塔の上のカバンツェルさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

エージェント・マロリー(2011年製作の映画)

3.1

環境音とかアクションを1ショットで長めに撮ったりとか、間合いが独特。

主人公のマロリー役は、マンダロリアンのジーナ様。
ほっそいブロンド美女スパイより、殺す気増し増しのジーナ姐さんがぶん殴る映画。
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パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人(2016年製作の映画)

3.5

第二次大戦のモスクワ攻防戦において、伝説的な戦いぶりで"パンフィロフの28人"と後世に記憶された兵士たちの戦争アクション。

独軍の侵攻により、防戦一方のソ連軍はモスクワ前面で文字通り決死の防衛戦を繰
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トイ・ストーリー 謎の恐竜ワールド(2014年製作の映画)

3.3

激論を巻き押した臭い4(まだ未見)みたいな質量の映画より、こういう短編を永遠に観ていたい(脳死)

ネコザウルスはなんというか、不思議な世界にあって、さらに神秘の存在というキャラは万物に通じて記憶に残
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トイ・ストーリー・オブ・テラー!(2013年製作の映画)

3.5

コンバット・カールが明らかにシュワちゃん

ジェシーが風呂場に追い詰めらるシーンはサイコのオマージュ

テラビシアにかける橋(2007年製作の映画)

4.5

中学生くらいのときに家族で観た思い出

よくある子供向け、空想イマジネーションファンタジーモノだろ、って舐めて観てた

終盤の突然の喪失感に、ボロボロ本当に泣いた。
人生で映画を見て実際に涙を流したの
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.8

"鉄の女"へのヴィジュアル面のメリル・ストリープの寄せの演技を楽しみ、英国人一般のイメージとは違う人間味あるマーガレット・サッチャーに迫る伝記映画

サッチャーその人自身は、女性の社会進出という側面か
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スパイアニマル Gフォース(2009年製作の映画)

2.8

はるか昔に地上波で観た気がする

ケモナーミリタリ物としては軟派だったような…

硬派な同ジャンルをお望みな人は、小林源文先生の「キャットシットワン」をお勧めする

Cat Shit One'80 V
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.7

ソンガンホがやっぱりいい

史実をエンタメ化する手腕は流石の韓国映画の御家芸。

韓国近現代史において、民主化への重要な分岐点と位置付けられる光州事件を扱っている。
同事件を同じく題材にした「光州5.
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トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.6

新米弱気なイーサンホークが、みるみる追い詰められて、見慣れた鋭い眼光になっていく刑事モノ

デンゼルワシントンの映画一般の聖人君子、もしくは優等生イメージを逆手に取ったキャラ造形に、今作の勝機を作り手
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.1

ロシアの大祖国戦争映画の一つの到達点だと思う。

独ソ戦、又の名を大祖国戦争を扱った戦争映画は、ソ連時代からいくつも作られていたわけだけど、
現在のアクション性重視の愛国エッセンス娯楽映画というジャン
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

3.8

フランス製アニメなので全編フランス語

欧州アニメーションの塗り分けが人物にも、背景にもきっちり分けられている分、背景に対してキャラを異質に感じるということがなくて、
日本アニメーションの背景は写実的
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デンジャー・ゾーン(2021年製作の映画)

3.4

B級テイストだけど、金だけはかけてるタイプのアクション映画をNetflixは乱造してるな…

アンソニーマッキーがNetflix製作のアクション映画の顔になりつつある

無法地帯となった東欧…ウクライ
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

3.7

心底楽しい映画

LEGOのごっこ遊びの楽しさをちゃんと真正面から映像化する心底真っ当な映画。

例えば、スターウォーズだったり、パイレーツだったり、その世界観に入りきって遊ぶ楽しさだったり、あるいは
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コロンバス(2017年製作の映画)

3.7

映画館に行けなかったので、やっと観れた。

静かな時間が流れる映画だった

登場人物の2人に加えて、今作ではモダニズム建築そのものがキャクターとして描かれていた。

左右非対称な建築様式と、それを象徴
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奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

3.6

後輩の勧めで鑑賞

天然天才児が才能から奇跡を起こす系の映画。

主人公役のフレディ・ハイモアは、天然子役をやらせたら右に出る者はいないな

運命論的な映画にあって、ロビンウィリアムズ演じるストリート
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ファンボーイズ(2008年製作の映画)

3.5

ナードによるナードのためのナードの映画。

"トリッキー"(スタトレファンの蔑称)と、スターウォーズオタクとの果てなき不毛なオタク抗争とか、お互い嫌いあってるのにヤケに詳しいあたり、あぁオタク

カメ
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

傑作だけど、暫く気持ちが沈んだっきり上がってこれなそう。

情け容赦ないプロット、陰鬱な田舎、80年代の暴力的な地続きの社会、本作品が今日の韓国の骨太作品のイメージを先駆けなのか、それともそれまでの作
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

3.7

終盤のショッピングモールでジャッキーが、電飾を爆ぜさせながら4Fから1Fに滑り降りていくシーン、思わずコーラを吹き出した。

10分に一回、アクションをぶち込んでくる信頼できる男、ジャッキーチェン。
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

3.6

久々に最近の邦画アクションに手を付けたら、大当たりだった

特に稲垣吾郎演じる、悪漢、松平がいい

新婚カップルを惨殺し、女子供を嬲り殺す時ですら、つまらん…と死んだ目なのに、いざ刺客に命を狙われると
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地雷を踏んだらサヨウナラ(1999年製作の映画)

3.5

1973年に26歳の若さで、カンボジアで行方不明になった戦場カメラマンの一ノ瀬泰造の伝記映画。

報道カメラマンとしての意義や信念を訴えかけてくる作品というより、撮りたいという彼の欲求にフォーカスを充
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

3.4

予算はハリウッド大作、
VFXは時折B級、
ロシア海軍yapaa!!映画

冒頭撃沈される米潜水艦USSタンパベイは、ロサンゼルス級原子力潜水艦、
同じく轟沈するロシア潜水艦は、
世界最大の潜水艦であ
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八甲田山(1977年製作の映画)

3.8

日本映画を代表するディザスター映画で連想するのは今作ではないでしょうか。

あまりにも有名な1902年の八甲田雪中行軍遭難事件を描く今作、第8師団の青森歩兵第5連隊が雪地獄の中に呑み込まれる阿鼻叫喚が
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

変なバランス感覚の映画

クリス・パインが未来の技術すごい、すごい… って口開けてるシーンは概ね80年代多幸感って感じで良かった。

アイテムを駆使する系のヒーローは、例えばキャップの盾、ソーのハンマ
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イカとクジラ(2005年製作の映画)

3.4

監督の半自伝映画。

文芸人の両親の離婚から、多感な時期の子供達の葛藤と鬱憤、青春の様を描く。

どこか等身大の愚かしさを持つ家族の様を前半部は描き、誰しも皆 アイタタタと思うような恥ずかしさを描く。
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美女と野獣(2014年製作の映画)

3.7

レアセドゥ版

衣装美術がとにかく美しい。
碧いドレスに、緑や金色と場面に合わせて色彩が変わる衣装類がほんと美しい

ファンタジー表現は、ユーロピアンエッセンスな感じ。

素朴な田舎娘って設定だけど、
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トゥルー・グリット(2010年製作の映画)

3.9

西部劇とコーエン作品、あんまり明るくないので熱いポイントがそこまでわかったわけではないけど…

荒野をさすらう道すがらで、復讐のための巡業の旅。

残酷な荒野で交わされる人情とガンマンの渋み。
西部劇
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ヤコブへの手紙(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

フィランド映画

恩赦によって出獄した元終身刑のレイラは、盲目の牧師ヤコブの下で彼に届く手紙の朗読を行う。

刑務所から出ることを望まないレイラは、ヤコブへの朗読を疎ましく思う。

ある日から手紙が来
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ペネロピ(2006年製作の映画)

3.6

中学生くらいの時にTSUTAYAで借りた記憶

豚の鼻の呪いをかけられた少女ペネロピと、パピーみたいな可愛い瞳のマカヴォイの愛の話

昔すぎてあんまり記憶はないけど、Hoppípollaが流れていく中
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.8

歴史の史実、来るべくして来た絶望的なほどの大敗北を知る国民だからこそのカタルシスがこの映画にはあると思う

この超弩級大型戦艦を建造するにあたり、当時の人々は今作の櫂や平山造船中将のように、敗北を見据
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.9

今さらながらイップマン師匠 初見。

ドニーイェン先生がまず強すぎる

冒頭イップマンにフルボッコにされるリュウ師匠を初め、モブの師匠たちの戦闘力が高いの

ローグワンで明らかに他のジェダイより絶対強
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デイライト(1996年製作の映画)

3.5

スタローン映画

ハプニングが交通渋滞気味に押し寄せてくる

CGアクションの黎明期に創られた作品なのか、要所要所にGCエフェクトがかけられてる

登場人物たちがキャラ立ちしてるわりに、ヒステリーや意
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目撃者(2017年製作の映画)

3.3

他人に対して無関心な現代社会の在り方に一石を投じたいメッセージ性がちょっと先行するあまりに、登場人物達がことごとく無能すぎる

団地の住人達の無関心さは最早ホラーの域に達しているけど、ここを掘り下げれ
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THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~(2018年製作の映画)

3.6

アジアの青の色調の青春映画を時々摂取したくなる

香港と本土を往来する女子高生が、親友との北海道旅行のために、iPhoneの密輸に手を染めていく。

強烈な印象を残す類の映画ではないものの、主人公が犯
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ブラックブック(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

この描き方は、オランダ人に怒られないかな、って思ったらヴァーホーベンってオランダ人だったんだ。

オランダのレジスタンス活動を軸にユダヤ人の主人公が過酷な時代を生き抜くサバイバルモノだと思う。

抵抗
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エイプリル・ソルジャーズ ナチス・北欧大侵略(2015年製作の映画)

3.3

ドイツ軍によるデンマーク侵攻(ウェザー作戦)時の、デンマーク軍部隊のユトランド南部での数時間の戦いを描いた作品。

デンマーク軍の銀輪部隊とは珍しい。

デンマークの抵抗自体は、元々国土が平野な上、ド
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クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(1998年製作の映画)

3.5

格闘シーンの作画が妙に力入ってる時期のクレしん映画。

銃器描写や格闘アクションにこだわりが多い。

悪の組織"豚の蹄"の戦闘員が装備するMP-5や、明らかにシュワちゃんがモチーフのコードネーム"筋肉
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