松岡茉優さんの映画レビュー・感想・評価 - 52ページ目

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

3.9

1作目よりも本作に出てくる(転生)渡瀬恒彦の方が好き。この辺から暴力団同士の関係がどんどんややこしくなってくる。毎回毎回始まる前のナレーションだけでテンションブチ上がる。

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

4.0

千葉真一の怪演。北大路欣也の持ってるデッカいマグナムがカッコええ。梶芽衣子と北大路は邦画史に残る「結ばれない」カップルだと思う。文太兄貴に犬の肉を食わせるシーンは名場面。

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.1

再見。前観たときなぜハマれなかったのか疑問に思うくらい面白かった。松方弘樹が常にサングラスかけててギョロ目が拝めない笑。キャストがとにかく超豪華。見た目だけなら伊吹吾郎が1番強そうに見える。

底抜けもててもてて(1961年製作の映画)

3.6

女性不信になったジェリールイスの勤務先が女子寮というトンデモコメディ。お屋敷のセットがとにかく凄すぎる。カメラがゆっくりと引いていってお屋敷全体の断面が見れるあの瞬間を味わうためだけでもこの作品を観る>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

3.5

カーチェイスとショーン・コネリーが最高。モブ(一般市民)が巻き込まれるカーチェイスほど素晴らしいものはない。路面電車のおっさんとか可哀想すぎて笑うわ。ニコラスケイジの出世作らしいけど、この頃から顔がそ>>続きを読む

ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)

3.5

アイスキューブほんま好きやわ。グロ描写も良し、音楽良し、設定良し、ステイサムも良し。

俺っちのウエディング(1983年製作の映画)

3.0

期待してたよりかは普通で少し残念…。食卓での長回しが印象的だった。「クイズ番組おばさん」こと宮崎美子ってこんなに綺麗だったんだ(面影あり)

資金源強奪(1975年製作の映画)

4.5

深作欣二の映画ってどれ観ても面白いわ。大金を色んな奴らが取り合う様子をアクション満載で描く。スイミングスーツ着て殴り込みするシーンは爆笑必須。スイミングスーツの強盗達にビビって逃げてるヤクザが可愛い。>>続きを読む

幽霊は臆病者(1944年製作の映画)

2.5

踊るシーンが良かった。映画の中に出てくる大人同等に接しようとするガキがとにかく嫌いであることに気づかされた。霊体映画。

実録外伝 大阪電撃作戦(1976年製作の映画)

3.9

最近なぜか無性にヤクザ映画が観たくなる時が多いので観た。普通に面白い。松方弘樹vs渡瀬恒彦のボクシング対決が最高すぎた。この頃の小林旭はヤクザのボスがよく似合う。

ラルジャン(1983年製作の映画)

3.7

やっぱりブレッソン苦手だわ。凄いとは思うんだけど、やっぱりなんか好きになれない(何様だよ)。考えても考えても好きになれない理由を中々上手く説明できない…。淡々とし過ぎているのが無理なのと、セリフに感情>>続きを読む

猛獣大脱走(1983年製作の映画)

4.7

面白すぎた。カーセックス中のカップルを食い尽くすネズミ、車で全力疾走する女性を追うチーター、空港に侵入するゾウ、最高すぎた。なんだこれと思ったオープニングも本編が終わった後にそのカッコ良さに気がつく。>>続きを読む

風船(1956年製作の映画)

3.5

三橋達也ってなんでこんなクズ野郎ばっかり演じてるんだろ…。日活の女優陣がいかに綺麗かはこの映画を観れば一目でわかる。北原三枝がローラースケート履いて踊るバーのセットが無駄に作り込まれてて笑った。芦川い>>続きを読む

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.2

再見。前回観たときよりもずっと楽しめた。バーでの告白シーンで胸キュン。

青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

3.8

これ観てるときに酒飲みすぎて記憶がぶっ飛んだ時の後悔が頭をよぎって辛かった。渦巻きのオーバーラップがとても不気味。渦巻きってなんでこんなに不穏な感じがするんだろう。アン・バクスターがチラチラ谷間見せて>>続きを読む

俺に賭けた奴ら(1962年製作の映画)

4.5

クソ女もキチガイも銃撃戦も観れてお得な気分になれるボクシング映画。清順独特の色彩感覚はこの頃から健在。途中までクソ野郎だと思ってたコーチが過去を主人公に話す場面が泣ける。主人公が清水まゆみの元へ走って>>続きを読む

13号待避線より その護送車を狙え(1960年製作の映画)

3.5

アクションシーンがどれも素晴らしい。そんな所から拳銃握った手が出てくるんかいっていう瞬間がチラチラあって良かった。『東京流れ者』よりも前に「ピアノ挟み」をやってたんだな笑。

東京上空いらっしゃいませ(1990年製作の映画)

5.0

交通事故で1度死んだ女の子がまた現世に戻ってくる話。観終わった後、生きてて良かったと心の底から感じた。牧瀬里穂が実家に戻って遠くから家族の姿を見るシーンで泣いたし、「帰れない二人」熱唱シーンでは中井貴>>続きを読む

PARKS パークス(2016年製作の映画)

3.8

中盤までは「あ〜これ結構好きかもなあ」とか思ってたけど、終わりに近づくにつれてどんどん取り残されていった感じ。永野芽郁は超絶可愛かったけれど、本作での橋本愛は正直微妙。『寄生獣』の時はもっと可愛く撮ら>>続きを読む

ReLIFE(2017年製作の映画)

4.8

期待を裏切らない面白さで超好き。序盤の千葉雄大のサイコパス感が異常だった。俺も池田エライザに告白して雨の中走りまくったり、平祐奈と2人きりでバス停に取り残されたい。中川大志と平祐奈の関係は少し『絹の靴>>続きを読む

裸女と拳銃(1957年製作の映画)

3.5

良質なプログラムピクチャーという感じ。最初の部屋での仕掛けには思わず笑ってしまった。終盤の船内での撮影もまあまあ良かった。白木マリはこういう役がよく似合う。

暗黒の旅券(1959年製作の映画)

3.7

花嫁の殺人事件を調べているうちにある組織の存在が露わになってくるサスペンス。聞き込み調査の時にバーのネオンを次々と映すのは粋な演出だと思った。それとこの頃の日活映画に出てくるトンデモ外国人超好き。当時>>続きを読む

浮草の宿(1957年製作の映画)

3.0

清順の中ではごく普通の出来で少し残念。鏡にグラスを叩きつけた後に部屋が暗くなって、恋人が鏡に写りこむ演出は良かった。それと、この頃からカメラがめちゃ動き回ってる。

甘い罠(1963年製作の映画)

4.1

普通に傑作。小林旭似ボイスの男が気に入った女を売春婦にさせる話。政治色が強くないので若松作品の中でも分かりやすく、普通に誰でも楽しめる。序盤の男女の何気ないやり取り(カップルに八つ当たりする主人公が良>>続きを読む

アゲイン AGAIN(1984年製作の映画)

3.0

日活無国籍アクション版ザッツ・エンタテインメント。日活のロゴをマシンガンで撃ち抜くオープニングが死ぬほどかっこいい。宍戸錠や裕次郎、小林旭、赤木圭一郎よりも浅丘ルリ子がとにかく出てることに気がついた。>>続きを読む

殺人豚(1972年製作の映画)

2.0

殺した人間の死体を豚に食わせてるおっさんの話。豚が死体を食ってるときにボインボインみたいな効果音が流れたことしか覚えてない。ヒロインがエロかった。

盲獣(1969年製作の映画)

3.8

背徳的快楽を知ってしまったモデルと盲目の彫刻家の話。勅使河原宏の映画みたいな美術(セット)が凄い。逆に凄すぎて不気味。
終盤の切り落としシーンはトラウマ級に怖かった。船越英二の演技も狂ってて良い。過去
>>続きを読む

色ぼけ欲ぼけ物語(1963年製作の映画)

3.8

鰐淵晴子目当てで鑑賞。特別面白くもなかったけれど、キャストが地味に豪華だった。若い頃の菅原文太(鰐淵晴子の恋人刑事役!)とか伊藤雄之助とか有島一郎とかが出演。鰐淵晴子がラーメン屋の屋台やっててめちゃ可>>続きを読む

緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

5.0

とんでもない傑作でもあり怪作。主人公がどん底に落ちていく話は基本「もっと落ちろ!!!」と思いながら観ているのだけれど、これは本当に主人公が可哀想過ぎる。ネオンが点滅する終盤がめちゃくちゃ怖かった。容赦>>続きを読む

免許がない!(1994年製作の映画)

3.5

前半は普通に面白かったが後半からは失速。免許取るときのあるあるがもっとあったら傑作になってたと思う。でも変な教官がいたり、バックが上手くいかなかったりと教習所時代を思い出しながら観るとそこそこ楽しめる>>続きを読む

はらはらなのか。(2017年製作の映画)

3.5

随分前に観たけれど微妙過ぎて感想書く気が起きなかった。かなり期待した割には正直つまらない。不思議な世界に連れて行こうとする案内人に連れられて、主人公が歌うオープニングはかなり良かったし、傑作の予感が漂>>続きを読む

脱獄広島殺人囚(1974年製作の映画)

4.4

松方弘樹のしぶとさと生命力が画面に満ちてる。脱獄という行為の過程自体も楽しませるし、次はいつ捕まるんだろうという緊張感の演出が良い。風呂場でカンカン踊りをさせて身体検査するのは本当にやっていたんだろう>>続きを読む

歩道の終わる所(1950年製作の映画)

4.6

素晴らしい。『ハウス・バイ・ザ・リバー』の主人公(小説家)は誤殺を機に狂人化していったが、本作の刑事は違う。愛する女性を救うため、そして自らの罪をきちんと償うために悩みに悩んだ上であのような行動に出る>>続きを読む

性賊 セックス・ジャック いろはにほてと(1970年製作の映画)

3.6

「革命もセックスも遊びだよ」みたいなことを言っていた自称革命家の言葉が忘れられない。若松孝二の初期作が自分にとって魅力的に感じるのは革命+セックス=青春映画という方程式があるからだと思う。部分的にカラ>>続きを読む

幽霊屋敷の蛇淫(1964年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ホラーとラブストーリーの組み合わせってこんなに相性良かったのかよ!」と観賞後ひとり寂しく感動してしまった。面白かったけれど、教授の回想が少し長くてダレちゃった。死は人間が一番恐れるものであり絶対的で>>続きを読む

テラフォーマーズ(2016年製作の映画)

3.7

まあまあ面白かった。人間が昆虫みたいな化物に進化するのに既視感があり、色々考えていたら仮面ライダーだったことに気がついた。ゴキブリにデカい親玉がいたり、昆虫進化(?)した人間同士が戦ってたりしたらもっ>>続きを読む