Inoriさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ニュースの天才(2003年製作の映画)

3.4

最初から、この主人公スティーブン・グラスがどういうことをするのかを知りながらみたので、「え?ええ?」というような驚きはなかったが、報道の意味・倫理を考える上ではとても面白い映画だったと思う。現実にあっ>>続きを読む

回路(2000年製作の映画)

2.1

2000年の映画だそうで…。ネットの世界とあの世というコンセプトは面白いんだけど、ホラーというかファンタジーSFみたいになってたなぁ。

私には分からなかった…。途中でなんども「どこ!?これどこなの?
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砂上の法廷(2015年製作の映画)

3.2

法廷で始まり法廷で終わる法廷もの映画。結局みんな嘘つきなので、真実というものは分かり得ないし、分かるということ自体に価値はどれだけあるのかというのも問われている作品だと感じた。法は人を守るためにあるは>>続きを読む

ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

3.5

すごく懐かしい感じのするミステリースリラーで、いかにも『裏窓』とか『めまい』風のヒッチコック要素の高い映画だったけど、それが楽しかった。最後までハラハラするしどんでん返し的なものもいくつも用意されてて>>続きを読む

ブライトバーン/恐怖の拡散者(2019年製作の映画)

2.9

着想は面白いと思うし、だから私も観ようと思った。でも話の展開などは全て思った通りだし、本当に観たかった子ども(主人公)の心理描写が観られなかったので少々残念だった。そもそも彼は小さい頃から感情のない子>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.5

予想したよりも良かったし、ハラハラドキドキ、最後はグッと来た。続編ってあんまりいいものがないので期待できないんだけども、たぶん監督とか脚本チームが同じだったから一作目のテーマや流れとに一貫性があって、>>続きを読む

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.1

キャストがなかなかいい。個人的には、ジョン・バーンサルとエイダン・ギレンが好きなので、観てるだけで楽しいところもあったしワクワクした。アンジェリーナ・ジョリーが演じたキャラは、もしかしてもう少しごっつ>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

2.7

ん-…イマイチだった。話の構成をちょっと冒険しちゃったかな感。始めの方に一気にモンタージュで起きたこととキャラ説明を入れ込んでしまっている。そのせいか、キャラに感情移入できないし、勝手に内輪でなんかや>>続きを読む

スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

2.2

一応SAWシリーズは毎年劇場に観に行ってた人間だったので、あまり期待しない程度で「観るぞー」と勇んで行ったわけだけど、予想を上回るガッカリ度だった。

演技も良くないんだと思うけど、たぶん脚本が駄目な
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.4

たぶんあまり深く考えたら駄目な映画。でも結構あれこれ考えてしまう内容だった。特に今の社会風刺をしているので、もし自分のアイデンティティをシリアスに捉えている人が居たら、ある程度は不快に感じると思う。し>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.7

007シリーズの中でも一番面白いんじゃないかと思うくらいよくできている。話がボンドのパーソナルな部分に関わってくるので、ただ何かミッションがあって、それをMI6の仲間と協力し合いながら解決する、という>>続きを読む

コンティニュー(2021年製作の映画)

3.1

ライトなループものアクション映画。今回は「なぜ」ループに嵌ったのかが重要になってくるし、その「抜け方」までの道も重要になる。あれか、『ハッピー・デス・デー』のアクションおっさん版か。なんか知らんが命狙>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

やっと観た。2時間50分もあるとは…知らなかった。しかし映画に流れるテーマは太くしっかりしてたし、現在と昔の話が平行に進むのは面白かったし、最後の最後までひっぱるところは良かったと思う。全てめでたしに>>続きを読む

モータルコンバット(2021年製作の映画)

2.8

真田広之が予想以上に頑張ってた!思ったよりも重要な役で、たぶんモータルコンバットのキャラクターに詳しい人なら、あー、これがアレになるのか、と予想が付いただろうけど私は結構「うほうほ」と喜んでしまった。>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

途中はかなり混乱して、なんのことかさっぱり…だったけど、終わるころには「なるほどねー」と理解した気になってる自分に驚いた。しかし少したって考えれば考えるほど、疑問や矛盾も出てきて気になって仕方がない。>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.1

観やすいループ系ラブコメ映画。アンディ・サムバーグがすごくいい味を出している。そしてクリスティン・ミリオティとの相性がすごく良かったように思う。

話はよくある感じで、ループがどういう理由で起きたのか
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ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

3.3

伏線がきちんと回収され、エンディングのまとまり方も良かったし、神と悪魔の存在の話は好きなので何度見ても面白いなぁと思った。今回特に感じたのはシャーリーズ・セロンがなかなかの熱演を見せてくれていたという>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

アカデミー賞授賞式で監督が言っていたように、この映画はcelebration of life、人生色々あるよね、と悲しみの中にも人生を喜ぶ映画であった。最初の方は「なんだただの呑み助推奨映画なのか」と>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.2

大画面で観られて良かったわー、とは思ったが、映画としての完成度としてはまとまりに欠けてるし、あのキャラをもう少し見たかったとかもあるし、何をメインストーリーとしてとらえればいいのか観終わった時にちょっ>>続きを読む

Into the Grizzly Maze(2015年製作の映画)

3.4

結構面白い。話もシンプルで、熊も演技頑張ってるしラストの方の迫力は凄い。架空のクリーチャーではなく実際に居る動物というのも今の時代なかなか新鮮ではなかろうか。ほんと大きいのよこの熊。撮り方が上手いんだ>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.3

すごく『ジョン・ウィック』ぽいな!と思ったら『ジョン・ウィック』の脚本家さんが書いたものだったので、別にパクりでもないし、同じようなワクワクもありで私は十分に楽しめた。この2つがあまりに似ていることが>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

メモワール系でいうなら『ヒルビリー・エレジー』よりも断然良かった。押し付けがましくない。この映画でスティーブン・ユァンがアカデミー賞主演男優にノミネートされたのが凄く嬉しかったけど、映画を観た感想とし>>続きを読む

ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明け(2020年製作の映画)

3.2

知らなかったことが多かった…。歴史的な記録としても勉強になったし、いかにマイノリティの権利が後回しにされているのかを感じることができた。マジョリティ側からすると、どうして数少ない人のために今あるものを>>続きを読む

サンダーフォース ~正義のスーパーヒロインズ~(2021年製作の映画)

2.9

映画の話自体は子供用スーパーヒーローバディものなので、特に目新しいこともないのだが、キャストがすごく面白かった。こんな映画はあんまり観たことない。50歳くらいの女性2人がスーパーヒーローものの主人公と>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.4

今この時にこそビシッと伝わってくる短編映画。観ている最中は「一体どういうことなんだ」「どうやって抜け出せるんだ」と分からなくなってくるんだけど、最後の終わり方で納得した。

結局、主人公も警察も犬もそ
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

2.7

ん-…期待し過ぎたわ。やっぱり一作目が名作過ぎるんだと思う。比べるものが悪いのかも。「ちょっと待て」と言いたい展開も多いし、細かいところというよりも結構大きなところも無視して場面が進んだりして、とにか>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.2

確かに『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』よりは面白かった。たぶんあれより少し短くまとめてあったからだと思う。とにかくモンスター同志の闘いが起きる度に全力疾走なので、観てるだけで疲れてくる。映画自体>>続きを読む

スリーデイズ(2010年製作の映画)

3.3

結構長い映画で山あり谷あり、最後は結構ハラハラした。主人公が普通の人という設定で、とにかく妻思い。すごくいい夫なんだけど、計画の突拍子の無さと本当にそれが上手くいくのかが観客には不安で仕方がなくさせる>>続きを読む

What Lies Below(原題)(2020年製作の映画)

2.6

気持ち悪さは結構出てる。ぬっぺり感がすごい。ジョン役にあの人(トレイ・タッカー)を選んだキャスティングに拍手をしたい。身体が出木杉くんだし見てくれが「超いい男」なんだけど、な~んか気持ち悪い感じがにじ>>続きを読む

薄氷(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

設定は私好みで全体的に面白く観られた。主要人物たちがさまざまな理由で一人ずつだんだんと居なくなっていくのは面白いし、犯罪者輸送車の外から入りたい人がいて中から出たい人もいて、その両方が出来ないでいると>>続きを読む

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

2.9

学校で観させられて感想文を書かされそうな映画だった。話やセリフに妙な説教臭さを感じる。場面にも無理やり感があってこの不自然さは何なんだと思ったら、実際の人物が書いた実話をもとにして作られた映画だと知っ>>続きを読む

映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!(2019年製作の映画)

3.1

久々にアードマン作品を観たけども、今でも全部ストップモーションで作っているのだろうか?(最近はストップモーションっぽいデジタルアニメも多いからなぁ。分からない) 見始めてどうして字幕がないのかと思った>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

3.4

オープニングが一番怖かった(ハラハラした)。なかなか怖い映画である。何が怖いって、カメラワークが怖い。面白いのが、カメラが一体何を映しているのかが分からないところ。時々「あ、ここに何か居るのかな」とも>>続きを読む

ヴァンパイアvsザ・ブロンクス(2020年製作の映画)

2.8

楽しんで作ったんだなぁというのが分かる映画。ブロンクスに愛着があってその土地に誇りを持っているというのが伝わってきた。私が知っているブロンクスと言えば『ブロンクス物語』や『レッド・ブロンクス』なので、>>続きを読む

ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

アンソニー・ホプキンスの演技が圧巻。あーこういうじいさん居そう、という感じ。認知症が進む高齢のアンソニーの目線で映画は進むので、毎日が前後したり誰が誰だかわからなくなったりと、観客も彼と同じような不安>>続きを読む

私というパズル(2020年製作の映画)

3.3

観る前から何となく覚悟してたけど、全体的に暗い映画で観るのに力のいる作品だった。長回しが多く、色んなシーンで撮影のギミック的なものが気になってしまったが、映画そのものは力強いものがあった。特にバネッサ>>続きを読む