kalitanさんの映画レビュー・感想・評価

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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

2.8

ひきこもりがちな20歳の御子。ファンタジー設定のコミカル成長物語。少女マンガチックなストーリーで微笑ましくまとまった小品。
オダギリジョーのちゃらんぽらんな役はやっぱり似合うなあ。
色彩設計がポップで
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.0

すみませんアマプラでながら視聴してしまいました。
先に褒めるべき点をあげると、映像美が素晴らしい! これは動画でなく、映画館へ出向く値打ちがある映画と言って良いでしょう。
すごく雰囲気があって、役者の
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金の国 水の国(2023年製作の映画)

2.6

まあまあだとも言えるけど、やはり物足りない。めっちゃ暇だったので最後までの見たが起伏が同じような調子で来るのでダレてしまう。
王女サーラは太めの設定だが、話の内容からするともっと激太りでないと合わない
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

3.7

ライトスタッフ以来の正統派宇宙創世紀もの! と嬉しくなってしまった。冒頭なぞ音速を破ったチャック・イェーガーみたいなシーンだったし。時代の雰囲気やアナログ感満載のアポロの質感とか、うまくできていました>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

2.6

水俣病を題材にジョニーデップが映画を作った。すごいことだと思う。水俣病と言えば最近の人はあまり知らないかもしれないし、それだけに意義深い。
ただ、史実を構成しなおした割に展開が単調だったし、全体像が良
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.7

ダニエル・クレイグが主人公だろうが、後半はルーニー・マーラのほうが重要な役なんだと思った。全体に女性虐待と蔑視の話だから。
北欧もので面白いと思ったけど、やっぱりアメリカンな味付けにも思えた。映画にし
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モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

1991年、ソマリア内戦が激化し危険となった首都モガディシュからの韓国大使たちの脱出劇。文句なく面白かった。緊迫の舞台、アクション、芝居、どれもテンポ良く進み、楽しめた。
この舞台だけで面白いのだが、
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モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

グアンタナモ収容所にまつわる実話ベースの映画。
9.11から2ヶ月後、モハメドゥは突然母国の家から連行された。
場所はキューバ、グアンタナモ収容所だった。いくつかの疑惑だけを根拠に長い間監禁されていた
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ブリキの太鼓 ディレクターズカット版(1979年製作の映画)

3.6

1920年代から1940年代のポーランド・グダニスクに生まれた少年オスカル。彼は実は母が従兄と不倫してできた子だった。人間の醜さに嫌気が差し、オスカルは3歳のとき自らの成長を止める。小人症のオスカルは>>続きを読む

キングダム(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スケールの大きさ、ロケ&CGの迫力は大画面では十二分に見ものだったろう。自分は配信視聴だったけど、立派な画だなーと感心した。
この映画の見どころはなんといっても王騎将軍:大沢たかお?

王騎将軍が影の
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3月のライオン 前編(2017年製作の映画)

4.0

続けて後編も視聴した感想。
原作の世界観を壊さず、かなり忠実な内容。ストーリーも破綻なく、うまくまとめた。
コスプレか?と思うくらい零、三角先輩、林田先生などのキャラのビジュアルの再現性が高く、おかげ
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

うわーひどい。
正直な感想はこれしかない。
本作は心温まるヒューマンドラマの王道である。
過去作品が時を越えて甦ったーー
吉岡はじめキャストも年を経た姿で再来し、ファンにはたまらない作品なんだろう。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大きな変化のないルーティンな日々を淡々と描く。程よく起こる小さな出来事が味付けとなり、面白く鑑賞した。
ただ、ドキュメンタリーのよう、という評は当たらないと思う。主人公は一般的な清掃員とは全くことなる
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白いシチュエーションで話が転がって行く。松たか子の役どころは、人の心につけ込む女が次第に自身を下げていくというもの。これが見どころだ。
終盤で起点となった女性に偶然再会するシーンで、物語が一巡する。
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蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.2

家族それぞれの心情がちょっとした描写で鮮やかに伝わってきて秀逸。
2003年の作品だが、ひどく時代を感じた。今ならこの物語は成立しないかもしれない。

永い言い訳(2016年製作の映画)

2.8

いい話ではあるけれど、展開にさほど意外性もなくテンポにも乗れなかったので、長く感じた。逡巡の末にラストにたどり着くため、必用な尺なのだろうが。
子役が良かった。

ゆれる(2006年製作の映画)

3.3

好きな俳優がいっぱい出ているので観た。2006年の作品なので、みんな若い。香川の役の心のひだがうまく滲んでいた。
やや地味な展開だけれども、人間の心の揺れが真実も揺るがすという事象を緻密に描いている。
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.3

役所広司の役作りが予想以上に良く、リアリティを感じた。
ヤクザも最近は昔のようにはいかないんだなと世知辛い。最後はやはりこの終わり方かと残念に思う。別の結末で作れなかったろうか。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

戦時下の特攻から話が始まる本作は、エンタメ気分満々で行くとかなり重い物語だった。戦争の過酷さがまだ体感にあり、新たな核実験の恐怖にも慄きつつ作られただろうファーストゴジラのことを考えずにはいられない。>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

2.5

年は取ったが安定のトム・ハンクス。
悪くないけど、普通過ぎるところが好みではなかった。ほのぼのが好きな人には良いかと。

イーディ、83歳 はじめての山登り(2017年製作の映画)

3.1

スコットランドの荒涼とした山に登ろうという老婦人。その山に登る理由があるから。だからこそ登頂の達成感も特別に素晴らしい。

日本の登山と全く違って、アプローチは平地の荒野を長く歩き、急に巨大な岩槐のよ
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次元大介(2023年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

うーん もう少しがんばれたんじゃないか? 
B級エンタメとしてアマプラでながら視聴。本気で映画館で見たら不満たらたらになるやつだ。
アニメっぽく皆いい人という甘さは話の都合に思える。
アデルが死ぬとこ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

2.2

意外などんでん返しが何段か。しかし、事実の後出し感がすごくてあまり感心しないのであった。

熊は、いない/ノー・ベアーズ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

パナヒ監督自身が実名で出演し、どこまでがリアルか分からない実話ベースのような撮り方。怖い、厳しい結末。
大変イランに興味があるので、自分には面白かった。しかし、状況がわかりにくく感じた。
・偽造パスポ
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

2.3

結論から言うと期待はずれであった。
冒頭からのスピード感、暴力的かつ諧謔あふれる運びはこれぞタランティーノ! とワクワク感満載だった。パルプ・フィクションのようなパンチを期待した。
しかし、導入パート
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.1

そーいえば前作もがっかりだったよなーと見ながら思い出した。ストーリーはほとんど覚えていない。
自分のような一作目リアルタイムで観た世代を狙った映画なのか。
昔の映像をチラ見させられて当時のワクワクを思
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エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

4.0

エベレストを有り得ないルートで登ろうとする変人山男、それを追うカメラマンの物語。
岡田准一、阿部寛 ともに好きだが、本当に極限の撮影だったのかも。考証ツッコミは措いて終盤の壮絶さに引き込まれた。惚れ直
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.8

久しぶりにDVDで再視聴。何度見ても良い。大画面で観たいところだけど。
女性として自分が歳を重ねるほどに老女ソフィーの気持ちが刺さる。いい歳をして、中身は若い頃の気持ちのまま。でも事あるごとに私なんて
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ロング・トレイル!(2015年製作の映画)

3.0

ロングトレイルに興味があって見てみた。王道の友情もの。自然が美しい。おとなしめのストーリー。なぜロングトレイルなのか、共感はできる。

怪物(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。母、教師、息子と視点が変わるとものの見方が変わることを、謎ときもののように描き出す。いじめや不祥事の裏側は真実こんなことかも、という恐怖感を覚えた。
核として見えてくるのは星川くんの正体。
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.2

王道なラブロマンス。2.5時間と長いけど飽きずに見れた。歴史の使い方も面白い。特に光秀!
見どころは綾瀬はるかのアクションかな?
手を抜かずに作られてる感じがありました。

セッション(2014年製作の映画)

4.1

ありがちな師弟のヒューマン・ドラマかと思ってなめてたら違った。罵倒と対立と激闘の向こうにあるもの。
正直、師弟二人の硬直したキャラに引きぎみだったのだが
ありきたりでなく面白かった。

劇場版総集編 後編 メイドインアビス 放浪する黄昏(2018年製作の映画)

4.1

絵がかわいいのがかえって怖い。ダークファンタジー。アビスが何かのメタファーというふうにも思えず単に怖いエグいホラーな世界なのかと思うと、余計に怖い。
でも面白くてやめられない自分の精神も怖いぞ。

劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明(2020年製作の映画)

4.1

かわいい絵で舐めてたら度肝を抜かれるエグい展開。しかし、中毒性がありやめられない。

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.9

老人の映画には弱い。役柄の人生に役者の人生が重なって強い印象を残すのだろうか。心に響く話だった。主人公は92歳の女性でとてもきれいな人だが、俳優も同年齢だそう。
途中で結末が予想できるベタな話とも取れ
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