kaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

3.8

裕福だけどそれぞれが生きにくそうなドイツ人一家。
難民で将来が見えないのに、自然体で生きている青年ディアロ。

ディアロに対してきちんと向き合う一家の姿が印象的でした。
ナチズムの精神が・・・怖かっ
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半世界(2018年製作の映画)

3.7

山中の炭焼き窯で備長炭を製炭するところが大変そうだけれど、美しいと思った。
40歳を前にした男たち3人の友情がいい。
稲垣吾郎と息子の関係が少しずつ変わって行くところ、悪友2人のかかわり方が良かった。
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

4.1

期待以上の作品でした。

イギリスの海岸町の景色、書店を開きたいと真摯な瞳の主人公、主人公に声をかけてくる人々の様々な思惑…などが心に残ります。
ビル・ナイ演じるずっと心を閉ざしていた老紳士が良かった
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.6

IMAX 3D字幕版で観ました。
映像は迫力がありました。高いビルの上のシーンでは、観ていて足がすくみそうになりました。
アクションはアリータ、強い、早い!

原作は全く知らないのですが、主人公アリー
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さよなら、僕のマンハッタン(2017年製作の映画)

4.0

この作品のことは気になりつつも、公開時見逃していたものをようやくDVDにて鑑賞しました。Filmarksのあらすじを読んだだけでは、この作品の良さは伝わらないと思います。

ニューヨークを舞台に裕福な
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.8

月面着陸という結末が分かっているので、観ようかどうか迷いつつも、ライアン・ゴズリング主演であること、「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督作品であることから鑑賞しました。

大きなスクリーンで観
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セルピコ(1973年製作の映画)

3.8

正義感に燃え、警察組織の腐敗を暴こうとする主人公を若きアル・パチーノが熱演。
冒頭のシーンで引き込まれた。
実話。

デッドエンドの思い出(2018年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

韓国人のヒロインが失恋による心の傷を旅先(名古屋)で癒されていく部分は良かったと思います。
ただ、4年間付き合って、別れる事になった主人公の元彼との関係、設定に違和感を感じました。この点で入れ込めなく
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ディス/コネクト(2012年製作の映画)

3.9

子どもを亡くした妻がネット上で男と会話をする
友だちのいない少年の元に見知らぬ女の子からメッセージが届く
ウェブカメラでチャットをするアダルトサイトに仕事目的でアクセスするTVリポーター

登場人物の
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.9

18世紀のイギリス王室が舞台。
アン女王の寵愛を巡り、女王の幼馴染サラと新しく侍女となったアビゲイルの神経戦があった。
サラとアビゲイルがタイプが異なること、女王が孤独で心が不安定な描き方が面白かった
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.8

前作を観ていないのですが、先日観た予告編に惹かれ本日鑑賞。

泡のお風呂のシーンから引き込まれてしまいました。
カラフルな色彩と音楽・ダンス、素敵な魔法の世界を楽しみました。

街頭点灯夫ジャックを演
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泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

3.7

映像がとても綺麗だった。
お父さんを追う姿を応援していた。
観終わって、また主人公が手袋を失くす場面くらいまでを観てみた。
子どもの心の動きは可愛い。

フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.6

「死を目前にした人間が透けて見える」という不思議な力を持った主人公(神木隆之介)が一人の女性(有村架純)を好きになる。

優し過ぎる二人のピュアなラブ・ストーリーでした。
他の俳優が意外な役柄で出てい
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

データ偽装、リコール隠し・・と今の日本の企業・政府の隠ぺいの現場を見たようだった。悪は悪を呼ぶ。

パワハラ騒動後に相次ぐ人事異動。その裏で何が起きているのかをテンポよく追って行く。

長年苦しんでい
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斬、(2018年製作の映画)

4.0

武士としての本分を果たしたいという気持ちを抱きながらも、人を斬ることができないでいる男(池松壮亮)が主人公。農村で手伝いをしながら暮らしていたが、ある剣の達人(塚本晋也)の登場により全てが変わって行く>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.7

面白かった。アクアマン誕生秘話が観れて良かった。
映像が美しい。海の中も某島なども。
メラ姫、強く美し過ぎる。💕
テーマ・闘いの目的が明確で分かりやすい展開。
シリーズ化されると思うので、次作が楽しみ
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ナポリの隣人(2017年製作の映画)

3.8

ナポリのアパートで一人暮らしをする77歳の元弁護士の男が主人公。子ども達との関係は希薄であったが、隣に越してきた一家と仲良くなる。
そして、ある事件が起こる。

こういった設定の映画、家族の再生を描い
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秘密と嘘(1996年製作の映画)

3.7


1996年カンヌ国際映画祭 パルムドール作品

主人公は若い頃に私生児を二人産み、最初の娘を養子に出した母親シンシア。工場に勤めながら、社会人となった娘(次女)と二人暮らしをしている。
そこへ養子に
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英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/2019「くるみ割り人形」(2018年製作の映画)

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鑑賞記録

金平糖の精マリアネラ・ヌニェスのバレエが、誰よりも素晴らしいことはバレエのことをほとんど知らない私でもわかりました。
マリアネラのつま先の動き、軽やかな動き、まっすぐに伸びる脚と体についた
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戦争より愛のカンケイ(2010年製作の映画)

4.1

「最初の人間」「マドモアゼル」などのジャック・ガンブランが主演なのに劇場未公開作品。期待半分で観始めたら、とても面白かった。

自由奔放な女性バイヤと真面目な中年男アルチュールが主人公。
バイヤの父親
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夜明け(2019年製作の映画)

3.7

川辺に倒れていた青年(柳楽優弥)を助け自宅へ連れ帰る年配の男哲郎(小林薫)。
青年はシンイチと名乗った。シンイチにはある秘密があった。
息子を亡くしていた哲郎はシンイチを自宅に住まわせ、実の子のように
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隠された記憶(2005年製作の映画)

4.2

「ピアニスト」「ハッピーエンド」などのミヒャエル・ハネケ監督作品。

自宅・息子の学校・主人公の勤務先へ送られる謎めいたイラストとビデオテープ。誰が何の目的で送っているのか?

ミステリー要素で観る者
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.7

連続殺人の捜査のため、木村拓哉演じる刑事が一流ホテルに潜入する。長澤まさみ演じるホテルマンは刑事をサポートしつつ顧客を守ろうとする。

様々な伏線が張られていたという展開が良かった。
ただ、犯人に意外
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ジュリアン(2017年製作の映画)

4.0

離婚した父と母がジュリアンの親権・面会をめぐり調停で争う場面から映画は始まる。
父と母のどちらが嘘をついているのか?
ジュリアンは母に騙されて、父を拒否しようとしているのか?

ジュリアンを演じたトー
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ソフィアの夜明け(2009年製作の映画)

3.7

主人公の兄弟が眺めていた高層建物が立ち並び、空き地が目立つブルガリアの首都ソフィアの景色が印象的だった。それまで住んでいた人はどこへ行ってしまったのだろう。

ドラッグとアルコールに溺れ、どこへも居場
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アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジムのトレーニング中に頭を打ってしまい、自分が超〜キレイに変身してしまったと思い込んでしまう太った女性レネーが主人公。

★★鑑賞予定の方は読まない方がいいと思います。かなりネタバレです。★★

面白
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

4.1

2回目の鑑賞。

仕立て屋の中年男イールが隣りに越して来た美しい女性アリスに恋をする。イールは部屋の電気もつけず、アリスの日常をのぞき見する。
イールはある殺人事件の容疑者扱いを受けていた・・・。
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未来を乗り換えた男(2018年製作の映画)

3.5

”ナチスによる悪夢的史実と現代の難民問題を重ね合わせた作品”であることが、手元のチラシに大きく記載してあります。
Filmarksのあらすじ欄冒頭には、”現代のフランス”と。

でも、インターネット・
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

3.9

2018年10月に公開になった「ライ麦畑で出会ったら」で、サリンジャーが世俗を避け、隠遁生活をしていた事が出ていました。
「ライ麦畑に出会ったら」に登場するサリンジャーはもう老齢となっていましたが、本
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この世で俺/僕だけ(2014年製作の映画)

3.5

池松壮亮、マキタスポーツというキャストは絶妙だと思う。

洗骨(2018年製作の映画)

4.1

心にしみる作品でした。
親しい人のぬくもり、自分が家族や周囲の人に大切に育てられたことを思い出しました。そして亡くなった人たちを思い、悲しくなりました。

沖縄の温かい空気感、サンゴ礁で囲まれた海、山
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.5

グレン・クローズが良かった。
ずっとこらえて来た妻の不満が夫の一言(時にはもっと)により噴出し、大喧嘩になって行く場面が印象に残っている。
ラストは無難で物足りなさを感じた。期待が大きかったせいもある
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愛と銃弾(2017年製作の映画)

4.0

予想外の映画でした。いい意味で。
街並み、登場人物や展開のテンポなどにどこかノスタルジックなものを感じました。フィルムの色彩にも。

Filmarksの作品紹介に記載されたあらすじや映像はその通りなの
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

アカデミー賞外国語映画賞ノミネート他。
母親の死・遺言によって母の人生が明かされていく。
壮絶で展開・人々の思惑がラストギリギリまで予測出来ない映画だった。

ドキュメンタリー映画でも観ているのように
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品だけを考えると面白い。でも、どうしても前シリーズを比較してしまう。
リスベットの能力は凄かったけれど、キャラクターが普通の女の子という気がした。壮絶な過去・・・インパクトが弱かったかな・・。
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