koukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

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香港映画、特にアクションでの重要な役割を持つスタントマン。その栄枯盛衰は世界中の映画界に影響を及ぼし続けていた。今日まで東洋特有の師匠・弟子の関係で香港アクションは紡がれてきたが、その系譜が絶えそうに>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

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ずーっとなんやこれ?状態で頭フル回転の中、終盤のこういうお話ですよって答えを教えてくれたとき、自分の中にちょっと悦楽的なものを感じました。

恋のいばら(2023年製作の映画)

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こういう恋の顛末も良いよね。

シネクイントがめちゃめちゃ高いビルの上にある設定になってたのは笑った。

非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

時に毒にもなるけど、韓国映画は国民の帰属意識を煽るのが上手い。物語の中身も映画づくりの方向性も「国民性」とやらを意識しているのが伝わってくる。

と言っても、総じて日本人の自分にとっても濃密な映画体験
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.8

何か思ってた話と違う!って始まりやったけど、だんだん思ってた感じへと収斂していってちょっと安心した。映像は想像通りの質感(+変態編集)だったし。

実はめっちゃ優しい二人なのかもね!

声もなく(2020年製作の映画)

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主人公、誘拐された女の子、皆が幸せになるためにはどのルートが正解だったのかが全く分からない。思えば映画が始まった時点で不幸を迎え入れるだけだったような気もする。

そこにいた男(2020年製作の映画)

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センセーショナルな画像がSNSに出回ったために今までにない衝撃の事件だと捉えられがちですが、界隈だとよくある話なのが一周回って怖いよねー。

オートクチュール(2021年製作の映画)

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融和の物語。信仰心についての言及がけっこうあったけど、移民系の人々にとっての宗教って意外と知らなかったから、その点は興味深くもありました。

マリー・ミー(2022年製作の映画)

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最近、結婚系のお話はダメージも喰らうので、年老いたことをひしひしと感じる。

世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

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互いにちょっとずつ消費し合うことで成長してきた社会だけど、たまにそのバランスが酷く崩れてしまう。その引き金の1つが少年の持つ”美しさ”であったと。

こうなると『ヴェニスに死す』は実に皮肉的で、作品の
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.8

人々と街のセッションのような掛け合いは躍動感あるし、何より役者がみずみずしく映る。物語の持つ精神性も禍々しく危険で美しい呪具みたいに思えて、皆が深く解釈したい欲に苛まれるのも理解出来る。

ゴダール見
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

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宮崎駿ってクリエイターからしたら神であり悪魔みたいな存在なんだろうな。この作品に関わらず、自然寄りな世界観をファンタジーで構築するとすぐジブリっぽいって言われちゃうし。もちろん意図して寄せてる部分もあ>>続きを読む

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

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変な表現だけど安心感のあるコメディだなって笑。とりわけ大九監督、バカリズムさんの組み合わせは仕事できる人同士のタッグで互いに意思疎通もできてそう。

ちゃんと序盤からフリとオチを見せてくれるから楽な気
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私をスキーに連れてって(1987年製作の映画)

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その時代の熱を感じ取れる映画は見入ってしまうんですよね〜。その上、ダイナミックな映像にユーミンの音楽が流れてるとなると最後まで文句なく楽しいんすよ。

黄龍の村(2021年製作の映画)

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”怒りを込めたグロテスク”と”笑いになるアクション”の詰め合わせってタランティーノやん

ベニスに死す(1971年製作の映画)

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芸術・批評に呪われた状態で、耽美の権化が目の前に現れたらこういう気持ちになるのかな。

現代風に言うなれば「推しが尊い」に近いように気もするけど、捧げたモノの壮大さは非凡だな。

紅い服の少女 第一章 神隠し(2015年製作の映画)

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この手の映画は、都市伝説をどこまで誇張するのかを考えずに避けることはできない。最近のJホラーはちょっとその辺りが上手く行かずに食傷気味な感じがする中、本作はわりと前半はよく我慢できてていい怖さだった。>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

これも社会システムがデザインされていない。

が、澄んだ世界はすぐそこにあった。

そばかす(2022年製作の映画)

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まず社会システムがある人々に対してデザインされていない。さらに我々は無自覚にも自身を置く環境に価値観が傾倒されてしまう。その価値観によって社会はまた「最適化」されていく。このサイクルが動きつづけて大多>>続きを読む

終末の探偵(2022年製作の映画)

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街と人から寛容さが失われないようにアウトローな探偵が血を流しながら悪を殴る映画か。激アツやな。

地方だけでなく東京の下町も変わっていくのは避けられないけど、ゆっくりそれも受け入れていきたいね。

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

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ずっと情けないデ・ニーロがいいね。

タランティーノの映画は難しい社会背景も含めながら作っているだろうけど、絶対見てる側に快楽を与えてくれるから安心感がある。

モービウス(2022年製作の映画)

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ヒーロー映画にしろヴィラン映画にしろ表現し尽くしたのか、新規性を出しつつ魅力的なアメコミヒーローを作るの難しそう。

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

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キャストに思い入れがある俳優さんが多かったから良くも悪くも素直な視点を持てなかったな。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

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アニメ作品でもカメラの位置を縦横無尽に動かすようになった今、この2D背景×3D人物のバランス感が今後の主流になるんやろうな。

散歩時間~その日を待ちながら~(2022年製作の映画)

4.1

人と人を遠ざけた、あるいは近づかせすぎたコロナ禍は言うまでもなく色んな機会を奪ってたわけで。そんなひどく絶望が漂う世界の上で、星が流れるというのは、不思議な元気を与える現象であり心底救われる奇跡のよう>>続きを読む

ブラックアダム(2022年製作の映画)

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非現実感を貫き通してくれたので変なことを考えずに済んだ。

交渉人(1998年製作の映画)

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言葉でメンタルをコントロールするの見てる分にはいいけど、実際にされる側になったらすこぶる不快やろな。

會議は踊る/会議は踊る(1931年製作の映画)

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人物の寄りショットが多い。恋心を表現せずにはいられない衝動みたいなものをこの映画から感じる。

何もしがらみのない恋愛をいつの時代も夢見てて、なんか人間ってかわいいな。

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

3.9

全ての市民に扉を開け、直接対話をする。政策の一つ一つは完璧ではないかもしれない。だが、誰一人として取りこぼさせまいと難しい選択重ねる人々は逞しい。

4時間半でもまだまだ行政の仕事ぶりは映しきれていな
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君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.8

ノスタルジー溢れる青春モノかと思いきや、社会の暗闇をジッと眺めさせ病んでる箇所を気づかせるような映画だった。「思い出」にどれだけ自分が存在できるか、君を存在させてあげられるか。

「怒涛のラスト20分
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