穏さんの映画レビュー・感想・評価

穏

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

5.0

浅野いにお先生のファンのしては観なければならない作品だった。漫画の中だけの存在が動いて声が聞けるなんて、感動。漫画の内容を丁寧にでも簡潔に辿っているので未読の人でも分かりやすかったと思う。いにお先生も>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

無知で観たのを後悔。登場人物とかある程度の内容を下調べした上で観た方が数倍楽しかっただろうなと思う。時系列がバラバラになる感じ、凄く監督のマインドを感じた。オッピー自身が被爆するかのような場面、心の内>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

先行上映最終日に駆け込み鑑賞。PART1よりさらにパワーアップして素晴らしい映画体験が出来た。ちょい役でレアセドゥやアニャを使うあたりは豪華すぎたので続編に期待。ポールがPART1より自我を持って立ち>>続きを読む

アバウト・ライフ 幸せの選択肢(2023年製作の映画)

5.0

1人の休日に鑑賞。平日のお昼だったので母親世代の人が多かった。笑える場面が多くて飽きのこない作品でした。ポテトマッシャーの件が1番好きでしたね、あれは笑う。アレンは母を見て結婚したくないと思ってしまう>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

5.0

約3時間という長い間、奇妙な映画体験が出来る作品だった。認知症を取り扱う「ファーザー」に似ているという感想を読んだが私もそう思う。ボーは自分だけの感情で恐怖を生んでて気の毒になる。(特に第一章のアパー>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

5.0

Netflixのお薦めに出てきたので鑑賞、何とも言えない気持ちになる。愛の自分大好きな姿や好きな人への態度、周りを攻める感じが痛々しくて子供らしくて怖くなった。それにしても鶴で作った桜の木が素敵過ぎて>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

5.0

"女として生きるのは苦行"ピンクピンクしてる世界観で女って楽しいみたいな映画かと思えば女性の存在意義の確認、男尊女卑を見せられる映画で驚く。後半自分を可愛くないと言うバービーに対するナレーション「マー>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

自殺しかけて身籠った子供の脳を移植されるベラが世界を見て世間の空気感を吸収して成長する話。性的に18禁かと思えばグロテスクな場面も多くてドーナツ食べながら観た私を後悔させる。世界に飛び出してからモノク>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

5.0

パーフェクトブルーで衝撃を受けたので、今作も鑑賞した。監督の独特な世界観が私を不思議な映画体験に連れ込んでくれた。あの人を探してる私が好き、またあの人を追いかけられるんだと言う千代子の強さが一途で眩し>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

5.0

ずっと気になってた作品。胸糞な場面が続くが自我を殺して生きる良子がたくましい。夫が不慮な事故に巻き込まれてお金を受け取らず強く生きる様が辛く汚く、だけどしっかりと映し出されていた。ケイが可愛くて最後は>>続きを読む

アシスタント(2019年製作の映画)

5.0

結構前に観たのにレビューしてなかった。公に言われないだけでこういう会社なんて山程あるだろうなと思う。主人公がどんどん自分を失って表情が無くなって社畜になる様が見てて辛い。実話ベースらしいが今は改善され>>続きを読む

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

5.0

建物や内装の一つずつが対照的でウェスアンダーソンだなと思う作品だった。特に語られないあらすじを読み取るのは大変だけど、ウェスの世界観が好きなので観てて飽きない。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

5.0

全く共感は出来ないけど、天音くんの凄まじい演技と破天荒な内容に惹き込まれる作品だった。ピンクとの最後居酒屋での場面がすごく好きだった、この地獄で生きようってね。ラジオやハガキ職人の事は映画観るまで知ら>>続きを読む

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

5.0

今年初の映画。起承転結がしっかりとしていて幸せになる過程が描かれているのがアバウトタイムによく似ている。マイムーナが若くてギャルなのは意外性があったが。多様性の認められる現代に宗教や肌で差別されるのは>>続きを読む

ハンガー・ゲーム0(2023年製作の映画)

5.0

前作の要素を入れつつもスノーの生い立ちを上手く説明してくれた映画。少し長尺でお尻は痛くなるが。ルーシーの歌声やスノーの助けたい気持ち、前作では見られない真の優しさが見えた。カットニスとかマネシカケスと>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

平凡で静かな生活の中に喜びや幸せを見つける作品。素晴らしい。部屋の窓から見える朝日、仕事終わりの一番風呂、おかえりと言ってくれる居酒屋さん、小さいけど幸せな事でこれぞPERFECT DAYSなんだ。何>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

5.0

22年前の作品、この時代に劇場で観られることが嬉しい。幼いスカーレットヨハンソン観れるだけでチケット代、払う価値ある。だけどイーニドは好きになれなかった。あの天真爛漫が魅力的なのだろうけど、私には合わ>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

5.0

ティモシーの沢山の笑顔と歌声、ダンスを拝める最高の作品。ハッピーな気持ちになる。この作品の為に歌やダンスを練習したティモシーの努力にも感動する。言葉が分からなくてもチョコでみんなと繋がる、素晴らしい世>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

5.0

舞台挨拶付き先行上映で鑑賞。予想を超えて面白く、人生について考えさせられる物語だった。私が普通だと思ってた生き方を見直したい、そう強く思う。市子は確かに存在してて忘れたく無くて、街中で探してしまいそう>>続きを読む

ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)

5.0

近くありそうな近未来作品、見ていて面白い。デジタルなレイチェルとアナログなアルヴィーがぶつかりながら尊重してポッドで赤子を育てる。ポッドの選択だけじゃ無くて自然妊娠も出来る共存した世界観が好きだった。>>続きを読む

リアリティ(2023年製作の映画)

5.0

実際にあった会話劇だけで進むが録音が流れたりリアルすぎて鳥肌が立つ。女性の家にあんな沢山のFBIが押しかけられるとパワハラどころでは無い。私なら笑顔で尋問受けられないと思う、リアリティ強い。

ぼくは君たちを憎まないことにした(2022年製作の映画)

5.0

残酷なテロで妻を亡くしたアントワーヌが回復していく様を映す。母親が亡くなったと理解出来ない無邪気な子供に強く当たるアントワーヌが辛くなる。Twitterに素敵な文を投稿して一夜で有名になるが、裏腹に恨>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

5.0

騙されるというよりか後出しの事実が多い作品だった。ベン・アフレックが出てるからという理由だけで観に行ったが想像より面白い。痛々しい場面があって目を伏せたのも事実。内容が二転三転して最後までどうなるか分>>続きを読む

こいびとのみつけかた(2023年製作の映画)

5.0

可愛い出会い方から想像も出来ない結末が面白かった作品。落ち葉をコンビニから並べ続ける杜和が可愛らしくて、イソギンチャクのイヤリング付けてる園子が可愛くて、キュンとする。"変わり者"の定義とは?お前、変>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

5.0

赤がテーマ?の映画。出演者目当てで行ったので内容に期待はしてなかったけど、笑える部分多くて良かった。兄弟喧嘩の場面で起こる掛け合いが好き。あとはキスシーンの場面、マスクを赤くして初々しい2人の姿とバー>>続きを読む

まなみ100%(2023年製作の映画)

5.0

舞台挨拶付きで鑑賞。監督の自伝的な今作品。"ぼく"には共感出来なかったが、出てくる女の子が全員可愛いのでそれだけで眼福。(やはり1番は瀬尾先輩だな)青木柚くん、最近の推しなので近くで拝見できてすごく嬉>>続きを読む

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

5.0

怪我でバレエを諦めるが、他の生き方を見つける本作。色恋だけじゃないフランス映画を久しぶりに観たので嬉しい。最初のバレエや最後のダンスを踊る場面は圧巻だった。(エリーズは本物のダンサーらしいね、納得)人>>続きを読む

(2023年製作の映画)

5.0

綺麗事や建前が一切なく、汚く本音だけを映した本作。映像の暗さが気持ちをさらに沈めてくる。さとくんの演技に吸い込まれる様に観てた。実際、綺麗事だけでやれる仕事では無いし、雑な扱いや暴言が全く無いとも思わ>>続きを読む

アンダーカレント(2023年製作の映画)

5.0

今泉監督の最新作。今回も穏やかな映像と音楽が私の心を癒してくれてた。内容は重いものだったが。表面だけで人を分かるのは難しい。夫婦でも全てを分かり合えない。分からなくても歩み寄れる、その気持ちの向け方が>>続きを読む

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

5.0

母娘の愛に泣きそうになる。バーナデットの才能がゆえの辛さ、流産してた過去など物語が続くにつれて明らかになるが、だからこそビーを溺愛してるのかと納得。何歳になっても自分のやりたいことを追いたい。それを応>>続きを読む

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

5.0

1週間延長してくれたお陰で観られました、感謝です。自分が生まれた年と同じ年に公開された今作。インターネット?みたいな反応やオタクの描き方は古さを感じるが、それ以外は今でもあり得そうな内容で観て楽しかっ>>続きを読む

ほつれる(2023年製作の映画)

5.0

少し不気味な空気感を映像で作り出すのが上手な監督だなと前作から思う。一つのほつれをキッカケに解け出す関係性と明らかになる事実の数々。夫とも不倫の末、結婚してるのにまだ不倫する理由とは?確定した関係性よ>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

5.0

監督らしい世界観へ私を誘ってくれた、それだけでまずは満足。テレビ番組で作られた架空の街が舞台だが、パンフレットを読む限り色んな有名人の実体験が基になっているようだ。テレビが世界で始まった頃の事情を繊細>>続きを読む

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

5.0

ひと夏の出来事を描く今作であったが、何を一番伝えたいのか分からないぐらい要素が多すぎてどれが伏線?となる。死を連想させる数々、少し下品な場面、幽霊の存在の有無など。子供が覚えてる夏の出来事なんて断片的>>続きを読む

カールじいさんのデート(2023年製作の映画)

5.0

数分の短編であるが、ほっこり暖かい作品だった。居ない妻を想いながら生活するカールじいさんが私はずっと好き。デートに誘われてウズウズしてる姿、🐕とご飯したり踊ってみたり、練習してる所が可愛らしい。

マイ・エレメント(2023年製作の映画)

5.0

カールじいさん観たくて一緒に鑑賞。夏休み期間というのもあって平日昼間なのに子供が多かった、新鮮。ディズニーらしく悲しみで終わらない、幸せな話だった。現実世界、火と水は一緒に暮らせてるし、エンバーとウェ>>続きを読む

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