KJさんの映画レビュー・感想・評価

KJ

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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

特別な個性があるわけじゃなくて、リアルな登場人物。やっぱ、普通な(社会的にそうとされるであろう)人の話が一番面白い。
大人と子供とか置いといて、人対人で、互いの感情を分かり合おうとする姿勢。時間を共有
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アネット(2021年製作の映画)

3.9

ほとり座にて。
アダムドライバーの演技が凄すぎる。スタンダップコメディのクオリティがそもそも高すぎる。
アネットのパペット人形のクオリティ(表情、動作)もめちゃくちゃ高い。
でも、最近こういう重たい系
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.2

自分なら、あの状況で火起こせるか、ウィルソンみたいな話し相手つくれるか、イカダ作れるか、ココナッツ飲めるかみたいなことを考えながら見てた。

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.2

ハーレムカルチャルフェスティバル、そんなイベントがウッドストックと同じ時期にあるなんて知らんかった。
ブルース、ゴスペル、やっぱり黒人の音楽は素晴らしすぎる。
卑下に扱われてきた歴史の中で、あれだけの
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

犯罪者は、社会が生み出してる。一方で、実際にアーサーと会ったら、あまり関わりたくないなって思ってしまう自分がいるのも事実。かといって、攻撃する必要はない。なかなか考えさせられる。

100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)

4.3

普通におもろかった。ユーモアセンスもストーリーも。あと映像めっちゃ綺麗で音楽もいい。説教じみてないのもいい。
お母さんとおばあちゃんの、昔みたいにこっちおいでって膝枕するシーン好き。お母さんもおばあち
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イマジン/ジョン・レノン(1988年製作の映画)

4.4

ジョンレノンが普通の人なんやって思える。どこまでいっても自分でいようとした、正直で素直な人間や。好き。
家の前ウロウロしてる若者の話を聞いて、自分の意見を正直に伝えて、腹減ってる?メシ食おってなる感じ
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ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

毎回、規模が更新して面白い。ハンの復活は嬉しいし、ドムの弟出てきて結局家族愛が素晴らしくて、やっぱり好き。

サイケな世界 ~スターが語る幻覚体験~(2020年製作の映画)

3.9

だいたいがプロパガンダやけど、この作品はドラッグについて、有名人がニュートラルに、ユーモアラスに語ってて面白い

ロード・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

3.8

武器商人は、めちゃ儲かって、国連の常任理事国は武器売って、桁違いにめちゃくちゃ儲けてるっていう話やけど、ストーリーがおもろない。
武器商人の立場からしたら、戦争が起きた方が嬉しいし、戦争してる両者に売
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監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影(2020年製作の映画)

4.0

いかにSNSがヤバいかを伝える作品やけど、これを見てヒステリックになるんじゃなく、自分にとっての最適化を考えるのが重要やと思う。
作品にもあったが、ユートピアとディストピアが混在してるから混乱する。イ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.3

最初の概念の議論は難しかったけど、三島由紀夫の人柄、当時の全共闘のエネルギッシュさと思考が見れて楽しかった。表面的には、右翼と左翼の対立やけど、結局反米愛国主義でつながっていて、そこを三島も感じてるか>>続きを読む

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.4

タコと人間の間にも信頼関係が生まれる。美しい映像と彼の自然に対する姿勢をベースに描かれていて、平安な気持ちになる作品。訪問者としてでなく、自然に溶け込むと世界が変わるって言葉が響いた。タコの生命力、賢>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

介護の仕事したことあるけど、いつも認知症の世界にお邪魔させてもらいやすって気持ちやったけど、マジでお邪魔させてもらえるような映画。そりゃ混乱するよなって思うし、確かにこんな感じで世界が見えてたんやろう>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

4.4

エマストーンのクルエラがカッコ良すぎる。昔101匹わんちゃんよく見てたから感慨深い。昔のロンドンの街並みも美しく再現されてるし。ストーリーは単純やけど、クルエラが綺麗すぎて飽きずにみてられる。エマスト>>続きを読む

娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

4.5

演技じゃなく、本物の死体、本物の爆弾、そこにいる本物の人たちが映っていて、この映像を観れていることが奇跡。
プロパガンダもほとんどなく、戦争の現場を知ることができる作品。
柿で喜ぶお母さん、平然とクラ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.1

戦争をここまでコメディでポップに描けるのはすごい。お説教じみてないのもいい。ドイツ人は、ヒトラーのために喜んで命を捧げていた。日本人も天皇陛下万歳と命を捧げた。洗脳、特に子供は純粋で教育でどうにでもな>>続きを読む

モーターサイクル・ダイアリーズ(2004年製作の映画)

4.0

ストリーミングないから、GEOでレンタル。念願やったけど、個人的にはそんなにやった。旅を普段からしてると、割と刺激がなかった。
でも逆に、熱い友情とかを過度に表現してなくて、淡々と忠実にしてるだけで、
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしすぎる。深く傷を負った人間との関わり。「君は何も悪くない」の連呼のショーンのあり方。そこに至るまでの信頼関係。ああいう瞬間は自分も体験したことがあるけど、思い出した。人は人によって傷付けられる>>続きを読む

アルゴ(2012年製作の映画)

3.9

実話なのが信じられないくらいすごいし、演出もこれでもかってくらいハラハラするけど、どうせ成功するんだろうって気持ちと、アメリカ目線すぎて、じゃあイランからしたらどうやったんやろっていうモヤモヤが残る。>>続きを読む

オリバー・ストーン オン プーチン(2017年製作の映画)

4.1

プーチンがウクライナ侵攻を感情で動いてるようには思えず、プーチンを知るために見た。自制心が大事を何度も言っていたり、オリバーストーンの伝える数字に対して細かく訂正したり、終始冷静で合理的な部分が見受け>>続きを読む