カミワザさんの映画レビュー・感想・評価

カミワザ

カミワザ

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オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

4.0

こういうベタな親子物で良いんです。

息子を10年ほったらかしにしている理由なんかは置いておいて、とにかく劇中の90分で息子との溝を急ピッチで埋める物語。
上流階級育ちのマイケルが、トラッカーの荒くれ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

2.5

私が一番ジャンルとして避けたかった、鑑賞後に得るものが全く無いホラー物。

拉致監禁されされる子供達と犯人との命がけの攻防を巡る物語なのですが・・・そこにオカルト要素を盛った事で、ピンチの連続も、結局
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

3.8

サイレント映画から音声収録へ。
新たなる時代に突入した映画界の舞台裏をユニークに歌と踊りで表現された楽しい作品。

ちょっとしたコントが挿入されたコメディーに近いミュージカルですが、楽曲は名曲揃いで楽
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.5

「規格外のダークヒーロー爆誕」というコピーの通り、ベッソン版『ジョーカー』のようなヒューマン物語。

なぜ彼が「ドッグマン」と呼ばれたのか。
その主人公の壮絶な半生を描いていると共に、ベッソンお得意の
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.6

マシュー・ヴォーンらしい痛快なスパイアクション。

凄腕エージェントアーガイルが世界中を飛び回り、謎のスパイ組織の正体に迫る物語なのですが・・・

あれっ?でもなんだか変。
実は、アーガイルの活躍は作
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

キム・ダミ見たさに、中国原作スルーで鑑賞。

自由奔放なミソと、堅実なハウンは小学生からの大親友。性格も育ってきた環境も違う2人の唯一の共通点は絵を描くのが好きなこと。
この関係が続くと思っていた中、
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ダイ・ハード(1988年製作の映画)

3.8

「ハーンス!!」

本作の魅力はなんといってもマクレーンのしつこさと粘り強さ。
アクション作品としては珍しい2時間10分超えで、その間ずっと戦っているタフなマクレーン。
もう少しエンタメにフォーカスし
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トゥームレイダー(2001年製作の映画)

3.4

若かりしアンジーのアクションを堪能しつつ、ちゃんとトレジャーハントしているので、冒険ものとしても面白い。
ちょっとCGがしょぼいけど・・・

この頃から彼女がアクション女優としてのイメージが定着した感
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アウトフィット(2022年製作の映画)

3.9

英国人テーラー レオナルドが営む仕立屋。しかしながら彼が作る上質なスーツを買える客はギャングばかり。
やがて、その店も彼らの裏取引の場として利用することを黙認していたが、ある時店に負傷した2人のギャン
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.4

もう、ヨルゴスのおっさんさぁ、いい加減クセ強すぎ!

本作も独自の設定を押し付けすぎで、もはやカオス。
一体何を見せられているの?と思いながらも、結局最後まで観ちゃう惹きつけ力はすごかった。

ジャン
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

4.0

大富豪の娘リネットが、新婚旅行中何者かに殺害される。そこはナイル川クルーズ船内で起きた密室空間での殺人事件だった。

『オリエント急行』と比べると、演者達はスケールダウン。その分エジプトでのロケーショ
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彼方に(2023年製作の映画)

3.1

2024年アカデミー賞、短編実写映画賞ノミネート作。

悲しみを抱える主人公がいかにその悲しみと向き合うのか?といったカタルシス効果を表した内容。

そのきっかけを導く子に、もっと幼い方が良くない?と
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.0

ガンダムSEEDといえば、「ファースト」から人気を引っ張て来た「宇宙世紀」シリーズ以外で、別な世界観を描いたガンダムとして一番人気の作品。
C.E.(コズミック・イラ)という架空の紀元の設定で、普通の
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劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー)-A wakening of the Trailblazer-(2010年製作の映画)

2.3

本作は『F91』以来、オリジナルストーリーのガンダム劇場新作品。

一番残念に感じたのは、ガンダムに対峙する強力なライバルが存在しなかったこと。
本作はライバルでは無く、地球外生命体といった強大な敵。
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搬山流派(2023年製作の映画)

2.2

マークゼロ作品一番乗り。

中国製作、冒険ファンタジー。
一応は字幕収録されているものの、この手のB級作は翻訳も直訳しただけの、おかしな言い回しの違和感と、中華圏サブカルチャーも表現されていて難しい。
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

胎児の脳で蘇った女性。大人の体で頭脳は子供のベラ(エマ・ストーン)が世界を旅し、外の美しさと、醜さを学んでゆく、R-18指定の大人の絵本のような物語。

そもそもエッチな描写を除いても、本作のクセが強
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東京ふんどし芸者(1975年製作の映画)

1.3

「橋本家は先祖代々続いた芸者の血筋なのよ!」

おっ。思ったよりも物語は真面目なのかな?と思ったのもつかの間。
次の瞬間、でで~んと”東京ふんどし芸者”の赤字タイトルバックに思わず吹いた。

それにし
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軍鶏 Shamo(2006年製作の映画)

3.0

漫画原作のバトルアクション物。

原作の陰湿な雰囲気が良く出ていた。
その中で主人公 成嶋亮を演じたショーン・ユーの気迫る演技が凄い。
この方初めて見ましたが、成嶋亮になりきっていましたね。
少年院で
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.7

アガサ・クリスティ原作もオリジナル映画も未見。

豪華スターキャストを揃えたおことで画としても映えるし、テンポよく進む割に多数登場するキャラクターは覚え易い。
ペネロペは宣教師、デフォーは教授で、ジョ
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トーマス・クラウン・アフェアー(1999年製作の映画)

3.8

1968年のスティーブ・マックイーン主演同作のリメイク。

金融界の富豪で絵画泥棒といった一面をもつトーマス(ピアース・ブロスナン)と、彼を追う凄腕の保険調査員キャサリン(ルネ・ルッソ)の思惑が交差す
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

キューバからアメリカへと逃れてきたトニー・モンタナ(アル・パチーノ)が、マイアミで麻薬ビジネスに身を投じ、頂点を目指していく物語。
1932年の映画『暗黒街の顔役』のリメイク。

この手の成り上がりも
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親指(大)Xの逆襲!(2006年製作の映画)

1.8

うがぁぁぁぁ!!!
なんか全身ムズムズする~!!
これ、素直に楽しむにはいたらなかった・・・

”アレ”が地べたを走っている映像だけで私の全身がゾゾーっと・・・

釘なんか踏み抜いたら、そりゃ空まで飛
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ラッシュアワー3(2007年製作の映画)

2.7

悪役のケンジ(真田広之)や工藤夕貴のうれしいキャストも、本作の出がらししか残ってない物語に、ケンジとの繋がりを作るためにハンが孤児であったという、砂糖等を強引に足して調整したような後付け設定。なので物>>続きを読む

ラッシュアワー2(2001年製作の映画)

3.8

前作直後、ハン(ジャッキー)とカーター(クリス・タッカー)は香港での休暇を楽しんでいた。
そんな中、アメリカ領事館で大爆発が起き、2人の通訳が犠牲に。
香港警察はリーに捜査を依頼するが、カーターは「こ
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ラッシュアワー(1998年製作の映画)

3.6

ジャッキーとクリス・タッカーが共演の刑事バディもの。

現ロサンゼルス中国総領事のハンは、香港政府であった2ヶ月前、香港警察のリー捜査官(ジャッキー)と、マフィアの密輸船に潜入し、武器や美術工芸品を押
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炎のデス・ポリス(2021年製作の映画)

3.6

このパッケージ写真からでは予想できない、外しが効いた展開が良い。
本作のあらすじと予告編は殆どの内容を踏んでいるので、見ないで挑んだ方が面白いかも。

ほぼ、警察署内が舞台のワンシチュエーション物。
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カットスロート・アイランド(1995年製作の映画)

4.3

製作費に 1億ドル以上がかけられたが、興行的は大失敗。(製作費の10分の1しか回収できなかった)とのことで「最も興行赤字が大きい映画」としてギネスに記載された、伝説の海洋冒険活劇。

そんな作品への私
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80 For Brady : エイティ・フォー・ブレイディ(2023年製作の映画)

4.0

実話より着想を得た物語で、いかにも脚色された演出にまんまと気持を動かされた。

古くからの親友であるおばさま4人が、大ファンであるトム・ブレイディを応援しようと、第51回スーパーボウルを観戦の壮大な冒
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ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.5

D&Dといえば世界で最初のテーブルトークRPGで、「ドラクエ」や「ファイナルファンタジー」といったRPGの元祖。
私も昔、ダイスに冒険の運命を託した思い出があります。

なので私としてはRPGのイメー
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ポリスストーリー2/九龍の眼 クーロンズ・アイ(1988年製作の映画)

4.0

主題歌「英雄故事」をバックに、総集編のように前作をおさらいしていくオープニングが良い。
特に今作は前作の直後から物語が続いているといった点でも、アガる仕掛け。

冒頭早速チェンと所長達が揉めている。
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

4.3

ジャッキー作品の中でも上位に入るお気に入り。

冒頭、逃亡する麻薬組織の追跡からはじまるアクションが凄まじく、激しい銃撃戦の末、組織を追い山腹の居住区を車で暴走。
車が家に突っ込みながら激しく爆発。そ
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.5

4作目でありながら、見せ方はずーと変わらない。といった意味では安定感あり。

火薬と薬莢、筋肉量は申し分なしの脳筋映画でありながら、今作はこれまでに比べキャストがショボくない?
確かにシュワや、ブルー
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.3

地上波で鑑賞。

不思議な不思議な和風ファンタジーは、ナニコレ?なキャラと表現に溢れているが、繰り返し観るたび、そのキャラ達に愛着と新たな気付きを得て、面白さが増す印象。
ずっとごちゃごちゃ賑やかな油
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.5

特殊詐欺に加担する冒頭から、騙し騙されの知能戦に発展していく話かと思えば、結構重めのクライムサスペンス。
フィルム・ノワール的な雰囲気をだす為か、コテコテの関西弁が聞き取りにくいのはちょっと辛い。
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PIG ピッグ(2021年製作の映画)

3.8

オレゴンの森の奥深くでひとり孤独に暮らす男ロブ(ニコラス・ケイジ)。
ある日、大切なトリュフ狩りのブタが何者かによって強奪されてしまう。
大切なブタを取り戻すため、トリュフバイヤーのアミールとポートラ
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死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.0

HDリマスター版てどうなの?という興味だけで、実は3回目の鑑賞。

映像が綺麗になったら普通見ごたえが増しても良さそうなんですが、本作に限っては見たくもないものもはっきり映っていて、不快感だけ増した(
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