かこじさんの映画レビュー・感想・評価

かこじ

かこじ

ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.0

失敗した。
ミュージカル映画は吹替えじゃなくて字幕版で観ると決めていたのだが、うっかり吹替え版を選んでしまった。
でも、まあ吹替えも頑張ってからいいか。

スーパーヒーロー一家に生まれたのに自分だけ能
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EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(2021年製作の映画)

4.5

映画館でずっとCMやってて気になっていたので、シリーズ全く未見で鑑賞。いやあ、面白い!

冒頭のロボット戦から中盤の逃避行アクション、そして終盤まで全くダレない。
ロボット射出のシーンなどSFギミック
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.5

『死霊館』シリーズで、超常現象に科学的アプローチを取り入れてきたジェームズ・ワン監督が、次のステージに上がったような作品。

どう見ても何かがいそうな怖い屋敷に住み続けるヒロイン。
あえて明かりをつけ
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銀河ヒッチハイク・ガイド(2005年製作の映画)

4.0

「モンティパイソン」を思わせるナンセンスブラックギャグ満載で面白い。
バリバリのCGを使わず、80年代SFを思わせるコックピットや灰色で古めかしい建造物など、美術が素晴らしい。
『ホビット』のマーティ
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権力に告ぐ(2019年製作の映画)

4.0

大韓国銀行の外資系買収に関わる疑惑を、庶民派熱血検事がしつこく捜査する。
実際の事件をもとにしたフィクションとのことで、人物や時代背景が難しいので、ビデオを巻き戻しながら観た。

入り口は殺人事件で、
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攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争(2021年製作の映画)

4.0

ネットフリックスで2話まで観て、映画館で鑑賞。

こういう攻殻機動隊を待ってました!

劇場版になって、冗長だったシーンや説明台詞をうまく編集でカット、オーバーラップさせて、テンポが良くなってる。
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アンテベラム(2020年製作の映画)

4.0

ホラー映画と聞いて鑑賞したが、白人の黒人奴隷に対する虐待だけで、もう完全なホラー。
冒頭、黒人奴隷の過酷な状況がこれでもか、と延々と続きとにかく長くて、あの時代は本当に酷かったんだなあ。と思った。
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ロン 僕のポンコツ・ボット(2021年製作の映画)

4.0

『アイアンジャイアント』や『ベイマックス』を思わせる傑作。
GAFAグローバル企業、スマホ、SNS社会をバッサリとぶった切る風刺もいい。

主人公バーニーはじめ、各キャラが特徴あってイキイキしている。
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レベル16 服従の少女たち(2018年製作の映画)

3.0

かなり低予算で作られたであろうシチュエーションスリラー。
おそらくビルの1フロアを借りて、20人くらいの撮影で済んだんだろう。

明らかに宗教か、売春組織のものと思われる施設で、洗脳教育される少女たち
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.0

正直あまり期待しないで観たけど、まあまあの出来。

エターナルズの仕組みは、藤子F不二雄や星新一、『まどマギ』に出てきそうな超展開でなかなか面白い。
故に、エターナルズ達は悩みまくるので、話が重い。
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ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説-(2018年製作の映画)

3.0

地球平面説を唱える人々を追ったドキュメンタリー。
広いアメリカには、政府陰謀論者、懐疑論者が一定数いる。
平面説信者なんて「アホな人たちだな~」と初めは思いながら観ていたが、科学者たちの見解でグッと面
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キャンディマン(2021年製作の映画)

3.5

社会問題とホラーを融合させたジョーダン・ピール製作なので、ただのホラーでは終わらない。BLM運動をがっちり反映させた快作。

何故、キャンディマンは殺されたのか?
何故、伝説として語り継がれるようにな
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アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

3.5

とにかくキャラデザがいい!
特に主人公サトミちゃんには、ショートカット好きとしては期待せざるを得ない。
またミュージカル風味は、ここ最近の音楽映画の盛り上がりに乗っている。

冒頭から和風の家にAIガ
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劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア(2021年製作の映画)

3.0

やっぱりSAOは初期TVシリーズに関わるエピソードが一番面白い。
ナーブギア装着描写からログアウトできなくなる流れ。
ゲームの楽しさから絶望へと変わる、この下りは本当に上手い。

今回はアスナ視点なの
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ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

3.0

前作で倒したはずなのに何故?総集編か?と思ったけど、ちゃんと続編だった。
もうジェイミー・リー・カーチスの執念のような映画。

今回は明らかにトランプによるアメリカの分断を意識して、トランプ支持者が国
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ビースト(2018年製作の映画)

3.5

おっさん刑事二人の渋い演技が光る、韓国フィルムノワールたっぷりなサスペンス。

とにかく展開がコロコロ変わるので、人名、設定をきっちり観ておく必要がある。

寝不足だったため、ちょっと油断してしまい、
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.5

これほど価値観が揺さぶられる映画は久しぶり。

初めはドキュメンタリー監督由宇子の視点を頼りに、少女の自殺事件を追っていく。その先には学校、マスコミ、SNS批判へと、全うな社会批判に突き進もうとするの
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ビルド・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.0

主演のビーニー・フェルドスタインがとにかく可愛い。
『ブックスマート』でも嫌味がないコミカルな演技が良かったけど、この映画で軽快さに磨きかかかった。

「実話に基づく」とあるけど、ロック雑誌のライター
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護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.5

被災者たちは、震災と貧困で二度殺される。
生活保護制度が抱える問題を、ミステリを絡めて告発する社会派映画。

たった1%の不正受給がクローズアップされ、本来保護されるべき人々が切り捨てられていく。
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

さすがドゥニ・ヴィルヌーヴ。
あの壮大なストーリーを、洗練された映像、落ち着いた描写でじっくりじっくり説明し、一分の隙も無く作り上げた。
パート1なので、どこで切るのかドキドキしながら観た。

ティモ
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.5

14世紀のフランスが舞台。
なぜ600年も前の出来事を映画化するのか?と思ったものの、見終えて納得。この映画は、実に、実に、現代にも通じるテーマを扱った傑作。

マット・デイモン、アダム・ドライバー、
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

3.5

ドイツ軍の脱走兵が、ふとしたことから空軍将校の軍服を手に入れ、将校に成りして暴走する話。
序盤はバレるんじゃないかとドキドキするが、そのうち彼の残虐性が露わになると、感情移入ができなくなる。

『チャ
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神在月のこども(2021年製作の映画)

1.5

亡き母の勾玉を身に着けたばかりに、何故か東京から出雲大社まで歩いていくことに。
しかも、途中で各地の神社からお供え物を貰って回らなければならない。
「小6少女になんちゅう虐待だよ!日テレの24時間TV
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プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年製作の映画)

1.0

園子温ハリウッド進出作という事で、半分期待していったけど、なんだろうこのカオス感は。
これはあれだ、「ニコラス・ケイジを使って、どれくらい酷い映画を作れるか」という暗黙の了解がハリウッド業界にあって、
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キャッシュトラック(2021年製作の映画)

4.0

俺たちのタフで武骨で常に仏頂面のジェイソン・ステイサムが帰ってきた。『MEGザ・モンスター』のような、女子供にデレデレするステイサムはいらない。
ガイ・リッチーはいつもの軽快なユーモアを封印して、シリ
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奴隷の島、消えた人々(2015年製作の映画)

4.0

障害者を塩田で虐待、賃金未払いと、奴隷のようにこき使う島。
その実態に迫るべく女性記者とカメラマンが島に潜入する。

実話を元にした映画とのことで、手持ちカメラのPOV映像を通して、潜入の緊迫感が伝わ
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

どんでん返しのスリラーを見たいと思って何の気なし見たら、大当たり。

ベストセラー小説を世界向けに翻訳するために、情報漏洩しないよう、厳格なシェルターに各国の翻訳家を集める。
概要を聞くと、なんかパッ
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.0

ムーミンの作者トーベ・ヤンソンは自由奔放でダンスが好きでバイセクシャルだった。
可愛いムーミンを期待するとちょっとがっかりするかも。
トーベと当時の文化、百合の愛憎劇として見ると面白い。

議員の旦那
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

007映画では珍しく、というか、初めてガッツリ終わらせにかかった映画だった。

本作でラストという事で、ダニエル・クレイグの顔は一層引き締まってたものの、やはりシワが深くなったなあ。
でも、引き締まっ
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星の子(2020年製作の映画)

3.5

虚弱児で産まれた芦田愛菜ちゃん。
その親、永瀬正敏夫婦は、藁にもすがる思いで新興宗教に入信し、娘は正常に育っていく。

新興宗教の家庭を、子供の視点で淡々と描くやり方は面白い。
芦田愛菜ちゃんの中学生
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ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

4.5

大手ハンバーガーチェーンを舞台に、企業による労働問題、環境問題、地域への政治・経済問題を告発する社会派映画。
移民から始まり、屠殺場、食肉解体での危険労働、食の画一化による地元産業の荒廃など多彩なテー
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整形水(2020年製作の映画)

2.5

美容整形大国・韓国発の整形ホラーアニメ。
韓国アニメのクオリティは如何に、と思って観たけど、手書きではなくCGアニメで拍子抜け。
CGアニメはキャラ表情に遊びが少ないから、ちと苦手。
あと、カメラワー
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.0

ユージン・スミス=ジョニー・デップが、いつものダウナーでヤサグレ感たっぷりな演技で良かった。
寝起きから酒を飲むわ、酔っぱらってカメラを人にあげちゃうわ、とにかく無茶苦茶な人物。
そんな彼を、「靴脱い
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空白(2021年製作の映画)

4.5

とにかく古田新太のパワハラオヤジ演技、迫力が凄い。
町内に一人は必ずいる、こういう厄介なオヤジ。
対する松坂桃季の、気の弱い苦悩する演技も素晴らしい。

この映画の登場人物は、根っからの悪人はいない。
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レミニセンス(2021年製作の映画)

3.0

劇場は平日のためか、3割程度。成人男性が多め。

海水が上昇したウォーターランドとドライランドで別れた格差社会は『エリジウム』
記憶追体験装置は『トータルリコール』
その装置を利用した検察システムは『
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

5.0

衝撃的な内容だった。
急成長するGAFAの陰に、過酷な労働があることを告発する映画。

主人公リッキーと家族は本当に善人で、何も非がない。
にもかかわらず、労災も保障もない個人事業主として配達ドライバ
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