松岡茉優さんの映画レビュー・感想・評価 - 42ページ目

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.6

いやあ傑作。切り返しのときに次のショットは小松菜奈のバストショットが来る…と思えるだけでも傑作であることは確定していたけど、思っていたより内容も良かった。部活動やっていたときに劇中の小松菜奈同様、見た>>続きを読む

闇に浮かぶ白い肌(1972年製作の映画)

4.8

とんでもない怪作。突如失踪し豹変する妻、ピアノの上でのセックス(足が鍵盤に当たるとことか最高)、徐々に顔が奇形に変わっていく写真、幽霊とのレズセックス、そして近親相姦。やっぱりどこを切り取っても狂って>>続きを読む

桃子夫人の冒険(1979年製作の映画)

3.7

日向明子が出てるから観た。だがもっと面白くなったはず。終盤の日向明子演じる冷凍睡眠した妻の真実が明かされるぶっ飛び具合がヤバい。AVでもベタな組み合わせである娘の彼氏とオカンの組み合わせはこの頃から憧>>続きを読む

白いふくらみ(1979年製作の映画)

3.4

わりと凡作。ただ日向明子は相変わらず可愛い。流石ロマンポルノの百恵ちゃんと言われるだけある。ロッチ中岡に激似の丹古母鬼馬二がおもろい。エロ写真のモザイクを消しゴムで消すな!!

ホワイト・ドッグ(1981年製作の映画)

3.9

犬が出てくる映画は問答無用で評価が高くなってしまうのだけれど、これはある意味期待を裏切られた。窓ガラスを突き破ったり、人間に飛びかかったり犬の凶暴な面がたくさん描かれる。
この間NHKでやってた凶暴な
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ビルとテッドの地獄旅行(1991年製作の映画)

4.4

アホの極み。前作の1000倍は面白かった。2人が敵のロボットにまんまと騙されて殺されるのも最高なんだけど、彷徨った挙句仲間になる奴が死神とキモいエイリアン(最高の科学者)ってのがまたおもろい。更に、音>>続きを読む

リリオム(1934年製作の映画)

2.9

本作のシャルル・ボワイエが無理過ぎる。ゴリゴリのホモみたいにムチムチしててもうそれだけで無理。しかも男女構わずすぐ暴力を振るから本当にキツい。話自体は良いけれど、とにかく主人公が無理過ぎたのであんまり>>続きを読む

慕情(1955年製作の映画)

3.6

こういう景色(ロケーション)だけが最高なメロドラマを公開当時映画館で観ていたカップルが本当に羨ましい。香港の景色はマジで良かった。海パン男ウィリアム・ホールデンに惚れる理由がイマイチよく分からないが、>>続きを読む

アメリカン・ゲリラ・イン・フィリピン/アイ・シャル・リターン(1950年製作の映画)

3.8

初のカラーラング。日本兵が沢山出てくるが、なんて言ってるのかほぼ理解不能(字幕つけて欲しい)。
フィリピンからボートでオースラリアまで行く予定が季節風のせいで3日でボートがぶっ壊れるのには笑った。『激
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死の嵐(1940年製作の映画)

3.5

チャップリンの『独裁者』よりも前に作られたボーゼージの反ナチ映画。これを当時製作したハリウッドの勇気には驚くけれど、映画自体はフツーの出来だった。スキーで追っ手から逃げるとこは『女王陛下の007』を想>>続きを読む

マーラー(1974年製作の映画)

3.9

開始1分足らずで「ケン・ラッセルの映画を観てる〜」という気分になれるだけで満足。マーラーの生涯に関しては1ミリも知らないが、作曲に対して過剰なほどストイックな姿勢を見せるあたりは本当おもろい。意味わか>>続きを読む

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.6

原作未読(途中で挫折)のため話に関してはなんとも言えないが、三池崇史の映画としてはまあまあ面白かった。小松菜奈の出番があと10000000時間くらいあればもっと傑作になったと思う。『パワーレンジャー』>>続きを読む

シュウカツ(2015年製作の映画)

1.0

絶賛就活中(絶望)だけど、こういう作品を作るせいで世の中における就活に対するイメージがどんどん劣悪なものになるんだと思う。1ミリも面白くない上に、就活に対する変なイメージを刷り込むだけのどうでもいい映>>続きを読む

濡れた欲情 ひらけ!チューリップ(1975年製作の映画)

4.3

これはおもろいし好き。ラストがなぜあそこまで感動的なのかというと、童貞が童貞であるにもかかわらず、真の男になる瞬間に立ち会えるからだと思う。不恰好だけどめちゃくちゃ男前に思えた。一途な芹明香に萌える。

濡れた欲情 特出し21人(1974年製作の映画)

3.6

映画自体は正直そこまででもだったが、映画館でロマンポルノを観る快楽を知ってしまっただけでもヤバイ体験をしたと思う。街中で演劇?するとこ好きだし、同じ口説き文句で相手を説得させる芹明香に萌えた。赤ん坊の>>続きを読む

熱き夜の疼き/クラッシュ・バイ・ナイト(1952年製作の映画)

4.4

序盤は本当にラング?と思うほど平凡だったが中盤あたりから一気に面白くなる。とにかくポール・ダグラス演じる腹の出た中年夫が最高。真面目に生きてきた男がキレる瞬間はやっぱり面白い。バーバラ・スタンウィック>>続きを読む

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

2.2

DCEUの最高傑作はやっぱり『マン・オブ・スティールだわ〜』とまたもや感じることに。BvSもワンダーウーマンもクソつまらなかったがこれはそれらを凌駕するほどのつまらなさ。クソ馬鹿な俺が3分で書いた脚本>>続きを読む

パワーレンジャー(2017年製作の映画)

4.3

普通に面白い。ただ、オタク達が満足しない理由も分からなくはない。(変身してからの5人の対人戦闘シーンが短い、ロボットの変身をちゃんと見せてとかとか)
続編作って欲しいなあ。続編こそもっと面白くなりそう
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人間の証明(1977年製作の映画)

4.6

骨太過ぎて超満足。一本の映画を製作するためにここまでの豪華メンツと費用を費やしたことにまず泣ける。絶対あれだけ尺を割く必要のない序盤のファッションショーの怠さから傑作だと確定した。(その後岡田茉莉子が>>続きを読む

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.0

序盤のモザイクのクローズアップがまさかここまで意味のあるもの(象徴的なもの)だったとは…。面白かったけれど、俺みたいなクソ馬鹿にはあーだこーだ語る資格はないと思う。小川あんのギョロ目が良い。

そして船は行く(1983年製作の映画)

4.4

ゆったりし過ぎていて眠くなるわあと思いつつも最後に号泣。フェリーニはやっぱり裏切らなかった。オペラ歌手が労働者のリクエストを受けて歌ってあげるシーンがとても良い。貧富の差なんて関係なく同じ人間であるこ>>続きを読む

嵐を呼ぶ楽団(1960年製作の映画)

4.1

和製ミュージカル大好きだけど井上梅次なら『踊りたい夜』とか『踊る太陽』の方がいいと思う。とにかく流行りを取り入れた東宝特有(?)のバタ臭さが鼻に付く。でも蕎麦屋でみんなで歌ったり、「喧嘩はやめろ〜」と>>続きを読む

ウォーターボーイ(1998年製作の映画)

3.7

給水係をやっているマザコンバカ男(アダム・サンドラー)がアメフトの才能を見出され、選手デビューしちゃう話。超くだらないけれど、こういう映画は大切。トラウマを抱えたコーチがケツにロイ・オービソンのタトゥ>>続きを読む

河口(1961年製作の映画)

3.8

中村登の中では割と普通。とも思ったが、岡田茉莉子の美しさ(色んな衣装を着てるからなお良い)はいつもより遥かに上だった。彼女に翻弄される山村聰や東野英次郎が微笑ましい。海岸に座り込むだけで強烈なショット>>続きを読む

春の夢(1960年製作の映画)

4.7

キチガイ家族映画の傑作!!と思ったらラストに唖然とさせられたので-0.3点。ホラー映画かよと突っ込みたくなるオープニングから引き込まれたし、笠智衆が芋屋の爺さんを演じてる時点で笑いが止まらない。久我美>>続きを読む

永遠の戦場(1936年製作の映画)

4.2

これは素晴らしかった。空襲で駆け込むことによるボーイミーツガールとか激アツ。しかも空襲の時にピアノを演奏しているとか!狂ってる!!!良い映画でした。

無限の青空(1935年製作の映画)

3.1

地味なホークス。ガム噛んでるのを怒られるとこだけ妙に覚えてる笑。キャグニーの顔はやっぱり苦手だし、主役だと余計に観る気失せることが大変よく分かった。ヒコーキモノなら戦ってくれや!

バーバリー・コースト(1935年製作の映画)

3.8

サンフランシスコに降り立ったミリアム・ホプキンスが「私は強く生きるわ」みたいに宣言する冒頭から泣ける。エドワード・G・ロビンソンが暴力で何でも解決する男を演じていて良い。ボートでの逃避行もいい。

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.7

家に車が突っ込む冒頭が一番気合い入ってて面白かった。ガキが大人と同様に調子に乗る映画は嫌いなので、本作もそのせいであんまり楽しめなかった。ラッセル・クロウとゴズリングのバディものにしてくれたらもっと傑>>続きを読む

去年の夏 突然に(1959年製作の映画)

3.4

話はぶっ飛んでるけれど基本会話劇なのでかなり飽きる。ただ、会話の連続に耐えたご褒美と言わんばかりのエリザベス・テイラーの水着姿(かなりエロい)が終盤で拝めるので観る人はそれを楽しみにしてて下さい。エレ>>続きを読む

猟銃(1961年製作の映画)

3.9

「そんな原色の服絶対着ないだろ」みたいな服ばっか着てる人物がたくさん出てくるだけで映画を見てるわあ〜って気分になれる。不倫にブチ切れた岡田茉莉子が猟銃を手に取ってぶっ放す!みたいな過激さを期待してたけ>>続きを読む

告白的女優論(1971年製作の映画)

4.7

夢を分析する岡田茉莉子、過去のトラウマと向き合う浅丘ルリ子、自殺願望のある有馬稲子、この3人の物語(いずれも過去に関係したもの)が淡々と語られるだけなので退屈かと思いきやめちゃ面白かった。女優になるき>>続きを読む

街燈(1957年製作の映画)

3.5

死ぬまでに観たい映画トップ10に入ってた位期待してたけど普通すぎて萎えた。「被写体が動くからカメラを動かす」って言ってた割にはそうでもない上に、テンポもそこそこタルいので本当に中平康が撮ったのか?って>>続きを読む

みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)

2.0

男女の逃避行というめちゃくちゃ好きな部類の話なのに全然ダメ。撮影と編集が学生映画レベル(特に序盤らへん)で、被写体の美しさでなんとか誤魔化してる感じがして一気に萎えた。好きな人には申し訳ないけど、全然>>続きを読む

かくも長き不在(1960年製作の映画)

3.9

失踪していた夫が記憶喪失になって目の前に現れたら…みたいな話。序盤とか中盤まではクソつまんねーと思っていたが、終盤で一気に引き込まれた感じ。記憶を復活させるために思い出の音楽聴かせたり、デカい声でそれ>>続きを読む

ボヴァリー夫人(1949年製作の映画)

4.5

傑作。そっから映画が始まるんかいと突っ込みつつも、めちゃくちゃ面白い。舞踏会のシークエンスはミネリのセンスの良さが詰まりまくってて最高。舞踏会とかパーティーに足を運んだときの夫(ヴァン・ヘフリン)が、>>続きを読む