ryosukekanaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ryosukekanai

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.3

9.11をきっかけにオスカーの成長譚を描いた作品。
唖者である「間借り人」の登場から一気に厚みを増すストーリーがとても良い。父の遺物の謎を解決するために様々な人との邂逅を通じてオスカーの世界が広がって
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夏時間の庭(2008年製作の映画)

4.0

祖母アドリエンヌの逝去により残された芸術品と家、そしてそれに付随する相続税に翻弄される家族たちを描いた作品。
『夏時間の庭』という邦題さながらに、庭の描き方が美しい。冒頭、祖母の誕生日に集まる家族や兄
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サムサッカー(2005年製作の映画)

4.8

最高…。登場人物一人ひとりにきちんと色がついていて、一つひとつの言葉も強い。人生の教科書のような作品だった。
大学合格が決まった時の母役のティルダ・スウィントンの複雑な表情…、自分のことがフラッシュバ
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

3.3

LGBTを柔らかく、西海岸のタッチで描く作品が増えている中で、それに逆行するような作品。
保守的なチリにおいてある事件的出来事をきっかけに迫害に晒されながらも、躊躇うことなく我が道を行くマリーナ。強い
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.2

全くハマらなかった…。社会派作品という前情報だけを頼りに観たのだが、思ったほど社会派とも感じられず。舞台がネイティヴアメリカンの地ではあるものの、事件の背景にはその点は関わってこず…で、個人的にはやや>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.1

@ギンレイホール。ラストの回のみで流れた公開稽古でのキアラ・セトルの『This is me』。最高すぎた…。思わず泣きそうに…。
テンポが良すぎてやや薄味、かつ、『SING』の実写版?的な既視感あるス
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.3

素敵なストーリーだが、特に大きな波もなく終わった。粗暴なイーサン・ホークと、障害を持った役の演技が上手いサリー・ホーキンス。キャストの妙が非常に長けている作品。

バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.7

不条理の連続からくるもどかしさよ。正直1作目は駄作だったが、、、2作目の伸びが凄い!他の映画とは一線を画すアクロバティックなアクションシーンと、バーフバリの軍師っぷりが面白いポイントだろうなー。強く優>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

3.0

こりゃ完全にゲームですな…。CGが完全に三国無双のそれ。そしてそして、ストーリー若干矛盾してる気が…。
アヴァンティカがむちむちしていて妙にエロかったよ。要注意ですな。

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.6

大人向けの夏休み映画。
なので、細田監督作品として鑑賞するなら賛否は分かれるだろう。
「親のことをどこまで知っているか」を問うてくる昨今の母の日のプロモーションさながらに、それを映画で表現している。新
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2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.4

寄生性双生児というあまり馴染みのないテーマ。知らないことを映画を通じて知るというのは我ながらよい取り組みだなー、と。
エログロなシーンが非常に多いが、これは何か意図があるのか…。その点はとても懐疑的。
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.0

初の4DX3Dで鑑賞。降りしきる雨、雨、雨…。アトラクションとしてはとても面白いのだけど、ストーリーはほぼ無いに等しかった気が…。
遺伝子操作により生み出された恐竜たちに、ある意味で共感できる存在であ
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

3.7

過去の名作の現代版焼き直しの印象が拭えず、なかなか手が伸びなかったのだが…。想像以上に面白いではないか!
人間の娯楽のために遺伝子操作で生み出された恐竜たち。より大きく、よりスリルがあって、より歯が多
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

2.5

マーティンどこかで見たことがあったと思い調べたところ『ダンケルク』に出演のバリー・コーガン。彼の個性的な外見がマーティンをサイコでスリラーな存在たらしめていた。貪るようなパスタの食べ方が超印象的…。>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

1.5

コリン・ファレルの猟奇的な演技以外の見どころはほぼ無かった…

万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

都会のリアルか地方のリアルか、はたまた完全なるフィクションか。観終わった後にその疑問が頭の中を渦巻いた。作り物であるはずの映画がリアルと感じられたのは、恐らくほとんどの登場人物が、事件のニュースで見た>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.4

トラウマ的な過去から精神錯乱状態の十和子。その断片的な記憶がストーリーが進むにつれて紐解かれていく、という構成が面白かった。ラストは解せないが、個人的には後味のよいミステリーだった。
阿部サダヲ演じる
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マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ(2015年製作の映画)

3.3

スタイリングと小物の色づかいがステキ。ストーリーはコメディタッチでグレタ・カーヴィグはそんな役が似合うなー。本作でも激しく踊っていた。イーサン・ホークのダメ男感もさすがでした笑

ハンナだけど、生きていく!/ハンナはいつも、アイされたい(2007年製作の映画)

4.5

この尻軽女っ!な話なんだけど、甘い!酸っぱい!最高だった!カメラが揺れまくっていたり、超ヨリのカットがあったりとマンブルコアのインデペ感に目が離せなかった。
全編に漂う多幸感、いいなー…。ラストも最高
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

アートワーク及びデザインが超オシャレ!が観終わった後の率直な感想。画角の中に日本語、英語の両方の字幕が溢れるシーンも多いのだけど、文字の組み方、色、フォント(切り絵風なフォントから漂う日本感…)が最高>>続きを読む

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.5

度重なるトリップ。ピースの組み替えが全く異なる結果をもたらす、まるで人生をパズルで表現しているかのよう。(タイトルは『バタフライエフェクト』だが)
たった一つの出来事が何をもたらすかわからない。もっと
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.3

んんん…。残念ながら驚くべきどんでん返しとは感じられず。
ゴロツキの寄せ集めが、という設定は好きなんだけど、クライマックスを冒頭に持ってくる構成、必要か…?登場人物多くて複雑なのに、時系列も崩されると
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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

3.6

展開が超早くて観やすい!パニックルームの説明を受けてすぐに強盗て。。
目の回るようなカメラワークもスリラー感あってgood

アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.1

やっぱりウディ・アレン作品の中では群を抜いて面白いね。ウディ自信も一番シュッとしているというか、キレイな身なりな気が…。得意の皮肉りも満載で、バスケットボールを末端肥大症のタマ入れ、と称するさまは痛快>>続きを読む

羊の木(2018年製作の映画)

3.9

この手のテーマは個人的に好みなのでどうかなー、と思って観たのだが、結構良かった!
原作からアレンジしている設定も良いし、受刑者役の面々のどこかぎこちない歩き方や妙〜に丁寧な仕事のさまなど、細部が超秀逸
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美しい星(2017年製作の映画)

3.3

サイコな音楽が印象的。設定とか構成とか違和感が満載で単純に面白いんだけど、原作読むべしだなー、という作品。
場面転換が多くブツ切りな印象が否めず、、、その辺りはハマりませんでした。。

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

4.0

リドリー・スコットの世界観。ブレード・ランナーとも通ずる猥雑なアジア、音楽も東洋的だった。
にしても、後半の工場地帯に自転車の人々多っ!日本じゃなくて中国だよこれ!?的な違和感も含めて面白い作品。クソ
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

4.1

観ていてかなり辛いストーリー、かつ、結末が読めるストーリーなんだけど、とても良かった。英国のトレンチやトラッドファッション、ルーニー・マーラが着こなすワンピースやドレス…。とにかく美しい。。幻覚も映像>>続きを読む

ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

2.0

外国的わかりやすいトラブルが起きながら進むロードムービーなんだけど、とにかく長〜く感じた…。
ギンレイホールって客層もあってかこの手のセレクト多いな、、

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.0

実話系の中ではかなり面白い。いい話なんだけど、いい話然としていないところがgood

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.7

NYのカッコよさたるや。。。人気の無い賑わうネオン街もさることながら、人気の無い冒頭の路地裏も素敵。目線のアップはロバート・デ・ニーロの眼力とも相まって超引き込まれるカットになっていた。
元軍人で深夜
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.6

日曜日の昼下がりに観たい映画。ロングテイクとロングショットが印象的。レイドバックな中にも寂しさと多幸感が漂っているストーリーだった。

インサイド・マン(2006年製作の映画)

3.5

結局犯人たちの目的は何だったのか難解だった…。時系列には進まず、所々に事情聴取が差し込まれている構造はドキュメンタリーぽい感じで好き。
スライド移動バッチリ確認できました。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.4

んんん…。個人的にはハマらず。同じ同性愛がテーマなら辛い体験が背景にある『ムーンライト』や、盲目の少年と傍らの少女の儚さが感じられる『彼の見つめる先に』の方がストーリーが練られている印象。エイズ方面に>>続きを読む

スリーパー(1973年製作の映画)

2.0

ウディ・アレンの髪がまだかろうじてあること以外は見所無しだった。どことなくシュールな笑いは松本人志映画にも似ている気が。

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.2

”gifted”なメアリーだけど歯が抜けてるの最高!
その周囲も片目の猫、隣人が黒人、フロリダの田舎…といわゆるungiftedなもので構成されていて、giftedに対する普通の尊さが細やかに設計され
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