nonkasvasさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

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百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

安藤サクラと新井浩文の演技力が素晴らしい。新井のドSダメ男キャラが似合っていていい。全体的に間の使い方が好き。

黒い家(1999年製作の映画)

3.7

失楽園、家族ゲームの監督。
大竹しのぶの狂気じみた演技と独特なカメラワークが印象的。
心がなく、完全主義な殺人犯を見事に演じていたが、ちょいちょい笑ってしまうセリフやカメラワークに狂気さが半減。
シブ
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渇き。(2013年製作の映画)

3.9

もう一度みたい。

いまの若者ならどうとらえるのか。
リリィシュシュのように、時代をきりとっていたのか、ヤングなトレンドを理解してないのでただ異世界にみえてしまった。

清須会議(2013年製作の映画)

3.2

題材は面白い。
もっとコメディ色の強いものかと思ったら案外笑いが少なかった。
ごはん食べながら、誰かと見るなら、ほっこりするなら三谷幸喜を選ぼう。

永遠の0(2013年製作の映画)

3.4

零戦に乗る特攻。それを指示する上官。送り出す部下。帰りを待つ家族。どれをきりとっても物語になる。
戦争は、命を扱う物語は、理屈とか頭で考えることよりも愛とか感情を大事にするべきだと思わせる。
亡くなっ
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共喰い(2013年製作の映画)

3.7

田舎の閉鎖的な雰囲気が気味悪く、満足しないけど悦びをその中からみつけて生きていくことが当たり前だと思わせる。

人間の欲望そのものは汚いものなのか、許せないのか、許すことが悪として拒絶することが大事な
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TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.6

ヒップホップのミュージカルという新しい試みに血飛沫とエロが加わり、絶妙にダサく気持ちいい。
今の日本語ラップシーンを代表するアーティストが多数出ていて、ミュージックビデオのようだった。

そして父になる(2013年製作の映画)

2.6

個人的に結婚願望はあまりないが、これを観てさらに結婚に対する拒否感が生まれた。家庭があって子もいればこの映画の捉え方も違った気がする。

おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

4.4

ラスト、雨と雪というネーミングに意味をなすような結末がにくい。
あめは雨とともに去り、ゆきは人間と雪どけをするまで、花の成長と子供たちの葛藤を描く。

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.7

どこで一時停止しても絵になる。
効果音一つ一つすばらしい。
当時、この作品を見た人たちにどんな影響を与えたのか。
いま、同じ制作スタッフと時間とお金をかけたらどんな作品が生まれるのか。

人間が手がけ
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脳男(2013年製作の映画)

1.2

感情が欠落した男が悪を成敗する物語はいいが、映画化にアラがみえる。
一番許せなかったのはロボットのような生田斗真の髪型が無造作に決まりすぎているところで、ポマードで七三にしてほしかった。
染谷くんと二
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地獄でなぜ悪い(2013年製作の映画)

3.6

映画オタクの狂気じみた情熱、ヤクザの男らしいかわいさ、二階堂ふみのエロス、ラストの血飛沫、もったいぶった死など微塵もない爽快アクション。
園子温監督の作品は、出演俳優を好きになる。

土竜の唄 潜入捜査官 REIJI(2014年製作の映画)

1.0

笑いもドンパチも中途半端。勢いもなくテンポも悪いが、生田斗真がカッコいいから全て許せる。脳男、人間失格も見てみようと思った。

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.3

あーなったからこーなると全て説明されると嫌になる。合理化をせずランダム性を強くすることで意味づける気力を削ぎ、感覚に鉄を流し込む。
効果音と音楽で無機質と有機質が融合する感じが助長される。テンポのよさ
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シャニダールの花(2012年製作の映画)

3.9

答えがない。不明瞭のまま終わる。
どっちが正しいのか、主観はどこにあるのか、花は雄しべと雌しべを兼ね備えているように両極を抱いたままでいい。
信じるものしか認めないことをやめて、拒否でも好意でもなく全
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エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

2.7

浅野忠信が実験音楽やそれらの類が好きなことをこの映画で知った。
タイトルは「神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや」という意味で、イエス・キリストが処刑される際に言った言葉である。
元暴力温泉芸者の中原昌也
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SHORT PEACE ショート・ピース(2013年製作の映画)

3.2

監督 森本晃司(オープニング)
大友克洋(火要鎮)
森田修平(九十九)
安藤裕章(GAMBO)
カトキハジメ(武器よさらば)

雰囲気先
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ヒミズ(2011年製作の映画)

4.8

邦画ならば、世の中に不満だらけで道徳を罵倒する青春映画か、男臭く真似したくなるバイオレンスものか、映像が綺麗で俯瞰した観点をもつふわっとした作品が好み。その好きな青春映画のなかで、リリィシュシュに並ぶ>>続きを読む

ジョゼと虎と魚たち(2003年製作の映画)

4.6

観た当時のライフスタイルに影響を与えた作品。サントラを買ったり、ジョゼのセリフを覚えたり、トンネルに入ったら手をかざしてみたり。あの頃の時間と一緒にこの映画はいて、アルバムのように、みれば鮮明に当時を>>続きを読む

悪人(2010年製作の映画)

4.5

「悪人」という言葉で収める世間を皮肉る。もしくは、悪人なんかじゃないと受け入れる人の優しさを裏切る。人を殺せば悪人なのは当たり前で、罪悪感を感じれば感じるほど人の優しさが苦しい。むしろ悪人のままが楽だ>>続きを読む

青い春(2001年製作の映画)

3.6

松本大洋の短編集のひとつを実写化。
見たのは高校生か卒業後すぐあたりか、内容はうる覚えだが、松田龍平と新井浩文のことがこの作品をきっかけに大好きになった。

八日目の蝉(2011年製作の映画)

3.7

永作博美の可愛さが異常である。
小池栄子の演技に不自然を感じ、最後まで慣れなかった。

2度目の鑑賞
小池栄子の感情を極力表に出さないような喋り方に一度目は違和感を感じたが、理由がありあえて演じていた
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.0

アバターの格闘シーンに魅了される。
山下達郎の曲が頭に残る。
親戚一同集まって飲み食いする場面では主人公に自分を重ね、居づらくはないが心地よくもなく若干緊張する様子に共感した。

REDLINE(2010年製作の映画)

3.7

まさにweed向け。
アニメーションが気持ちいい。

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.0

色彩美、沢尻エリカのポロリ、以外よかったと思うところはないが、その二つだけでも見る価値アリ。

空気人形(2009年製作の映画)

3.4

ペ・ドゥナ演じるダッチ・ワイフがはまっていて、たどたどしい日本語や血の通ってなさそうな風貌、人形のような顔に独占欲をもちつつ、心をもち独立する様を応援したくもなる。

凶悪(2013年製作の映画)

3.1

俳優陣と、死刑囚が告白した実話というだけで映画館に観に行く決め手になった。ウシジマくんを読んだ時のように、みたあとには脱力感しか残らない。

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

3.0

赤軍に興味を抱き早速観た作品。
そして全てを知ったわけではないが、もう赤軍いいやと満腹になったわけは、飽きやすい性格もあるが知りたかったもの全てがこの映画にあったからだと思う。
更な、若松監督ファンの
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キャタピラー(2010年製作の映画)

3.2

四股切断された夫を面倒みる妻の苦悩。
若松監督の他の作品をもっと見てみたいと思った。

カラフル(2010年製作の映画)

2.8

映画を見る前に予告を見て、今敏監督の映画のような色彩豊かな奇天烈系だと思ったが、実際はストーリーがしっかりしていてゆっくり進んでいく。
それに自分勝手に裏切られ、イイ映画だったという思いがない。評価も
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生きてるものはいないのか(2011年製作の映画)

3.3

世界が死ぬ。
死に対して尊厳がなくただ逝く。
次々と逝く。
死を身近に感じて日頃の行いを改めろとか他人に優しくしろとかいう説教じみたことは一切なく、みな何も残さず無駄に逝く。
破滅へ向かう世界を傍観す
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.7

いろいろ書きたいことがあるが、糸井重里が付けた「生きねば。」というキャッチコピーも、庵野監督の不安定な声も、ユーミンの「ひこうき雲」も、タイトルがピンクなのも全て、なぜか宮崎監督の愛情が感じられて良か>>続きを読む

悪の教典(2012年製作の映画)

4.4

2013年度一位。
時計仕掛けのオレンジを彷彿させる、秀才のために人間の道をはずれた男のキチガイさとドンギマった目を演じた伊藤英明の演技の素晴らしさ。そして、テンポのいい殺人シーンで悲鳴に気持ちよさも
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精神(2008年製作の映画)

3.4

渋谷か新宿の映画館で見た記憶があるが内容がはっきり思い出せない。
一人か誰かと見たかも記憶にないが、辛辣な映画で万人受けするものではないことだけは覚えている。
決して楽しい思い出ではないがこの映画を見
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.9

いわゆる中二病が描かれたものに惹かれてしまう。
ドキュメントかと思うほど自然で、せまい世界で苦しんだ中学生の頃が懐かしく想う。
salyuのライブ会場外のモニターで歌声を聴く、15歳の子の心情がぐちゃ
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