nonkasvasさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

4.8

やっぱ死を意識(無と比較)すると生が華々しくみえるのかな。歳とって過去をまるっと肯定するのはそのためだろうな。地球の人と自然を用いてこの世の醜さと美しさを描く。
ストーリーは置いといてアニメーションが
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汚れた血(1986年製作の映画)

4.2

鳥肌がたった。
感動とか映像美とかそんなんじゃなく、爬虫類のような顔でアンナに執拗に迫るアレックスのキモさに。嫌悪感を抱くほど愛に対してまっすぐで。ベッドに残る彼女の抜け毛や吸いかけのタバコの寄りのシ
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.0

オーダーメードのスーツに身を包み、コナンくんみたいな武器を使って無表情に淡々と敵を仕留め、ブランデー片手にクスリと笑えるウィットに富んだクールな言葉で締めくくる。そんなブリティッシュでシークレットなエ>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

3.1

妾も妻も女優もみんな好き!みんなに好かれたい!夢はハーレム!俺がルールだ!
本性を曝け出し見つめ直すといかにも低俗でクズな願望に縛られていることがわかる。そんな映画監督が自分自身をテーマに映画を作ろう
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パターソン(2016年製作の映画)

5.0

まるでハッピーエンドで終わる映画の続きをみているよう。いつものように隣で微睡む恋人にキスをして、いつものシリアルを食べ、いつもの制服を着て、いつもの道を歩き、いつものバスを運転しながらたまに乗客の話を>>続きを読む

アポカリプト(2006年製作の映画)

4.4

ひたすら逃げる。猛ダッシュ。森に入ったら心強い。蜂の巣手榴弾に毒ガエル吹き矢、動物まで味方につく始末。そんな逃走劇はオマケで、メインは生贄を捧げる儀式である。トチ狂った群衆とハンマーヘッドシャークのよ>>続きを読む

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

5.0

久しぶりの映画館。3D。
10年ほど前3000時間ほどバーチャルの世界で生きていたのでこれは観なければと思い一人品川の映画館へ。

映画を見てるというよりなんかのアトラクションに乗ってる感覚に近い。ア
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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

4.1

身の上の不幸もネタとして捉えれば面白い。

あえて危険を冒し自分自身を犠牲にしてまでネタを探す。おもしれーを優先する。マンガは描かないがよくわかる。客観視がすぎると人でなしとかデリカシーがないと言われ
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エル・トポ(1970年製作の映画)

2.8

上映当時、非道徳、暴力、官能、禁忌を犯すこと自体になにか崇高な、力強い意志が感じられたのだろうか。それ自体に美を感じているような。スプラッター系のB級映画のような。
自己探求の到達点は、モグラが太陽を
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

5.0

ウェス・アンダーソン!
ムーンライズ・キングダム!
超良い。全部良い。好き。
タイトルシーンがゲームのスタート画面みたいで1Pか2Pか選べそうなところも、蟻の巣のような家の配色や家具も、木こりの妖精み
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タンジェリン(2015年製作の映画)

4.0

女々しくて男々しい。
女のヒステリックに男の暴力が組み合わさるとすげー怖い。。ちょうど、ライオンと対峙してるような恐怖、なだめるか射殺かどちらかしか助かる道はない。シンディに目をつけられるならジェイソ
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.7

いやいや見逃してた。ただの青春ドラマで万人ウケするような作品かと思ってた。真逆。すごく観客に優しくない映画だった。
登場人物の心の声的なものが一切ない上に、ヒエラルキーや同調圧力でほんとの気持ちを相手
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ホーリー・マウンテン(1973年製作の映画)

4.0

初見。アレハンドロ・ホドロフスキー作品にはじめて触れる。
宗教や信仰、寓話を引用・隠喩、批判・称賛した断片は、全てを理解するにはあまりに膨大な量で、その上テンポよく次から次へとなにかしら意味ありげなシ
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

2.5

開始5分、この映画は大音量で観たいと思い一時停止をして秋葉原へ出向きゼンハイザーの開放型ヘッドホンを購入して大音量で再開したが。。

個人的にはデボラよりダーリン派だしベイビーよりバディの方が断然カッ
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.2

いままでのクストリッツァ作品とは少し印象が違う。(UNDERGROUNDとジプシーのときしかみてないけど)エンドロールに名前を出してもいいんじゃないかと思うくらい名演技をする動物たちと血湧き肉躍るジプ>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.8

ドラーグ族大人4人が横並びになり変な触覚に触れられると色形が変わるところをみる赤ちゃんのシーンが一番好き。
シラフじゃ作れないし、見る側もシラフじゃない方が脳汁の分泌量が多くなる(はず)。構成はシラフ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.8

くだらない最高
屁で海を渡りチンコで行き先を指す。
屁をこき合える親しい人はいるか、チンコ至上主義か、ネクロフィリアではないか、キリスト教の熱烈な信者ではないか、確認してから人にこの映画を勧めたい。
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.0

ビヨンセがエロい!
3人組でデブの後ろにいるのはもったいないなんてプロデューサーだけじゃなく観客親族友達誰もが思ってるわ!
ビヨンセが歌ってる時の顔の表情筋、口の大きさ、唇のボテっと感、素晴らしい。デ
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ウォーキング・ゾンビランド(2015年製作の映画)

5.0

邦題をみただけで5をつけるほどゾンビ映画に対して甘い。ゾンビパロディ系は、下品で皮肉でエログロアホ満載の、個人的に一番げらげら笑えるジャンル。
くだらない、がイチバンの褒め言葉。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.2

さあはい!ここ泣いて!の連続。オムニバスで別ストーリーにしたら?ってくらいひと家族の中でいろいろありすぎ。

杉咲花の娘役がハンパない。MOZUでは真実なんかもうハナからどうでもよくて、香川照之と娘役
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

当時は中二病って言葉はないと思うけどトラヴィスは明らかにそれ。はじめはダサさしか感じないけど、銃を持ち行動に移すと決意してからはだんだんとカッコよくみえてくる。最後、なぜトラヴィスを死なせずに英雄にな>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.8

アメリがブスだったらとてつもなくイライラするけど、あの顔なら豆袋に手を入れてることや水切りが趣味でもむしろわかってあげたい、楽しみを共有したいと思うから不思議。笑
ストーカーじみた行為も奥ゆかしさに変
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.0

勧善懲悪を小馬鹿にしたような作品。
愛を軸に大義を掲げればひとは変態でも犯罪者でも許される、正義の味方になり得る。
AAAの西島くんがまさに盲目でド変態なヒーロー顔していて良い。

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007年製作の映画)

3.7

テンポがいい。イギリス訛りがかっこいい。わかりやすい伏線を気持ちよく回収。いえあと声に出るくらい爽快なアクション。人に勧めやすいコメディ。良作。

ジプシーのとき(1989年製作の映画)

3.2

「アンダーグラウンド」のような悲劇をベースに喜劇としてみせる作品かと思いきや喜劇要素は少なめ。音楽もどことなく暗くじめっとした感じで、からっとした陽気な男がいない。
クストリッツァ作品は動物を演技させ
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.6

周りでは評価の高い言の葉の庭も秒速〜もいまいちピンとこなかったので世間とズレてる感覚を再認識するのが怖く、観ることを躊躇ってた。もしムカつくほど納得できなかったらどうしようとドキドキしながら観始めたが>>続きを読む

デリカテッセン(1991年製作の映画)

1.7

単純に好みじゃない。笑えない。
カメラのアングルがいちいち斜め上やら顔面ズームやら奇をてらった感じが鼻につく。登場人物のキャラもありきたり。ブラックユーモア加減も肌に合わず。。
アメリもミックマックも
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

5.0

いままで食べたことないものを食べた感じ。冒頭の銃をおもちゃのように撃ちまくる男の後ろに走ってついてくるブラスバンドのシーンから惹きつけられ、「許そう、しかし忘れまい」からの皆が踊り狂うラストまでの約3>>続きを読む

BULLET BALLET バレット・バレエ(1999年製作の映画)

3.8

塚本晋也、というか石川忠のファンになった。音楽がかかると目をひん剥き聞き入った。
途中モヒカンにするんじゃないかと思ったほど「タクシードライバー」で、ママス&パパスが流れそうなほど「恋する惑星」な部分
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180°SOUTH/ワンエイティ・サウス(2009年製作の映画)

-

山や海の恐ろしさが際立って冒険なんか行きたくねーよって思うと同時に、家でケータイ片手にレビューを書く自分が情けなくなる。旅に出なきゃいけないんじゃないかという気分になる。

何を得られるかはわからない
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

5.0

この映画をより鮮明に観たいがために4Kテレビの購入を検討中。そして映画館で観なかったことを後悔。
子供の頃から高いところがあると飛び降りたい衝動にかられたり、スノボー初心者のくせに10mのキッカーに挑
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

4.2

後半からのお父さんに萌える。
ビリーがダディに内緒でバレエを練習していたことも、炭鉱のストも、ビリーのかわいさすらも全て後半からのダディの萌えを最大限にひきあげるための布石である。信念よりも息子の夢、
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.7

18歳の頃、当時付き合ってた彼女の家に転がり込み、彼女のお姉ちゃんと三人で暮らしていた。6畳くらいの畳の部屋で布団とCDラジカセしかなく、彼女が持ってたこの映画のサウンドトラックをひたすら流していた。>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

-

当時中二か三、友達の家で六人ぐらいで観た。だれが生き残ると思う?という突発的な問いに対し、全員一致でおれだった。理由が強いから、運が良さそうだから、頭がいいから、ではなく、躊躇なく人を殺しそうだから。>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

2.3

「羊たちの沈黙」から間髪いれず観る。

冒頭からクラリスだれ?ってなったまま追いつけず、またレスター博士が何故そこまでクラリスのことが好きなのか細かい描写もなく進み、そこまでショッキングなグロさもない
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.0

再見
もともと警察の推理モノが苦手で、極端に功績求めたり頭が固いひとがいたり、偶然のヒラメキで展開したりありきたりで、この映画も例外に感じず。。
最後クラリスが表彰されるときはなぜか同僚の立場になり嫉
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