ちりぽりさんの映画レビュー・感想・評価

ちりぽり

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転々(2007年製作の映画)

3.9

ぐうたら大学8年生のオダギリジョーと、愛妻殺しちゃった元借金取りの三浦友和。
自首するまでの間、二人で東京の街を散歩する話。

結論からいうと、これ、好きです。
ロードムービー好きの私ですから、観る前
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淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

4.2

なんだかとってもリアルなのに、メルヘンチックな雰囲気もあって。

つまり、イヤじゃないリアル加減で、許せるくらいの非現実。

俳優陣もホントにその辺にいそうな感じで、人物描写も丁寧で自然。

いい作品
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百姓の百の声(2022年製作の映画)

3.8

「百姓」が差別用語とは知らなかった。
その語源は「何でもできる」ところから来ているということも。

実際、土壌を作って種を撒くことから始まる「命の育み」だけではなく、機械が壊れたら修理もし、作業場まで
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

『スカイフォール』『スペクター』に続けて、観ました🙋
3作続けてはさすがに飽きるかな…😆?と、違う系統を挟むことも考えましたが、続けて観て大正解❗

レア・セドゥがまた出てて(でも、今回は子供産んだ設
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.1

前作『スカイフォール』で、007の面白さを再確認🥰
なんか、ゴージャスでハイセンスで、たまにこういう世界にひたるのも悪くないわね~😆💓

にゃすさんが言うには、次もその次ももっといいとか⁉️
それで早
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007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

超久しぶりの007。
なんと、ダニエル・クレイグになってからは初めて🔰

なので、ボンドがこんなに年寄り扱いされてるとは思わなかった😵
ジュディ・デンチ扮するMと共に、引退を迫られながらもしつこく頑張
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英雄は嘘がお好き(2018年製作の映画)

3.3

ホントにどうしようもない、嘘つき男❗
次から次へとポロポロと嘘を平気でついて、その場しのぎで生きてる。
そいつからなんとか妹を守ろうと知恵をしぼる、健気なエリザベット✨

アハアハと、流れに身を任せて
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.8

美術館から出てきたときに似た、観賞後の感覚。

うっとりと。
明快な答えを得たわけではないのに、何故か満足したような気分と。
アルファ波で頭をマッサージされたような、心地よさ。

たった2曲の音楽が、
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

これは、すごい😆⤴️⤴️⤴️
もう、最初から最後まで目が離せなかった。

長回しの効果、絶大‼️

ストーリーも、次々と山がやってきて、ハラハラしっぱなし❗

戦争映画だけど、重く暗い感じなく観られま
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

全編97分で11話。
あっさりとした、本当に何気ない会話を切り取ったオムニバス。

どのストーリーの会話も、そんなに弾んではいなくて。
どの人たちも、必要に迫られて会ってるわけでもなさそうで、それどこ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.3

駆け出しのYouTuberの女の子に献身的に手伝ってあげているうちに、彼女が人気者になっちゃって、人が変わってしまう😱
そこからが、想像を越える展開で…。

SNSの闇、見たぞ~😵

私みたいに、ちょ
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

3.9

まるで感動させるためのストーリーのようなのに、事実だって😵

ほぼ大人なのにまだ手垢が着いてない、綺麗な空気をまとったような高校生の清々しさを満喫。

今の日本人は平和ボケしてると言われて久しいけれど
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

4.0

原作を読んだときは、特にいいとも思わなかったのに。
なんなんだ、この仕上がりの良さは。

よくは知りませんが、川村元気という人は素材を見つけるのが上手い人なのでは?
そこにチームプレイでいろいろ仕込ん
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

2.8

近未来。
人種の混じった家族は当たり前で、クローンと暮らし、ロボットと暮らし、車は自動運転。

ありそう。
こんな未来。

でも…。眠かった~😆
睡眠導入要素満載❗

キャストはみんな薄い顔で、静かに
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

有名どころの俳優さんばかり使って、ストーリーもどんどん盛り上がっていって、あっという間に終わりました😆

菅田将暉って、ホントに何にでもなれるんだね~😆
小栗旬は、先日観た『罪の声』と似たような役で、
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罪の声(2020年製作の映画)

2.9

もう時効になった事件を、35年も経ってから洗い出そうとするマスコミ。

犯行に利用された子供3人の、それぞれの運命。

事件の真相を解きあかす過程。

オランダの事件の模倣だという理由で、イギリスまで
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シューマンズ バー ブック(2017年製作の映画)

3.3

シューマンさん当人はほとんど語らず、世界のあちこちのバーで、そこのバーテンダーたちの話を聞いて歩く。

東京のバーも数ヶ所出てきた。
他の国に比べて、皆バーテンダーの所作が美しい所ばかり。

バーはあ
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.0

キアロスタミ監督の『友だちのうちはどこ?』のロケ地が大地震で被災したので、監督は自身の息子を連れてその地へ向かう。

その映像が、セミドキュメンタリーという形で作品に。

終始、監督の人柄が伝わります
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.9

初めのシーンの主人公からは、ラストの姿は想像できない。
とても同じ人とは思えない。

人はここまで変われるのかと、胸が熱くなった✨

社会主義国の東ドイツで、国家保安の任務で劇作家ドライマンの盗聴をす
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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.8

ある日、ボビーに古いグローブが届く。

それは、幼なじみが少年の頃に使っていたもので、これをボビーにと遺言状に書かれてあったから。
ボビーは幼なじみの葬式に出るために故郷に帰って、少年時代を懐かしむ…
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シャイン(1996年製作の映画)

3.8

実在の天才的ピアニストが、父親の厳しい教育と重圧のために精神を病んでしまい、その後立ち直るまでの作品。

天才として生まれた人は、たいてい生きにくい。
天才ならではの苦悩がある。
まして周囲(特に親)
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マダム・マロリーと魔法のスパイス(2014年製作の映画)

3.5

マダム・マロニーは星を持つフランスレストラン🍴🍝の頑固者の経営者で、そこにインド人シェフのハッサンが魔法のスパイスを振りまいて、みんなで幸せになりましたとさ😃💕
っていう話。

マダム・マロニーとハッ
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君が生きた証(2014年製作の映画)

4.2

仕事をバリバリこなすやり手のサムが、銃乱射事件で息子を亡くしてから、酒におぼれて転落していく。

生前息子が作った曲を歌うことで、生き甲斐を取り戻していくのだけれど…。

完全に観る側の思い込みなんだ
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.2

ああ、もう❗
美しすぎるわ、子どもって😭
そう、そうよ、本来の子どもは皆こうなんだと思う。
でも、このままでは生きにくくて、皆いつの間にか時間や気持ちをショートカットしていって、大人になってしまう。
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星の旅人たち(2010年製作の映画)

4.0

疎遠だった息子が聖地巡礼の旅の途中で死に、遺体を引き取りに行った父親が、そのまま息子の代わりに聖地巡礼する話。

遺体を引き取りに、最初は仕事を一週間休んで出かけた父親。
母親が亡くなってから疎遠だっ
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ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

4.2

前作もたっぷりと楽しみましたが、今回はそれにも増して魅力的でした🥰❗

ストーリーは前作の続きで、だいぶ忘れているところがあっても、観ているうちにどんどん思い出していくので大丈夫😊
しかも、お屋敷を使
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

2.9

なかなかの力作であることは間違いないけれど、この世界観は私には合わなかった。
率直に言って、気持ちの悪い世界。

こういう場所が、日本国内にあったらヤだな。
普通の日本人の生活がほぼ登場しないので、よ
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死に花(2004年製作の映画)

3.8

高級老人ホームの仲間で、死ぬ前にひと花咲かせましょうや🙌❗となって…😆

そりゃあ、お金持ちだから出来たことですけどね!
でも、それ言っちゃあおしまいよ😉

こういうの観ると、単純に「老いるのも悪くな
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メゾン・ド・ヒミコ(2005年製作の映画)

3.9

おふざけの作品かと思いきや、しっかり社会派のテーマを持っていた。

LGBTの人の生きにくさに加えて、老いてからの問題。
こうやって、こじんまりと仲良く暮らしていけたら理想だけど、それでも問題は次第に
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マリー・ミー(2022年製作の映画)

3.0

どこかで観たことのある、なさそでありそなLOVE STORY😊

ジェニファー・ロペス、ちょっとムリなかったか?😅
私は、あの子役の女の子がお気に入り🎵可愛かった☀️

ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(2016年製作の映画)

3.0

なんだか、お伽噺の主人公のようなオジサン。
綺麗なものに囲まれて、私生活も仕事も、好きなことだけしてるんだろうなあ✨

流行で終わってしまう仕事はしたくないという意味で「ファッション」という言葉が好き
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.0

これ、実はこの一年間で3回目です。
何故か、印象に残らない。
最初から登場人物が多すぎて、たぶんワケわからないうちに終わってたというのもあるんだろうけど😅

でも、今回でやっと記憶に定着したと思います
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blank13(2017年製作の映画)

2.9

俳優の斎藤工が、いずれは映画監督をやりたいのでそのまえの勉強のために俳優をやっている、というような記事を、もうだいぶ前に読んだことがあって。
どういうものを撮りたいんだろう、と興味があった。
今回ふと
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タンポポ(1985年製作の映画)

4.2

むかーし観たんだけど、まずいラーメン屋を立て直す話としか覚えていませんでした。
違いましたね~🤔
もっと奥が深く、スケールも大きな作品でした。

「食」の根源に立ち返って、見極めようとしています。
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.8

徹底的にジイサンがワルで、バーサンはコロッと騙されるお人好し。

孫、すごくバーサン思いで疑り深いけど、自分にくるはずの財産だからだな、きっと。

とうとうバーサン、全財産を騙しとられる羽目になって…
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マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

4.0

雰囲気が、『アメリ』ちっく🥰
ちょっと変わった女の子の日常。
着ているお洋服やインテリアや風景、画面を眺めているだけで楽しい😃🎶

決して付き合いやすい人ばかりではない隣人たちや職場の上司とも、なんと
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