koukiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ある男(2022年製作の映画)

4.1

個々が無自覚に保持する理想体という呪いが国全体を歪めてしまう。そしてその呪いに畳み掛けるように市民は変化を嫌う。このまま徐々に拡大する負の領域を拡大し続けるか、素顔の見えない闇に飛び込むか。とにかく今>>続きを読む

バーフバリ 王の凱旋 ≪完全版【オリジナル・テルグ語版】≫(2017年製作の映画)

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強キャラだらけの世界でハムレット的なことが起こった感じやな。同じ結末に至るまでがめちゃめちゃ長いけど。

ムービー43(2013年製作の映画)

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ただ下品なだけじゃなく、全体としてなまじ社会を風刺していそうなところがタチの悪さを際立たせている。

窓辺にて(2022年製作の映画)

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全ては俺が勝手に解釈しているだけ。そしてその解釈が選択の動機に繋がるだけ。正しいとか正しくないとかじゃない。

これも勝手な解釈。

ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

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監督のやろうとしてる趣向と彼が眼差す先を読み違えなければ大丈夫!なんかすごいから!

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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戦闘描写は置いといて、シュリ個人の心の揺らぎとそれに纏わる話は今までのMCUにはない観点でそれなりに意味ある作品に仕上がってたと思う。

でも1作品としての着地の仕方には納得できないよ~。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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俺の思う新海誠らしさが少なかった。たぶん世間からすれば受け入れやすく俺からすれば少しショッキングに作用していた。

別に確証はないけど、新海さん自身もラストは納得してないと思うけどなーー、って某プロデ
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

日本のコンテンツで例えると、超王道友情努力勝利全部乗せジャンプ漫画を、ノリノリのカルチャー音楽の激熱パッションに包まれて実写化された感じ。

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

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最初から最後までマブリーが負けるシーンを想像出来ません!!

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.1

芸事に苦しみが伴うのは必然で、そこから解放された瞬間はめちゃくちゃ気持ちよさそうよなーっていつも思う。

にしても、濃淡のみの世界、かっけえな。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.1

完成度高すぎドキュメンタリーやん。トルナトーレさん何でも作れるのか。映画とモリコーネを最高に愛しているから出来る離れ業やな。

ありがとうモリコーネ!

天間荘の三姉妹(2022年製作の映画)

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なんかずっと宗教みたいな物語だなーって、揶揄してるわけじゃなく本当に他意なく思った。たとえ宗教だとしても、救われる人たちがいるならそれでも良いとは思う。

でも、(おそらく意図を持って)特定の人たちへ
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楽日(2003年製作の映画)

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劇場という雑多な空間に、これまた雑多な人々がとめどない想いを胸に集まる。

いつも一方向に対話の雨を降らしてきた相手が明日いなくなる。それ以外何も変わらなくも少し心細いそんな日々を過ごす。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

『牯嶺街少年殺人事件』の後にこんな優しくて温かい物語を撮ったと思うと感慨深いな。エドワード・ヤンの持つ映画を通した大衆への奉仕心が透けて見えるような気もする。

少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.4

そういえばそうだったな、と。

あの日々は変わりたいのか、変わりたくないのか。よく分からない期間だった。

山女(2022年製作の映画)

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寓話的な暗さと美しさがあってもそこにいる人々は、、、なんか世の中が嫌になっちゃうね。

この手の役を演じる山田杏奈さんは貫禄すらある

エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

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青山真治は「超人」だった。

スピーカーから流れる耳を壊す爆音が、ときに苦しく、ときに楽しくて。制御不可能な音のうねりを目の前にしたときに考えるべきことは、「どうすればいいか」じゃなくて、「どうしたい
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

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久しぶりにどん引きする映画でしたね~。

たぶん思想は俺と近いけど、あらゆることを考えさせていただいたので、最終的にはもはや敗北感すらあるのが不思議。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

長尺コントにメッセージ乗せただけっちゃだけでも十分おもしろい。というかそれだけでも出来たのならエンターテイナーとして類稀なる秀才か。

男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

3.8

1に引き続き義理人情が行動原理の登場人物、そこにド派手アクションが融合してテンション爆上がり。全くスマートな映画じゃないけど、ジャンクフードってとにかく上手いやん?みたいな勢いが良い。

誰かのために
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ブロンド(2022年製作の映画)

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そもそも原作が事実に対してどの程度の脚色をしているのか知らなくて、正直自分の中では何も掴むことができないまま終わった。

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

4.2

じわじわと喪失の悲しみが身体中に滲みて行くのならば、と。

必ずしも暗い感情で過ごすのは悪いモノではない。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

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親父プライドが収集つかなくなった結果がとんでもない大惨事で笑った

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・キャメロンはこれからの映画、ひいては映像作品の進む針路を強引に定めてしまったと言っても過言ではない1フレームごとの力強さ。巨大なスクリーン環境にふさわしい文字通り立体的な映像に包み込まれ、>>続きを読む

魚の目(2021年製作の映画)

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あなたを幸せにすることなど自分に出来るはずがないという理性と、あなたと幸せになりたいという強い衝動。この2つの均衡が崩れる瞬間、まるで世界が色を変えた様な風景が心に。

ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

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小さい頃、撮ってほしくて自分からピースをしてたけど、ふと写真を見ると自分の姿かたちが紙に色濃く写るのが不気味に思えて、しばらく写真嫌いになってたのを思い出した。

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

4.4

点と点の間にある線が段々と消えていくそれは痛ましく目を向けるのも憚られる瞬間でもあるが、人として洗練されているようにも見えた。でも現実を受けとめたコミュニケーションの極地に対して、まだ俺には罵倒も賛美>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

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任侠ヒーローを現代に生み出すのに、これだけアクションが極まらなければいけなくなったのはある意味考えものやなと。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

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もうちょっと脳汁が溢れるようなトリックか、ストーリーの上品さがあって欲しいな。

岸辺の旅(2015年製作の映画)

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ひとは必ず死ななくてはいけない。そして、誰かより先に逝かなければならない。この不条理を巨視的に見れば本当にどうでもよくなるし、微視的に見るとその脆弱な関係に儚い美徳を感じてしまう。

人生は旅とよく言
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

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肩から震えがくるほど気味が悪い事実に、誰の幸せを守ればいいのか分からない。ただ、スクリーンに映る父親の邪悪かつ不気味な純愛に危うくも魅了されてしまった。

ここしばらくは自分の足元に動物が近寄るとき必
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