ピポサルさんの映画レビュー・感想・評価

ピポサル

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ウィッチサマー(2020年製作の映画)

3.3

最近は頭使わなくてよさそうなのを観てるけどこれもそう。ヘレディタリーに影響を受けているであろう恐怖の演出。まあそれはいいんだけど、ヒロインのヒスパニック系?アジア系?の子がよく女性芸人がマネするような>>続きを読む

Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.6

旦那は仕事で成功していて外から見たら幸せなんだけど、実は自分らしさを失っていてそこにいるのは別に自分でなくてもよいとわかる。そこから自分の人生を歩み始めるって映画は最近多いような。そもそもなんで結婚し>>続きを読む

レフト ー恐怖物件ー(2020年製作の映画)

3.3

途中まではホラー感がいい具合だったけど終盤、フラッシュやチープな映像効果に頼りっぱなしでせっかく積み上げた気味の悪さが台無しに。物語としては悪くないものの投げっ放しにしている感が否めない。窓に反射する>>続きを読む

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

3.3

マスクの下の顔面も怖いってのは良い。まあこいつは殺されるよなってデブがトラップでもなんでもなくシンプルに殺人されてたのは笑った。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.9

オスカー君が父親のいない世界を受容しながら家族が再生する話。ちょっと性善説が過ぎるなと思ったけど想像を超える母親の愛にやられた。

ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.3

ポリコレへの風刺は面白かったし状況が掴めないまま始まるハント、それに人物への期待を裏切られる見せ方も良かったけど肝心の殺し合いに物足りなさを感じる。最後のアクションもカメラワークに頼りきってる感じが否>>続きを読む

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.0

難解だと言われる映画でおもしろい映画はあるのだろうか...お話も人物も脚本も特に引き込まれず、解説も見たけどどうでもよかった。
唯一、ドニーのお姉ちゃんがダークナイトのレイチェル役の人だということはわ
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来る(2018年製作の映画)

3.3

主要人物ごとの幕があるんだけどほぼ独立していて妻夫木聡のドイヒーっぷりや黒木華の破滅っぷりは岡田准一編に活かされないので物語としての面白さは特にない。また、クライマックスである松たか子による除霊、スケ>>続きを読む

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.7

どこか遠くに行きたいと常々思っている自分でも、覚悟を決めて、むしろそれが必然であるかのごとく身一つで飛び出し旅に出る人はどこか狂人かのように思えてしまう。自らの哲学を持ち、他者が差し伸べる優しさも目的>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

悲しみと喪失感、そして同じ場所に留まりたくない、というより留まってはいけないのではないかという感覚。定住しないノマドと呼ばれる人たちは信条があって移動を繰り返す。相互扶助の精神で地球と一体になりながら>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.6

「夢がある」「成功した姿を見せたい」といくら足掻いても大地には勝てない。まるで自らのスタンスを示しているセリを残し、家族が再生し次のステップに進めるよう身をもって役割を果たしたようなおばあちゃんはきっ>>続きを読む

インビジブル(2000年製作の映画)

3.2

子供の頃テレビで観た時はなんだかエッチだなと思ったけどあまりそうでもなかった。思ってたほどやりたい放題していはいない。身体が透明化していくのは当時はすごい描写だったんだろうな。

LOFT ロフト(2005年製作の映画)

3.0

ホラーとシュールが同居してる...これが黒沢清ワールドか...Jホラーの陰湿な空気で怖いところは怖いんだけど、どこか空虚さを感じるセリフっぽい言い回し、そしてラストのミイラでなるほどバランス感覚すげえ>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

3.4

良くも悪くも期待通りというか、ひねりが特になくタイトルそのまま。決してつまらないわけでもなく、かといって驚きもなくまあそうだよね〜くらいの。
やろうと思えばいくらでも過剰にできるしSFやバイオレンスに
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.9

山内マリコ原作の映画、どれもこれまで寒い仕上がりになってしまっていたのであまり期待せず観たら完全に打ちのめされた。

血縁を必ずしも制約として描いていないためここ最近多い家族モノとは毛色が違う。生きて
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.3

具体的には思い出せないけど、自分がこんな楽しい思いしちゃって本当にいいんですか?と思うくらい気分が高揚する瞬間がたしかに人生の中で何度かあったなと思い出すくらい卒業を迎えた高校生たちの解放された具合が>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

「あの頃」パートに割と尺を取っていてそれを回想するのはけっこう短い。この手の俺たちにもこういう青春あったよな系映画はあの頃を経た今をどう生きているか、それをどう受容しているかにカタルシスがあるのでそこ>>続きを読む

サプライズ(2011年製作の映画)

3.7

映画のアイディアがあってそれを実現するための口実があまりにも清々しいのでもはや気持ちがいい。時間が進むにつれてたがが外れていくように良い意味でB級感が増していく。終わり方はもう完全に振り切ってて最高。>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.3

カフェを営む友人の話のように理想や願望に固執すると現状とそれのギャップで不幸になるっていう話。まあ当の本人がどう考えているかは別だけど。
割と長い尺が当てられる前半シンデレラストーリーは飛躍のないよう
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.4

主人公三上が望んだ形ではないにせよ自分のルーツに触れることでもうあの世界には戻らないとおそらく決心した。そこはめちゃくちゃ良かったんだけど......元受刑者がシャバに戻っても生きづらいみたいな話だと>>続きを読む

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.0

教訓めいた言葉をかけるのではなく、相手に関心を持ち話を聞いて、認めて、褒めて、積極的に関与して、失礼な言葉も許容し、トレーニングを伝えるだけで自分の感情と向き合い真意を受容させるフレッドロジャース。聖>>続きを読む

ルース・エドガー(2019年製作の映画)

4.2

解釈を観ている側に委ねる感じ、また登場人物のスタンスなどの抽象さ(例えば父親の"家族の"味方だという発言は特にそうでルースがその家族に含まれているのかどうか)によって、ルースが聖人、そうでなければモン>>続きを読む

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

2.8

撃った弾が必ずあたるアンジャッシュ渡部が半島に残った家族を助けながら脱出を目指すお話。韓国アクション映画の悪いところが目立つ。演出もストーリーもしょっぱいし詰め込みすぎ。最後のママを救うやつは狂った爺>>続きを読む

岳 -ガク-(2010年製作の映画)

3.6

小栗旬のキャラクター造形がめちゃくちゃ良い。原作は読んでないけど辛い過去を持ちながらも決して表には出さない、かつ人を頭ごなしに否定しないおおらかさがあり、そして山に登るすべての人を歓迎する三歩という人>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

高校生が素直さをもって最終的にひとつの方向にみんなで向かっていく姿は本当に美しい...青春の在り方ってたしかに色々あるよなと。それぞれが自分を肯定していくまでの過程が違和感なく普通にウルっとした。
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.7

劇中ほとんど男性は出てこないが、ボートの漕ぎ手も荷物を運搬するボーイも展示会で話しかけてくるオッサンも全員がこの時代の女性の生きづらさを体現する、そして現実に引き戻す役割を担っている。で、中絶を再現し>>続きを読む

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.7

必要な物だけを最小限に持ってシンプルに生きることの良さもわかるし、一見無用でも思い出のある物を取っておきたい気持ちもわかる。極端にどちらがいいと決めつけるわけではなく主人公が自分の一挙手一投足で想像以>>続きを読む

複製された男(2013年製作の映画)

3.2

自分と瓜二つのアンソニーと会ってから物語が加速する。クモ、授業内容、独特な形状の2棟の高層マンションなど暗示も割とわかりやすいのでサスペンス入門としては良さそう。考察も楽しい。ただハラハラするような展>>続きを読む

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.3

どんな狂った映画を見せてくれるのかと思って下調べ全くせず観に行ったけど割と普通だった。前半の観客に違和感を持たせる村の様子は眠くてしょうがなかったしそれが後半に活きてくるわけでもない。襲撃してくる白人>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.3

観ている自分に「アンタは誰ですか」と問いかけられているような気分に。退廃のなかに鋭く心を見透かす萩原聖人は恐ろしすぎるし、それに無防備で向き合う登場人物全員が90年代の日本って感じ。主人公である役所広>>続きを読む

Red(2020年製作の映画)

4.0

夏帆目的で観たんだけど『ブルーアワーにぶっ飛ばす』とは正反対に、自分が我慢してさえすれば物事がすべてうまくいくと考える夏帆が妻夫木聡との再開から自分の人生を選択する話。あまり普段こういうのは観ないので>>続きを読む

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.6

選択肢の少ないなかでみんなの期待に応えることこそが自分の価値であると不器用ながら考える佐々木の、素直で繊細な人物造形はめちゃくちゃ良かった。ラストに向かって急にエンジンかけて泣かせにかかってくる感じ、>>続きを読む

ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.7

目玉が飛び出るジェイクギレンホールさんがサイコパスな役柄ぴったり。映像の美しさもあって引き込まれたけど、どうしても主人公の弁の立ちっぷりが気になる。ここまで口達者であれば廃材の売却で日銭を稼ぐ生活なん>>続きを読む

ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

4.2

こんな田舎はクソだと言いつつ、それでも自分の育ったホームであることは不変。ひたすら自己嫌悪に陥りながらも素直さを認めようと努力する夏帆。自分には旦那がいて、妻子ある一回りくらい上の男と不倫してて何エモ>>続きを読む

トータル・リコール 4Kデジタルリマスター(1990年製作の映画)

4.5

自分にとってSF映画の原体験といえば『フィフスエレメント』とこの『トータルリコール』。真っ赤に染まった大地、無酸素状態で飛び出る目玉、気味の悪いタクシーロボット、税関でとち狂うオバチャン、3つのオッパ>>続きを読む

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

3.3

国語の教科書のような脚本、全てをセリフで説明しちゃう感じ。特にモトーラ世理奈はひどくて2回目の登場時は若干イライラしてしまった。また、"タヌキ"たちを罵倒する男たちは価値観の対抗馬となるわけだけどこれ>>続きを読む

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