Addieさんの映画レビュー・感想・評価

Addie

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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.5

「あんた」と呼ぶ二人称と
そのイントネーションが鼻についた。

修羅場にお茶をすすってた正妻が、
やはり最強。

寂聴さん原作の『夏の終わり』で
「憐憫よ!!」と綾野剛に言い放つシーンは衝撃的だったけ
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彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

3.5

誰に言われてるの?

『私の人生は間違いじゃない』ならわかるけど。

フォトグラフ ~あなたが私を見つけた日~(2019年製作の映画)

3.7

おばあちゃんのセリフ量は
主演二人分より多い。
たぶん、いや明らかに。

さよなら。いつかわかること(2007年製作の映画)

4.3

大切な家族に、
伝えにくいことを伝えなくてはいけない時。
そしてその内容を自分も受け止めたくはない時。

母不在の家庭で、
幼いが幼な過ぎない娘ふたりとぎこちなく関わってきたスタンレー(キューザック)
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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.2

タイトルや
語り手君の静かな口調に
冒頭から幾分救われる。

ハマーショイ先生のように
思わず手が出てしまったとしても
許されるものではない暴力。

ましてや大人の力で生命を脅やかす程の暴力を振るいな
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.9

スゴい状態のまま
病院に駆け込むジェイクが最高^^;

でも、
闘病ものはやはりズルい。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

人が集団で人を襲う狂気。
歴史に埋もれていた事件を周知させるにはじゅうぶんな作品だった。

派手な着物を身につけ、
したたかに人生を説き、
言動全てで仲間を引っ張っていた瑛太が
地味で鬱屈した村女の一
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舟を編む(2013年製作の映画)

4.2

遠い昔の学期初め、
親に散財させて共同購入した複数の辞書。
一度も開かずじまいなのも少なからずあったような。
他の本が倒れないようにブックエンド代わりにしたり、肥やしにしたりして。
勿体ないし申し訳な
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市子(2023年製作の映画)

4.0

『52ヘルツのクジラたち』を観た後、
少し間隔を空けるつもりだったが
我慢できずにプライムで鑑賞。

案の定、杉咲花が杉咲花に覆い被さり
どちらの不幸なのか、
どちらのセリフなのか、
混乱した瞬間も。
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.2

「見送られるの苦手なのー!」って飛び乗ったバスの窓から
「世之介〜っ!大好き〜っ!」
って叫ぶショウコちゃんが可愛かった。
ちゃんと言えて良かった。

皆んな世之介が大好き。

「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ(2024年製作の映画)

4.0

舞台挨拶に惹かれて初日鑑賞。
前席しか空いていず首が痛かった(^^;;

久々でもすぐに入り込める世界感。

皆強くて可愛くて、
相変わらず推しは絞り切れず。

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.1

改まった場や華やかな場に静かに同席しているのが通訳のイメージだったけど
よく考えるとそれだけのワケがなかった。
野球やサッカー等、スポーツにしてもそう、言語の違う国を跨ぐこと全てに必要不可欠な存在。
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.2

詐欺には長けて何者をも欺けても、
まだほんの子供でしかないフランク(レオナルド•ディカプリオ)

愛し合って結ばれたパパとママに愛され、幸せに暮らした日々を取り戻したいだけのまだたったの十代。

それ
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

助けてと叫ぶその声は誰にも届かない。

原作既読。
キャスティングはイメージ通り。
風潮てんこ盛り。

キコに生きることを教えたアンさんが
死を選ぶ流れは辛く悲しい。

「娘でも息子でもいい、
生きて
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ある男(2022年製作の映画)

4.1

絵画で始まり絵画で終わる、
そのタイトルが『複製禁止』。
いかにもマグリットらしいし、
チョイスが絶妙。

未読原作にもこの絵は出てくる?

傷を庇い合うように
焦ったいほどゆっくり結ばれた次のシーン
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

観覧車の無謀なアプローチから
シングルベッドでの永遠の眠りまで
一目惚れを一生貫くなんて。

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

5都市の夜を駆けるタクシーが舞台。
ドライバーと客。
例外もあるとて、どちらも互いを選べないガチャみたいなもの。

オムニバスに繋がりはなく、
オチもないところがイイ。

ローマ編がシュール過ぎて。
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

4.0

「…お堅い男がこんなキスを?」

雪の路上で
ほぼ下着姿のジョーンズを
自分のコートに包み込むマーク。

ラストシーンが素敵過ぎて
ずっと観ていたくなった。

水遊びから数十年を経て
ようやく結ばれる
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.9

懐かしむにはまだ痛みは残るけど
やり直しはできない
あの頃には戻れない。

それがわかるだけでも
いい恋愛をしたということ

遡る話と知ってから観ないと
たぶん混乱する^^;

モンジャかわゆし。
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.9

理路整然とした好青年でありながら、
どこか不遜な、父の客人オリヴァー。
夏の終わりを待つだけの
恵まれた避暑を過ごす、少年エリオ。

反発から嫉妬、憧れ、そして…

ジャレついたり
傷ついて泣いたり
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フライド・グリーン・トマト(1991年製作の映画)

4.0

トマトのフライなんておいしーのかな?
くらいの記憶しか残ってない状態で再鑑賞。

遠い昔に共通の大切な人を喪う悲劇に見舞われ、反目の時期を経て寄り添って生きてきた二人の女性が過去パート。

片や現代の
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.8

血肉とかゾンビとか、
大泉洋主演で無ければおおよそ選ばないジャンル。

ヒロミちゃん(有村架純)のセリフを借りると
「英雄くんといたら安心だから」。

木っ端微塵に飛び散る頭部、
ショッピングモール一
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.9

隣人には事あるごとに殴られ
ホテルマンには訝しがられ
豪邸ではライオンに襲われる、
身から出た錆で散々なコリン・ファースと、
テキサスの美人カウガールなんて役は
彼女にしかできないであろうキャメロン・
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.0

冒頭、何だこの子はー?と思ったけど、
ロビーがどんどんと素敵になっていく。

一途な片思いでシッターのジェシカを困らせながらも、
ママの恋人に対峙する時のオトナなこと。

恋敵がパパだったという後半の
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わたしのお母さん(2022年製作の映画)

3.8

女手ひとつで3人の子を育て
台所では天ぷらや筑前煮を拵え
近所付き合いもきちんとできる、
石田えり演ずる母。

長女役の井上真央ちゃんは
セリフが極端に少ないのだが
その髪の毛一本まで
母との距離感を
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