かっこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

PROSPECT プロスペクト(2018年製作の映画)

2.5

B級SF映画。B級らしく、それっぽい世界観を構築しながら最後まで何も起こらず。
いまや『マンダロリアン』の主人公役で有名になったペドロ・パスカルと、なにげに美少女なソフィー・タッチャーだけが見どころ。

サイン(2002年製作の映画)

3.5

信仰の復活と家族の再生。神の奇跡か、ただの偶然か。

世界ではかなり衝撃的な事件が起きている中で、
映画はグラハム一家だけに焦点を絞って展開。
一応SFサスペンスでありながら、淡々と、静かに話が進みま
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ヘッド・ショット(2016年製作の映画)

3.0

格闘というより殺し合い。バイオレンス強めなアクションがひたすら続く。
敵味方双方が必死で、主人公も苦戦するので爽快感はあまり無い。
血まみれのアクションが見たいときにイイと思いました。

ストーリーは
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.5

まさかのヒューマンドラマ。
ブタが可愛いのに少ししか見られなくて辛い。

全体的に暗く落ち着いたシーン多め。自然と音楽美しい。
アクションは無し、全体的に台詞も少ない。
ニコラス・ケイジがじっくりと表
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

豪華絢爛な宮殿と荘厳な音楽。
そんな不気味なほど明る過ぎる背景が、
女王と権力を巡る権力闘争の不穏さを際立たせます。

物語も登場人物も、色んな欲にまみれていて醜い。でも人間臭い。
中心となる3人とも
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.0

あんまり乗り気にならず劇場はスルーしたMCU最新作。

うーん、ノリにハマれないとしんどいですね。
クリスチャン・ベイル以外全員滑ってるように感じてしまった。

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

3.0

宇宙飛行、ロボット、タイムトラベル、出会いと別れ、主人公の成長、仲間たちとの絆。
(個人的には「面白い!!」とはならなかったけれど、)
SF映画としての基礎をがっちり抑えていて、ピクサーの美しすぎるC
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ブラックボックス:音声分析捜査(2021年製作の映画)

4.0

『ギルティ』のようなガチガチのワンシチュエーションものかと思いきやそうではなく、
音声をヒントに主人公が縦横無尽に駆け回る骨太謎解きスリラーでした。

二転三転する展開に、主人公と一緒に振り回されっぱ
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ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.5

レビューを読んで、マッツ・ミケルセン版『スノー・ロワイヤル』的な映画かと思って観たら。
狂気を帯びた主人公、しっかりヴァイオレンスが発生しても演出は軽くてブラック・コメディめいた雰囲気…。
似ている部
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バスターの壊れた心(2016年製作の映画)

2.5

なんだか難解そうなあらすじ…。
理解できない事象がたくさん起きる…。
心象風景なのか、パラレルワールドなのか、過去なのか未来なのか分からないもう一人の主人公…。
ちらっと出てくる聖書っぽいワード「ヨナ
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SPY/スパイ(2015年製作の映画)

3.5

一流俳優を使って下らねぇ〜ネタ(下ネタ含む)を本気でやらせたスパイ映画。
俳優陣だけでなく、演出や小物が安っぽくないのがまた笑える。

メリッサ・マッカーシーが覚醒して口悪おばさんになるの好き。
髪フ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

ノーラン三部作よりもダークでリアルなバットマン。
単純なヒーローVSヴィランの構図ではなく、どちらもゴッサムの闇に翻弄されている。
ノワール映画、探偵モノの雰囲気たっぷり。
とにかく画面が暗いので、完
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破戒(2022年製作の映画)

3.0

タイトルだけ知っていて、原作未読。
「戒め」を「破る」。そういう意味だったのか…!と。
勉強になります。現代の役者さんたちでこの小説を映画化して、イマの多くの人に観てもらうことはいいことだなと純粋に思
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96時間 レクイエム(2015年製作の映画)

3.0

『96時間』は1,2を鑑賞していたものの、本作は観ておらず。
Disney+で配信されていたので鑑賞。

冒頭から、前作までとは全く違う展開。前作にも増して邦題と無関係なストーリー。
追う側から追われ
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

シリーズ最終作品として、なんとか落とし所をつけた作品。
『ジュラシックパーク』シリーズはなんだかんだ同じことやっていて、それが良いところだったように思う。
『ワールド無印』は結局同じことやってた気がし
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サロゲート(2009年製作の映画)

3.5

2010年の作品とは思えないほど、古き良きSF映画。80-90年代のB級SF感。
題材が往年のSF小説チックで古臭いのはもちろんのこと、
映像もなんとなく古臭いし、とにかく全員胡散臭くてイイ。
映像の
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.0

ストーリーはすごくベタで、つまらないとさえ思われそう。
当然ながらストーリーだけが魅力ではなくて、
ろう者とコーダのリアルを覗ける会話やエピソード、
歌とか音楽の持つパワーに感動する作品だと思った。
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グレイマン(2022年製作の映画)

4.0

ルッソ兄弟のド派手アクション、エンタメ超大作。

世界各地で爽快ド派手アクションぶっぱなし。
見ていて気持ちがいいくらい撃ちまくり壊しまくり殺しまくり。
緩急あれど、勢いを殺さずにクライマックスまで走
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A Film About Coffee ア・フィルム・アバウト・コーヒー(2014年製作の映画)

3.0

コーヒーができるまでの各過程をオシャレにまったり解説。
少し前に見た、問題提起ドキュメンタリー『おいしいコーヒーの真実』とは違う方向性に感じた。
家でゆっくりコーヒー飲みながら観るにはバッチリ。映画館
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.0

最初から最後まで、ずーっとポップな演出とバイオレンスアクションでテンション爆上げ。
序盤は「あぁ〜疲れそうだな…」と思いながら眺めてたけど、
ノリノリバイオレンスがだんだん癖になってくる楽しいやつ。
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.5

アイデア勝負。好きな設定。
一昔前のSF映画感も好き。
キリアン・マーフィがたくさん出てくる。知らなかった。

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

コーエン兄弟監督・脚本作品。

原題の『No country for old men』がテーマをすべて表してます。
モスとシガーという象徴的な登場人物のおかげで、テーマはかなり分かりやすい!
難解とい
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スペースウォーカー(2017年製作の映画)

3.5

人類史上初の宇宙遊泳を成功させたソ連の宇宙飛行士アレクセイ・レオーノフ、その相棒パブロ・ベリャーエフを描く。
宇宙の映像がホントに美しい。
核となる宇宙遊泳のシーンも壮大。
クスッと笑えるシーンも多く
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.0

「怠け者の街だ」

ロマン・ポランスキー監督、ジャック・ニコルソン主演のノワール映画。
浮気調査から始まり、あれよあれよと予想外の事実が明らかになる展開で、ラストまで目が離せない。
全体的なテンポは今
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.0

超豪華俳優陣による高齢者銀行強盗コメディ。

おじいちゃんが主役だと家族愛や人生讃歌を前面に押し出しそうなものですが、
今作はそんなことなく、笑いあり、テンポよし、ほどよくホッコリ、で気楽に観られる作
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コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

3.5

実写とアニメを融合した近未来SF。

序盤は静かで雰囲気の良い実写、
中盤からは一転して、アート感、トリップ感溢れるアニメに。
ラストで少し実写が戻ってきます。
アニメの自由過ぎる表現、ちょっぴりくど
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ダークマン(1990年製作の映画)

3.0

U-NEXTは吹替のみ配信。
リーアム・ニーソンとフランシス・マクドーマンドが若い!

ダークヒーローもの。
ホラー、グロ、ギャグ、色んな要素あり。
合間合間にコミックみたいな演出が入り、強引、無茶な
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

豪華キャストによる無駄話たっぷりの会話劇。
誰か分からない人もたくさんいましたが…。

雰囲気バツグン。
集中して観るというより、流しておく、ながら観する…というのが合っているかも。
そのくせして、つ
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マークスマン(2021年製作の映画)

3.0

リーアム・ニーソン最新作(多分)。

ジャケットからは、元狙撃手がスナイパーライフルで大暴れ…というのを想像したけど、
今作はリーアム・ニーソンとメキシコ少年のドラマ、ロードムービーがメイン。アクショ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.5

初代ウルトラマン+エヴァンゲリオン+特撮リスペクト。

世代的には、ウルトラマンティガをリアルタイムで、過去作をビデオや再放送で見たくらい。
初代ウルトラマンに登場する怪獣やエピソードはほんのり知って
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.0

約30年ぶりの正統派続編。
前2作のコメディからはうってかわって、シリアス、ヒューマンドラマ路線。
路線変更したおかげで前2作と単純に優劣付けられなくなっていて、良い。

『ゴーストバスターズ』という
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ゴーストバスターズ2(1989年製作の映画)

3.0

一作目から5年後に公開された続編。
5年の間に技術が格段に進歩して、映像がかなり洗練された印象。ぐっと現代に近づいてる!

ただ、展開は一作目よりも間延びして退屈なシーンも多いかも。
敵もいまいちイン
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.0

やややケッタイな

王道エンタメの風格。
改めて見ると、ビル・マーレイの色目使いとかシガニー・ウィーバーのセクシー丸出しに時代を感じます。
マシュマロマンのインパクトすごい。
自分としては同時代のBT
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おいしいコーヒーの真実(2006年製作の映画)

3.5

父が苦労しているのはすべてコーヒーのせいだ。

仕方なく安く売った豆がここに並んでもいない。

チャットはコーヒーより高く売れるから栽培する。

普段、自分がガリガリ挽いているコーヒーの裏側。
生産国
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.5

マルチバースを股にかけたストーリーや世界観は超壮大。
一方で、展開や映像表現は軽めにポップ(?)に仕上げてあって、良い意味でチープ、コンパクト、B級っぽく感じました。
アトラクションのように人が死んで
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ゼイリブ(1988年製作の映画)

3.0

社会風刺を効かせたSFスリラー。

設定やストーリーは結構好き。
裏にある社会風刺には現代でも十分通用する説得力がある。
一方で、心を病んだ末の被害妄想でもおかしくないわけで、紙一重だな〜と思った。
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