yumikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

  • List view
  • Grid view

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.5

デジタルネイティブの匠技に翻弄されっぱなしの2時間。どんでん返しが続くのは予想通りとはいえ、自分が見せられていた映像の視点に気付かされた終盤、背中をつたう冷たい汗が…
前作よりかなり進化したネット空間
>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

懐かしのゲームが血の通った映像に!
歴代のゲームを踏襲しながらテンポよく進むストーリーに、現代らしく戦うヒロイン、懐かしくも新しい劇伴と80年代ミュージック。
全世代に全力でおすすめ!
ラストのたまご
>>続きを読む

聖地X(2021年製作の映画)

2.6

ホラーなの?コメディなの?何故に韓国?
一風変わったシュールな展開、謎のダンスはクセになりそう。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.0

妻子を捨ててまで一緒になった男性を亡くし、喪失感を「食」にぶつけた末、極度の肥満からくる心臓病で余命わずかになった男が最期に求めたのは、置き去りにした娘への贖罪。
登場人物を極限まで抑え、ほぼ主人公の
>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

究極の選択を迫られる家族と、それを迫る一見どこにでもいそうな男女。
荒唐無稽な主張に最後まで翻弄され、どこかにあるかもしれない鍵を探しつつの鑑賞も、予想の裏を行く展開に、ナイト・シャマランの作品だった
>>続きを読む

シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.1

ストーリーはおとぎ話ながら、音楽は最高!
歌と表情で全てのセリフを凌駕するワニと、善か悪か、胡散臭さ満開のベクターのコンビが絶妙。
字幕、吹き替え共に鑑賞決定!

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

2.5

素晴らしい映像に酔いしれるも、いまいち没入できず。
現代パートでの一波乱が足りず、どこに気持ちを持っていけばいいのかわからぬままのエンド。もったいない。ひたすらもったいない。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

3.1

80年代初頭、かつての賑わいを失った古い映画館を舞台に、心の病を抱える中年女性と、人種差別に苦しむ黒人青年が不器用に心を通わせる。
ヒラリーの危うさに一筋の光を灯すスティーブン。そして彼の闇の先にもヒ
>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.0

語られない「間」に見え隠れする壮絶な人生。
それでも終始優しくおだやかに観る者に寄り添ってくれる、この作品こそがちひろさんそのもの。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.0

刑事と容疑者、鬱病者と看護師、男と女。
鬱蒼とした曇り空と独特なカメラワークが、夢と現実の間を揺蕩う。
原発や移民問題、朝鮮半島の歴史などを知っていればもっと深く理解できたかもしれない。
かすかに、で
>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

マルチバースに量子世界、もはや何が起こっても不思議ではない世界観で、ストーリーの?を数え上げても詮無いこと。
次世代を担うキャシーの成長と、スコットファミリーの絆はフェーズ5の幕開けにふさわしく、次作
>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

音楽が「聞こえる」漫画と呼ばれる原作が、どう映像化されるのか、非常に楽しみにしていたのが、想像を絶する表現に度肝を抜かれる。
目まぐるしく変化する光、空気、視点。モーションキャプチャーも相まって迫って
>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

3.0

サイレントからトーキーへ。
激動のハリウッド。混沌と狂乱。
ララランドやセッションを彷彿させる劇伴に誘われ、迷い込んだ世界は万華鏡のように次々に色彩を変える。
監督の映画愛は確かに観客に届いたと思うが
>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.0

見応えたっぷりの長尺ながら、ラストのあっけなさにおいてけぼり。
岡田&坂口のイカれコンビが思った以上にハマっていたのが意外。

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.0

デルトロ作品らしいダークファンタジー。
戦争や思想を絡めた重めのストーリーは息つくひまもなく、これまでのピノキオの物語の中で一番忘れられない作品になりました。

ルパン三世 VS キャッツ・アイ(2023年製作の映画)

2.5

夢のコラボなんだけど、地上波スペシャル番組枠でよいかと。
キャッツアイの世界観がアップデートできていればもっと違った作品になったかも。
杏里さんの令和版主題歌はよかったです。

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

2.7

織田信長の物語は、ドラマや映画で嫌というほど観てきたつもりが、キムタクが信長を演じるとこうなるのか…
良くも悪くも初めて観る信長&濃姫に混乱。
ラストも含め、二次創作マンガみたいだと思ったら、これはこ
>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.0

親友から言い渡された突然の絶交。
小さなコミュニティの中、頑なに拒否される主人公に共感しきれない違和感が残る。
本土内戦に重ねたように描かれる、小さくも酷い戦争の行き着く先が象徴的に描かれるラスト、き
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

はすっぱ女子を演じながらもどこか品のある永野芽郁に救われる。悲惨なテーマながら、どこかクスッと笑える女子の関係がリアル。
大切な人を忘れないには、自分が生きていること。そのとおりだね。

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)

3.0

「モリコーネ」を観たのでこの作品も再鑑賞。
まさかのラストを真逆に覚えていて驚愕。
彼にはこの顛末が似合うけど、なんとも言えない余韻がすごい。

嵐の中、滑るピアノのシーンが好き。

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.0

モリコーネ自身と彼を取り巻く音楽関係者総勢70名に及ぶインタビューと各時代を彩った映画シーンで描かれる巨匠の真実。
なんとなく耳にしたことのある音楽や、何度も見返して、もはや本編よりも音楽の方を愛して
>>続きを読む

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.0

劇中アニメが秀逸。
こんなん同時間に放送されたら困るわ。
どちらかは配信か録画で観ることになるだろうけど、それだと視聴率に反映されないのよね。
しかし、土曜5時に放送されるアニメを観る世代、こんなにい
>>続きを読む

Mr.Children 「GIFT for you」(2022年製作の映画)

4.0

Mr.Childrenの軌跡を30周年記念ライブとファンのコメントで綴る至福の時間。
轟音上映の効果も相まって、ライブ会場にいるかのような臨場感と桜井氏が紡ぐ「言葉」がいちいち胸にささり、中盤から涙が
>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

2.8

旅客機バイオテロに巻き込まれる元パイロットと機上の妻を案じる刑事を、イ・ビョンホンとソ・ガンホが熱演。
不穏な劇伴と揺れる画面が緊迫感を増長するも、韓国作品に対するハードルが高すぎるせいか、不完全燃焼
>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.3

原作が好きすぎて鑑賞するのを躊躇していたのが、世界観を1ミリも崩さず原作イメージをさらにアップデートしたかのようなアニメ化に大満足、そして大号泣。
辻村作品に登場する少し思春期を拗らせた主人公とその周
>>続きを読む

プレミアム・ラッシュ(2012年製作の映画)

2.7

ストーリーはともかく、自転車のチェイスは劇場で鑑賞したいぐらい見応えあり。
シリーズ化もありかな。

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

3.0

素晴らしい楽曲の数々に今更ながらホイットニーの魅力に酔いしれるも、彼女の短くも壮絶な人生を描くには、ややストーリーが単調すぎたかと。
ラストのライブシーンに鳥肌が止まらなかっただけに、少し残念。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

4.5

森から海へ!
海中を漂いながらナヴィに伴走する3時間半は没入間半端なく、現実に戻ったとたん普段以上の重力を感じるほど!
素晴らしかった前作が前振りに感じられるぐらい、濃くて深いさまざまな絆を見せつけら
>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.5

ティ・チャラだらけのオープニングクレジットに早くも涙が。
シュリの、ワカンダのこれからが楽しみ。