はくまいさんの映画レビュー・感想・評価

はくまい

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ロボコン(2003年製作の映画)

4.0

色素が薄く脱力した部活動が、試合を通して団結を深める姿がよかった。部活の映画はたくさんあるけど、脱力感と程よい熱さがあって、ちょうどいい温度感の作品だと思った。

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

2.7

自分が知らない世界を覗き見した気分。知らないままでもよかったかもしれない。

21世紀の女の子(2018年製作の映画)

4.2

メモしたくなる言葉がたくさんあった。文字やセリフでは表現できない感情を透き通った映像で表していてとても良かった。一度見ただけでは理解できないシーンがいくつかあったので、また見返してみようと思った。

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.2

夢という狂気をユーモラスに描いていて面白かった。メモしたくなるセリフがいくつかあり、見応えがある。

花とアリス殺人事件(2015年製作の映画)

2.7

周りを振り回して友情を手に入れていく姿が、好ましいと思えなかった。ところどころ見ていられなかった。
アニメーションの動きは独特で面白かった。

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

4.0

とても綺麗な毒親映画。親が自分を正当化しようと、子どもを異常扱いしてるのが不快だった。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.2

正義感が仇となり、生きづらさを抱えてしまう主人公。それでも自分の足でしっかりと立って、前に進む姿が格好良かった。兄弟での対比も印象的。

今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

5.0

極めて純度の高い純愛映画…。構成、色使い、映画への思い、全てが素敵。予告などの前情報を入れずに見た方が良いと思った。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

飯テロとコメディの融合が素晴らしかった。包丁の使い方同様、SNSも使い方次第で凶器になり得ないという教訓をポップに伝えてくれる。

百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

年齢、性別、貧困、諸問題をうまく描いた作品。無音と音楽の使い分けも良かった。一見淡々として見える生活の中に起きていく激動が、どれも刺激的でリアルだった。

シックス・センス(1999年製作の映画)

-

オチに気付いてから退屈に感じてしまった。どんでん返しがあると言われると、それ以外の物語がおまけのように感じてしまうので、この手の映画にも向き不向きがあると思った。

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.7

こんなにも緻密でリアルな学校描写は、かつて見たことがなかった。綺麗事が一切なかったが、その分、ひとりひとりのまっすぐな思いが交錯していて引き込まれた。表現のひとつひとつにも深く頷いた。登場人物が、自分>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.1

時系列やカット割が斬新なので、関心を持続したまま鑑賞できた。自分軸の人が幸せを掴んでいく姿は、ゆっくり毒殺されるかのような気分だった。もう見ることはないだろう。

ドキ死(2018年製作の映画)

3.6

スピード感があってダレずに見ることができた。軽い気持ちで見られるラブコメ。

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.5

東京の異常性が浮き彫りになっていて、物語というより表現の仕方が良かった。ニヒルで擦れている主人公に、あまり愛着を感じなかったが、表現のためには致し方なかったのかもしれない。

アメリ(2001年製作の映画)

5.0

ロマンチックの中に毒っ気もあり、アメリが構築していく世界がとにかく素敵だった。内気でも、自分なりの人とのコミュニケーションの取り方があり、世界と調和が取れることを作品を通して感じた。何度も観たい作品。

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

4.3

ホラー映画は苦手だが、1はホラー要素が少なく観やすかったため、2も視聴した。それぞれのキャラクターとストーリーの組み合わせ方が絶妙だった。1度比べてエキセントリックでグロ描写も多かったので、ホラー映画>>続きを読む

アイドル(2018年製作の映画)

-

人気なカルチャーにはそれなりの理由があると思い、食わず嫌いせずに観てみた作品。ファンではなかったが、その魅力を感じ取ることができた。食わず嫌いはよくない。

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

4.5

それぞれが抱えるコンプレックスを、すみっこぐらしの温かい世界観に沿って巧みに描かれていた。

空気人形(2009年製作の映画)

4.4

透明感のある綺麗な映像と対照的に、人の汚さが顕著に出ていた。考えさせられる作品。

パプリカ(2006年製作の映画)

-

とにかくすごい。10年以上前の作品なのに古さを感じさせないどころか、新鮮さしか感じないさせないことと、発想がサイケデリックでユニークなのに、登場人物が時折本質をついた発言をするところがすごい。不思議な>>続きを読む

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

2.5

この作品は作り込んである偽物であり、個人的にはあまり魅力を感じなかった。学生時代にあった本物を、作品を通して模倣することはもはや不可能なのではないか。

月極オトコトモダチ(2018年製作の映画)

2.9

登場人物の発言に筋が通っておらず、展開に煩わしさを感じた。こういう人たちが現実にいるのも事実だけど。自分の指針に背くものでも引き受けなければならなかったり、それがプロとして見なされることへの疑問を感じ>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

5.0

これは妄想なのか、現実なのかが分からなくなるが、感情だけはたしかにそこにあった。コミカルだけど繊細に感情を描いていて、感取するものがたくさんあった。

怒り(2016年製作の映画)

-

多方面の視点で物語が進むため、飽きることなく引き込まれた。人を信じるも信じないも最早ギャンブル。

セトウツミ(2016年製作の映画)

-

絶妙なテンポで更新されていく物語。高度なコメディ映画。

告白(2010年製作の映画)

-

視点と立場の違いで起こる齟齬。そして地獄が地獄を呼び、純潔な気持ちも蔑ろにされていく。極めて残酷だが、皮肉にも芸術的で美しい不思議な魅力を持つ作品。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

2.8

テンポが悪く、登場人物の書き分けが粗いように見えたが、良質なビートルズの音楽によって、一定の秩序が保たれていた。

TIME/タイム(2011年製作の映画)

-

整然としているメタファーが、見るものを圧倒させる。見応えのある作品。

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