ryosukekanaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ryosukekanai

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はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

3.5

よくあるストーリーな感じなんだけど、主人公のマリーとヴィクトールが可愛いー!冒頭、目をつむったまま家の中を動き回るマリーに「?」となるんだけど、ストーリーが進むにつれてその意味が紐解かれ、いじらしく健>>続きを読む

ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

3.0

お下劣戦争…www
アメリカ版『アンダルシアの犬』らしい。

エレファント・マン(1980年製作の映画)

4.0

デヴィッド・リンチのカルト映画かと思いきや感動ものにカテゴライズされるだろうメッセージ性のあるストーリーだった。
見世物小屋に囚われるエレファントマンを救い出し世話をするトリーブス。そこにはいわゆる善
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

3.5

幼少期の哀しい記憶がきっかけで狂った歯車。その哀しいモチーフとなっている十字架が繰り返し登場し、観ているこちら側にもその記憶をフラッシュバックさせる。
ただただ無情なデイヴを演じたティム・ロビンスが助
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.8

全員マルコヴィッチのシーン激ヤバ笑。脳内に入ったり、潜在意識に入ったりして対象を操るというストーリーは高度で先鋭的なのに、そのルートが棚の裏の壁から…っていう前時代的で雑な感じ最高。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

ナチスドイツによるユダヤ人大量虐殺。そこでは「個人」ではなく、「ユダヤ人」という記号で人々が殺害される。それを象徴するものとして、何度も現れる名簿係による振り分けシーンにおいて「個人」が教師であること>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.5

超絶今さらスクリーンで観たので。
自分の想像力がトンデモなく欠如してるのかと自己嫌悪に陥るほど、仔細に理解できず…。観終わってから宇多丸さん、町山さんらのレビューを読み込むという事態に。。
デッカード
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マンハッタン(1979年製作の映画)

3.2

インテリ男女のマウンティング合戦とそれらに対する嘲笑はとてもウディ・アレン的。全編モノクロの画と音楽は素敵だけども…

五本の指(1952年製作の映画)

4.2

ほぼ同じスパイ活動が終盤まで繰り返され長っ…!としか感じなかったのだけれど、オチで全てが報われた!このオチは最高なのではないだろうか。。スパイ役の顔力も相まってオチが超絶オチていた。

快楽(1952年製作の映画)

4.0

モーパッサンの短編小説を原作とした作品。3話のオムニバス。
賞賛されているカメラワーク、構図はとても奥行きがあった。例えば2話目の「メゾン・テリエ」の 建物内を窓越し、柵越し、柱越しに覗いているような
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ウイークエンド(1967年製作の映画)

3.5

多分ほとんど内容の無いロードムービーのはず…、と理解。資本主義批判、ブルジョア批判的な要素が随所に感じられ…。
渋滞の超〜長回しカット、車が散らばる草原がパッと羊が群れる草原に変わるカットなど実験映像
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.4

スカーレット・ヨハンソンのアクションシーンを観るための映画。リングでヘッドシザーズホイップするシーンとんでもなくかっこいい…

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

人種差別を扱ったドラマっぽい冒頭から、以降はまさかのサイコホラー…という裏切り。前情報なしで観るからこそのこういった面白さはいいね、と。
黒人の身体能力やスマートさを、催眠術を利用して白人が自己の拡張
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エレファント(2003年製作の映画)

4.0

舞台はポートランドのハイスクール。空のカット長回しや、レイドバックな雰囲気はとてもポートランド的。
実際の事件をモチーフにしつつも、多彩な高校生の日常をそれぞれの視点からパラレルに描く。後でいろいろな
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.3

エドーワード・ノートンとハルクのギャップが凄く、それがまた良し。
主人公から事物やデータを抽出して、敵がアップグレード版を作るという構図はアイアンマンに激似。でもハルクの方が哀しきゴーレム感が強く、や
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.5

最近身の回りがMARVEL一色なので。初号機のクラフト感…笑。しかも、ラスト、ペッパー生きてる…⁉︎
ドダバタ感がまた面白く、ラストは超アメリカ的でサクッと観られる作品だった。

アンノウン(2011年製作の映画)

3.5

自分の存在証明とは何か。事故により証明となりうる全ての書類を失った主人公と、その存在を揺るがす周囲を描く前半。この揺らぎを、微妙に背景を歪ませることで表現しているのがまたいい。
後半はリーアム・ニーソ
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

3.4

ちっちゃいアル・パチーノが成り上がって、足掻いて、破滅するさまはとても適役だった。クールなナイスガイにこの役はできないよね、きっと。で、一方、スティーブン・バウアーはナイスガイだったな…。自分の手で築>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

我々が生きている「今」は現実か、それとも誰かの夢か。
人間の思考のエアポケットに入り込み、意識を揺さぶる怪作。現代におけるSF的な実験映画といっても過言ではなく、ノーランのこの脚本は天才。。ある意味で
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.6

スルメ映画との評を受けて2度鑑賞。も、難解…。非常に重層的な人間関係を随所でチェスになぞらえて表現しているんだけれども、これまた難解…。個人的には人間関係の図をどこかワンシーンでいいから入れてほしかっ>>続きを読む

ドラキュラ(1992年製作の映画)

3.5

想像以上にファンタジー感溢れる演出。
まるでディズニーのアトラクションに乗っているようで、ドラキュラの恐ろしさやおぞましさは全くなくとても観やすく仕上がっていた。
神に見捨てられたドラキュラの悲しく切
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シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

3.1

ゲイリーカッコいい!そして細っ!
そしてチェルシーホテルは本当に壮観…。

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.6

思想に生きる男と感情に生きる女。一転、ラストで男は感情に身を任せてダイナマイトを手にする。
ストーリーはコラージュっぽい感じであまり文脈はない印象。セリフは詩からの引用が多く特徴的だった。追われて逃げ
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.5

とても難解、かつ骨太な作品だった。アメリカの建国の歴史、宗教対立、民族対立の理解をもって再鑑賞が必要だなー、と。。
主人公アムステルダムにとっての地縁(アイルランド系移民)と血縁(カトリック)、という
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(1954年製作の映画)

4.0

切なくもメッセージ性の強いヒューマンドラマ。
粗暴な旅芸人ザンパノと、助手として金で買われたジェルソミーナ。道すがら、出会う人々に優しくされ、幾度となくそこに留まるよう請われるジェルソミーナだが、孤独
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96時間(2008年製作の映画)

3.5

リーアム・ニーソン痛快。96時間というタイムリミットは時限爆弾のような扱いとされ、観ていて入り込める仕掛けに。
キムがベッドの下から誘拐されるシーンのカメラワークが最高でかなりビクッときた。。
最終的
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.6

トレインミッションを観たということでこちらも。トレインミッションの元になったのかなというほどに酷似しているが、主人公を犯人に仕立て上げるような手口は本作の方が巧妙。それにより犯人探しが難航する点は観て>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.5

インテリアや空間使いがオシャレ、かつ、警棒でアレックスを叩くシーンでは電子音をSEとしていたりとある種の違和感を醸し出していた。これはアレックスの異常な精神状態を象徴していたのかも。。
ビディーやドル
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.6

ロッキーシリーズを観終わったので鑑賞。ボクシングはもちろん、親の七光り、加齢、病気…といったそれぞれ自分との闘いという色が強く『ロッキーザファイナル』に近い印象。音楽の使い方、youtubeで父と擬似>>続きを読む

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.5

LSD無しの合法的なトリップとしての映画。妙に納得するのはそれがホドロフスキーだから。

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

3.5

『リアリティのダンス』と比較すると具象化されている印象でだいぶわかりやすいストーリーだった。自分の思うように生きなさい、というメッセージムービー。
もう一回観よう。

ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)

4.1

切なく、そして熱い。最高。
「同じ場所に長くいるとその場所が自分自信になる」というセリフの通りフィラデルフィアの街そのものとなるロッキー。特にリトル・マリーの家の壊れた電球をロッキーが差し替えることで
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ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)

3.8

シリーズの中でも最もヒューマンドラマ感の強い仕上がりになっていた。今回はロッキー自身の試合は無しかな…、と思いきやまさかのストリートファイト…。
過去の回想やフラッシュバックなど演出面にも工夫が見られ
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ロッキー4/炎の友情(1985年製作の映画)

3.6

完全に米ソ冷戦を意識させるストーリーの中、ラストのロッキーのメッセージはとても示唆的なものだった。スポーツの熱狂は国関係なく人々を変える、と。
ロッキーのガウンが前作までの「ITALIAN STALL
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