ブラックチェリープラムさんの映画レビュー・感想・評価

ブラックチェリープラム

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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.1

コロナ禍で配信に変更されたPIXER作品。
見たかったソウルフル・ワールドが劇場で公開された

年金や健康保険、若いときには思わなかったけれど、なかなかに大切だよね。
かと言って、明日生きられる保証の
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夢追いウサギ(2020年製作の映画)

3.8

これ、好き❤️
童心に戻れる…
子どものころ、地中を掘って部屋を作ろうとしてた😆
絵も素朴なタッチでかわいらしい

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.6

ノーランなので、予測すべきでしたが、さまざまなテーマが輻輳しています。

本作を鑑賞すると、昨夏の“バーベンハイマー”という炎上はテーマの一部を切り取っただけのように私には思われた。
原爆は、いまとな
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ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.5

エイダの何を考えているかわからない表情がとにかく印象深い。
不満の現れなのか、考えることをやめてしまったのか、当時の状況からするとさほどにひどい嫁ぎ先(スチュアート)とは思わなかったんだけれど。

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

いろいろわかって来ましたね!ポールが周囲の信頼を得てきて、救世主になってきた。
フレメンが砂虫を操って突き進んでいくのがかっこいい。やっぱり、ナウシカ想い出すし、♬ 銀の龍の背に乗って〜と口遊みたくな
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

名古屋では一日一本になってて、ギリ間に合って…
観れてよかったよ😊

主人公2人を十分に時間をかけて幼少期から描いているだけに、後半の行き違いがどちらも悪くないのに😢…と観ていて悲しかった。

「嫌い
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.7

身につまされました。

このFilmarksでレビューされてみえる方(この投稿を読んでいただけてるフォロワーさん)にも少なからず、さまざまな疾病に悩まされている方がみえると想います。
自分自身でなくと
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

原作既読。

貴瑚の義父との確執や弟との差別、52の厳格な祖父の存在、アンさんの母親がお風呂と葬儀で女の子として扱っていた内容などがなくて、尺の関係以上に原作よりもキツくないようにしたんだと思った。
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

4.5

さすが【キングスマン】のマシューヴォーン監督!盛り上がりました👏
展開もスパイ映画として見応えある上に、今作もメチャ笑える仕掛けがいっぱい😆

女性のスタイルのことをいうのはよろしくないかもしれません
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コットンテール(2022年製作の映画)

4.2

ノーマークでしたが、日本からイングランド・湖水地方へのロードムービーということだけで、観賞当日に私は観なくちゃ!と自然と足が向いていました。

『PERFECT DAYS』ではまってしまいましたが、ヨ
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.6

期待通り。
どんなスポーツにせよ、弱小チームがなんらかのきっかけで勝利を目指すドラマは、興奮します。

なぜ、強くなったのかが少し言い足りないようには思うけど…
娘さんの死にせよ、サモアの愛するべきお
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マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011年製作の映画)

3.3

サッチャー元首相の政策にはあまり触れておらず、一人の女性の人生を描いた作品。
そのため、いまさらですが、サッチャーの政治史について、調べています。そういう好奇心のきっかけになる。

これはこれでいいけ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

存じ上げない役者さん達の演技を絶賛したい。見ものです。

展開は、舞台がほぼ法廷と自宅に限られることも手伝って、やや起伏がなく眠気も…
最後にきての息子の証言も想像していた通りだけど、彼の決心が重い。
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.2

あらすじは知っていて、いつか見ればいいやと思ってましたが、ようやく💦💦
でも、映画館で観れてよかったです、ノンストップで集中力の要る、没入感が大事な映画館案件でした!

脚本も現実と虚構の入り混じる世
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ザッハトルテ(2022年製作の映画)

4.0

連絡方法をなくしてしまった運命のひとを待つという場所は、どこでもいいんだろうけれど、カフェ・ザッハにした設定が卓越な映画‼️ 名作『ビファア・サンライズ』を下敷きにしてるのも👌

メランジェ、アインシ
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.5

自分は癌ではないかと疑う女性がパリの街を歩き、車に乗り、タクシーに乗り、また歩き、バスに乗る。帽子を買い、歌の稽古をし、友人に会い、カフェで飲み、見知らぬ男と出逢い、診断結果を知る。
映画の時間と、そ
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.2

うん。グッときますね!
これは“死ぬまでに観たい映画1001本”更新案件じゃないでしょうか?

ラストシーンはもちろん涙・涙なのですが、コットを預かるアイリンとショーンの控えめな愛情を感じる日常の描写
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.9

この映画の存在はずっと知っていたのですが観る機会なく、「瞳をとじて」の公開記念特別上映にて拝見。

これが著名なビクトル・
エリセ監督の世界なのか。
間違いなく独特な世界、「1940年頃」と最初に出て
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.9

原作読んで、キャラデザのイメージが違ったので鑑賞を見送っていました。すみません🙇🏻
金曜ロードショーで拝見、アニメもよかったです😭

この物語は大人も子どもも皆さんが荒唐無稽と非難しないんですよね。そ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.0

1983年のライブがこんなに生々しく観れることに感激😭
リアタイ世代ではあるものの当時トーキングヘッズを聴いていたわけじゃないけれど、デヴィッド・バーン ×スパイクリーの【アメリカンユートピア】に続い
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過去のない男(2002年製作の映画)

3.8

ヒッチコックのようなタイトルだが、記憶のない男の正体を解いていくようなストーリーではない。

記憶喪失のおかげで、昔が精算され円満に行ったと言うお話。
なんだかよかったよ、って地味にじわ〜っとくる。銀
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

私には、性と愛の物語でした。
良識や羞恥心は後天的。そして我々はもしかして不要な学習をしたために不自由な人生を生きているのかもしれない。
ここで表現された「自由」が、行き過ぎとか、残虐でエログロと思っ
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


20年間待った映画😢
この1週間、SEED、SEED DESTINYを見直して個人的にSEED祭り✨✨

… と思ったら、内容も派手派手なお祭り🎇🎇でした。

涙も出るし、赤面(≧∀≦)もするし、笑
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.3

夫婦仲はともかく恵まれた家族だなぁって思いますね😅
はしゃぎすぎてて、現場にいればそれなりに楽しいかもですが映画で見続けたいかと言われると… うーん😓

バリ島の人々の結婚の儀式の真実は知らないですが
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

北海道、寒かったー。終始雪の中なので❄️❄️
そのくらい雰囲氣出来てましたよ〜
(映画館が寒かったのかもですが💦)

山田杏奈が単独クレジットでないことにびっくりした。今回は明らかに準主役なのに😓
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.1

高評価なのでいつか観ようと思っていましたが、評価通りよかった!

音楽とカーチェイス、クライムアクションが軽やか(人は結構殺されるので爽快というと聞こえがよくないかもですが💦)
総じて先が読めず息を吐
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枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

なかなか愛知県で上映されず、ようやく来たかと思ったが平日でも満員。
皆さん待ちわびたんですね😊 

挿し込まれるウクライナ侵攻のニュース、そんな中の
(こういっては何だが)若い美男美女ではない、さえな
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.0

真実を知らないでいる方がいい?

知るということの重要性。
日本や欧米諸国においても、ネット社会においても
同じだと思っています。
権力は多かれ少なかれ、知る権利や可能性を奪う。

私は生きているうち
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

3.4

タイトル、「インディジョーンズ/失われたアーク」と思い込んでいた😳

大きな丸い石🪨が転がってきたり、太陽☀️にペンダントあてて聖櫃の在処を見つけたり、ジャングルや砂漠やヘビや蜘蛛や猿やならず者やジー
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.5

主人公同様に僕も墨絵については全く知らなかったので、墨絵の説明的な内容は興味深かった。

なんかカッコよかったです。
三浦友和も、横浜流星や清原果耶の筆をとっているシーン・姿はいい!

しかし、ストー
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

脚本野木亜紀子、監督山下敦弘…ということで期待して初日朝イチ鑑賞‼️

とにかく綾野剛の歌🎤がたくさん聴けます!
中三の合唱部長に指南してもらうほどに歌下手くそじゃないと思うんだけど、私がオンチだから
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.8

僕は沼地に消えたりしない
沼地は僕の中にある

奥さんの手ほどきのもとで興味本位(お遊び)だった女装からリリーという女性の存在・自己同一性に気がついていく。
最初に妻を愛する男性として、しっかりと描
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.5

40年ぶりに急に観たくなって…

はっきりと覚えているのは、何故か大阪で観たことと、自転車!!
ジェニファー・ビールスのどこに行くにも自転車🚲がカッコいい✨

当時どんな風に感激したかは覚えていないん
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.6

いろんな意味でもどかしい作品。
互いの意思の疎通(なんで引っ越し言わない、や、人気動画配信者なのに?設定)は物語なので可しとして、
レコード盤の扱いは腹立たしかったかな😡たとえ、現代の若者がレコードを
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ブルーバック あの海を見ていた(2022年製作の映画)

3.8

ドラマチック過ぎかなという箇所はあったけど(脳卒中の母が言葉を発する、クジラが湾に戻る、ブルーバックとの再会…)、原作が児童文学だったんだ。

愛するもの(海と家族)を守って生きる必要最小限のものに囲
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ほつれる(2023年製作の映画)

4.1

不倫相手の突然の死というこのシチュエーションを丁寧に描いた作品。

劇中、何度も深呼吸した。
夫の前妻や子ども、母親や、不倫相手の妻(後ろ姿で話させる)など画面に登場させずに想像させられるから、
主人
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