Supernovaさんの映画レビュー・感想・評価

Supernova

Supernova

スピード(1994年製作の映画)

3.2

"This is my car, I own this car, it's not stolen!"

"It is now."

みんな大好きスピード。ノーランもタランティーノも大好きだってさ。初め
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メメント(2000年製作の映画)

5.0

俺を映画の沼に引き摺り込んだ映画。
ついに念願の映画館で。

これ以上に革新的なストーリーテリングを観たことがない。
映画だからこそ出来た。

何度観ても新鮮。
まだこの映画観たことない人頼むから脳交
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プリシラ(2023年製作の映画)

2.7

孤独な着せ替え人形。

初ソフィア・コッポラ。

エルヴィスは数曲聴いたことある程度だし、プリシラに関してはミリしら(上手い)なんで本当に予備知識0で観た。

言いたいことは分かるんだけど、あまりにも
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

4.0

"Uhh... you know what? He just left."
"I gotta pee on her."

アニメ版観たから久しぶりに映画も見返した。

メアリー・エリザベス・ウィンステ
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.5

本当に一瞬だけどチキン食う時のアングルめちゃくちゃ良いな。

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』が思い浮かんだ。

良い映画。ルネ・クレマンもアラン・ドロンも初めてだった。

オチは予想できた。

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.5

ビジネス、ジャーナリズム、宗教、法律と政治。

権力と構造でがんじがらめになってしまった悪事の実態を紐解いて、白日のもとに晒す。
これぞ報道のあるべき姿。

言いたい事が多すぎるので、あえて手短に。
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.5

「バラのつぼみ」という遺言を残し、この世を去った資産家・新聞王ケーン。彼の不可解な遺言の真相を追究するお話。
真相を追うジャーナリストがケーンを知る人物を尋ねる現代パートと、ケーンの栄光と没落の半生を
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.0

"鉄の爪"が兄弟に深く沈み込む。

99の憎悪の感情に満ちていても、1の愛がそれを覆してしまう関係。1の愛が99の憎悪をマスキングする。それが家族。
『アバター2』を観た時も思ったけど、家族ほどの呪い
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.5

クリストファー・ノーランの長編デビュー作。

2回目。久しぶり。

観てる途中にオチを思い出した。

つい先日『π』のデジタルリマスター版を初めて観て、不思議と懐かしさを覚えたんだけど、その正体がハッ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.2

8000層の"イニョン"の中で巡り合う。

海外で爆ヒットしててずっと気になってた。
ようやく観れたけど、結論から言うと期待値上げすぎた。

映画の内容に入る前に施設に文句。なぜか席が動くような映画で
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.5

「この世に絶対必要なものなどあるか?」
「全てを得られないなら真の完成は"無"だ」

初フェリーニ。フェリーニの代表作。

夢を見ているような混沌。難解というより混沌。
脈絡はないのに地続きの映像。メ
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An Optical Poem(原題)(1937年製作の映画)

2.6

現代のミュージックビデオの先駆けと言っても過言ではない。

ノーマン・マクラーレンっぽい。幾何学的パターンの繰り返し。抽象的な心象風景の映像化を試みた実験短編アニメーション。
宇宙的で壮大なモチーフと
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

"Now I am become Death, the Destroyer of Worlds."

まさしく「アメリカン・プロメテウス」
彼に最も相応しい肩書きだ。

クリストファー・ノーラン史上最
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.8

🤓🤞「グッドバイブレーション...!!」
ビンビンに感じたよ。作品は違うけど。

浅野いにお作品初のアニメ化。彼の作品は中学生の頃から親しんでいたし、この原作はまさにその当時現役で追っていたから、思い
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ジョニー・エクスプレス(2014年製作の映画)

4.8

めっちゃ面白い。起承転結が綺麗。

コメディだけど、正直怖すぎるって。笑

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

"I am Paul Muad'dib Atreides, Duke of Arrakis!"

2回目
@グランドシネマサンシャイン池袋 IMAXレーザーGT

フルスケールIMAX童貞をこの作品
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

3.9

ずっと見たかったやつがデジタルリマスターされた。情報見逃してたら終わってたなぁ。見つけられてよかった。

サイコロジカルというよりもニューロティックなSFサスペンスだった。後の色んな作品に受け継がれる
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.6

久しぶりに鑑賞。

ヴァンサン・カッセルはクズ野郎の役が板につきすぎだ。画面を直視できないほどの外道。でも、そんな鬼畜の所業すらも指導に擦り変えてしまうし、操りやすそうなニナを見事手玉にしてる。ニナが
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.2

この映画を観て泣かない人がいるという事が信じられないくらい"くる"。何にもないシーンで泣けてくるくらい涙脆い自分じゃ基準にはならないけどそれでも泣けるよ。

劇伴の傑出度が映画史の中でもずば抜けてる。
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(1960年製作の映画)

4.6

「この音が救いの神さ」

囚人たちが険悪とはかけ離れた仲の良さで良くも悪くも罪人に見えないのが良い。

随分と長々と穴掘りシーンが続くから、そこは省略しても良いんじゃないの?とは思ったけど、そこが監督
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俺はお前だカス野郎(2014年製作の映画)

3.5

今の自分がモテモテになるように、過去の自分にギターを練習しろと言いにタイムスリップする話。

のび太の宿題をやることになったドラえもんが数時間後の未来のドラえもんを連れてくるっていうお話があるんだけど
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くまのプーさん ザ・ムービー/はじめまして、ランピー!(2005年製作の映画)

3.3

ランピー原理主義者の友達に借りたDVD

ランピー信じられんくらい可愛いけど可哀想😢
ルーが自分勝手に振り回していなければ...

誤解とか偏見ってこうやって広まるんだな。

可愛かったし面白かった。
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

2.6

見ようと思って前作を復習してから1年経っちゃった。

グラス・オニオンって聞くとまずビートルズの"Glass Onion"が思い浮かぶけど案の定でした。
にしてもいちいちポップカルチャーネタ挟むのが鼻
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.5

鳴かず飛ばずの厳格な黒人文芸作家が、ステレオタイプで侮辱的な黒人の娯楽小説を書いたらベストセラーになってしまった話。

設定だけで惹きつけられた。予告を見てこれは傑作に違いないと確信した。ついに観れた
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素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

3.3

文無しカップルの文無しデート。

戦後2作目。戦後日本の世相が良く分かる。

ポジティブ彼女とネガティブ彼氏。
彼女さんの人の良さだけが救いだな。
男の方がヤリたくて仕方ないのが笑える。

浮浪児出て
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

4.1

超好きって訳でもないのになんだか記憶に残ってる作品ってあるよね。僕にとって『残響のテロル』はそういう作品で、その影響元と言われているのが本作。

『天国と地獄』『タクシードライバー』が浮かんだ。
菅原
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

2.9

和山先生の『女の園の星』を読んでるのにこれは読んでない。でもファンである野木先生の脚本ということで観てみた。原作は見終わってから読む。

邦画嫌いだけど『アンナチュラル』の衝撃以来、野木先生の映画は観
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

5.0

今年のベスト3の一角が埋まった。

今年の本命3作目

人生で一番心臓が痛い2時間半だった。
心臓が締め付けられて呼吸困難に陥った。ここまで精神も身体も負の感情に侵されたのは初めて。何とか死なずに済ん
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

1.5

少し話題になってたから観てみた。

『落下の解剖学』と合わせて観たから盲人×殺人で被った。

白々しい。キャラが全員与えられた役割しかこなさなくてつまらない。何もかも一次元的。全員プレイヤーが近づいた
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デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

2.8

黒澤監督がソ連で撮った映画。アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。
日本人監督が撮ったロシア語映画を英語字幕で観るという貴重な体験ができた。

若者を導く賢い老人好きだね。自分が観てるだけでも『椿三十郎』
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まあだだよ(1993年製作の映画)

1.8

黒澤の遺作。

徹頭徹尾説教。

黒澤らしくない現代的な作りの映画になった。というより一周回って原点回帰なのかな。

妙にガヤガヤしてる。みんな気味が悪いくらい先生を慕うから身震いした。

面白くない
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影武者(1980年製作の映画)

3.7

初カラー黒澤。
円熟した今までにない黒澤だった。

「人あればこその影」

この一言にこの映画の全てが集約されている。
影がなくても人は生きていける。信玄は影武者無くしてもその威光を遺憾無く発揮してい
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.8

今年の本命2本目

「恐怖と笑いは本質的に同じもの」
こういう作品を見れば見るほどこの発言の真実味が増す。

美しい狂気。全てがアリ・アスターの手中。ここまで綺麗に計算されて作られちゃ並の映画監督涙目
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

1.1

タイトルの仰せのままに瞳を閉じたくなりました。
エナドリ2本も飲んでたのに。

睡魔との戦い。エリセだからって看過出来ない。冗談じゃねえ。駄作。1時間半は削れる。アナ・トレント観るためにワクワクしてた
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

アニメで追ってて原作未読。

名軍師・研磨の名采配。

思ってたほどハマれなかった。アニメだといつもボロ泣きしてたのに。でもやっぱ泣いた。

中高生時代に戻って1から部活やり直したい。やり残したことと
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