门田启さんの映画レビュー・感想・評価

门田启

门田启

ぼちぼち思い出しつつ記録。観た順は適当。☆5は点数ではなくベスト候補作品、随時更新中。

映画(1396)
ドラマ(0)

ブルースチール(1990年製作の映画)

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プロットから「ザ・シークレット・サービス」を連想したがあちらより好き。警官と犯人の相互依存的な関係に男女の構図を盛り込んだとはいえ、マッチョなジェイミー・リー・カーティスでほぼ帳消しになっているのはご>>続きを読む

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

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ここで果たせなかった逃亡に成功するのが「バニシング・ポイント」なんですね。

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

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全体的に暗すぎ、寄りすぎ、カット割りすぎで観辛いので大幅に減点。チャッキーのサイズ感を活かした映像が主観くらいであまりないのも残念、母親の背後でピンボケで写り続けるシーンが一番サスペンスフル。

ひとり狼(1968年製作の映画)

5.0

伝説の語り手、父子の継承、情を捨てきれぬ弱くも強い男、雷蔵のヒーロー映画としては完璧。

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

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ロウリーにしては…と思いつつもやはりロウリー印、強盗と刑事のパーソナルな関係に惹かれる。史実は知らんが容姿や佇まいが似ているのも意図的だろうしね。フィルムグレインを活かそうと努めたか若干照明に不満の残>>続きを読む

嘆きの天使(1930年製作の映画)

5.0

何人もが指摘する通りローラがファム・ファタールでないのが重要、内田吐夢「妖刀物語 花の吉原百人斬り」と双璧、大好きな筋。スタンバーグ要チェック。

ギターはもう聞こえない(1991年製作の映画)

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辛い、がオフへの反応が中心となる画面構成はやっぱり好き。

ポルターガイスト(1982年製作の映画)

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未知の人ならざる存在との交信を本気で行おうとする感覚はどう考えてもスピルバーグのものとしか思えないのだが、向かい合う男女から光が差す瞬間、傑作「スペースバンパイア」はこの映画の影響下で撮られていること>>続きを読む

黒い家(1999年製作の映画)

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大竹しのぶの演技に感情はあるし、出生に動機があったら途端に小物臭くなることくらい考慮してほしい。演出とか編集以前の問題。

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

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皆が指摘する通り、別れ、そして出会いのシーンはもちろん、映画全編が窃視にとどまる至上の関係に満ちている。それは手記を読む子供たちが決して得られぬ特権を我々が手にする喜びと共に、イーストウッドの言う「傍>>続きを読む

無謀な瞬間(1949年製作の映画)

5.0

不気味な静寂の下で行われる死体遺棄と対になる形で、その後は視線の恐怖がひたすら続く。家の構造を執拗に見せつけるような長回しもこの為だったのか!と納得できる展開と動線に舌を巻くこと請け合い。

サイド・ストリート(1950年製作の映画)

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マンでもこういうものを撮ってしまうんだなという印象、イギリス的なじれったさがある。

ショックプルーフ(1949年製作の映画)

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ロージー「コンクリート・ジャングル」に先んじた垂直落下が良い。人間版「ホワイト・ドッグ」かと思っていたら脚本がサミュエル・フラー(どれほど原案通りか知らないが)でびっくり、ヒロインが逃亡の過程で真の姿>>続きを読む

陸軍中野学校(1966年製作の映画)

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市川雷蔵は主役ながらあくまでも集団の中の一人であることが繰り返し示され、仮面のように張り付いた無表情のみが彼をより深い存在に昇華させている。

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

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図書館の内部に密着というよりは大枠での図書館というシステムに集う人々を描いていて、コンセプトは前作「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ」に近いのかなと。クール&ザ・ギャングを踊る老人たちがコミカ>>続きを読む

ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007年製作の映画)

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カメラが増えて初めて切り返しが成立するとこで感動。日常パートの言い知れぬ緊張感はなんだかアルトマンを感じさせる、叶わぬ願いだがアルトマンのPOVも観てみたかったな。

旅のおわり世界のはじまり(2019年製作の映画)

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黒沢清って切り返しこんなに雑だったかな…というのが第一印象。一度ノれないと揺れるカーテンも恐怖の遊具も怪物トラックも一気に空虚な形で迫ってくる。前田敦子を撮るスタッフが気持ち悪くないのも不味い、彼女の>>続きを読む

生まれながらの悪女(1950年製作の映画)

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映画にはジョーン・フォンテインとロバート・ライアン演じる二人のハンターが登場する。両者共に廊下で隔てられた自分の領域でしか狩りを行わないが、これは劇中で描かれるもう一組の男女の行動とは極めて対照的であ>>続きを読む

ミッドナイト・スペシャル(2016年製作の映画)

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どのジャンルにも振り切れない弱さがあるが、光を畏怖の対象、救済の道標=midnight specialとして両立させる姿勢にはやはり感動する。

セックス・チェック 第二の性(1968年製作の映画)

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狂ってるけど面白いし好きなんだよなぁ…緒形拳が嫌味ないのが良い。

きみと、波にのれたら(2019年製作の映画)

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これまでの観客をふるいに掛ける新境地、ここに職人作家湯浅政明の新たな第一歩がある。劇伴の使い方や作家性の意図的な抑制は明らかに反動的なものであり、水はより心理的な存在、領域として登場する。インタビュー>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

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「市民ケーン」か「駅馬車」かといった冒頭の省略にアガり、後半には正直期待しすぎたか。このコンビのテレビアニメよりもハマれた要因としては“プロメア”の圧倒的マクガフィン性にすべてが引っぱられていく快感、>>続きを読む

唐獅子警察(1974年製作の映画)

5.0

文字通り陰陽に生きる腹違いの兄弟。全編通して感情豊かな渡瀬恒彦に対し、寡黙な小林旭の心中は緻密な照明によって浮かび上がる。現代を舞台にしながらラストの決闘や節々に見受けられる前時代的な画面は、劇画を原>>続きを読む

ザ・シークレット・サービス(1993年製作の映画)

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イーストウッドの監督兼務でない俳優業引退作…になりかけたこともあって今まで避けていたのだけども、良いじゃないですかこれ。むしろイーストウッド自身、主人公とマルコヴィッチの相互依存的な関係を気に入って後>>続きを読む

生きものの記録(1955年製作の映画)

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高橋洋の推薦文を読み鑑賞。視線が並列する恐怖によってウェルマンやヒッチコックを志向するが、それも演出上の都合というよりは偏執的なものなので長広舌と相まってかなり野暮ったくはある、野暮ったくはあるのだが>>続きを読む

あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

5.0

勝手にサーフィン映画特集、再見。北野武は海を正面から撮ることを許された数少ない作家だろう、海と顔のカットバックで語る特権も最早後続の作家どころか本人にさえ与えられないのではないか。

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

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最初は手持ちズームの説明的カットがやらしいなあ、下手だなあとか思いつつマット・ディロンの一人コント見て笑ってたけど、どんどん尻すぼみになってどうでもよくなった。オチの発想が被ってなんか悔しい、ネガはバ>>続きを読む

ビッグ・ボウの殺人(1946年製作の映画)

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デビュー作にしてドン・シーゲルのカット芸を堪能できる一本。扉の開閉を編集上の簡易性に止めることなく、開いた先に現れるサスペンスのトリガーとして実に上手く使っている。ノワールらしさはあまり無いが、黒手袋>>続きを読む

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