欲求を満たして
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.3

追加シーンがかなり多く、たっぷり楽しめるディレクターズカット版!
DVDの特典に監督の音声解説が付いていて、これが本当に素晴らしい。
こんなに丁寧な音声解説初めて聴いた!
音声解説を字幕で読みながら吹
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.2

きれいな体で心がからっぽの女は不機嫌さで男を操る。
男は女に水を飲ませたがる。
そんな空虚な映画だと思って最初は観ていた。

観ていくうちに少しずつ、「この世代の感じ取っている現実の手触りなんだ」と理
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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.8

読書感想文の推奨図書みたいな良い映画だと思います。けど「革新的」ってほどでもない。
カトリック教会の世界に馴染みのない日本人の一個人からすると、「えっ、まだそんな前時代的なことやってたの!?」というの
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サスペリア(2018年製作の映画)

4.1

1977年の有名ホラー映画「サスペリア」のリメイク、いやリブート作品。
台詞がごちゃごちゃ難解なので吹替で見て正解だったかも。

難解ではあるが77年版より説明的な部分は多かったように思う。
今作にも
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

3.7

どうして90年代にもなってこんなクラシックな物語を完璧に遣り遂げようと思ったのか、私には理解は及ばなかったが、美しい衣装や美術は見どころが多いのでなんとか最後まで観た。
あとで気付いたが、衣装は石岡瑛
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死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.0

あの手この手で怖がらせてくるびっくり箱みたいな映画!楽しい。

エクソシスト ビギニング(2004年製作の映画)

4.0

めっちゃおもろい!!
1作目でふわっと描かれていたシーンを掘り下げる、同人誌みたいな映画…!
インディージョーンズ×エクソシストみたいな内容で楽しい。おすすめ

エクソシスト3(1990年製作の映画)

4.1

素晴らしい続編。(2は観てないけど1の続編として完璧!)

じっとりした長回し、唐突に挟み込まれるデビッドリンチ作品のような唐突なアーティスティックで非現実的な映像表現…
連続殺人鬼と刑事が語り合うシ
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.3

怖いシーンは皆無で、どちらかというと「悲しい」映画だった。
ほぼ冒頭近くのシーンで主人公のデミアンカラス神父に、若い神父が「自分が偽物のように思えて苦しい」と相談している様子が映っていた。
こういう一
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新幹線大爆破(2025年製作の映画)

3.6

思っていたほどではなかったけれど、家族でキャーキャーいいながら鑑賞するには十分だった。
この程度の内容であれば犯人像の描写とかそういうの要らんのよな…(苦言)

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.6

とりあえず視聴記録。
ソ連の歴史について何も知識がないため、不思議な映画だとしか感想が浮かばない。
自分の国に文句があるなら遠回しに表現せずに直接言えばいいのに…なんてことが通用しない、「遠回しに表現
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.8

特に大きな文句なく面白い。
ちょっと恐怖感や忌避感に欠けるかな、けどそこが万人受けする部分かも。
これがエクソシスト系っていうのか分からないけど、怨霊に取り憑かれた人が騒ぐだけのホラーは退屈なので、「
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