YKさんの映画レビュー・感想・評価

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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.0

大画面、大音量で鑑賞した後、iPhoneで聞き直したが、映画館での迫力とは比べ物にならなかった。それだけでも映画館に行って良かった。
Talking HeadsはこのLP(!)の発売後、少したってから
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フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編-(2023年製作の映画)

2.9

もっと短時間でいいのでフェルメールの傑作を写すだけの映画にして欲しかった。
最初は全体を、次に細部を写し、解説は不要だった。
まあ、それなら画集を見ろ、ってことか。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

予想通りというか予想以上に話しは進まなく、これでは三部作でも終わらないんじゃないか、というペースで思った以上に原作に忠実に作られている。原作に顕著に出ていたアイヌ文化へのレスペクトは、原作対比少し薄れ>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

観る人選ぶ映画だし、嫌悪感を感じる人もきっといるだろうと思うが、これぞ映画という作品。恐らくTVでは放映されずらい映画だろうし、素晴らしい美術・映像を体験するにも、不思議な音を奏でる音楽を堪能するため>>続きを読む

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 4Kリマスター(1978年製作の映画)

3.8

約40年振りに鑑賞。最も前はテレビでの鑑賞だったが。
まずリマスター後のクオリティに感心。1作目はそれほど感じなかったが、今回はリマスターの威力を感じた。
ストーリーについては熟知しているので、その分
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.4

原作は未読、題材もそこまで興味はなかったが、野木亜希子脚本、監督と評判の良さに惹かれて鑑賞。
原作に忠実なのだろうが、なかなかいい映画になっているのでは無いか。
主人公の変化に関し、もう少し深掘りする
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.1

色々な騒動の後も頑張って映画を作り続けるアレンに敬意と同時に、作らせる懐の深さを感じた。
とは言え、往年の粘りっこさは枯れてきており、年相応の人生を達観するような描写が多い。
ベルイマンに代表されるヨ
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(2023年製作の映画)

3.3

映画としては、正直若干ストーリーに抑揚が無さすぎる感が否めない。が、本能寺の変については、基本的に視聴者は全て知っているはずなので、そのための省略か。
グロテスクな描写は他の北野作品と共通するもので、
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

3.4

原作未読であったためか、予告編を見ただけでは、元アイドルがひょんなことからおじさんと暮らす羽目になるというコメディタッチだと思っていたが、どちらかというと、アラサー独身女性の再生というか、生きる意味を>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.9

まず、こんな長時間の大作を作り上げた事に脱帽。まさに重厚長大な作品。まあ、スコセージ、ディカプリオ、デ・ニーロとくれば、そうなるのもやむを得ないか。内容も重暗く、演技も重い。その中でも主演女優の押さえ>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

3.2

予告編、設定を見て期待して鑑賞。TOHO日比谷の大スクリーンで上映なので大作かと期待して見たが、正直可もなく不可もなくといったところ。サスペンスかと思いきや、SFだった。エンドロールを見たら、監督はロ>>続きを読む

ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年製作の映画)

3.1

やはりクドカン映画はドラマに比べると、ちょっと・・・
クドカンは連続ドラマのような、キャラクターの深掘りや練った脚本が魅力なのではないか。
とは言え、役者陣の演技は十分及第点。ドラマ当時はそこまで売れ
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劇場版SPEC~結~ 爻ノ篇(2013年製作の映画)

2.5

シリーズを最初から見て、その結末を知るためだけの映画。
正直、映画としては・・・という感想だが、シリーズが好きだと、それなりに楽しめるのではないか。しかし、SPECシリーズも中盤まではいいのだが。
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恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

3.2

金城武のカッコよさが目立つ映画。
まあ、ストーリーは女性が好みそうなラブコメなので、楽しんで見ることが出来る。
金城武の食に対する拘りが笑える。
しかし、中国都市部は大都会だな。上海は10年前に一度行
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.1

映画館で見ようか迷った映画。クリード1作目が良かったのだが2作目未見だったので、映画館に行く前に見ようと思ったが間に合わず、Amazonプライムで視聴。それにしても配信が早いな。

正直言って、どんど
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罠THE TRAP 4K デジタルリマスター版(1996年製作の映画)

3.2

濱マイク3部作の中でも残念ながら3番目と言わざるを得ない。ストーリーがちょっと陳腐なのだ。
前作のようなピリピリ感が無い。

とはいえ、主演の永瀬正敏はかっこいい。こんな俳優は今はいない。長瀬智也くら
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.8

これこそ、小品佳作。恐らく有名な原作で、映画化も複数回されているようだが、さもありなん。
まあ、途中まではご都合主義が目立つストーリーではあるが、後半社会問題が出てくる事や、単純なハッピーエンドになら
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.1

娯楽映画の最高傑作ではないか。
何よりも、CGを多用せず(もちろん、相当使っているのだが)、トム・クルーズ(スタントマンはいるのか?)の生身のアクションが最高。
AIに関する点は、正直分かりにくいし、
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.1

確かに賛否両論あるだろうと思える作品。アニメ表現の素晴らしさ、宮﨑駿らしい混沌としたストーリー。自分にはちょっと合わなかった。
しかし、この監督は俳優、声優以外を起用する癖があるのか?
事前情報を伏せ
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.8

正直言って、そこまで期待はしていなかったが、うれしい誤算だった。
年老いたハリソン・フォードのアクションはきつい場面はあったものの、それなりに良かった。やはり特殊効果のお蔭か。
懐かしい面々の登場も効
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

はっきり言って、アドベンチャーものとしては、決して評価は高く出来ない。x-fileもどきのストーリーは、インディアナ・ジョーンズには合わない。ストーリー展開も陳腐。
ただ、インディアナ・ジョーンズをシ
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.7

ヒロインである清原果耶が前半殆ど出ないという構成は見事。
元映画を見ていないので、どういうレベルでのリメイクかは分からないが、見事な作品だった。清原果耶の殆どしゃべらない中での微妙な表情の演技が素晴ら
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

WBCの中継は感動した。
この映画の予告編も感動した。
しかし、本編は正直詰まらなかった。
撮影の制限のせいか、聞き取りづらく、殆どが字幕を読むしかないし、ダイジェストを更に薄めたようなものを見せられ
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妖怪シェアハウス 白馬の王子様じゃないん怪(2022年製作の映画)

2.6

正直な感想。良かった。
映画の内容ではなくて、公開時に映画館に行かずに良かったということ。

TVシリーズが好きで、見ていたが、映画公開時には行かなかったが、予想通りの典型的なTVシリーズの映画化。む
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渇水(2023年製作の映画)

3.2

評判の良さと、予告編の内容を見て鑑賞を決めた。丁寧に作られた映画で、所謂出演している役者ではなく、作品を味わう映画。
生田斗真、門脇麦とも好演。無論、磯村勇斗はいつ見ても上手い。
ストーリーは思ったよ
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僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。(2023年製作の映画)

3.5

確かに脚本は荒い。ストーリーもご都合主義が目立つ。高校生役も時々セリフが聞きづらく、よくわからない。悪役を演ずる女性の演技もいかにも、といった演技。
だが、それを補って余りあるパワーが感じられる映画。
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怪物(2023年製作の映画)

4.1

予告編では敢えてだと思うが、ホラーのような話しかと勘違いしていたが、実際はそんな単純な映画ではなかった。この”ミスリーディング”は、この映画について言えば、本当に良かった。なまじ事前に情報を得ていれば>>続きを読む

幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

オットーという男が良かったので、いろいろ情報収集してみると、本映画のリメイクだったことがわかり、こちらも鑑賞してみた。
トム・ハンクス版はこちらの映画をかなりなぞっていたことがわかり、いくつかのギャグ
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.5

意外なほどに黒澤版に沿った内容であった。逆に言うと、黒澤版を知っているが故に、ストーリーに意外性が無く、先が見えてしまう点は、やむを得ないとは言え、若干残念。

オープニングのタイトルロールは、まさに
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

これぞ、小品佳作。いや、良品佳作というべきか。ハリウッドらしからぬ題材と思ったところ、北欧が原作の映画のリメイクだった。元映画の予告編を見たら、かなり忠実になぞっているよう。
まあ、そんなことは関係な
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

3.7

デビッド・ボウイに関する映像、インタビュー、はたまた全く関係が無い映画等のシーンをコラージュして、ボウイの内面を探っていく映画。説明にあるボウイ本人によるナレーションの伝記映画とは全く違う。
デビュー
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Winny(2023年製作の映画)

3.9

まさにwinnyが爆発的に流行った事を知っていて、それが企業等に大きな影響を及ぼしたことを経験した年代。ただ、作者逮捕については、正直あまり記憶が無かった。
この映画は、当時の懐かしさやwinnyにつ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

スピルバーグの自伝的作品というので、映画少年が映画にどっぷりと嵌っていく話しかと思いきや、もちろんそういう流れもあるものの、家族愛について、幸せとは何かということ、家族思いだが、仕事も大事に思う父親(>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

正直に言って、アカデミー賞最有力候補というのは、正直違和感は禁じえなかった。確かに、迫力のある映像、ミッシェル・ヨーのキレのあるアクション、キー・ホイ・クァンの好演、ジェイミー・リー・カーチスの怪演(>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.2

カオスから始まるオープニングから、どうなることかと思いきや、ヒロインの登場とともに、黎明期のハリウッドが見事に描かれる展開に。
マーゴット・ロビーの蓮っ葉な演技が素晴らしい。アムステルダムの演技も素晴
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天下を取る(1960年製作の映画)

2.8

う~ん、裕次郎のサラリーマン物でも凡庸な部類に入るのではないか。
かつての陰のある男を演じていた面影は皆無で、出世を目指すサラリーマンというある種凡庸な役柄。コミカルな演技も良いが、共演の長門裕之には
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