katojjjさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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悪魔のような女(1996年製作の映画)

3.0

シャロン・ストーン全盛期の頃の作品であるが、なんか急に安っぽいホラー映画みたいな展開になったりして、なんだかなぁ〜なサスペンス映画でした。

主演二人よりキャシー・ベイツの妙な貫禄と存在感が印象に残る
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SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

3.8

他者の影として生きてきた男の辿りつく先を、荒唐無稽でファンタスティックな活劇と驟雨に煙る黒澤明的映像でみせる。

『HERO』のように派手なアクションが満載な作品ではないが、胸にガツンとくる一作。
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THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

4.4

三谷幸喜らしい舞台劇的作品。

大晦日映画の代表作(大晦日映画というジャンルがあるのか知らないが)。

大晦日の夜のホテルを舞台に、客とホテルマンの複数の物語が同時進行する長さを感じさせない良作。
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イヤー・オブ・ザ・ドラゴン(1985年製作の映画)

4.2

辰年なので『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』から始める。

マイケル・チミノ監督による独特のクセを持ったクライム・ドラマ。

世代交代を目指して残虐な策略でチャイナタウンを血で染める若きリーダーとチャイニ
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ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

4.2

欧米風の田舎町で勃発した騒動に巻き込まれた売れない役者、村田大樹は騙されたまま偽りの映画撮影にノリノリで臨む。

村田役の佐藤浩市の演技に笑いっぱなしになるドタバタ・コメディの大傑作。
時代設定がよく
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処刑人(1999年製作の映画)

4.1

神の啓示を受けた兄弟が悪人退治をする様をコメディタッチで描いた怪作。

色々と中途半端な感じはあるが、ウィレム・デフォー先生の怪演の助けもあり、魅力的な作品になった。

一番好きなのはビルから便器落と
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

4.0

主人公ステラが幽霊屋敷から持ち出した本に書かれたことが次々と現実になる。

ジュブナイル風ホラーだが雰囲気は本格的。怖さはあまり感じないが、モンスター造型が見事で、ラストまで飽きずに楽しめる作品。
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トゥルーライズ(1994年製作の映画)

4.0

戦闘機が高層ビルに激突するなどスケールの大きなアクションが展開する、まさに贅沢なハリウッド娯楽大作な映画だが、中身はドタバタ・コメディ。
面白いからこれでいいのだ。

シュワちゃんよりジェイミー・リー
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.7

藤井道人監督の演出力はスゴいと思うし、全体の雰囲気も自分好みの作品なのだが、あまりのめり込めなかった。

衝撃的な真実が途中で明かされたりとか、展開も悪くないが、それぞれの登場人物に語られている以上の
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.4

見事な映像。ノーランならではのスペクタクル映画と言っていいが、ただそれ以上に刺さるものがない。
個人的に戦争映画はあまり合わないタイプなのもあるかも。

あとこれは映画館で観ないといけない作品なんだろ
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霊幻道士(1985年製作の映画)

3.9

キョンシーブームの火付け役となった有名作。

パワフルなアクションとバカバカしくもゴキゲンな役者陣の演技。
雑なストーリー展開も含めて、良くも悪くも80年代香港映画の楽しさが詰まった作品。
完成度云々
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.5

ラジオドラマの生放送直前に大女優がワガママ言い出したことから始まるてんやわんやを描いた三谷幸喜の初監督作品。

笑いに溢れたコメディであると同時に、胸熱なお仕事ドラマでもあるという大傑作。

舞台が深
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狂覗(2017年製作の映画)

3.5

生徒の持ち物検査を秘密裡に行なう教師たち。だが生徒の秘密より自分たちの秘密が露わになってエラいこっちゃな状況に。

昔の怪奇映画みたいなザラザラした暗い映像の中、不快な事実と真実が暴かれていく。

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フライング・ギロチン(2012年製作の映画)

1.5

映画ではなく映像を延々と観せられている感じ。
なので、血滴子の悲しみがあまり伝わってこない。
映像技術だけで中身が追いついてこない作品でした。

百円の恋(2014年製作の映画)

5.0

ド底辺が輝く世界。
人はそれを「映画」と呼ぶ。

『ロッキー』超えした奇蹟の日本映画。
 ↑
信じるか信じないかは観てから判断してください。

ラストスタンド(2013年製作の映画)

4.3

キム・ジウン監督のハリウッドデビュー作にしてシュワルツェネッガーの久々の単独主演作。
興行的にはアメリカでも日本でもコケてしまったようだが、面白さは文句なし。

前半の大都会で展開するアクションもいい
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殺人鬼から逃げる夜(2020年製作の映画)

3.0

耳が聴こえない人物が異常な殺人鬼に追われたらどうなるか?

主人公の自宅にある音がすると光るランプなどの使い方は上手く、なかなかスリルはあるが、一方で肝心の殺人鬼野郎は超ガサツな男で、これは逮捕される
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.6

殺人鬼と女子高生の魂が入れ替わる設定は好きだが、全体的にインパクトは薄目かな。
それでも面白いことは面白い。

隠し味は家族のドラマ。
けっこう泣かしにくる。

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.5

誰が誰で誰の誰なのかがすべて把握できず。
これが顔のすぐわかる人が出ている邦画ならもっと感動しただろう。
これだけ多くの人が出ていてもローワン・アトキンソンだけは出番が少なくても強烈な印象を残すから大
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ブリムストーン(2016年製作の映画)

4.2

知る人ぞ知る大傑作。
ただ一般的にはウケない。
なので人によっては大傑作と言うべきか。

敬虔なキリスト教徒で厳格な家父長制論者、ではなく、ただのキ●チ●イのサイコの変態野郎の牧師が、耳は聴こえるよう
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スパイ・ゲーム(2001年製作の映画)

3.4

トニスコらしいチャカポコ演出だが、せわしなく人が動く割には退屈な作品。
大規模な爆破など派手なシーンもあるが、あまりスリルを感じない。
アクションより頭脳戦がメインの物語だが、スパイものにしては意外性
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龍が如く 劇場版(2007年製作の映画)

3.0

映像もノリも昔のVシネみたいな映画。

ゲームしないから原作をタイトル以外はまったく知らないせいもあるだろうが、ストーリーがよくわからん。
おそらく終盤に登場する真木蔵人や高岡早紀が本筋での重要人物な
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声もなく(2020年製作の映画)

4.0

犯罪の下請けで生計を立てる口の聞けないテインと片足が不自由なチャンボク。
ある日二人は組織の大物から誘拐された11歳の少女を1日だけ預かることになるが。

犯罪と社会的弱者をテーマにしながらも、全体的
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.5

雰囲気は抜群で無駄のない展開だが、それでもやや退屈。

敬虔なキリスト教一家に襲いかかる悲劇を描くが、魔女や宗教に無関心だとこの映画は辛い。
日本人には宗教2世問題のドラマだと思えば、結構わかりやすい
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メイフィールドの怪人たち(1989年製作の映画)

3.6

最近引っ越してきた隣人が怪しいと、なんとなく疑惑を抱いた三人のご近所さん男性。事態はやがてのっぴきならない方向へ行く。

勝手な思い込みが大袈裟な展開に突入していくホラー仕立てのコメディだが真相は如何
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サムライ(1967年製作の映画)

5.0

ジョン・ウー監督『狼/男たちの挽歌・最終章』の元ネタとしても有名なフレンチ・ノワールの大傑作。

静謐でスタイリッシュ。殺し屋を主人公にしながらも派手さを排除したムーディーな映像世界に酔いしれる。
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the EYE 【アイ】(2002年製作の映画)

3.7

オキサイド・パン監督の演出はなんかぎこちなくて、幽霊らしきものが出てくるシーンも怖くなかったりするが、それでも妙な味わいがあってけっこう好き。

ハッピーだかバッドだかよく判らない話の締め方もいい。
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

キレやすい上に、ずるさや卑怯な部分がないことが逆にマイナス面となり犯罪者になってしまった男。そんな男が長らく過ごした刑務所の外でフツーに生きていくことは難しい。

自分がフツーに生きるためには、目の前
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プロジェクトV(2020年製作の映画)

3.0

世界各地を舞台にした国際派アクション。
そのため派手な見せ場は満載だが、派手な割にアクションの迫力とキレは平均的。
肝心なジャッキーの部下達のキャラもユニークさに欠け平凡。
クライマックスの大バトルも
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ヤッターマン(2008年製作の映画)

2.8

子供向けのお話なのに下ネタも満載なところは三池崇史監督らしい。但し笑えない。
ラストの親子が崖を下って帰っていくシーンは面白かった。

話題になったコスチューム姿の深田恭子だが、あまりその魅力を活かし
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ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!(2020年製作の映画)

3.7

約77分後に時空が歪んで人類が滅びるから救ってくれと未来人から頼まれたミュージシャンのビルとテッドが過去、現在、未来に行ったり来たりして人類を救うために奔走する。

ごきげんでくだらないコメディだが、
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東京無国籍少女(2015年製作の映画)

3.2

ある学校の特待生の藍は不眠に悩まされ、同級生からイジメを受け、教師からはなぜか冷たく接せられていた。
あるとき藍は突然「お前は誰だ」と同級生から外国語で尋ねられ、狂ったように巨大なオブジェの製造に取り
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ムルゲ 王朝の怪物(2018年製作の映画)

4.0

実録ファンタジー活劇。

疫病が蔓延する1500年代前半の朝鮮。その疫病は怪物ムルゲの仕業とされ、王は武芸の達人ユンを宮廷に呼び戻し怪物討伐を命じる。しかし宮廷内では不穏な動きがあった。そして怪物は本
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.7

一千万人が暮らす東京で出会った生きづらさを抱える若い男女の物語。

平成末期に放たれた生きづらさ系ドラマ。
話は割とサクサク進むが、メッセンジャー役的なストリート・ミュージシャンの女性がくどいほどに出
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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.6

暗喩映画。

結婚して家庭を持ち、家を買う。
多くの人にとって当たり前な人生。しかしそれが実に残酷で理不尽なことか。
そんなことを描いた風刺サスペンスなのだろう。
但し、あの不気味な子供は人間ではない
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ルーム(2015年製作の映画)

4.3

オールド・ニックという男に捕まり、7年間も狭い納屋に監禁されたジョイ。5歳になるジャックはその間に産まれた子供。
ある日、ジョイと共に脱出に成功したジャックは初めて大きな世界を知る。

監禁されていた
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