kakashiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

サヨナライツカ(2009年製作の映画)

2.8

とあるコミュニティでこの作品が話しに出たので鑑賞。原作は未読。
どの登場キャラにも特段の感情移入ができなかったストーリーはおいておくとして、印象に残ったのは日本の高度経済成長期当時のバンコクを描いた部
>>続きを読む

ロン 僕のポンコツ・ボット(2021年製作の映画)

3.5

行き過ぎたSNS社会に対する皮肉たっぷりな、かなりドタバタ系のロボットとのバディーストーリー。
主人公バーニーに昔の自分の姿がかぶり、シンパシー感じることしきり。

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.2

シリーズにする必要性がよくわからないほど前作とコンセプトが全く別物のストーリー。
ヒューマンドラマ要素などもないわけではないが、ゾンビに無双するカーアクションのインパクトが強すぎて他があまり印象に残ら
>>続きを読む

トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

3.4

不妊で人間の子供が産まれなくなった2027年の地球のお話。
現実で出生率0%の世の中って想像したことがなかったが、ただ滅びゆくのみの種の文明ってまさにこの作品の中で描かれた通りに、いろんな意味で暗澹と
>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.2

映像の凄さよ。
ストーリーはシンプル。閉所恐怖症ではないが、とにかく見ていて息苦しさが尋常じゃない。あまりのしんどさに一度途中離脱して、後日再開したほど。

もっとアミューズメント寄りの宇宙SFが自分
>>続きを読む

スイートガール(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

リベンジアクションもの。
ジェイソンモモア好きだし、序盤のつかみも良かったし、アクションものとたかを括って何も考えずに見ていたら、ギミックにもまんまと引っかかった。にもかかわらず、個人的にキャラの描か
>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

実話を元にした中世のmetoo 運動なお話。同じタイムラインを三者三様からの視点でストーリーが順次展開される。ストーリーが幾分か重複する分少々長く感じたものの、緊張感で全身グッと力が入って見入ってしま>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

今年の夏はおよそリゾートとかバカンスから程遠かったなーと、その反動でジャケット写真のポップさに加えて、タイムループものというジャンルに惹かれて鑑賞。
明日への地図を探してに似た作品。あちらのジュブナイ
>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.7

SFアドベンチャー+砂漠という時点で個人的にすでにポイント高いわけだけど、ドゥニ・ヴィルヌーヴ版デューンはキャストも映像の迫力(IMAXで正解)も期待以上で大満足。大昔見たデヴィッドリンチ版の数段上い>>続きを読む

ANIARA アニアーラ(2018年製作の映画)

3.2

評価の低さは気になったが、宇宙ものが大好物なので鑑賞。
ストーリーにしても全体的な映像の雰囲気にしても北欧産SFのイメージに違わぬ作品で、観る人を選びそう。
ストーリーは別として、ビジュアル的に近未来
>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.2

ザックスナイダー監督の「映画はビジュアルである」という信念をそのまま体現化した作品。
昔プレイしたL4D2を思い出す。
ラスベガスにゾンビの大群、乱闘中に飛び交う血飛沫と札束、ガウンを着てお酒のグラス
>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.6

大寒波のシンシナティで、シェルターから溢れたホームレスたちが夜間に公立図書館を占拠して騒ぎになる。
実話と勘違いしていたが、そうではないらしい。
恣意的な報道しかしないマスコミ、騒動を選挙活動に利用し
>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.0

第二級殺人で少年院に入所中のダニエルは神学校への進学を希望していたが、神父から前科者の入学は認められないと告げられる。仮釈放中に立ち寄った先の教会で、自らを聖職者と偽ったことがきっかけでその村の代理司>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

殺人で13年の刑期を勤め上げ、社会復帰しようとする元ヤクザと、彼を取り巻く周囲の人々の様子を、全体的に優しい雰囲気で淡々と描いた印象。
役所広司の演技はさすが。真っ直ぐで不器用で可愛げのある主人公を演
>>続きを読む

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

3.8

仲間や家族愛(インクレディブルファミリー感あり)あり、ニヤッとするコミカル要素(ブラックウィドウの決めポーズいじりネタ好きだなあ)結構あり、そしてなんと言ってもアクションがとにかく圧巻。最初から最後ま>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.5

しばらく前に見てレビュー忘れ。
前作で殺人ループから逃れた主人公ツリー、本作ではパラレルワールドに迷い込んだ挙句、タイムループを閉じるための自殺ループに。
フィルマークスの分類もホラーになっているが、
>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.7

小学校時に水俣病のことを学んだきりで、ユージン・スミスのことも全く知らなかった(写真は見ていたが)し、恥ずかしながら未だに水俣病認定や損害賠償を巡っての裁判が終わっていないことについても無知だった。>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.6

題名の意味が終盤になってわかる。
シーンは緊急オペレーター室のみで、登場人物も主人公アスガーと彼の周りの同僚以外は音声のみのワンシチュエーション。
デンマークらしい(勝手なイメージ)グッと抑えた演出が
>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

延び延び延び延びになっていてようやく公開。待ってました。

物心ついた時からのジェームズボンドファン(小学校時代イギリスの男の子のヒーローといえばジェームズボンドだった。)な自分にとって、いくらシリア
>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

他者と違うことで悩みを抱えて生きる人に寄り添う内容の独特でファンタジー作品。
描写が生々しいので観る人を選びそう。
初っ端で、虫を拾い上げてそっと戻す主人公ティナの風貌に目が囚われるが、ストーリー進行
>>続きを読む

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.6

劇場で予告を見て気になっていた作品。
基本的にグロは大の苦手だが、途中で聖書的な世界観に裏打ちされた内容と気づいてあれこれ考えを巡らすようになってからが面白かった。
全てが全てスッキリといくわけではな
>>続きを読む

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.6

最近鑑賞したAIを扱った作品群の中で、本作は軽くホラーなストーリー。そう遠くない未来にこういった状況がいつ発生してもおかしくないんだろうなとちょっと怖くなる。第88回アカデミー賞視覚効果賞受賞したCG>>続きを読む

Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~(2021年製作の映画)

3.8

Stay magical ‼︎
年齢を重ねるとともにそういう気持ちどんどん忘れてるなと思う。
ミュージカルだけど、Jamieの歌声が抑え目に感じられたのがちょっと残念。実際の舞台を見てみたいなあ。

嵐の中で(2018年製作の映画)

3.8

嵐の中で過去と現在がワームホールで繋がり…という展開で、オーロラの彼方へを思い出した。サスペンスと思わせてラブロマンスなお話。
ストーリー展開は何となく予想はつくし主人公の自己中さが気になってしまった
>>続きを読む

クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

1960年代東西冷戦下においてキューバ危機回避に重要な役割を担ったとされる実在のイギリスのスパイのお話。

これまで鑑賞したカンバーパッチ作品のなかでも、個人的ベストとも言える一本。
中盤にかけてのス
>>続きを読む

ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

マッツミケルセン主演のパラレルワールドへのタイムリープもの。
過去にタイムリープしたことで、自分の過ちが原因となった娘の死を食い止めようとして、予期せぬ事態に次から次へと巻き込まれていく。
過去をやり
>>続きを読む

Ink(原題)(2009年製作の映画)

3.6

アマプラのおすすめに表示されて鑑賞。
これまた贖罪からの救いをテーマにしたマルチディメンションナルなファンタジー作品。
時間軸がよく把握できないし、視覚的にもシーンの切り替えがガチャガチャしていたりで
>>続きを読む

バケモノの子(2015年製作の映画)

4.0

知り合いとアマプラのウォッチパーティー機能を試すためにセレクト。

ストーリーも分かりやすく、この世界観のコンセプトも嫌いではないが、人間界とバケモノ界を自由に行き来できる設定などに個人的に多少の違和
>>続きを読む

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

低予算作品とのことだが、ストーリーが進むにつれて加速度的に引き込まれる展開が上手い!
クラシックカー、ライター、ダウンジャケットなどのヒントからの共通のロケット。うーん面白い。

基本的にハンス、サマ
>>続きを読む

レミニセンス(2021年製作の映画)

4.2

自分好みの世界観で、それだけで没入感ありました。景色が近未来のバンコクやベネチアのような。
ストーリーは予告から想像していたほどのSF色は希薄で、サスペンスメイン。
恋愛要素についてはそこまでハマれず
>>続きを読む

どん底作家の人生に幸あれ!(2019年製作の映画)

3.2

劇場予告を見て面白そうだなとチェックしていて、漸く鑑賞。
大人向けの飛び出す絵本のような印象の作品。全編ワチャワチャしていて、見ていて妙に落ち着かない感覚に陥った。
ベン・ウィショー演じるユライアの気
>>続きを読む

世界で一番しあわせな食堂(2019年製作の映画)

4.2

北欧の景色も良い。
人間模様も良い。
調理シーンも好き。
ゆるっと癒される。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

感覚に訴えかけてくる内容だったため、自分の表現力では感想を言葉にするのが難しい。
終盤エロイーズの母が帰宅したとの知らせでマリアンヌが調理場に降りていくと、ソフィーが邸宅の使用人らしき男性に食事を供し
>>続きを読む

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.7

シャンチー、期待以上の面白さでした。
シム・リウの風貌に華がないというレビューを見るけど、西洋人が思い描くヒーローなアジア人顔はきっとこんな感じ(クレイジーリッチやラスト・クリスマスのヘンリー・ゴール
>>続きを読む

ライフ(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

視聴記録
密閉空間にエイリアンそしてパニック、最近似たような話見たなぁと思いながら見進めて、途中でコレ前見たのだった…と気づくパターン。
ISSクルー全員があくの強いキャラばかりで構成されていて、パニ
>>続きを読む

弁護人(2013年製作の映画)

4.2

1980年代民主化運動只中の韓国で実際にあった釜林事件を題材とした社会派作品。ソン・ガンホ演じる弁護士は盧武鉉元大統領がモデル(現文在寅大統領は当時の弁護士仲間とのこと。ソン・ガンホ主演「タクシー運転>>続きを読む